奈良へ正倉院展を見に行ってきた。

2024/11/10 - 2024/11/10

過日、熱海で美味い鰻を食べた。
関東風の鰻を食べたら今度は関西風の地焼鰻が食べたくなった。

おりしも所用で、大阪。
ならば、休みを取って地焼鰻の名店魚伊で関西風の鰻を楽しんで、11月11日まで奈良国立博物館で開催されている正倉院展、吉野の世界遺産金峯山寺蔵王堂 秘仏ご本尊特別ご開帳を見てみようと目論む。

鰻と、大和肉鶏とわさび葉寿しに吉野葛。美味しいものも忘れちゃならぬ。
大阪で一泊、奈良で二泊、京都へ入って京都から抜ける三泊四日の旅。

この旅行記は、
大阪の魚伊本店へ地焼鰻を食べに行く。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11945935/

の続きです。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

鶴橋から近鉄で奈良へ向かう。

窓の外には平城宮跡。

国営平城宮跡歴史公園 公園・植物園

近鉄奈良駅

昨日の京都と同じく奈良もYOUでいっぱい。

近鉄奈良駅 駅

奈良に着くなりまずランチ。
電車の中でググって見つけたそば切り 百夜月という店に直行。

そば切り 百夜月 グルメ・レストラン

鴨汁蕎麦。
奈良って蕎麦のイメージが全くない県だけれど、悪くなかったですよ。
奈良でそばを食べるのって多分初めて。

値段は、忘れた。

蕎麦湯は、新しい汁と共に。
ご丁寧だこと。

お腹も膨れたし、正倉院展の予約時間まで時間があるので春日大社に行ってみますかね。

奈良家庭裁判所の庭に鹿がいて奈良に着いたばかりと思われる外国人観光客が列をなして写真を撮っていた。

ここで驚いてちゃあいけないよ。

氷室神社
https://himurojinja.jp/

氷室神社 寺・神社・教会

本日の目的は正倉院展。
予約の時間までちょっと時間があるので、まず春日大社へ。

思案中

この日のメインイベントは正倉院展なれど、撮影禁止なので鹿の写真でお茶を濁そうかと。

どこ行くん？

奈良の鹿の数はおおよそ1300頭だそうな。

風呂上がり？

コロナの時期、観光客が減り鹿せんべいが食べられなくなった鹿が痩せたなんて、嘘のようなニュースがありましたね。

あっち向いてホイ！

富士山周辺や神奈川の丹沢あたりじゃ、鹿による食害が問題になっているけれど奈良県ではそういった問題は無いんですかね？

スナイパー

鹿せんべいは、一般社団法人奈良の鹿愛護会の登録商標らしい。
https://naradeer.com/

ハイティーン

鹿せんべい、材料は米ぬかと小麦粉だそうな。
その昔、齧ったことがあるけれど、藁のような味がした。

国の天然記念物である鹿と戯れながら春日大社へ。

春日大社、幾度となく訪れているけれどもその歴史については無知であり、HPを見ると、驚きの事実がさらっと書かれていた。

春日大社 寺・神社・教会

“HPより抜粋”

およそ一三〇〇年前、日本の国の繁栄と国民の幸せを願い、茨城県鹿島より武甕槌命様を神山である御蓋山山頂浮雲峰にお迎えし、神護景雲二年（七六八年）に社殿が造営されました。

https://www.kasugataisha.or.jp/

春日大社 寺・神社・教会

奈良の春日大社は茨城県から来たとは、今日の今日まで知らなかった。

花が砂に触れるほど伸びるため、砂ずりの藤と呼ばれるそうな。
咲くのは５月。

西回廊あたり

直会殿

フランス人が鹿に何かを問うと、こっちこっちと案内を始めた。

奈良の鹿は仏語も解するらしい。

天邪鬼は、鹿の案内には従わず、人がいない方へいない方へと歩を進める。

人も鹿も居ない景色って貴重だ。

紅葉にはちょっと早いな。

おやつゲット！

美味いか？

鹿ってなかなかの美脚

おっ、何だ喧嘩か？

とばっちりを恐れて皆さん遠巻きに戦いを見守る。

どっちも頑張れ～

互角の戦いという言葉があるけれど、片方は角が無い。

時々戦いを止めて、何？
と言うような顔でこちらを見る。

で、また唐突に始まる。

喧嘩と言うよりは、力試しみたいな感じなんですかねえ。

何見てんの？

おー秋の空！

春日荷茶屋で粥を食べるのも悪くないな、と思ったものの正倉院展の予約の時間が近づいて来たのでまたの機会に。

https://www.kasugataisha.or.jp/ninaijyaya/

春日荷茶屋 グルメ・レストラン

風情あるなあ。

池に入る鹿なんて初めて見た。

何してんだろ？

春日荷茶屋あたりって人も少なく静かで良かったですよ。

見事な紅葉を鹿と眺める。

さて、本日のメインディッシュ正倉院展

荷物は設置されていた無料ロッカーに預けて向かいます。

正倉院宝庫は秋に点検が行われ、その時期に合わせて正倉院展が開かれる。

令和6年は10月26から11月11日まででした。
https://shosoin-ten.jp/

撮影は許されないので何もご紹介できませんが、見ごたえありましたよ。

開催期間が短いのがネックですが是非。

次いで向かったのは今井町。

江戸の街並みが残る重要伝統的建造物群保存地区。

https://kashihara-kanko.or.jp/spot/detail.php?sid=S00038

今井町 江戸時代の町並み 名所・史跡

もともとは、戦国時代に一向宗の僧侶であった今井兵部という僧が防衛のため築いた装宗教自治集落であったそうな。

今井町並み散歩 祭り・イベント

本願寺の降伏により周囲の塀が撤去されたらしいが当時の姿を見てみたかった。

独立自治区のようなもんだったんだろうねえ。

良い暖簾だなあ、と眺めていたらぽっと灯がともった。

この今井町、1993年頃にユネスコからの「世界遺産」への登録オファーを間違って断っちゃったらしいです。
おかげで、あまり人が訪れず静かな景観が保たれているそうな。

おっといけない、日が暮れだした。急がなきゃ。

昼頃から今日は夕焼けがきれいに違いないと思っていたわけで。

大急ぎでホテルに帰ってホテルの部屋から夕焼けを楽しむ。

奈良の夕焼けってなかなかだと思うのだけれど、意外と誰も話題にしない。

盆地の夕焼けって、凄いなあって思って眺めているといると不意に漆黒が訪れるので好きなんですよねえ。

京都はあちらこちら、熊本の大観峰、山形の高畠あたりから見る夕焼けって飲まずにいられんな、ってなもんですよ。

この日も夕日を眺めながら飲む角ハイが美味かったなぁ。

さてと、今宵は大和八木で予約が取れない店として知られる美食酒房 如意へ。

20時くらいに訪問したんですが、予約なしでするりと入店。
https://tabelog.com/nara/A2903/A290302/29001886/dtlrvwlst/

美食酒房 如意 グルメ・レストラン

オススメの刺し盛を1人前用にハーフで。
1700円だったか。
切り身が分厚いな。

海あり県からやってきて海なし県で魚を食べる。

レバーなんぞを焼いてもらって。

奈良の地酒で夜は更ける。

この店に限らず、奈良の居酒屋って必ず店の前に自転車が停まっている。
自転車で飲みに来ている客が少なからず居るようで、20時くらいになると皆さん急にいなくなる。従って遅めの時間に出向くのが正解。

今宵の宿は、カンデオホテルズ 奈良橿原

カンデオホテルズ 奈良橿原 宿・ホテル

入り口がちょっとわかりづらい、二機しかないエレベーターがなかなか来ないという点を除くとなかなか良いホテルでしたよ。

夕焼けは写真奥の窓から楽しんだ。

コンセントも多くテーブルも機能的。

バストイレは普通。

スカイスパがあるので問題なし。

ただ、コーヒーはフロントで請求しないともらえないというルールはいかがなもんかと。

もっともスカイスパはなかなか快適。
サウナや露天からは写真のような景色が眺められました。

奈良の旅はまだまだ続きます。
次の旅行記では吉野へ向かいます。
金峯山寺蔵王堂 秘仏ご本尊特別ご開帳、凄かったですよ。

続きは次の旅行記で。