ケニア10日間　シェルドリックVoi Evening Visit

2024/11/28 - 2024/11/29

今回の旅の目的はシェルドリック動物孤児院Sheldrick Wildlife Trust(以下SWT)の施設を見ること。
SWTは密猟など人間と野生動物間の問題や旱魃など環境問題で親を失った動物の孤児を保護し育てて野生に返す活動をしている。
SWTの設立者のDame.ダフネ・シェルドリックさんはアフリカゾウ保護活動の先駆者で孤児のゾウに与えるミルクを開発者としても有名。
SWTの活動は今やゾウの保護だけに留まらず、空から保護区を監視し密猟者の罠で苦しんでいる動物の治療や密猟者の取り締まり、地域の学校の支援や子どもたちへの啓蒙活動と多岐に渡っている。
が、今もアフリカゾウとサイが中心。
彼らが成獣として野生にかえるまで10年もの時が必要で、乳児院、保育園、再統合施設の３段階のプロセスを経て野生へと復帰させている。
私が訪れたVoi Reintegration Unitは３箇所ある最終段階の施設の一つで4歳から10歳までの象たちが暮らしている。
SWTにゾウやサイの里親になることで支援することができ、里親はこのVoiの夕方のミルクタイムに招待してもらえる特典がある。

エリア ツァボ国立公園周辺(ケニア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: その他
• 旅行の手配内容: その他

ツァボイースト国立公園内
SWT Voi　再統合ユニットに向かう途中でたくさんのゾウを見た。
彼らはSWTのゾウたちで日中は外で野生の生活に慣れる訓練をし、夕方になると施設に戻る。
私たちが見たのは家路につくゾウたちの姿だった。

右上に見える丘の向こうに施設があるらしい

Sheldrick Voi Reintegration Unit

施設内
写真の左手がミルクを飲む場所
　　　右手がゾウの寝室

ミルクのボトルを持たせて貰った。
持つだけ！ゾウたちに飲ませることはできない。
ミルクが２リットル入っていて、ずっしり重かった。

小さい仔から順番に帰ってくる

ミルクが待ちきれない？鼻を咥える。
飲み終わった後もまだ欲しそうに鼻を咥えるのが、なんとも言えず可愛かった。
写真にはおこぼれを狙うベルベットモンキーも写っている。

Ashanti
密猟者が仕掛けた罠で鼻を失っただけでなく、2022の旱魃で仲間から逸れひとりぼっちのところを助けられVoiで暮らす様になった。

美味しそうにミルクを飲むAshanti
２本のボトルを飲み干してもまだ欲しそうにしていたが、キーパーさんに促されると素直に寝室に戻っていった。

寝室には美味しい草がたくさん付いた木の枝が準備してあって盛り盛り食べていた。
草を食べるゾウの様子と食後でまったりしている彼らとの触れ合いの様子は次の投稿で