2024年年末スペイン9日間⑥元旦のトレド

2024/12/26 - 2025/01/03

今日は2025年の元旦。
しかも明日のお昼の便で帰国するので、実質今日が最終日。
せっかく車があるから近場の観光地に行こう！
予定では、コンスエグラの風車を見るはずだったけど、4日目に行っちゃったので、トレドにしようか？
元旦なので大聖堂の中には入れないと思うけど…
トレドを散策して、夕方戻ってからはマドリードのレティーロ公園に行って、最後にもう一度ソル広場へ。
本当に名残惜しい…

エリア トレド(スペイン)

8:00起床。
夫は昨夜と同じく、イベリコ豚と骨付カルビのグリル。

私はリーフパイ。
日本で売られているリーフパイは、スペインのこれが原型。
めちゃ大きい！

10:00に出発！
古都トレドへ。

「ミラドール デル バイエ(Mirador del Valle)」

1時間弱のドライブでトレドに到着。
早速、旧市街を一望できる展望台へ。

アルト自動車道沿いに展望台が5ヶ所ほどあります。

元旦のためか、余裕で駐車！

トレドの展望台 観光名所

タホ川(Rio Tajo)はポルトガルまで流れていて、ポルトガルではテージョ川と呼ばれています。
昨年の今日は、テージョ川を見ていたね～と何だか感慨深い。

川が街を囲むように流れていて、その中にまるでおとぎ話のように街並みが並んでいます。

アルカサルが見えます！

こっちには、トレド大聖堂！

「ミラドール デ トレド(Mirador de Toledo)」

歩いて数分で2つ目の展望台。
「1日しかスペインにいられないならトレドに行け」と呼ばれるほど美しい街です。

「ミラドール(Mirador)」

さらに歩くこと数分で、3つ目の展望台へ。

じゃあ、今度は旧市街を散策しよ～！
しばらくグルグル探すけど、駐車場どこも満車。
仕方ない、かなり評判が悪い無料駐車場に駐車。

なぜ評判が悪いかと言うと…
蛍光色のベストを着たいかにも係員らしき人にチップを支払わないと、タイヤをパンクさせられたり、窓ガラスを割られたり盗まれたりするんだそう。
この人たちは係員ではなく、浮浪者のような、ギャングのような人たち。

スペインの無料駐車場の至る所にいるみたいなので、無料とはいえ、停める時にはかなりの覚悟が必要です。

とりあえず、係員らしき人が近寄ってきたので2ユーロを手渡し。
イタズラしないでね。
頼むよ～

「Remonte mecánico de Safont / escalator」

エスカレーターで高台にある旧市街へ。

1986年にトレドが世界遺産に登録されると同時に、旧市街にバスの乗り入れが禁止になりました。
そこで、徒歩でも旧市街にアクセスできるようエスカレーターが設置され、飛躍的に観光も生活も便利になりました。

写真のようなエスカレーターを、何本も何本も乗り継いで上がります。

上からは新市街を一望！
16Cに建てられた、黒屋根の「タベーラ病院」が見えます！

「ソコドベール広場(Pl. de Zocodover)」

旧市街の中心地。

ソコドベール広場 広場・公園

アルカサル横の道を登っていきます。

「アルカサル(Alcázar de Toledo)」

16Cにカルロス1世の居城として建てられた宮殿。
要塞化された王宮だったけれど、今は軍事博物館。

アルカサル / 軍事博物館 (トレド) 城・宮殿

トレインビジョン！
可愛いねぇ～
これで、トレドの名所巡りができます。

「中央体育学校(Escuela Central de Educación Física)」

アルカサル前のコラリージョ・デ・サン・ミゲル公園 からは、宮殿のような建物が！

何とスペイン軍の体育学校なんだそう。
立派すぎる…

見下ろすと、さっきの展望台への道が見えます。

アップダウンが多いトレドの街。
石畳なので、体力も消耗…
真夏は40度を超える日もあるとのこと。

「アユンタミエント広場(Plaza del Ayuntamiento)」

クリスマスマーケットをやっている～！

アユンタミエント広場 広場・公園

お菓子のお店が多い！
何か食べたいな～

バナナやキウイなどをチョコでコーティング

太いチュロス？

「チュロ・レジェノ(Churro relleno)」(5ユーロ)

チュロスの中にもチョコが入っています！

グリューワインだ(5ユーロ)！

セゴビアと同じカップ！
今度はトレドって書いてある～！

「トレド市庁舎(Ayuntamiento de Toledo)」

アユンタミエント広場の南西側には市庁舎があります。
「アユンタミエント」とは「市庁舎」の意。

エル・グレコの息子、ホルヘ・マヌエルが設計に携わりました。

観光案内所 (トレド 市庁舎内) 散歩・街歩き

「トレド大聖堂(Catedral de Santa María de Toledo)」

でも、振り返るとトレド大聖堂が目の前。

トレド大聖堂 寺院・教会

クリスマスマーケットは出店だけではなく、メリーゴーランドもあって、華やかな雰囲気！

「ライオンの門」

広場からは、大聖堂のファサードを真正面から望めます。

トレド大聖堂 寺院・教会

15Cに270年も掛けて完成しました。

このコがライオンかな？

「免罪の門」

ザ ・ゴシック様式！
大司教や一国の元首を迎え入れる時のみ扉が開きます。

門の上には18Cに造られた「最後の晩餐」のキリストと12使徒の像が一直線に並んでいます。

トレド大聖堂 寺院・教会

高さ90mもある鐘楼。
これも、エル・グレコの息子が一部設計に携わりました。
本来は2本の塔を建てる予定でしたが、地盤が悪く1本となりました。

「時計の門」

時計は18Cのもの。
門は14Cに建てられた、トレド大聖堂で一番古い門。

レンガと石を組み合わせた壁は、イスラムの影響なんだそう。

可愛い看板！

アヒルちゃんの専門店！

コメルシオ通りにある「WAMBA」でランチ。

「ビーフステーキ(12ユーロ)」

安いけど、美味しいお肉！

「チキンのパエリア(14ユーロ)」

四角いお肉もチキン？
缶詰のお肉と言われれば納得できるような、不思議な食感。

米の芯があるけど、これが本場らしい～

エスカレーターのところに戻ってきました。
帰ろっか～

駐車場で、すぐにタイヤを確認！
良かった～車は無事だ！

マドリードへ！
途中、いろんな街のスーパーへ寄るけれど、とことん閉まっている。
グーグルマップでは「営業中」ってなっているのにぃ～
今日は無理かなぁ？

ホテルに一旦戻って少し休憩。
まだ明るいから少し観光しよう！

16:30 車で最寄りのバルデカロス駅へ。
そこからメトロでレティーロ駅へ移動。

ポスト発見！
両方の両親へ、ポストカードを送りました(→2/10に到着しました)！

「アルカラ門(Puerta de Alcalá)」

レティーロ公園の入口にある凱旋門。
サバティーニの最高傑作！

「レティーロ公園（Parque de El Retiro）」

「レティーロ」とは「休息」の意。
マドリードに都を移したフェリペ2世の時代には、ここに修道院と王の別邸があり、休息と祈りをささげる場所であったことが由来になっているそうです。
120万平方メートルもある、広大な公園。

レティーロ公園 広場・公園

「ガラパゴスの噴水(Fuente de los Galápagos)」

国王フェルナンド7世が娘イサベル(後のイサベル2世女王）の1歳の誕生日を記念して贈ったもの。

イルカや亀やカエルの彫刻が印象的。

「アルフォンソ12世のモニュメント(MONUMEMTO A ALFONSO XII)」

1922年に建てられました。
コロネードには騎馬像が置かれています。

鴨とお魚さんだ！

以前には、重さ12㎏、大きさ1m以上の「マルガリータ」と呼ばれた人気者の鯉もいたんだそう！

エサあげよ～

「クリスタル宮殿（Palacio de Cristal）」

改修中で中には入れず。
1887年のフィリピン展の際に、外来植物を入れるために建てられました。
スペインを代表する鋳鉄建築の一つ。

「ベラスケス宮殿（Palacio de Velázquez）」

リカルド・ベラスケス・ボスコが建築。
彼はその後にクリスタル宮殿を造りました。

画家のベラスケスとは関係なし。

国外の建築の潮流と、スペインの伝統的な建築文化の混ざり合った独特な建築物。

日が落ちてきた～
穏やかな夕焼け空。

アルフォンソ12世のモニュメントのふもとに来てみました。
大きい！
池の向こう側から面倒くさがらずに、こっちまで来て良かった！

アンフォルソ12世は、1875年～1885年の間スペイン王として在位し、慈悲深く思いやりのあった国王として国民の支持を受け、統治した間は内政・外交ともに平和でした。

アルフォンソ12世の騎馬像を守るように、ライオン像があります。

こっちにもライオン。

「クマとイチゴノキ」

メトロでソル広場へ。
クマちゃんがライトアップされている！

明日は朝イチで空港へ。

ソル広場のツリーも見納めだねぇ

「チョコラテリア サン ヒネス(Chocolatería San Ginés)」

スペインの元旦に食べるものと言えば「チュロス」なんだそう！
ということで、1894年創業のチュロスの専門店へ。
へっ！？
お店の前には、100人以上が並んでいる…

とりあえず看板が見えるところまで掻き分けて、写真を撮って退散！

チョコラテリア サン ヒネス カフェ

「EL Golden. Supermercado」

昼からずっと探し回っていたスーパー。
やっと開いているお店を発見！
本当に最後の買い物。
ワインやら何やら色々と購入。

巨大パプリカとパドロン(ししとう)？

「アレナル通り」からソル広場。

プエルタ デル ソル 広場・公園

名残惜しい～

19:00 メトロでバルデカロス駅へ。
そこの駐車場から車でホテルへ。

駅からホテルまで歩くと10分以上かかるけど、2分で到着。
楽チン！

必殺、マヨネーズの詰め替え。
「もういらないんじゃ？」と思ったけど、帰りの空港ラウンジで使うかもだって。
そんなにマヨ必要？

お土産を中心にパッキング。
夫は爆睡…

自分へのモノのお土産たち
・トレド、セゴビアのクリスマスマーケットで買ったグリューワインのカップ
・セゴビアのレストランで貰った豚ちゃんの貯金箱
・コンスエグラのレストランで買った手書きのタイル

22:00 夫を起こして夕食。
昨日と同じく、イベリコ豚と骨付カルビのグリル。少し味付けを変えて…
イベリコ豚って柔らかくて美味しい！