2024年年末スペイン③グラナダ・コンスエグラ・セゴビア

2024/12/26 - 2025/01/03

2泊したグラナダを出発。
昨日、一方通行に阻まれて行けなかったグラナダ大聖堂に寄っていこ～！
ん？キリストの磔刑像を担いで運んでいる行列に遭遇！？
何のセレモニーだろ？
着いて行くと大聖堂の中へ。
結局何だったのかは分からず仕舞いだったけれど、とても貴重な経験ができたねと、満足してグラナダを出発。

到着したコンスエグラでは、青空に映える真っ白な沢山の風車に感動～！
ザ ・スペインの風景！

今夜のお宿は、セゴビアにある憧れのパラドール★
セゴビアでは霧の中、幻想的な水道橋やクリスマスマーケットを見て、絶対に食べたかった名物「コチニーリョ」を食べて悶絶！！

エリア スペイン

「B&B Hotel Granada」2泊目の朝。

駐車場はホテルの地下にもありますが、地下への通路があまりにも急なため、ホテルの前に駐車。
宿泊者以外もフリーで泊められるみたいですが、周りには特に何もないため、いつも空いていました。

ロビーに設置された朝食コーナーへ。

パンやナッツ類

少しだけですがハムやチーズなど。
ここのサラミが美味しかった！

でも、こんなにも食べなきゃいけない食糧があるので、コーヒーとナッツ・サラミだけ貰って、部屋で日本のパン祭り。

8:45 チェックアウト。

昨日、何度試しても、バス以外は通れない道路に阻まれて行けなかったグラナダ大聖堂に、もう一度だけ今度は違う方向から挑戦したいナ！

グラナダ大聖堂近くの地下駐車場に、無事に到着！
でも夫は、駐車場で怪しい動きをしていた男が気になって仕方がない様子。
この後また駐車場に戻って、男の動きを確認。

あまり長居はしないようにしよう。
と、歩いて数分「グラナダ大聖堂」へ。

グラナダ大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会

夫が遠くに何かを発見！
近づいてみると、キリストの磔刑像を運んでいます。

大聖堂の方に向かう列

大聖堂の門をくぐり…

何のセレモニーだろう？

「これは何ですか？」と聞いても、日本語にしてもよく分からない…

その後を、大勢の信者や観光客らがついて行きます。

正面入口へ。

このまま私たちも一緒に入っていいのかな？
大聖堂は入場券が必要みたいだけど…
チケットはいらなさそう？

主祭壇にキリストを安置して、ミサが始まりました。

「黄金の主祭壇(シロエ作)」

もう少しいたかったけど、車が気になるのでもう行こうと撤退。

大聖堂は、1518～1704年まで工事が続きましたが、結局、塔は未完成のまま。

「王室礼拝堂(1521年築)」

イサベル女王と夫フェルナンド2世が眠っています。

大聖堂の周りは、ステキな建物ばかり。
でも夫が「車が心配だから早く戻ろう」とずっと言うので駐車場へ。

車は無事！
安心したね～

今日は500kmの大移動なので、とりあえずガソリンを給油(1L=1.609ユーロ)。

アンダルシア地方は、見渡す限りオリーブ畑。

こんなに広大にあるけれど、収穫しきれるのかなぁ？

至る所で見かけた、カウボーイ風の看板。
初めて色付きのを見た！

グラナダから３時間弱で、ラマンチャ地方のコンスエグラに到着！

ラ マンチャの風車 (コンスエグラ） 史跡・遺跡

カルデリコの丘に、12基の風車とお城が残っています。

青い空に白い風車が映えるっ！

1963年当時には13基の風車がありましたが、1980年代に使用停止となり、その後12基が復元されました。

丘の上からは、コンスエグラの街を一望。
街の周りには、カスティーリャ平野の赤い大地とぶどう畑が広がります。

開いている風車は、お土産屋さんやカフェだったりします。

当時は、風車で小麦を挽いて粉にしていました。

愛馬ロシナンテに乗ったドン・キホーテと、従者サンチョ・パンサ！
ドン・キホーテは、17C初めにスペインの作家、セルバンテスによって書かれた冒険物語。

風車一基一基にドン・キホーテに由来した名前が付いています！

「コンスエグラ城(Castillo de Consuegra)」

風車に挟まれるようにお城が建っています。

コンスェグラ城 城・宮殿

元々は、イスラムの城で要塞でしたが、レコンキスタ後の1183年に聖ヨハネ騎士団が増強しました。

この先にチケット売り場があります。
7ユーロ？
別にいいかとパス。

城壁には鍵穴のような穴！
矢や鉄砲で攻撃するための「狭間（さま）」のようなものかな？

ここにも、ドン・キホーテ！

風車が並ぶ丘は、うずくまるドラゴンの背中のよう？
騎士修行に出掛けたドン・キホーテが、風車を巨人と思って立ち向かいました。

そろそろ行こうか？

あ～名残惜しい～

風車の丘を降りたところにあった、雰囲気のあるレストラン！
残念～シエスタ(昼休憩）タイムで入れず。

でも、お向かいにあったレストラン「Alter de Rosa」はOKとのこと！
評判も良いから、ランチにしよ～！

メニューは「前菜・メイン・デザート・ドリンク」のセットメニュー(23ユーロ)のみ。
でも、中身はそれぞれ選べます！

「Sopa de picadillo con fideos」

夫が選んだのは、麺入りひき肉スープ。

「トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ」

私はカプレーゼ！
オリーブオイル、岩塩、バジルソースのほか、ピスタチオパウダーも振ってありました。

岩塩、甘味があってホントに美味しい！
一粒残らず夫に持っていかれました…

選べるドリンクは、ワインもOKとのこと！

可愛い店内！
周りに飾られている、手作りの陶器や可愛い小物は売っています。

「Currasco de pollo a la plancha」

私たちが選んだメインはチキンと豚。

グリルドチキンカレー。
てっきり豚肉だと思って食べていたけど、鶏肉でした…
確かに鶏だ。
でも、カレーじゃない…

「Solomillo de cerdo a baja temperatura con
salsa de champiñón」

低温豚のヒレ肉とマッシュルームソース。
鴨肉(鳥)と思って食べていたけど、豚肉でした…
辛くはないけど、強いて言えばこっちの方がカレーかと思っててっきり…

それぞれがオーダーしたものの、提供されたときに何て言っているか分からず、何となく「カレーっぽいから、こっちだよね？」と食べたものの、豚と鶏さえも分からず…

食べながら、改めてメニュー を翻訳して、「マッシュルーム」と書いてあるメニュー が豚肉だと分かって、「こっちが豚だ～！」と大笑い。
私たち、バカ舌です。

「bizcocho de chocolate con nueces」

デザートは、ナッツ入りチョコレートケーキ。

「エスプレッソはいかが？」と言われ(他のお客さんが通訳してくれました）、別料金とは知らずに注文(@1.8ユーロ)。

濃いチョコレートケーキには、濃いエスプレッソが合う！

オーナーさんと！
全く英語が通じなくて、あまりコミュニケーションが取れなかったけど、言葉は通じなくても、ステキな人柄が伝わってくる接客でした！

あまりにも居心地が良かったので、帰り際にコンスエグラのハンドメイドのタイル(4.65ユーロ)を買っちゃいました！

美味しかったね～！
余ったお水、貰ってきました！

コンスエグラから一気に220km北上！
朝出発したグラナダからは500kmも移動してきました。

スタート地点のマドリードよりもさらに北。
カスティーリャ地方のセゴビアへ。
遠くの丘の上に、ホテルが見えてきた！

「パラドール・デ・セゴビア(Parador de Segovia)」に到着～

一度は泊まってみたかったパラドール！
パラドールとは、古城や宮殿、修道院などの古い文化遺産を修復したり、景勝地などに建てられた国営のホテルで、スペイン国内に100ヶ所近くあります。

このパラドールは元々はお城でした！

パラドール デ セゴビア ホテル

一泊だけど嬉しい！！
一部屋18,789円。
お城とはいえ、ここはセゴビアでも比較的安い方のホテルです。

しかも、ないと思っていた冷蔵庫がある！
でも、やっぱり電気ポットはないか～

トイレとビデが向かい合わせ。
近過ぎる…

バスタブがある～！
栓もちゃんとあって、しっかりお湯が溜められました。

バルコニーから。
あれ？急に霧がかかってきた(･_･;

この後、あっという間に真っ白に…
夜、お出掛けしたかったけど、これだと運転も危ないかな～

せっかくだからと車で旧市街へ。
本当は坂を登ったマヨール広場付近に駐車したかったけど、どこも空いていない～
仕方なく、登り口にあるローマ水道橋近くの駐車場へ。

「ローマ水道橋(Acueducto de Segovia)」

BC1Cに造られた高さ28m、長さ728mのセゴビアの水道橋。
ヨーロッパのあちこちにローマ水道橋がありますが、その中でもアーチの傑作と言われ、アーチの数は166もあります。

1884年まで上部に水が通っていましたが、今は同じ所に水道管が設置されています。
なので単なる遺跡ではなくて、現役で使われています！

ローマ水道橋 建造物

「アソゲホ広場(Pl. Azoguejo)」

セゴビア観光案内所 (アソゲホ広場) 散歩・街歩き

「ファン・ブラボ通り(C.JUAN BRARO)」

光のアーチは、音楽に合わせて光ります！

生ハム専門店！
美味しそ～

「マヨール広場(Pl. Mayor)」　

ひたすら坂を登って、旧市街の中心にある広場に到着！

マヨール広場 広場・公園

マヨール広場では、クリスマスマーケットがありました★
ドーナツやケーキ屋さん！

チュロス屋さんでチュロスを購入(7ユーロ)。
スモールサイズでも両手から溢れるくらい、たっぷり！

グリューワイン(5ユーロ)だ！
めちゃくちゃ寒いし、絶対に飲む～
「セゴビア」と描かれたカップは、持ち帰ってOK！

グリューワインには何種類ものスパイスが入っています。

「ホセ マリア(Restaurante José María)」

とっても雰囲気の良いレストラン。
入口の部屋はバルになっていてごった返していましたが、奥のレストランエリアはかなり空いていました。
すんなり座れて良かった！

メソン・ホセ・マリア 地元の料理

頼んだワインがなかったので、ソムリエさんおススメのワインに。
でも、プライスリストに載っていない…
「いくら？」と聞くと、「頼んだワインと同じでいいよ」とのこと。
やった～！

でも、帰るときお会計の伝票を見て、同じじゃないことが発覚…(ﾟoﾟ;;
でも、数ユーロの違いだし美味しかったからいいか～

グラスが2個あるのは、飲まない夫の分まで注いでくれたから。

レバーパテはお通しみたいなもの！

十分なおつまみになる！

ここに来る前に、コチニーリョがあるレストランを何ヵ所か回ったケド、どこも満席かバルしかやっていなくて…
結局、見た中では一番格式が高そうなところに来ちゃいました。
こんなんなら、着替えてくれば良かった～

「コチニーリョ(31ユーロ)」

コチニーリョとは、豚の赤ちゃんの丸焼き。
セゴビア名物です！
とにかくこれが食べたくて！！

丸焼きなので、どの部位になるかは運次第？
あばらの部分だ！
パリパリの皮とジューシーな肉の間のトロトロした甘い脂！
サイコーすぎっ！
一生覚えておきたい味！！

夫にサーブされた方のコチニーリョ。
足だ。
パリパリの皮と肉。
「ターキーみたい」と夫。

どうも感想が合わない私たち？
私のお肉を食べると夫悶絶！！
そりゃ私が一口食べるごとにうなるわけだと。

私のを食べた途端、「ズルい～。こっちはパサパサだぁ～」と連呼。

同じ料金でこうも差があるとは…

帰り際に親切にしてくれたウエイターさんが厨房にいたので、遠くから挨拶をしたら、豚ちゃんの貯金箱をプレゼントしてくれました！

翌日知ったのですが、セゴビアのお土産として豚ちゃんの貯金箱は、どのお土産屋さんで売られていました。
でも、この豚ちゃんにはレストランの名前入り！

レストランの前で。
本当美味しかった～
奮発して良かったねぇ！

しかも、「飲んだワインが美味しかったので、ラベルが欲しい」と言ったら、「ボトルごと持って行きな」と、ワイン袋をくれました。
結構立派な袋で恐縮。

「サン・マルティン教会(Iglesia de San Martín)」

12Cに建てられたロマネスク様式のカトリック教会。

サン マルティン教会 (セゴビア) 寺院・教会

ショーウィンドウを見て歩くだけでも楽しい！

これはレストラン！

橋のふもとでは、合唱団がクリスマスソングを歌っていました！

気温は−3度。地面はツルツル。
昨日まで温暖なアンダルシア地方にいたから、この差はキツイ(>_<)

ローマ水道橋 建造物

霧だけど、幻想的な雰囲気でいいね★
来て良かった！

22時、ホテルに到着。

パラドール デ セゴビア ホテル

廊下はこんな感じ。

部屋からの眺め。
まだ少し霧がかかっている。

0:30の眺め。
少しずつ晴れてきたかな？
明日は晴れたらいいなぁ～