2023/11/08 - 2023/11/09
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無人(muto)さん
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2023年11月の能登方面旅行のその3、合掌造り編を掲載
全体の旅程は次の通りで本編は第4日目の分である。
第1日:午前便で能登空港へ飛び能登観光 輪島市泊
第2日:能登観光 黒部・宇奈月温泉泊
第3日:黒部峡谷観光 夕刻女房殿のみ富山空港から帰京 南砺市泊
第4日:合掌造り3集落 岐阜荘川町泊
第5日:九頭竜湖、恐竜博物館など 福井市泊
第6日:永平寺、東尋坊など 夕刻帰京
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
黒部峡谷でトロッコ電車に乗った日は、午後から東京へ帰る女房殿を富山空港に送り、南砺市まで移動して桜ヶ池クアガーデンに宿泊した。できるだけ白川郷に近いところに泊まりたかったけど、この日も夕食の時間にホテルに着くことは難しいと思っていたので、素泊まりできるところを探した結果がここだった。この時は白川郷だけでなく人喰い谷、相倉集落と菅沼集落もまわろうと思っていたので白川郷に近いところよりかえってよかったと思っている。里山オーベルジュ&温泉ウェルネススパとうたわれているけれど、レストランは利用せずだった。もちろん温泉には入ってリラックスできた。
翌朝まずは紅葉の名所と言われている人喰い谷を経由して五箇山相倉集落へ向かった。五箇山トンネル入り口脇の人喰い谷を通る旧道へ分岐に来てみると、旧道は何キロか先で通行止めと表示されていた。少しは進めそうだったので数百メートル進んでみたけれど二ッ屋川沿いの急峻な峡谷は色づいていなくてそれ以上進むのをやめ引き返し、トンネルを通って相倉集落へ。 -
相倉集落の入り口にある駐車場に到着したのは8時前だった。集落には車は入れないのでその手前にある駐車場に駐めた。どのようにまわろうかと思っていると駐車場スタッフのような方が近づいてきた。「この集落に入れるのは8:00からで、この駐車場も有料です。」だそうだ。相倉合掌造り集落保存財団の方らしい。その上で、集落に入るのは8:00からだが展望台へは行けるから先に登ってみたらと薦められた。(現在ネットで調べると8:30になっている。訪れるときには事前に確認したほうが良さそうだ。)そして登ってとったのがこの写真。ネット上でよく見る俯瞰写真はここから撮ったものだったのだ。ご覧のとおり絵のような山間の早朝の風景を見られて大満足。集落にはまだ日は差していないが背後の雲がかかる山には日が差し始めている。薦めてくれた彼女に感謝!
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展望所から降りて集落の端の方を方から歩き始めると集落にも日が差してきた。キラキラの太陽が眩しい。
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こんな感じの合掌造りの建物が20軒ほど立っている。30分も歩き回れば外観は全部見られる。
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ここの合掌造りの破風は丸っこくて優しい形をしている。破風(はふ)とは、屋根の妻側部分を指す建築用語。
すぐ傍のイチョウの黄葉が美しかった。 -
非住宅建築もある。これはお寺。
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最後に駐車場に近いところを撮った一枚。この集落では集落の中心部分では人が生活している様子がよく見られるが駐車場の東側あたりはこんな感じで撮れた。山村の朝だなぁ。
ということで、次の五箇山菅沼集落に向かうことにした。 -
菅沼集落展望広場からの眺望。この集落にある9棟の合掌造りの建物の大半が見えている。
集落は庄川の川沿いにあるが、駐車場は集落から見て川とは反対側の山麓の国道156号沿いにあり、展望広場、案内所と集落のレベルまで下れるエレベーターが設置されている。 -
しかしエレベーターは使わず、まずは国道沿いにもう一つの進入路がある東の方へ下った。いくつもの家の妻側の形がわかるようなアングル。
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この集落は川沿いにあると書いたが、正確には庄川の河岸段丘に位置する。縄文式土器が出土していて古代から人が住んでいたらいしいとのこと。合掌造りは17世紀ころに原型が成立したとのことだが、古代の様式がその起源になっているのかもしれないなどと想像が膨らむ。
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集落に降りてメイン(?)道路
ぼちぼちだが観光客も来ていた。そういえば前の相倉集落ではひとりの観光客も見かけなかったなぁと改めて。 -
この貯水池がすぐ目に入った。どちらが上かわからないほどきれいな水鏡になっていた。さて、この写真は正か逆か?
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五箇山民俗館の手前にはコスモスが植えられた。やはりコスモス越しに撮りたいのはいたしかたない。
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すぐに突き当たりになる。最初展望台から見たとき正面に見えた3棟の一番奥の建物だ。
この辺り道に木の葉一枚落ちてないくらいで、きれいだなとと思っていたらこの家の方がお掃除中だった。一声かけたら微笑んでいらっしゃった。朝から気分がよかった。 -
突き当たりに行く前の左側の道に入ると2棟が正面から見える。展望所から見えた手前の2棟だ。妻入りのきれいな形だ。よく見ると右側の棟の妻のひさしが瓦で葺いてあるハイブリッドな形式。そういえば先ほどの突き当たりの棟もそうだった。菅沼の集落の写真も見直したら瓦やスレートのような建材で葺かれている。出入り口の場所でかつ勾配が緩いからだろうか。茅の入手量の問題もあるかもしれない。
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突き当たりの家の前を通って裏の方へ行くと庄川に出る。緑色の水面は鏡のようで川と思えない穏やかだった。そこに映った紅葉も合わせてこの季節ならではの美しさだった。
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川沿いに裏に回ると朝日が輝いていて息をのんだ。水田の黄色が眩しい。
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合掌造りの民家ではないが伝統的工法でつくられているとのこと。詳しくはわからない。
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エレベーターで駐車場へ上がる前に撮った並びの3軒。横から見ると正面から見るのと感じが違う。
菅沼集落をでて白川郷へ向かおうとしたら100mくらい進んだところに合掌の里という看板が出ていたので寄り道。 -
合掌造りの建物が数棟あり、生活館、合掌体験館などがあるようだった。この写真は合掌体験館。
既に10時近くになっていたので長居はせず出発。
白川郷のメイン駐車場へ行く前に、荻町の交差点の手前で鋭角に左に曲がり込み荻町城趾展望台駐車場へ。注)この荻町城趾展望台駐車場は2023年12月28日付けで閉鎖されている。長時間駐車に起因する渋滞が問題になったとのこと。確かに無料だったからだろう、ここに駐めて村に降りている人がいるようではあった。 -
定番の眺望。何度来ても次も必ず来るところ。屋根面が濡れた時に乾きやすいように東西に向けてある。よってこの北側の展望台から見ると多くの合掌造りの妻側が見えることになる。
さて、この白川郷も庄川の河岸段丘ににあり、7,000年前の縄文時代早期には人間の生活が営まれていたらしい。西暦1700年頃から養蚕などがおこなわれるようになり家屋の大型化と小屋裏の利用が促進され合掌造りの原型が形成されたと推定されている。現在は民家、付属建屋を含め109棟の茅葺き屋根家屋がある。 -
後背の山は黄葉している。
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東側の山麓も。
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最も近くに見える田んぼの中の小屋。ぽつんと建っていてなんか印象的。
しばし眺望を楽しんだ後、集落の観光客用の駐車場へ。庄川を渡る萩町橋を抜けて村営せせらぎ公園 駐車場へ入ろうとしたら満車で入れないとのこと。そのまま国道156号を600mほど進み右折し、やはり600mほど集落の方へ戻ったみだしま公園 臨時駐車場に駐車した。この駐車場は集落のほぼ南端に位置し、臨時ではあるが集落に近くて便利だ。臨時駐車場にまわれと言われたときのがっかり感は不要だった。集落に入るために「であい橋」を渡らなくても良いのはメリットと言えるかもしれない。
メイン通りを歩き始めると観光客の多さが気になった。混雑と言うほどではないがせせらぎ公園駐車場が満車だけのことはある。横道の方がイイだろうと思い白川八幡神社を過ぎた辺りで右折した。 -
明善寺。右折して最初の曲がり角からのアングル。
入母屋造りではないかと思うほど妻側の庇が立派。イチョウがきれいに黄葉しているのも高得点。
そのまま幅4mほどの狭い道を進むことにした。 -
カフェ「いっぷく ちな」
平入りであることがよくわかる。五箇山の妻入りより優しい感じがする。 -
ススキ(と思う)を乾燥させ茅にするための丸立てと田んぼ越しに合掌造り。
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田んぼ越しに見た合掌造り「喫茶 落人」の妻側。屋根にへちまが根を貼っている。メンテ的には良いのだろうかと思ったりする。趣はあるのだが。
なお、この破風は五箇山で見た丸みを帯びたものと違い、角張っている。これは葺き方の違いによるのだそうだ。五箇山では円筒状にまいた束をハフジリ(破風尻)としてそこを基準に葺くためハフジリの丸みがそのまま残る。白川郷では破風の一番下の茅の株元を起点としてその上に積んでいくような葺き方をするため、茅の株元の切り口が露出するため角張る――そうである。 -
長瀬家
丸立ての上部の穂がキラキラしている。 -
林の前にあった板倉ともみじ。紅葉している木は少ないけどこれはきれいだった。
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少し進むと田んぼ越しに有名な和田家住宅が見える。和田屋を紹介する時によく使われているアングルみたいだ。その理由もわかる気がする。
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展望所から最も近くに見えた小屋は和田家の稲架小屋らしい。小屋の周囲には収穫した稲などを乾燥させるために架けるための棒(稲架(はさ)棒というそうだ)が取り付けられている。この建物も世界遺産の対象になっている。
和田家のところまで来て、スイレン池の手前を左にはいるが、和田家には入らずスイレン池を過ぎたところでメイン通りの方へ。 -
メイン通りに出る前に紅葉した木々の間に見えた風景。ススキの穂も見えていて秋の気配がいっぱい。
合掌造りの建物は方向からして神田家と稲架け小屋だと思う。
メイン通りにでて南下し始めたが合掌造りが見えなかったので、100mくらい進んだところにあった左への小径に入った。少し行くと小川が流れていてその川沿いに細い歩道があったのでそちらに。萩町公民館の裏にでることになった。 -
公民館の手前から北側を見ると和田家住宅と背後に萩町城趾展望台が見えている。
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東側の民家。洗濯物が干してある、板倉に農機具が吊るしてある、農作業している方が一服中だとか――生活感がある。背景の東側の斜面の森とのコントラストが美しい。
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「もみじ」
大覚寺の鐘楼の脇にあるもみじがきれいに紅葉していて撮影スポットになっていた。人が映り込まない瞬間を狙って15分以上粘っていた。というかそういう瞬間ができたのがラッキーだったと思う。カメラを手に座り込んで待っていた人がいたけどその人は諦めたようだった。もうちょっとだったのにと思ったけど、その人はどのくらい待っていたかわからないのでいたしかたなし。 -
もみじを何人もが撮影している間に大覚寺境内の鐘楼脇から撮ってみた合掌造りの破風。画像を整理しているときよく見たら飾り面がついていた。他では見なかったように思う。邪気除けの鬼瓦みたいなものだろう。ネットで調べても正しい名称、取り付けられている理由などわからない。
この後、であい橋へ出る道路でメインの通りの方に曲がり駐車場方面へ向かう。 -
白川八幡神社ではちょっとだけ境内に入ってみた。人はあまりいなくて落ち葉のカサカサがよく聞こえた。
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駐車場付近は田畑が広がり、合掌造りも点在している。田島家養蚕展示館だが閉まっているようだった。横のススキの畑が真っ白できれい。何組かの観光客がいてススキの写真を撮っていた。この写真は彼らが反対側にいった間に撮った。
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林の手前に見えた住宅の屋根の苔むしている感じがとても良いと思った。調べて見ると旧花植家で空き家になったが村で保有することにし、研究者のセミナーや長期滞在に使える施設に改装したらしい。
ここで白川郷の撮影を終了した。
ところで白川郷には過去に二度訪れている。 -
前回は2022年1月に是非と思っていた雪景色を見に来た。。今後旅行記にするかどうかわからないので、その時の写真を置いておく。良い天気にも恵まれとてもきれいな風景を満喫した。この時は京都での用事の後富山に回り、この白川郷と雨晴海岸に訪れたという旅行だった。
もう一度は1990年代。2015年にその時撮った写真のプリントを発見したので、そのプリントをカメラで撮っておいたもの。 -
30年以上前で現在とは様子がかなり違っていた。右上は「ふるさと」を明善寺の辺りから撮ったもの。左下はおそらく野外博物館合掌造り民家園での撮影。今回は行かなかったところ。右下は原始合掌造りのような変わった格好なのですぐわかるかと思ったのだが、どこだったか特定できていない。なお、この時は外国人観光客を見た記憶がない。
そして今回だった。機会があればまた来たいものだ。
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【参考リンク】
合掌造り集落世界遺産センター公式サイト
https://whc-shirakawa-goandgokayama.jp/
白川村公式サイト
https://www.vill.shirakawa.lg.jp/
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雑感:ゲーム、アニメの「ひぐらしのなく頃」の舞台「雛見沢村」だったのね。見たことないので知らなかったけど、なんかコスプレいるなぁというのはその影響だったんだ。めちゃくちゃ違和感があったんだけど納得。
白川郷をでると、国道156号を南下しこの日の宿がある荘川町へ向かった。庄川沿いの道で谷間の景色の中のドライブは良い感じだった。 -
途中でロックフィルダムを見かけた。降りて見ると御母衣ダムだった。日本屈指のロックフィルダムとして名前くらいは知っていた。1961年の完成でほぼ同時期に建設された重力式やアーチ式の奥只見ダム、田子倉ダム、黒部ダムなどとともに、ロックフィル式は御母衣ダムという記憶がある。(リアタイで知っているわけではないはずだが、学校で習ったのだろう。)調べて見ると2025年現在でも貯水水量は国内5位とのこと。まさにダム建設ラッシュの時代だったのだと思う。実際間近に見ると表面はこんなで砂みたいな岩石が露出している。崩れそうでと思うのはきっと杞憂。
御母衣湖 自然・景勝地
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シルエット・ロマンス!
もちろん時期ではないので桜の花が咲いているわけではないけど、見てみたいと思わされる名木荘川桜。
「プロジェクト X」の『桜ロード 巨木輸送作戦』で有名になった。移植の話には感動したものだ。
1990年代に白川郷を訪れたときもバスガイドのアナウンスで説明をうけて窓から見ていたし、その時も移植されたこと自体は知っていたのだが、テレビで紹介されて認識度が格段に上がっていた。
午後4時過ぎには宿、フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川に到着。きれいでシンプルなお気に入りのチェーンホテルだ。レストランは併設していなくて、ちょっとしたキッチンが使えることは知っていたので、買い出しに行こうかと思いフロントで聞くと10km以上走ったところにデイリーヤマザキがあるけど、一番近いコンビニは東海北陸自動車道のPAにあるファミマとのこと。彼とともに笑ってしまった。隣の「道の駅 桜の郷 荘川」に「お食事処 おうか」と「桜香の湯」があり、少し行けばいくつかレストランもあるけど、営業時間は短いから注意が必要と教えてもらった。で、ホテルの売店で冷凍ピザを買ってキッチンでチンして部屋に持って帰ることにした。部屋で食べながら4日間の写真の整理というゆったりした時間を過ごすことができた。
その4、福井編へ続く荘川桜 花見
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