2024/06/07 - 2024/06/08
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梅雨入りが遅くなった2024年、暑さもさほどでないので、名残のバラや季節の紫陽花、菖蒲の花を求めて、普段は余り訪れていない都内の公園巡りに旅立つ。
今回は東京都シルバーパスを活用し、「交通費をかけない安上がりの旅」をコンセプトに。
2日目は、城北の六義園、(旧)古河庭園から飛鳥山公園と、懐かしい都電荒川線への旅。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日は、乗る都度は無料扱いの東京都シルバーパスで、文京区にある都営地下鉄三田線千石駅まで行き、600mほど歩いて、六義園(りくぎえん)正門に着く。
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入場料 一般300円のところ、65歳以上は半額の150円に割引で、園内へ。
(一時期、入場無料にしたら荒れてしまったらしく、公共の財産なのでこの位の対価は適正かと感じる。)
なお、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。六義園 公園・植物園
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季節のアジサイの花が出迎える。
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日本庭園に入る入口の簡素な門が、風情がある。
1695年から7年の歳月をかけて、徳川綱吉公の側近であった柳沢吉保がつくったという。 -
日本庭園は、大きな池を取りまくつくり。
さすがに大名以上の将軍の庭園だけあり、個人の邸宅とは雲泥の差。 -
芝生と松などの樹々のバランスが良い。
樹冠の上に飛び出す高層マンションなどがまだ少ないのが救い。 -
今年は暖かいせいか、ツツジはもう盛りを過ぎていて残念。オオムラサキか。
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紅い傘が日本的なアクセント。
この庭で、徳川家や柳沢吉保は、お茶会などを開催していたのであろうか。 -
こちらは珍しいアジサイの種類で「白鳥」という。
ヤマアジサイ系で、装飾花が星形八重。両性花が八重小花になる。半テマリ咲きからガク咲きまで形態が多様な品種だとされる。 -
六義園正門に戻り、園を出て、東側の都道455号線を北に、JR駒込駅を挟んで北にある(旧)古河(ふるかわ)庭園を目指す。
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入場料 一般150円のところ、65歳以上は半額以下の70円に割引で、園内へ。
「小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料」で、
洋館(旧古河邸 大谷)は別途入館料(自由見学400円)がかかる。 -
高台に位置する洋館は、存在感がある。
北側の小高い丘の上に洋館を建て、斜面は洋風庭園、そして低地には池と日本庭園をを配置しているが、元々は明治の元勲・陸奥宗光の大邸宅が始まりという。
陸奥宗光の次男が古河家の養子になったので、古河家が洋館と洋風庭園の設計を英国人のジョサイア・コンドル博士に発注し、ほぼ現在の姿になったとされる。
銅山経営などで儲けた古河財閥の力はすごい。池まで降りて行く馬車道までつくった。旧古河庭園 公園・植物園
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バラ園は盛りが過ぎて、遅咲きのバラがチラホラ。
背景の洋館を見上げる感じに配置されている。 -
階段を降りていくと、日本庭園の心字池に出る。
日本庭園の作庭者は、京都の庭師・七代目植治こと小川治兵衛とされる。 -
こちらは花盛りのサツキか?
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6月だというのに、もうキキョウが咲いているのに驚く。
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日本庭園から登って再びバラ園と洋館に名残を惜しんで退出する。
飛鳥山公園方面に向かう。 -
江戸時代に五街道と同様に江戸幕府によって整備された脇往還の一つである日光御成道は、五街道である中山道の本郷追分から分岐して日光東照宮に向かう街道で幸手宿手前で日光街道に合流する。将軍の日光参拝で使われた。
日光御成道の1里目の一里塚は東京都文京区の本郷追分、2里目がここ西ヶ原一里塚(国史跡)とされる由緒ある旧跡である。近所に住む渋沢栄一の力で道路の中央に保存されたらしい。
現在は、都道455号の中央にこんもりした森として残っている。西ヶ原一里塚 名所・史跡
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渋沢栄一の居宅があったという飛鳥山公園に着くと、渋沢栄一翁の銅像が出迎えてくれる。
飛鳥山公園 公園・植物園
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渋沢資料館もある。入場料は一般300円。
この資料館が建っている場所が、旧渋沢邸で、公益財団法人渋沢栄一記念財団が運営し、渋沢栄一の生涯と事績を展示している。 -
飛鳥山公園には、蒸気機関車のD51型が展示されている。
屋外であるが、屋根も掛けられて、塗装などの手入れの状態も比較的良さそうに見える。
飛鳥山からは、王子の駅のほか、尾久から赤羽にかけての東北本線を見下ろすことができるので、東北本線でも活躍したSLを展示しているのであろう。 -
飛鳥山公園には、蒸気機関車のほか、都電6080号も展示されて乗れるようになっている。
75年前の1949年に製造された6000型と呼ばれる車両で、都電全盛時代は各路線を走り、1960年の東京オリンピック前後の都電路線縮小をくぐりぬけ、1978年まで公園の下を走る荒川線で活躍していたという。
いわゆる当時の都電らしい塗色が鮮やか。 -
公園に展示されている都電を観て、生の都電荒川線に乗りたくなって飛鳥山の停留所へ。もちろん東京都シルバーパスで乗車できる。
個性的な塗色の車両が次々に来る。
これは「宝くじ号」で、2006年に東京都交通局は都電荒川線の活性化策の一つとして、イベント用車両として導入されたという昭和初期までの東京市電の車両に似せた外観のレトロ風車両9000形電車。 -
これは西巣鴨の交差点だが、向こうから来る新しめの車両8908号は、紅白の全面広告で目立つ。新しめと言っても2010年の導入された10両のうちの1両。
都電荒川線の愛称である「東京さくらトラム」は、いまいち定着しない愛称に感じる。
都営地下鉄三田線に乗り換える。
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