2025年3月ダイヤ改正、小田急多摩線、復活千代直急行を撮る

2025/03/21 - 2025/03/21

2018年の小田急複々線化完成と同時に、小田急多摩線から新宿方面に直通する電車が増え便利になった一方、それまでの多摩線から地下鉄千代田線に直通する電車がいったん消滅した。
今回の2025年3月改正で、日中、20分間隔で常磐線内始発の千代田線直通電車がそのまま小田急多摩線まで再び直通することになった。種別は小田急線内は急行。
同時に、日中の小田急多摩線の電車は全て、新宿か千代田線内へ往く急行電車に統一された。急行は多摩線内は各駅に停車する。多摩線内は追い抜き設備のある駅が無いので理にかなっている。
便利になった多摩線のはるひ野へ行ってみた。

エリア 登戸・新百合ヶ丘(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

朝ラッシュ時直後の代々木上原駅。
ラッシュ前ｊの事故を引きずっており、列車に遅延多発、引き上げ線がいっぱいで地下鉄の電車が折り返せない。

東京メトロ 千代田線 乗り物

そんななか、多摩線直通唐木田行き急行が到着。
ホームに並んでいる乗客は、この後の快速急行を待っている模様。

小田急小田原線 乗り物

下りの多摩急行はガラガラ。
今回から、日中の小田急多摩線電車は全て、小田原線直通の急行となり、多摩線内は各駅停車となった。

代々木上原駅 駅

撮影地点のはるひ野駅に到着。
小田急の駅で一番新しい。多摩線は21世紀になって開発が進むエリアが多いが、撮影ポイントはあちこちにある。

はるひ野駅 駅

駅至近の直線が撮影地。

小田急多摩線 乗り物

ここはすぐ近くを京王相模原線も走る。

京王相模原線 乗り物

朝ラッシュを終えて、唐木田の車庫へ帰るJR乗入車E233系。
7年ぶりにここに来るようになった。

新宿行急行。
20分パターンで千代直急行と新宿行が交互に来る。

はるひ野駅を出発する唐木田行き千代直急行。

都営新宿線からの直通電車が向こうを走る。
多摩線より相模原線の方が本数が多く、地下鉄直通電車も多い。

都営地下鉄 新宿線 乗り物

はるひの駅停車中の千代田線電車
多摩ニュータウンは一挙に開発をせず、段階的に開発を行っており、諏訪地区のように老朽化高齢化が進むエリアもあれば、ここ、はるひ野や若葉台のように、2000年代前後に開発されたエリアもある。
1970年代に開発された所は、いわゆる公団団地形式の建物が林立してるが、最近の開発地は戸建と高層マンションを組み合わせて造成している。
特にここ、はるひ野地区は川の水源があり、出来るだけ緑地を残している。

はるひ野駅 駅

はるひ野駅周辺風景。
小田急の線路の向こう側、京王線との間にある低地が水源地として保全された場所。相模原線の先の斜面に造成された新しい戸建て住宅が並んでいる。
小田急のトンネルの上に山があり、戸建空宅地の背後に続くが、これが神奈川県と東京都の境界になっている「多摩稜線」。「よこやまの道」というハイキングコースが尾根筋を縦走してる。
写真を撮った地点は標高が既に100mあり、トンネルの上の稜線は標高が135mはある。

はるひ野駅に戻り、永山で京王相模原線に乗り換える。
新鋭5000型が来た。

はるひ野駅 駅

京王永山駅。はるひ野駅の隣で小田急との乗換駅。
京王相模原線は、20分パターンダイヤで、日中は1時間当たり特急3本、新宿線直通電車6本が走る。
特急は起点の橋本から新宿まで通しで通過運転を行い速い。その他お電車も、調布から京王線内は快速か急行となり、新宿線に入って千葉の本八幡まで行く。
多摩ニュータウンから都心へは京王の方が便利であり、利用者も多い。

京王永山駅 駅

橋本行に乗車、橋本から横浜線に乗り換えて帰途に就いた。
永山駅周辺は、諏訪地区同様、多摩ニュータウンで最初に開発されたエリア。1970年代前半である。中層集合住宅がメインだが老朽化しており、計画的に再開発、立て直し、リニューアルなどを現在行っているエリアでもある。

おまけ
橋本駅停車中の相模線電車。
全線単線だが20分間隔で走ってるのね、意外。新鋭E131系に統一された。

橋本駅 (神奈川県) 駅