2025/01/13 - 2025/01/16
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shekazさん
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この旅行記のスケジュール
2025/01/13
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自宅 8:30 出発 山陽自動車道
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東九州自動車道 ー 日出バイパス
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東九州自動車道
2025/01/14
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この旅行記スケジュールを元に
これまで温泉旅行と言えば別府に限らず、湯布院でも、草津、熱海、登別、有馬、その他多くの温泉地で温泉旅館・温泉ホテルに泊まり、その施設の湯に浸かり提供された食事を味わうことで満足していました。
ただ、ここ別府では湯量日本一を誇るばかりか、泉質も様々で市内各所に点在する共同浴場や日帰り入浴施設は隣合っても泉質が違うこともあるそう。もちろん全て源泉かけ流し、効能も様々で、これらの温泉を巡ってみたら面白そうというのが旅の発端です。
取り敢えず3泊4日の日程で色々な温泉を味わおうとクルマで広島を出発しました。もちろん途中や現地で観光や食事を味わいながらの「のんびり旅」で、好奇心の赴くまま、行き当たりばったりの旅となりました。
日程についてはスケジュールの通りですが、ここでは入浴した温泉をまず紹介したいと思います。そのあとで食事や観光について報告します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは別府八湯のうち別府温泉(別府市中心エリア)にある「竹瓦温泉」です。平日の昼に訪ねました。普通浴(別途砂湯あり)300円でした。
地下にある浴槽は比較的大きく、男湯と女湯とで泉質が違うようです。別府温泉のシンボルとして観光客も多く訪れていました。市営 竹瓦温泉 温泉
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同じく別府温泉にある「不老泉」で、料金は250円、比較的大きく近代的な建物でした。訪ねたのは平日の昼間でしたが、別府駅が近いせいか多くの人で賑わっていました。
浴槽は「あつ湯」と「ぬる湯」に分けられ、殆どの人が「ぬる湯」の方に入っていました。市営 不老泉 温泉
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「田の湯温泉」も別府温泉にあり料金は200円です。江戸時代から田んぼの中に湧く温泉として人気があったようです。(現在は住宅街の中)
営業開始の6時半に訪れましたが、すでに地元の人と思われる方(市民入浴券での入場)が訪れていました。市営 田の湯温泉 温泉
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これは鉄輪温泉にある「渋の湯」で早朝6時半前に尋ねました。中のコインロッカー100円を利用することで入浴料金となります。
この時間すでに2人の先客がいて、話をしてみると渋の湯温泉組合の世話役の人が温泉管理のついでに入浴されていたようです。こういった管理があってこそ我々も気持ちよく入浴できることに感謝です。渋の湯 温泉
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これは初日、初めて訪れた共同温泉である鉄輪「地獄原温泉」です。宿泊した陽光荘がこの地獄原温泉協同組合の組合員であったため無料で入浴できました。
非組合員は入口の地蔵尊の前に置かれた賽銭箱に100円を入れて入湯します。訪ねたのが休日の夕刻だったため地元の方と思われる先客4人が入浴されていました。地獄原温泉 温泉
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これも同じく鉄輪温泉にある「熱の湯」です。平日の午前中でしたが、無料のためか入れ替わり立ち代わり入浴者が現れます。
近くには飲泉場や洗濯場が現存しており、昔から湯治場として利用されていたようです。市営 熱の湯 温泉
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平日の朝訪ねた鉄輪「すじ湯温泉」です。看板の下にある「湯雨竹」という冷却装置で湯温を調整しており、浴室には水道蛇口がありません。このため石鹸やシャンプー禁止ですが、加水を一切しない100%の源泉を楽しむことができます。
すじ湯温泉 温泉
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すじ湯温泉内部です。誰もいなかったので写真を撮りました。
入口を開け料金箱に100円を入れ、右の男湯に進むとドアもなにも無く、いきなり湯舟と脱衣所が現れます。
これがこれまで紹介した共同温泉の典型で、料金100円~300円であれば大抵このパターンです。すじ湯温泉 温泉
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これは「鉄輪むし湯」入浴料700円とレンタル浴衣220円を入口の受付で支払います。
石菖という香りのよい草が敷き詰められ、熱い蒸気が充満する石質の石室の中で寝ころびます。これは鎌倉時代に一遍上人によって創設された古来の入浴スタイルだそうです。市営 鉄輪むし湯 温泉
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係の人に案内されるまま浴衣を着てこの高さ1mの木戸から這うように入っていきます。中は温泉蒸気がもうもうとたちこめ、敷き詰められた石菖のいい香りがします。
4人も寝転べばいっぱいの熱く薄暗い部屋に閉じ込められるのはいい気分ではありませんが、10分ほど入ったあとに内湯の温泉で汗や体に着いた石菖の葉っぱを洗い流すとサウナ以上に爽快感があります。 -
鉄輪温泉にある「ひょうたん温泉」です。2日目の午後に訪れました。かなり大型の日帰り温泉施設で、打たせ湯、露天風呂などあり、多くの人で賑わっていました。外国人とみられる人も大勢。
大浴場の入浴料は1,020円、食事もでき温泉レジャーランドの様相です。ひょうたん温泉 温泉
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明礬温泉「湯屋えびす」には平日の午前中に訪れました。日帰り入浴は1,300円で明礬特有の乳白色の硫黄泉と無色透明な単純泉の2つの泉質があり、大きな露天風呂もあります。
写真は休憩室からの眺めで、東九州道の橋が見えます。別府市街からかなり登ったところにあり、このあたりで雨が雪に変わってきました。このあとさらに登って「塚原温泉火口乃泉」を目指しましたが、雪のため通行止めとなっていました。湯屋えびす 温泉
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明礬温泉では岡本屋売店で地獄蒸しプリンを食べました。有名ですよね。
岡本屋 売店 グルメ・レストラン
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観光施設の明礬温泉湯の里です。写真の「薬用・湯の花」製造施設の他、レストラン、売店、大露天風呂や家族風呂などがありましたが、ここでは入浴していません。観光バスが次々にやってきて、観光客に人気のようです。
明礬 湯の里 温泉
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この旅行の3泊のうち2泊を鉄輪温泉のいでゆ坂にある陽光荘にしました。いわゆる貸間スタイルの湯治宿で、部屋は和室、廊下からふすま(一応簡単な鍵はあります)を開けて入ります。食事の提供は無く、当然トイレは共用です。
でもね、ノスタルジックな部屋で敷きっぱなしの布団に寝転んで外の雨だれの音なんかを聞いていると、なぜかこどもの頃を思い出します。
内湯の温泉や炊事場で他の宿泊者の話を聞くと、殆どの人が1週間程度滞在するようです。入湯貸間 陽光荘 宿・ホテル
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炊事場には地獄窯がいくつも並び、自分で食材を蒸して部屋で食べることになります。ただ地獄蒸だけでなく、鍋やトースターなどもあり、基本なんでも調理できるようです。
入湯貸間 陽光荘 宿・ホテル
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周りには同じく貸間旅館が密集しており、昔から湯治客で賑わったことが伺えます。確かにこれまで見てきた鉄輪の共同温泉は徒歩数分で行くことができますが、そこは休憩するスペースがありません。温泉に浸かったあとは宿に帰って部屋でゆっくりするのが理にかなっています。
いでゆ坂 名所・史跡
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もちろん陽光荘には内湯もあって当然ながら源泉かけ流しです。2つの浴室が時間別に男女交代制となっていて、私も両方の湯を楽しみました。
これを一つの湯として含めると、3泊4日で11の温泉に浸かったことになります。入湯貸間 陽光荘 宿・ホテル
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3泊目はアパホテル別府駅前にしました。前日と打って変わって真新しいビジネスホテルです。全ての設備がコンパクトかつ機能的にまとめられ大浴場はありません。確かに清潔で快適ではあります。
竹瓦温泉に代表される別府温泉の中心にあって、「不老温泉」や「田の湯温泉」も近く、別府繁華街に歩いて行くことができます。アパホテル 別府駅前 宿・ホテル
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食事ですが、なんといっても陽光荘で自分で調理した「地獄蒸料理」です。近くのスーパーマーケットで調達したサツマイモ、トウモロコシ、卵、蟹グラタンの他、もやし、豚バラ肉、冷凍シューマイ、ウインナーなどを蒸し時間に合わせて時間差で地獄窯に入れ、蒸しあがったのを食べると、温泉の塩味を感じて甘く頂けます。特にサツマイモは絶品でした。
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2日目の昼食は名物とり天発祥の店「東洋軒」のとり天定食にしました。揚げたてのとり天はジューシーで辛子醤油で食べると、食べきれないと思われた量がするっとお腹にはいりました。さすがに行列必至の店です。
レストラン東洋軒 トキハ別府店 グルメ・レストラン
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これは初日別府に行く途中、山口県山陽小野田市にある「ドライブインみちしお」の貝汁定食です。11時に入店してすぐに食事にありつけましたが、出る時には行列ができていました。テレビ等で紹介された貝汁が有名な店です。
ドライブインみちしお グルメ・レストラン
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別府でやきそば専門店というのを初めて見たので、3日目の昼食として入ってみました。「想夫恋」という日田焼きそばのチェーン店のようです。専門店というだけあって、ほぼ焼きそばのみで勝負しているようです。確かにいい味でした。
想夫恋 別府春木店 グルメ・レストラン
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最終日、帰る途中に唐揚げで有名な中津で最も評価の高い唐揚げ食堂を検索した結果、ヒットした「むら上食堂」に行ってみることにしました。
中津といっても市の中心部から山国川に沿って遡ることクルマで20分、山の中、耶馬渓の青の洞門近くにありました。むら上食堂 グルメ・レストラン
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ここも唐揚げ一本で勝負している店で、メニューは唐揚げの他、ごはん、ビールくらいしかありません。唐揚げ定食を注文しましたが、揚げたてアツアツの唐揚げは案外あっさり、香ばしくてご飯が進みます。
むら上食堂 グルメ・レストラン
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いなか(失礼)にありましたが、平日にかかわらず多くのお客さんが訪れていました。お店の前で面白いバス停を見つけました。
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菊池寛の「恩讐の彼方」で有名な「青の洞門」の青とは地名だったんですね。
青の洞門 名所・史跡
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初日、別府に行く前に立ち寄った杵築城です。初めての訪問でしたが、城だけでなく城下町の雰囲気が非常にいいのです。
杵築城 名所・史跡
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商人の町にある「綾部味噌」など古い商家建物が残り、広い道路や電柱の地中化など観光に力を入れているようです。
綾部味噌 グルメ・レストラン
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丘の上にある北台武家屋敷と下の商人の町を繋ぐ「酢屋の坂」と、対面する南台武家屋敷に繋がる「塩屋の坂」など見所いっぱいです。
酢屋の坂 名所・史跡
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別府市の街中を走っていると不思議な建物(構造物)を見つけました。何だろうと行ってみると別府国際コンベンションセンター「ビーコンプラザ」に併設された展望塔「グローバルタワー」でした。
別府国際コンベンションセンター ビーコンプラザ 名所・史跡
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地上100mの展望塔からは別府市内が一望できます。写真はそこから鶴見岳方面を撮ったものです。
展望台は空中に浮いているように感じられるため、なんとなく落ち着きません。グローバルタワー 名所・史跡
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別府から帰る途中に立ち寄った「道の駅なかつ」から見た八面山です。東九州自動車道を走っている時にその異様な山容が気になっていました。
調べてみると中津のシンボル的な山だそうです。道の駅 なかつ 道の駅
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「道の駅なかつ」に立ち寄った時に、少しお昼までに時間があったので、中津城へ行ってみました。
軍師官兵衛として名高い黒田考高(如水)が築城した水城で、本丸石垣、内堀は築城当時のままだそうです。(パンフレットより)中津城(奥平家歴史資料館) 名所・史跡
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以上で別府での「温泉巡りの旅」の報告は終わります。
この旅を始めるにあたって、別府のコンビニで手に入れた「温泉本」が非常に役立ちました。特に地元の方が集う「共同温泉」での入浴方法や注意事項・マナーなど知らないと戸惑うこと必至です。実際に観光客が地元の人から注意を受ける場面にも遭遇しました。
ホテル・旅館で温泉大浴場を楽しむのもいいですが、別府に根付く温泉文化に触れるのも一つの旅の楽しみだと思います。
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