2023/11/09 - 2023/11/10
184位(同エリア189件中)
無人(muto)さん
- 無人(muto)さんTOP
- 旅行記38冊
- クチコミ17件
- Q&A回答20件
- 12,782アクセス
- フォロワー6人
2023年11月の能登方面旅行のその4、福井編を掲載
全体の旅程は次の通りで本編は第4日目の分である。
第1日:午前便で能登空港へ飛び能登観光 輪島市泊
第2日:能登観光 黒部・宇奈月温泉泊
第3日:黒部峡谷観光 夕刻女房殿のみ富山空港から帰京 南砺市泊
第4日:合掌造り三集落 岐阜荘川町泊
第5日:九頭竜湖、恐竜博物館など 福井市泊
第6日:永平寺、東尋坊など 夕刻帰京
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
この日は東海北陸自動車道荘川ICの近くの宿「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川」から国道158号線を福井市方面へ向けてのドライブだった。九頭竜湖の紅葉が一つの楽しみで、後は時間との兼ね合いでどこに立ち寄るか決めようという計画だった。天気は曇り。
スタートして15分ほど走るとデイリーヤマザキがあった。昨日ホテルのフロントで話に出た最寄りのコンビニである。往復30分かかるじゃないか。来なくて良かった。と思いながら通り過ぎた。更に30分ほど走ると道路がループする。
標高400mほどの白鳥町から、約2km先にある標高800mほどの油坂峠を越える――つまり1:5の勾配を登るための工夫だ。ここを境に飛騨から越前へと入るのだと思うと、旅の雰囲気も少し変わって感じられる。(実際には景色も何も変わらないので、単なる気分の問題だが。)
峠を抜けて10分も走ると九頭竜湖が見えてくる。 -
九頭竜湖が近くなるとまず紅葉が目に入った。
オートキャンプ場らしい。しかし、入れない。どっか駐めるところないかと探しているとちょっとした駐車場があった。蝶の湖展望台と書いてある。目の前におそらく九頭竜湖への土砂の流入をコントロールするためのものだろう堰がある。ネットで調べて見ると、星空がきれいなところとか書いてある。
少し行くと橋が架かっていたので渡ってみることにした。対岸であればこちら側が見える。つまり太陽の陰にならない方が見えると考えたのだ。それから20分ぐらい走っただろうか、展望できるところが見つからない。そして道があまり整備されていないので、Google Mapで見てみると元の道路へ戻る道は無いようだということで引き返すことにした。 -
橋のところまで戻ったところで道端に駐めて撮った写真。思ったことは間違ってなかったけど、ここから先に行かなくても良かったなぁというのが振り返っての感想。
ところでこの橋は箱ケ瀬橋(夢のかけ橋)というそうだ。何でも瀬戸大橋を建設するとき試作として架けたものとのこと。確かに姿はそのままだった。橋の写真は撮ってない。
少し行ったところに駐車場があったので駐めてみた。大谷区「ふるさとの碑」というのがある。夢のかけはし (箱ヶ瀬橋) 名所・史跡
-
道路沿いを歩いていると木々の隙間から対岸に日が差しているのが見えた。なんか島みたいに見える。
-
川岸へ降りられそうだったので行ってみての一枚。やはり黄葉は日が差すと一層きれいになる。冬のような澄んだ空気ならもっときれいにコントラストが出ると思うのだが、曇りの日にしてはなかなか良かった。
-
しばらく川沿いを走って九頭竜ダム。昨日の御母衣ダムと一緒でロックフィル式。貯水量はこちらの方が少し少ないようだ。
ここでの時刻は11時半頃。福井の宿につく前にもう少し寄り道できそうだった。福井と言って思い浮かぶのは白山、東尋坊と恐竜だったので、恐竜博物館にでも行ってみようと思い立った。
途中、平泉寺白山神社(へいせんじはくさんじんじゃ)の矢印が出ていたので、翌日と言わずこの日のうちに行ってみようと立ち寄った。 -
良い感じ。この頃は苔むす参道に木漏れ日が美しかった。
-
参道の途中にあった鳥居と池。この御手洗池(おみたらし)に女神様(伊弉冉尊)が降臨し、泰澄法師という僧に白山登拝を促したのが白山開山、信仰の始まりだとか。8世紀のことだとされている。
アングル的には対岸から撮りたかったのだが入れるかどうかわからず手前から撮っただけだった。 -
参道の突き当たりの苔むした林の中に拝殿があった。
実はいくつもの白山神社あることは漠然と知っていたが、この神社のことを調べていると大変複雑だということがわかった。この神社に来たのはビンゴだったようだ。
端折って記録しておく。白山神社について語る前に白山信仰について知る必要がある。古来、白山は流れ出す長良川、九頭竜川、手取川などの水源であり、原始的な山岳信仰の対象であった。伝えではBC91年に遙拝所がつくられたとなっているなど長い歴史があることは間違いない。白川郷で縄文時代から生活していた痕跡が確認されているということは、この辺りでも同様なのだろう。その信仰の場として白山神社が各地に創建された。北は加賀南部(加賀市、小松市、白山市など)、越前(大野市、福井市)、そして美濃(郡上郡)まで広がっている。
そして、上記のように8世紀頃に白山は開山され修験の場となった。また、神仏習合によりそれぞれの国の白山神社に白山寺、平泉寺、長瀧寺の神宮寺が建立された。いわゆる権現信仰だ。その後15世紀には平泉寺が8,000名の僧兵を擁したと言われるほど栄えた。だが、三つの寺の祭祀権争いや一向一揆などの影響で衰退した。江戸時代になると、この平泉寺白山神社は加賀藩主前田家の支援により小規模ながら復興された。そして明治の神仏分離・廃仏毀釈によって平泉寺は廃寺となったが、平泉寺白山神社として現在に至っている――というようなところが概要という理解でよいだろう。
この白山神社には長居せず、恐竜博物館へ向かった。ところが、石川県に入りますというカーナビの声であれっ? ネットで調べると、福井県立恐竜博物館の他に野外恐竜博物館と白山恐竜パーク白峰とがあるじゃないか。カーナビを見ると白山恐竜パーク白峰を入れていた。当然のことながら引き返し。 -
やっと到着した福井県立恐竜博物館!
といっても、最初から博物館の中に入るのではなく外だけを見るつもりだった。入るつもりだったら朝一番で来て時間に余裕を持たせる。福井県立恐竜博物館 美術館・博物館
-
屋根の上にある恐竜博士のベンチ。
シュールで好き。 -
も一つ、ド迫力のティラノザウルス
ということでこの博物館を後にして宿に向かった。
宿はホテルルートイン福井大和田。定番のルートインはいつもながら便利で快適。夕食もホテルにある花々亭で早々とすませ、翌日の行き先を選んだ。
永平寺と東尋坊は行きたいと思っていたが、20:25の便で東京に帰るまでの時間を考えるともう何ヶ所か訪れることができるだろう。まず紅葉情報を見てみると、福井市内では養浩館庭園という日本庭園があり「色づき始め」の表示があった。また、一乗谷朝倉氏遺跡の諏訪館跡庭園のイチョウが「見頃」となっていた。他もいろいろあるがこの2ヶ所を訪れることにした。 -
この日はこの旅の最終日、そしてまた雨降りとなった。
最初の予定地、養浩館庭園は市内の福井城近くにある。この庭園は、数寄屋造りの屋敷をそなえる回遊式林泉庭園(かいゆうしきりんせんていえん)で、江戸時代初期から中期に完成したようだ。屋敷は第2次世界大戦時の空襲で消失したが平成になって復元された。 -
月見障子越しに見える庭園は確かに「色づき始め」だった。
名勝 養浩館庭園 名所・史跡
-
池の周りを散策しながら景色の変化を楽しむ回遊式林泉庭園なので傘をさして歩き出した。建物をでるとすぐに遣水という水辺がある。ここを通って池側に回るのだが、ここを通って良いのかと思うくらい水が近い。非常に印象的な場所だった。
-
遣水を渡る切石橋の近くから見た池側の光景。
ここから左の方へ池を一周して見学終了。規模的には広大でなく、豪華な意匠もないが、落ち着く庭園だ。
30分ほどゆっくりした後、一乗谷へ向かった。
前の晩下調べしていて、織田信長の物語で敵対し、滅ぼされた浅井・朝倉連合の朝倉氏のことを思い出した。それとNHKのブラタモリで出てきたことも。 -
最初に目に入ったのはイチョウの黄色。
まず向かったのは予習していた諏訪館跡庭園の大イチョウ。この遺跡は山の斜面にあって道路が一番低いところにあり、遺跡を見るためには階段などを上る必要がある。 -
えっ? なんか違う。よく見るとイチョウに全く葉がついていない。見頃過ぎて葉が過ぎたのか、枯れたのか?
2024年の紅葉情報でもこのイチョウの画像が使われているので枯れたのではないと思うが。
残念だが一番の目玉が見られなかった。一乗谷朝倉氏遺跡(庭園) 名所・史跡
-
諏訪館跡庭園辺りから見下ろすと復元街並みが見える。たき火だろうか立ち上る煙が古い時代に思いを至らせる。古い時代と書いたが数十年前前まではよく見られる光景だったという記憶がある。
-
諏訪館跡庭園から中の御殿跡の柱石が並ぶところをぬけ湯殿跡庭園へ向かう石橋のところのモミジは少しだけ紅葉していた。
-
そして湯殿跡庭園は雨に濡れる庭石に紅葉が映えていた。
-
次は朝倉館跡の方へ降りていく。現在も発掘中なのか修復しているかわからないが工事中のような場所もある。
正面に見えているのが西門。そこを通って外へ出る。 -
外から見た西門(唐門)
-
帰りにはイチョウの木の方まで行って見た。ここではこのイチョウが一番の黄葉だった。
-
上を見ると雲が立ちこめていて幽玄な感じだった。こういう景色を見ると雨も良いなぁと思う。
次は永平寺だ。
門前の土産物店が立ち並ぶ通りは雨の平日からだろうか人通りが少なかったので入ってみた。案の定寺の近くの駐車場が空いていたので駐めた。混雑しているときは手前の広い駐車場を利用した方がよさそう。 -
で永平寺
見頃少し前かもしれないが十分紅葉していた。曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会
-
参道はかなり紅葉が進んでいて既に落ち葉もある。
-
永平寺は有名だが、道元が開いた曹洞宗の本山である。というか、実はそれくらいしか知識がなかった。現地に来てみると、鬱蒼とした森に囲まれた山間に伽藍が配されている。斜面にあるため廊下が階段になっ永平寺は有名だが、道元が開いた曹洞宗の本山である。というか、実はそれくらいしか知識がなかった。現地に来てみると、鬱蒼とした森に囲まれた山間に伽藍が配されている。斜面にあるため廊下が階段になっているところが多いし、雪深いためか仏殿なども仏殿なども廊下でつながる構造になっている。この伽藍の主要な建物は全て繋がっているようだ。
写真は入り口の吉祥閣や傘松閣から続く廊下である。中央の階段が山門のところだ。(中央を過ぎて振り返って撮ったので入り口からすると左右が逆。)左は唐門方向ですぐのところに鐘楼があり、右は中雀門を見上げる庭になっている。まずは左側。ているところが多いし、雪深いためか仏殿なども廊下で繋がれている。この伽藍の主要な建物は全て繋がっているようだ。
写真は入り口の吉祥閣、傘松閣の方から繋がっている廊下である。中央の階段が山門のところだ。(中央を過ぎて振り返って撮ったので入り口からすると左右が逆。)左は唐門方向ですぐのところに鐘楼があり、右は中雀門を見上げる庭になっている。まずは左側。 -
永平寺と言えば一番にこの鐘楼を思い出す。最近は見ないが毎年「行く年来る年」で除夜の鐘の中継を見ていたからだ。帰宅して永平寺に行ったと女房殿に報告したら「あの鐘楼見た?」 やはり同じことを思ったようだ。
-
右側はほんと見上げる感じ。
-
入り口の方へ戻り階段になっている廊下を上に行くのだが、その前に撮った庭の一枚。廊下の外にも石段があり紅葉も見える。
-
1レベル上がった廊下から見る山門。この前の写真で階段上部で写真を撮っている方が映り込んでいたところから。
-
中央辺りから撮った山門と紅葉
中雀門を抜けて大庫院まで行き更に階段を上がり2段上のレベルにある法堂まで登る。法堂の前からは伽藍を見下ろすことができる。 -
カバーにも使っている長い屋根が印象的で好きなアングル。長い屋根は一文字廊で真ん中は仏殿。
-
下りの廊下がクランクしているあたりから見た伽藍。いくつもの屋根が連なっている。なんか角度感覚が狂わされる。水平は出ているんだろうかと何度も確認するけど、自分の感覚に100%の信頼が置けない。
-
階段廊下の窓。これくらいの傾斜がある。
-
通用門から伽藍を出ると左側に唐門がある。苔むした階段の上に見えている。永平寺の紹介でよく使われている写真の場所の一つ。
-
帰りの参道。苔の間に赤と黄の落ち葉が落ちていて風情あるなぁ。
と思って永平寺に別れを告げた。
次の目的地は東尋坊。崖が有名な名勝で有名な観光地なので一度は見ておきたかったところ。
オフシーズンで、さらに雨の平日だったからか遊覧船チケット売り場からさほど遠くないところに駐めることができた。駐めてからわかったけど「海船や」という店の駐車場で有料だった。近いところに駐められたのでOKだ。来る前は近くに駐められるかどうか少し不安だったのだ。駐車場が空いてただけでなく土産物・食堂街もしまっているところが多くてさびしい感じだった。また、遊覧船も休業していた。改めて、オフシーズンだなぁと実感。 -
高いところで20m以上もある断崖が約1km続く。日本海の荒波が打ち寄せる勇壮な景色...残念ながら雨、海は穏やかと想像していたのとは違っていた。
東尋坊 自然・景勝地
-
岩場は柱状節理で形成されている。柱状節理は多くの種類の火成岩で起こり、岩が冷えて収縮すると形成されるもので世界中で見られるが、ここのは輝石安山岩という火成岩のもので世界中で3ヶ所しかないそうだ。
実は柱状節理はいろんな景観を作り出すので見に行くのを楽しみにしている。因みに最近(2024年)では佐賀県の七ツ釜の海岸を楽しんできた。 -
手すりなどは整備されてはいないが、波打ち際まで降りられるようにルートが作られていたのて、雨の影響で特に滑りやすい場所もなかったので降りてみた。冒険しているようでちょっとしたワクワク感がある。残念なことに下での写真はうまく撮れていなかった。
この時点でまだ3時頃だったので、北に1kmほどのところにある雄島近くへ行ってみたが、雨が降っていて島への橋を渡る気になれなかった。また、もし見られるようなら夕陽が落ちる頃までこの辺りに居ようと思っていた。しかし、期待薄で断念した。それで、ずいぶん早いが空港へ向かうことにした。
-------------------------------------------------------------------------
福井編1泊2日は、初めて訪れるところばかりで興味深い光景が見られて楽しかった。下調べが十分でなかったことは反省材料。
福井の前の、能登半島、黒部峡谷、合掌造り三集落も合わせて6日間、良い旅行だった。全旅程ではなくとも、リピートしたいものだ。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
大野(福井) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023年11月 能登・黒部峡谷・合掌造り・福井
0
41