孫の春休み社会見学2025 Part Two （川崎市「水とかがやく未来館」）

2025/03/31 - 2025/03/31

春休み社会見学第２弾は、川崎市上下水道局の長沢浄水場と「水とかがやく未来館」です。孫二人と祖父母の４人で見学に訪れる予定でしたが、この日は私と上の孫が都合で参加できず、下の孫（小３）と祖母（妻）の２人となりました。以下の記事は、参加した祖母から聞き取った内容を記録した簡略版です。

エリア 登戸・新百合ヶ丘(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

３月３１日（月）曇り
朝８時過ぎ、孫をピックアップして浄水場通り（神奈川県道13号）を辿り、20分ほどで長沢浄水場に到着。隣には東京都水道局長沢浄水場も並んでいます。

正門を通り過ぎて西門のインターホンを鳴らすと、すぐさま担当者数名が出迎えてくれ、駐車場まで案内されます（写真を撮る暇もないのでこの写真はGoogleマップから拝借）。

見学はネット予約済みです。

５月の連休を過ぎると、川崎市内の小学校の社会見学が連日訪れるので、このような個人レベルの見学は難しくなるそう。この日の見学者は我が家の２人だけ。じっくりと見学することができました。

見学内容は、
DVDの上映及び概要説明 約50分
展示施設見学 約50分
浄水場見学 約50分
となっています。

川崎市上下水道局長沢浄水場の概要
浄水方法
上水道　　　　凝集沈殿・急速濾過
工業用水道　　凝集沈殿

施設能力
上水道　　　　280,000m3／日
工業用水道　　275,000m3／日

長沢浄水場は相模川を水源とし、主に相模湖と津久井湖の表流水を受け入れています。

水源からの導水の大部分は地形の高低差を利用した自然流下により行っています。
この原水は隣接する東京都の長沢浄水場にも売却しており、代金は施設維持に活用されています。

水源からの道のりは航空写真（Googleアース？）を利用した巨大液晶パネルで辿ることができます。

実は、孫たちは３年前にこのルートを実際に訪れています。
https://4travel.jp/travelogue/11757938
https://4travel.jp/travelogue/11765890

やどりき水源林にも訪れたことがあります。

水源林の維持管理についても勉強します。

水の循環についておさらい。

続いて、浄水場の処理工程について説明していただきます。

浄水処理工程
導水ずい道　　→
着水井　　　　→
活性炭接触池　→
沈でん池　　　→
急速ろ過　　　→
配水地　　　　→
各家庭へ（長沢浄水場からは鷺沼配水地、生田配水地を経由して各家庭へ供給されています。）

沈でん池のしくみ

水質管理について

水をくばるゾーン

漏水探知器を使った水漏れ調査の疑似体験ができます。

水道管（K形ダクタイル鉄管）

水をつかうゾーン

４人家族で１日に使う水の量はこんなにも多いんだ！

下水は等々力水処理センターで処理され東京湾に排出されています。

災害対策用給水装置格納庫の様子

広大な長沢浄水場を利用して太陽光発電も行っていて、施設で使用する電力の一部を賄っています。

続いて未来館を出て浄水場見学。
現地見学は原則として写真撮影禁止。許可された場所でのみカメラを使うことができます。

このようなルートを歩きます。

一通り見学を終えた後、高台から施設全体を眺めます。ここからの撮影はOKです。

工業用水の第１沈でん池
工業用水道施設は露出していますが、家庭用の水道施設はすべて上部が覆われています。

ずい道内敷設鋼管の説明

こちらは水道施設。
活性炭接触池、第３沈でん池、第４沈でん池、ろ過池などが連なっています。

こんな感じです。

左側の白い建物は水管理センター。構内各所で採取された水がここで24時間体制でチェックされています。

約２時間半の見学を終え、最後に記念写真を撮っていただきました。丁寧にご案内いただきありがとうございました。

帰り道のスシロー川崎水沢店でご褒美ランチ（写真はGoogleマップから拝借）。

ごちそうさまでした。