2024/12/08 - 2024/12/08
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kirinbxxさん
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泰州の代表的な観光スポットの一つに、梅蘭芳記念館があります。
梅蘭芳は清朝末期から中華民国・中華人民共和国初期にかけて、「京劇」を発展させ、海外にも知らしめた名優です。彼自身は北京で京劇の名門一族の後継者として生まれていますが、「本貫」という氏族の出身地が泰州だったようです。また、彼の「梅」という姓と泰州に昔からあった梅園をからめ、ここに記念館が作られたそうです。
1919年、帝国劇場の招聘で初来日、日本の歌舞伎役者と交流したり、関東大震災後にチャリティ公演を行ったりと日本との縁も深く、その後は世界各国で京劇公演を行い、各国の劇作家・役者・文学者などとの交流を深めました。彼がいなければ、「京劇」という中国の伝統演劇が世界に知られることもなかったかもしれません。
幸か不幸か、京劇が弾圧を受けた文化大革命(1966-)が始まる前の1961年に病気のため北京で急逝しました。
名女形として名を馳せた彼の十八番の一つがこの「穆桂英掛帥」の穆桂英です。元は北宋の楊一族の活躍と悲劇を描いた中国明代の講史小説「楊家将演義」の脇役なのですが、なぜか京劇では主人公になっている女性です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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泰州の梅蘭芳記念館は、元の梅蘭芳歴史展示館と梅蘭芳公園が合併して2010年6月に記念館となったもので、梅園エリア、史料展示エリア、蘭園エリアの3つの景観エリアに分かれています。
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1984年、梅蘭芳の90歳の誕生日を機に、彼の故郷泰州にこの梅園が築かれました。
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観光案内所も風情ある建物でした。
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泰州八景にも選ばれていて、中国の方達に人気の場所のようです。入場は無料ですが、WeChatでこの門の前にあるQRコードをスキャンして氏名などを登録しなければなりません。
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梅園の案内図です。
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これは典型的な「江南建築様式」だそうです。中国の江南地方の古建築は、日本の禅宗様式や大仏様式の源流とされています。この扁額を揮毫したのは、中国共産党八代元老の一人、李先念(第3代国家主席)とのこと。
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扁額には「一代風流」とあります。扉の両側には、「朝には歌と踊りが世界を驚かせ、夕方には弟子たちが香りを広めるでしょう」という意味の対句が書かれていますが、これらは江蘇省の著名な書家によるもののようです。
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「偉大な芸術家である梅蘭芳は中国に属するだけでなく、世界に属すると言うべきだ。」という周恩来による賛辞です。周は彼を高く評価すると同時に、彼と京劇という文化を旨く国内政治と外交に利用しました。
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中庭の池にある白大理石の像。おおかた、梅蘭芳が演じた楊貴妃でしょう。
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庭と言えば池、池といえば錦鯉。日本も中国も同じです。おや上の隅に人面魚が!
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京劇で使われていた衣装も展示されていました。
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演じた役柄の写真ですね。
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「梅の花は明るく、力強さと成功に満ちている」
このような賛辞つきの写真が沢山展示されていました。 -
京劇の一幕。
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1919年、梅蘭芳は自らの京劇団を率いて初来日、各地で大成功を収めました。東京では五代目中村歌右衛門の招待で歌舞伎座で「沓手鳥孤城落月」を観て、後に戦後を代表する女形となる息子(六代目中村歌右衛門)と3人で記念撮影を行っています。この他、海外での公演に関する展示がいくつかありました。
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日本の歌舞伎界とは交流が深く、関東大震災が起きるとチャリティ公演を行うなどした人ですが、日中戦争が始まると「髭をたくわえる=女形としての芸を披露しない」という形で抗日活動も行いました。
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通路のあちこちに梅のマーク。
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江沢民も2010年5月13日、ここを訪れています。
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庭の奥にある東屋でしょうか。人気の撮影スポットのようです。
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園の裏側は東城河です。
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園の外周を歩いて行きます。
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梅蘭芳本人は北京で京劇の名門一家に生まれた人ですが、祖母が泰州の出身だったとかで、この記念館ができたようです。もちろん、北京に先に立派な記念館が建てられています。
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雰囲気がある通路を進むと
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梅蘭芳のお家がありました。
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書斎です。
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立派な庭です。
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つげの木。根元が白く塗られてますね。
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「手の表現力」を絶賛されていた俳優の記念館らしく、手の形についての説明もありました。
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この大きな白大理石の全身像は、有名な彫刻家、劉開曲の晩年の作としてよく知られています。
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最後にあった泰州市文化遺跡のマップ。まだまだ見どころがあるようです。
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