2025/01/14 - 2025/01/15
440位(同エリア2330件中)
玄白さん
遠い昔、連れ合いが独身の頃、義母が娘の結婚を心配して縁結びの神である出雲大社にお参りに行ったらしい。その甲斐があってか(?)、こんな良いダンナに巡り合えて((^ ^);)、そのお礼参りが叶わぬうちに義母は亡くなってしまったが、当の本人がお礼参りに出雲大社に行こうとなった。
出雲は古事記・日本書紀に記された神話の舞台でもある。記紀に書かれた神話は史実とは言えないが、何らかの歴史的事実を反映しているのではという観点での歴史研究も種々なされている。一時期、古代史に興味を持ち、いろいろな解説書を読み漁った時期があった。それらを想い起しながら出雲大社と関連する場所を巡る旅にするという計画でもあった。
また、3年前から冬の日本海の代表的美食材であるズワイガニを食べるグルメ旅として、富山、福井に出かけてきたが、昨年は能登半島地震で能登へのグルメ旅行は断念せざるをえなかった。そこで、今年は2年ぶりに蟹グルメの旅としたのであった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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自宅のある宇都宮から羽田まで夜明け前の4:00発の高速バスで移動し、7:00発のJAL277便で出雲空港へという旅程を組んでいた。バスの羽田第1ターミナル到着が6:30と、あまり余裕があるわけではなかったが、国内線でもあり、機内持ち込み荷物だけなので大丈夫だろうとタカをくくっていた。
ところが、不運なことに首都高速羽田線で事故渋滞に巻きこまれてしまい、わずか10分違いで予定のフライトの搭乗締め切り時間に間に合わなかった。
2時間45分後に別の出雲空港行のフライトがあったので、JALカウンターで事情を話して、そちらに変更を願い出たのだが、あいにく空席がないという!
午後2:40分のフライトであればOKということだったので、やむを得ず、そちらに変更となってしまった。結果、初日の旅程は大幅に狂うことになってしまった。 -
イチオシ
午後2:40発のJAL283便で、出雲へ旅立つ。離陸してほどなく、富士山と富士五湖が見えてきた。
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順調に飛行を続け、日本海側に近づくにつれて、雲が増えてきた。
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定刻通り、16:10に出雲縁結び空港に着陸。出雲市にとっては、出雲大社の存在がいかに大きいか、空港名からも納得できる。
余談だが、ほとんどの地方空港はその地域を特徴づけるような愛称が付けられている。たんちょう釧路空港、富士山静岡空港、米子鬼太郎空港、隠岐ジオパーク空港、徳島阿波踊り空港、宮崎ブーゲンビリア空港などなど -
飛行機から降りて出口に向かう途中、初めて乗ってきた機体をみた。東京ディズニーシー広告の派手なラッピングが施されたボーイング737-800機である。
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日産レンタカー出雲空港店で予約しておいたレンタカーを借り出し、まずは出雲大社へ。
元の計画では粟津稲生神社の鳥居と一畑電鉄の電車のコラボ写真や、国譲り神話の舞台の稲佐浜、古代出雲歴史博物館、日御碕などを巡ることにしていたが、羽田での予定していたフライトに乗り損ねたことで、これらは計画倒れになってしまった。
とりあえず、連れ合いのお礼参りの参拝だけはしようということで、夕闇せまる松の参道を通って出雲大社拝殿に向かう。 -
すでに薄暗くなり、銅鳥居の両脇の灯篭には灯がともっている。
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イチオシ
拝殿。
現在の拝殿は昭和28年に焼失してしまった古い拝殿の跡に6年後、新に再建されたものである。大社造と切妻造の折衷した様式で、屋根は銅版、木曾檜材の木造建築で、建坪は約147坪、高さ12.9メ-トルの壮大な神社建築である。 -
出雲大社の紋章が浮かび上がった巨大な提灯。
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拝殿から少し横に移動すると、本殿の千木が見える。伊勢神宮などと同様、造営遷宮を繰り返してきた歴史があり、現在の本殿は1744年に造営されたもので、1952年に国宝に指定されている。
一般人は本殿がある敷地内に立ち入ることはできないが、本殿を囲む塀越しに、もう少し良く本殿が見える場所があるらしいのだが、あいにく4時半以降は拝殿より北側に立ち入ることができない。 -
本殿楼門の前に、大きな赤い3つの円が描かれている。
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これは、平安時代の頃の本殿は、高さ48mもある高層神殿で、それを支える支柱が発掘された場所を示している。直径1mもある巨大な大木を3本束ねて高層神殿の高床を構成していたことが、2000年の発掘調査で明らかになった。この巨大柱の遺構が発見される前は、それはたんなる伝承だろうと考えられていたが、この考古学的発見により、古代出雲大社は現在の2倍の高さがある巨大な木造神殿だったことが分かった。
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復元された古代の出雲大社本殿の想像図。
(https://www.streetmuseum.jp/historic-site/jinja/2025/01/22/273/
より拝借) -
発掘された古代出雲大社本殿の支柱。
(出雲大社HPより拝借)
実物は神社宝物殿に展示されているのだが、あいにく4時半を過ぎてしまっており、見ることができなかった。 -
本殿を取り囲む建物の一部、観祭楼
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西十九社。旧暦10月(神無月であるが、出雲では神在月となる)に、全国から八百万の神々が出雲に集まり、縁結びなどの作業を行うと言われているが、その神々が宿泊する建物と言われている。
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西十九社奥で、4時半以降は閉鎖となる境界ギリギリのところからの本殿
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銅鳥居の右側にある神馬像。 1667年に毛利綱廣が寄贈したもの。子宝・安産の御利益があると言われている。
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神馬像の隣りの神牛像
こちらは学問向上の御利益ということらしい。言い伝えでは、菅原道真の家系は先祖が第13代出雲国造・野見宿禰であり、道真の父がその野見宿禰の墓参りをした際、案内人だった娘と良い仲になり、生まれたのが道真だ。丑の日に生まれ、牛を可愛がっていたり、亡くなったのも丑の日で、そんなことで学問の神、菅原道真と関係が深い神牛の像が出雲大社にあるということらしい。 -
随分暗くなってきた。人気のパワースポットではあるが、夕暮れで小雨が降るあいにくの天気なので、境内には人影がない。
最後に出雲大社の象徴の一つ、巨大な注連縄を見ていこうということで、神楽殿に立ち寄る。
通常は、神社の注連縄は、綯い始めの太い方を右に、綯い終わりの細い方を左にしてしめ縄を張るのだが、出雲大社では左右逆になっている。
出雲大社はスケールの大きさが別格であるだけでなく、こんなところにも他の神社との違いが見られる。 -
この大注連縄は、長さ13.6m、一番太い胴回り8m、重さ5.2トンにもなる。この注連縄作りは島根県飯南町の「飯南町注連縄企業組合」が担っている。大注連縄専用の赤穂餅という品種の稲の田植えから始まり、刈り取った稲わらを選別してから「中芯」づくり→中芯を包む「菰(こも)」づくり→円錐形の飾り「〆の子(しめのこ)」づくり→「飾り縄」づくり→「菰掛け」とつづき、すべてのパーツが完成すると、いよいよ2本の大縄を撚り合わせる「大撚り合わせ」を経て完成する。一年以上の歳月と延べ1000人の人手が必要だという。
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イチオシ
昼間は大勢の参拝客がいるのだろうが、こんな小雨が降る夕闇のなかでは、我々以外は誰もいない。大注連縄の下に佇む連れ合いと比べると、大注連縄の大きさがよく分かる。
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慌ただしく、出雲大社の参拝を終えて、今宵の宿、玉造温泉「曲水の庭 ホテル玉泉」に19時過ぎにチェックイン。(写真は翌朝の撮影)
部屋数100室、収容人員559名という大規模ホテルである。この手の宿は我が家は泊ることはあまりないのだが、今回は、松葉ガニフルコースを食べるのが目的なので、連れ合いが選んだ宿である。 -
チェックインが19時過ぎと遅くなったので、宿側からすぐ夕食にしてくれと頼まれてしまった。
まずは前菜から。左よりニシンの昆布巻き、蟹一口寄せ、甘酒かぶら -
合わせる酒は地元酒造会社の「李白」特別本醸造。
この酒造会社「李白」は出雲大社のお神酒用として納入しているという。 -
イチオシ
隠岐の島産の茹でガニ。漁船「富喜丸」のタグが付けられている。なお、ズワイガニは産地によって名称が異なり、福井では越前ガニ、石川県では加能ガニであるが、山陰地方では松葉ガニとなる。
タグは産地、品質を証明するブランドの証で、
・甲羅の大きさが11cm以上
・身入りの状態が良いと判断されたもの
・「活」の状態で仕入れられたもの
・脚の折れや欠けがないもの
とされている。 -
カニ刺し。生のカニ身を氷水で〆て、小さな花の房のようになっている。甘くて最高の美味である。
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カニすき。蟹を食べ終わったら、カニ雑炊だ。蟹の出汁がたっぷり出て美味この上ない。玄白は一杯だけだったが、連れ合いは2回もお代わりをした。驚くべき、食欲である。
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カニみそ入り茶碗蒸し
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焼きガニ。蟹みそたっぷり!
直径12cmほどの甲羅で、タグ付きの条件を満たしている -
カニの炊き込みご飯とカニ汁
さすがに満腹となった。 -
最後のデザート
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広いロビー。早めにチェックインしていれば、このロビーで湯上りのビールや地酒など飲み放題だったのだが・・・
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ロビーの一角には、こんなモニュメントが設置されている。昨年の干支が辰だったので、龍なのか、あるいは神話の土地柄、スサソウノミコトが退治したヤマタノオロチなのか??
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カニのフルコースと出雲大社のお神酒用日本酒で、腹いっぱいとなったので、夜はそのまま、就寝。
翌朝、早めに起きて朝食前に玉造温泉の湯を楽しむ。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、比較的ポピュラーな泉質である。 -
朝食はバイキング形式
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宍道湖産のシジミをトッピングしたおかゆをいただく。何しろ昨夜の松葉ガニフルコースで、胃袋がお疲れ気味なので・・・
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部屋から眺め
陸橋は山陰高速道、奥には宍道湖が見えている。 -
イチオシ
このホテルのウリは曲水の庭とあるように、よく整備された日本庭園である。庭園内を自由に散策できる。
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人工の滝から流れ出た水は・・・
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曲水となって庭を流れている。曲水は平安貴族がその流れの縁に座り、流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに和歌を読み、盃の酒を飲んで次へ流し、別堂でその和歌を披露するという遊びである。
ホテルの庭を散策してから、9時過ぎにチェックアウトした。
続く
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