2024中国出張記（2）上海→泰州　列車旅

2024/11/20 - 2024/11/21

上海から列車で２時間の泰州市は、2003年から2013年まで中国国家主席だった胡錦濤さんや20世紀前半の京劇の名優梅蘭芳さんの出身地だそうです。

ここにある中国医薬城 (China Medical City, CMC)と名付けられ、2006年 9月に設立された中国で唯一の生物学的製剤に特化した国家級医薬ハイテク産業特区が今回の出張先です。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 3.5
• 交通: 3.5

• 交通手段: 鉄道 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

上海浦東国際空港を３時頃タクシーで出発し、１時間くらいで到着したのがこちら。上海虹橋国際空港の西側に位置する、いわゆる中国新幹線の出発駅です。中国の高速鉄道は、高速化された在来線と高速鉄道用の新線があります。この駅は虹橋空港のすぐ隣にあるので、こちらの空港に到着する人にはとても便利ですが、浦東空港からは遠いです。ちょうど成田空港から東京駅に行く感じです。朝の4時過ぎに駅に着きました。空港の案内で聞いた話では「駅は24時間開いている」と違い開門は朝の5時。寒空の下、開門まで1時間ほど待たされました。とほほ。

上海虹橋駅 駅

朝5時ちょうどに開扉。時間に正確で助かりました。これから乗る列車は、電光掲示板の一番上のD2206号、6時01分発です。

開門するまでは、何もすることがないので、駅の電光掲示板を撮影してみました。なかなか細かい規則があり、スプレー缶は120ｍLでマニキュアは20ｍLまで、とか。

バッグの中の液体は、事前に取り出して検査を受けてください、とか。まるで飛行機並みですね。

ナイフ、拳銃、スタンガンは持ち込めません。ごもっとも。

包丁、ハサミ、カッターナイフ、ハサミ、トンカチも持ち込めません。日本の新幹線の駅にも書いてあるのでしょうか？

チェックインするところが１－３０のAとBの６０か所もある広大な駅です。しかしヨーロッパの駅とは違いあらかじめゲートがわかっているので何も問題ありません。

広大なコンコースには椅子が沢山ありました。

本日私が乗る列車は２２Bが検票口でした。

「老・幼・病・残・孕」の看板。チェックインは、軍人と消防救助隊が優先で、あと老人、子連れ、けが人、障害者と妊婦が優先という表示です。「残」がなぞでしたが、障害者は中国語で残疾人なので「残」なのですね。

駅の入り口にもありましたが、ホームに行くときも、この機械にパスポートを読み取らせてから通過します。

ゲートを通過してエスカレーターで一階降りるとホームです。すでに列車が待っていました。

本日の車両は、CRH３型「和諧号」。和諧とは、調和・ハーモニーという意味で、海外からのライセンス生産車両は全部同じ名前だそうです。こちらは、シーメンスのDBICE3(veralo)型がベースの車両。

他にもいろいろな形の列車が並んでいました。

トイレは、洋式と

中国式が並んでます。お好みで。

車内は、まるで日本の新幹線。違和感なしです。

座席はコンセント付きで、日本とオーストラリア（ただし３ピンプラグじゃないと刺さりません）のプラグがそのまま使えます。

上海から２時間で目的地に到着。オンタイムでした。素晴らしい。

あいにくの小雨模様ですが、タクシーで移動なので問題なし。中国はタクシーが安くて嬉しいです。

ビルが立ち並ぶなかなかの大都会。それもそのはず、2023年末の人口は484万人、福岡県や北海道より少し少ないだけ。

大きな道路は東西南北に走り、標識も方角もわかりやすいです。泰州は「タイジョウ」と読むのですね。Googleレンズで翻訳するとなぜか「台州」となります。漢字を変えても翻訳にならないのですが。。。ちなみにPapagoと百度翻訳は「泰州」のままです。

CMC (中国医薬城)に、駅から２０分位で到着しました。

しばらくは、こちらでホテル暮らし。これでマングローブ林・ホテルと読むようです。