2025/03/11 - 2025/03/12
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2泊3日の旅程で温泉に出かけます。
初日のきょう泊まるのは、那須塩原の明賀屋本館。川と山に面した露天風呂に惹かれました。ドラマのロケに使われたこともある、フォトジェニックなお風呂です。
今回は素泊まりプランで予約しました。東京駅で美味しいものをたっぷり買い込んで行きます。
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お昼前の東京駅にきました。今日はここから旅を始めます。
今回は、源泉掛け流しのお湯を楽しむ2泊3日の旅。行き先は栃木、それに福島です。東京駅 駅
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一泊目は、湯守のいる宿を集めた「地・温泉」から那須塩原の「明賀屋本館」を予約しました。
川に面した露天風呂が魅力の旅館です。以前、川口春奈さん主演のドラマで見て、一目惚れ。是非行ってみたいと思っていました。
二食付きのプランもあるのですが、今回は素泊まりで予約しました。宿の周囲に飲食店は無いので、食べるものを調達していきます。 -
(お店の許可を得て撮影しました)
東京駅のグランスタには、美味しいものがたくさん。
新幹線で食べる昼食、お宿の部屋で食べる夕食と朝食を買って行くことにします。
最初に来たのは「えさきのおべんとう」です。ヘルシーで彩りの良いお弁当が並んでいました。どれも美味しそうで目移りします。えさきのおべんとう グルメ・レストラン
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(お店の許可を得て撮影しました)
次は「刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り」です。こちらは少数精鋭。海苔弁は、鮭や鶏などの3種類でした。ここは迷わず定番、鮭とちくわの乗ったお弁当を選びました。刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り エキュート東京売店 グルメ・レストラン
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(お店の許可を得て撮影しました)
「豆狸」で小さなお稲荷さんをいくつか買います。これは夜食にしようかな、と思います。
今月の月代わりの稲荷は、高菜でした。
豆狸 グランスタ店 グルメ・レストラン
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(お店の許可を得て撮影しました)
カレーパン専門店「Zopf」です。松戸の本店まで行かなくても人気のカレーパンを買える、ありがたいお店。しかも揚げたてです。Zopfカレーパン専門店 グランスタ店 グルメ・レストラン
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その他サラダやサンドイッチなどを購入して買い物終了。
ずっしり重い買い物袋を抱えて、新幹線の乗り場に向かいました。
平日昼過ぎだというのに、大勢の方が新幹線の入線を待っています。きょう乗る「やまびこ」は満席だそう。
JRは、連結部分が外れた事故(3月6日)後、東北新幹線の連結運転を取りやめています。その影響で、どの新幹線も混んでいるのだそうです。
予約した時には、当然ながらこんな事態は想像していませんでした。
(3月14日から連結運転が再開されました。)東京駅 駅
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「やまびこ」の指定席に着きました。近くの席は今のところ空いています。多分大宮で満席になるのでしょう。
今のうちに、さっき買ったお弁当を開くことにします。
夫は「刷毛じょうゆ 海苔弁 」の「海」です。鮭の脂のりや塩加減が絶妙だったそう。ご飯や海苔もおいしくて、大満足の様子でした。東北新幹線 乗り物
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わたしはカレーパンとクロワッサンです。
最近は新幹線車内での飲食がマナー違反だ、という声があるそうです。匂いが迷惑だそう。そう言われればそうかもしれません…駅弁のない旅なんて悲しいけれど。
さっさと食べて、片付けました。 -
定刻に那須塩原駅に着きました。
駅から塩原温泉へのアクセスはバス。ネットで「塩原渓谷フリーパス」を購入しておきました。2日間有効で2050円なので、往復代金より少しだけお得です。那須塩原駅 駅
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バスは満席でした。
春休みなのか、若い人のグループも乗っています。 -
バスに揺られて1時間。塩原塩釜バス停で降りました。(道路工事中で、臨時バス停でした)
お宿まで歩いて15分ですが、電話すれば車で迎えに来ていただけます。塩原温泉 温泉
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今夜泊まる「明賀屋本館」に到着しました。
創業1674年という、長い歴史を待つ宿です。
宿の前には、「歓迎◯◯様」の看板が掛かっていました。ちゃんとわたしたちの名もあります。
看板の名前を数えると、きょうの宿泊は他に5組だけ。静かに過ごせそうです。ほんとうの露天風呂 by ひよこ日和さん塩原温泉 明賀屋本館 宿・ホテル
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チェックインします。スタッフさんは外国の方でしたが、きれいな日本語を話していました。
フロント横に売店があり、お土産のほか、スナックやカップ麺などを販売しています。ロビーにはコーヒーマシン(200円)や電子レンジもありました。 -
部屋は301です。あらかじめ布団が敷いてありました。
簡素な内装ですが、清潔感があります。暖房、冷蔵庫、金庫、テレビ…必要なものは揃っていました。
入り口そばに、トイレと洗面所も。秘湯とは思えない快適さです。
この部屋ではフリーWi-Fiも使えました。ロビーに近いからかもしれません。 -
(誰もいない時に写真を撮りました)
さっそく温泉です。
エレベーターで、地下一階の男女別大浴場へ向かいました。
この宿は、2種類の源泉を所有しています。
ひとつは、ほのかに鉄の香りがする褐色のお湯。写真の手前の浴槽です。柔らかい肌触りでした。
もうひとつのお湯は、きりっとした感触で薄墨色をしています。東日本大震災の地割れから湧出した源泉と思われるそうです。
たまたま、きょうは3月11日。その日から丸14年です。黒いお湯の中で、色々と思いました。 -
大浴場で温まったあとは、いよいよ露天風呂です。
自慢の「川岸露天風呂」は、この急な階段を降りた先。階段は、全部で88段あります。
段数にも怯みますが、蹴上の高さと踏み面の狭さの方が怖いです。蹴上(階段の段差)は30センチ、足を置く踏み面は20センチしかないのです。
しかも、一部は江戸時代のままなのだそう。ところどころ、隙間があったり、補修してあったりします。
色々とスリリングな階段です。でも、それもまた面白い体験もしれません。 -
階段の途中で立ち止まると、下の方に廃屋が見えました。
貼り紙によれば、これは昔の自炊棟なのだそう。農家の方が農閑期の湯治に訪れていたとのことでした。階段が88段なのは、「米」の字にちなんだ遊び心でしょうか。 -
(女湯脱衣所 : 誰もいない時に撮りました)
露天風呂は、川に面して混浴と女湯が並んでいます。女湯は川下側でした。
女湯の脱衣所は野趣に富んだ作り。屋根はありますが、壁は一部開いているので、風が冷たいです。そういえば、ドラマでは脱衣カゴの着替えが風で飛んでいってしまい、狼狽していました。
2つある脱衣カゴはどちらも空。今は誰も入浴していないようです。 -
(誰もいない時は撮影可能です)
これがずっと来たかった、川岸露天風呂(女湯)です。
鹿股(かのまた)川に面して、源泉掛け流しの浴槽があります。あまりに近いので、川と繋がって見えるほど。
大雨で水位が上がると、湯船が川に呑まれてしまうそうです。
お湯の中から川面を覗き込むと、今は穏やかな流れでした。川底の石がよく見えます。
瀬音と、お湯を掛け流す音が重なって聞こえました。無心になれます。
ふたつの湯船のお湯は,大浴場と同じ褐色の源泉。柔らかくて優しい肌触りです。手前は熱め、奥は温めでした。 -
夫も、混浴の方で「独泉」だったそう。お湯はぬるめで、のんびりできたようです。
川岸露天風呂は、朝7時から8時の間、女湯・混浴ともに女性専用になります。男女の入れ替えではなく、露天風呂はこの1時間だけ男子禁制ということです。
88段の階段を上って部屋に戻ります。長湯の後なので、ちょっと堪えました。 -
部屋で夕食にしました。
東京駅で買った「えさきのおべんとう」のすきやき弁当(上)と新懐石弁当(下)です。すき焼きの方はロビーの電子レンジで温めました。
どちらも自然な味で、すごく美味しいです。
好きな時間に好きなものを食べられるのは、気楽で良いです。素泊まりも悪くないなぁと思いました。最近は、食事の有無を選べる宿が増えているようです。 -
(誰もいない時に撮りました)
翌日は、朝一番に大浴場に出かけました。きょうは女性のお客さんが少ないらしく、また「独泉」です。 -
大浴場を出て、川岸の露天風呂へと降りて行きます。まだ雪が残る寒さですが、大浴場で温まっているので気になりません。
このスリルある階段にも、慣れてきました。 -
(誰もいない時に撮影しました)
混浴の川岸露天風呂で入浴です。
壁の向こうの女湯と景色はほぼ同じ。でもこちらの方が広く、開放感を感じました。
朝の風がひんやりと心地よいです。見えるのは川と山、聞こえるのは水の音だけ。これこそ露天風呂だ…と思いました。 -
もうひとつ、洞窟のような岩風呂もあります。こちらは熱めのお湯です。
梢から鶯の声が聞こえました。でも、まだ修行が足りないのでしょう、かなり調子はずれです。つい笑ってしまいました。 -
朝食は、昨日買っておいたサラダやサンドイッチです。夜食の残りの稲荷寿司も並んで、和洋折衷の食卓でした。
食べ過ぎて、苦しくなりました。
まだ時間があるし、ちょっとだけ寝転がろうかな?
…と、思ったら布団にカメムシがいました。
秘湯につきものではありますが、コレにはなかなか慣れません。二度寝は諦めます。 -
チェックアウトしました。きょうは天気が良くて、暖かい1日になりそうです。
宿の前にある蛇口から冷たい水が出ていました。温泉成分の入った湧水のよう。日に1リットル程度なら飲んでも大丈夫、とのことでした。少し鉄の味がしますが、なかなか美味しい水です。 -
お宿の車で、塩原温泉バスターミナルに送っていただきました。
那須塩原行きのバスの始発地点です。トイレや待合室もありました。塩原温泉 温泉
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混んでいましたが、始発から乗ったおかげで座れました。 -
西那須野駅には2分遅れで到着しました。
このバスは那須塩原駅まで行きますが、わたしたちは電車の時間の都合で、ここで下車します。西那須野駅 駅
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下りの各駅停車に乗って、黒磯駅に来ました。
ここには、目当てのお店があるのです。
黒磯駅 駅
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「Kanel Bread」は、駅のすぐそばでした。国産の小麦と食材にこだわった、人気のパン屋さんです。
店内には、おしゃれなパンが色とりどりに並んでいます。トレイいっぱいに買い込んでいるお客さんもいました。
わたしたちは旅の途中なので、そうはいきません。何を買うか、かなり悩みました。カネルブレッド グルメ・レストラン
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隣接のカフェ「イリス ブレッド&コーヒー」でパンを食べていいそうです。お皿も使えました。
買ってきたパンは、手前からクロックムッシュ、リッチクリームパン、白ぶどうパン。
どれも期待通りの美味しさです。とりわけ白ぶどうパンが気に入りました。しっとりむっちりのパンに甘いレーズンがたっぷりです。
それに、コーヒーがとても美味しいです。店内の雰囲気もナチュラルで、和みました。イリス ブレッド&コーヒー グルメ・レストラン
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駅前の老舗和菓子店「明治屋」に寄りました。趣のある佇まいです。
出来立ての温泉饅頭が看板商品のよう。近隣の農家さんの小豆で餡子を煮ているそうです。
杵つきの大福もすごくおいしかったです。翌日には固くなるという、本当のお餅が絶品でした。明治屋 グルメ・レストラン
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電車の時間まで少し余裕があります。
駅前の「みるる」に入ってみました。
ショッピングモールかと思うほどスタイリッシュな建築ですが、黒磯市立図書館だそうです。 -
ゆったりして居心地が良く、蔵書も豊富なようです。
おしゃれなカフェもありました。
パンとお饅頭が美味しくて、素敵な空間で本も読める黒磯。すごく羨ましくなりました。 -
駅前の郵便ポストは乳牛柄でした。那須は生乳産出額本州一位なのだそうです。
下りの電車が来る時間になりました。
那須を出発し、次の目的地に向かいます。
きょうの宿泊は、福島県の須賀川温泉「おとぎの宿 米屋」。
こちらも源泉掛け流しが魅力の温泉旅館です。
美容液のような名湯、それに無農薬や地産地消にこだわった料理が楽しめるそう。こちらもずっと行きたいと思っていた旅館です。
足取りも軽く、各駅停車の列車に乗り込みました。黒磯駅 駅
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