2024/11/28 - 2024/12/07
668位(同エリア2722件中)
エフサさん
この旅行記のスケジュール
2024/11/29
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この旅行記スケジュールを元に
撮影場所を巡るに当たり、小樽フィルムコミッションのロケ地 MAP を参考にさせて頂いた。
https://www.otaru-fc.jp/2024/11/22/3888/
※ネタばれは、予告編やオフィシャルサイトで公開されている範囲内にとどめた、つもり
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この映画を観る前に 1ヶ所だけ、
主人公 津山竜次(本木雅弘)のアトリエとなった所へ行ってみることにした。
札幌から車でロケ地の 当別 へと向かう。 -
江別 蔦屋書店
途中、ここでシナリオ本を購入。 -
読んでから見るか、見てから読むか。 読んでから見ることにした。
ネタばれになるのに何故?
それは この映画が自分の想像を遥かに超えて来るだろうから。 そしてシナリオが どう映像化されるのか楽しみだから。 役者さんたちの演じ方も。 -
竜次のアトリエ(旧 石狩郡当別町立 川下小学校)
石狩平野の田園地帯の中にポツンと残された かつての学び舎。 まるで牧舎の様だ。
https://maps.app.goo.gl/W3v4bYjwmLVeR9mm6?g_st=com.google.maps.preview.copy -
シナリオの設定では、海を見下ろす崖の上 となっている。
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ロケで使われた痕跡はもうない。ただ 時の移ろいが渋みとなって残るだけ。ワシには たるみ となって増えるだけ。
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残念ながらアトリエには入れない様だ。
※ 閉校:2004年(平成16年) -
平日の映画館
幸い両脇に人はいない。
長い予告編がようやくフェードアウトして
テーマ曲 イン タイトル 流れて‥札幌シネマフロンティア 名所・史跡
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石狩湾
小樽行き電車の窓に広がる遠景。何度見ても飽きない風景。 劇中での移動は全て車、なので この景色は登場しない。 -
北のサーファーたち、12月の海。
この日は気温3℃、風速4m、体感温度-8℃。 多分、海の中の方が温かいのだろう。さすがに竜次も、この海に入るのはキツいかもしれない。 -
小樽駅
美国行きのバスまで50分ある。 頑張れば埠頭まで行って戻って来れるな。 年甲斐もなく走りだす。
でも所詮は牛の一散、途中でバテる。JR小樽駅 駅
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小樽第2埠頭倉庫
釣り人でない限り、港湾関係者以外はここまで足を運ばない。 -
二人の密会場所には最適だ。
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撮影当日は、沖行く船もなく、雄冬岬も見えず。
ただ乳白色の空と海が混じり合わぬよう、長大な防波堤が境界線を成していた。
2人の関係を示唆する監督の意図か、それとも偶然か。
それらを背景に、包みを手渡すシーン。これは良かった。シナリオにはない行間の映像が胸に迫った。 -
急いで駅に戻り、駅前から中央バスの[20]積丹線、美国行きに乗る。何とか間に合った。 やれやれ
小樽バスターミナル 乗り物
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余市を過ぎ 古平の手前、白岩町で降車。
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その入江
積丹に砂浜はあまりない。 ここも丸い石がゴロゴロしてる砂利浜だ。 歩く足元が覚束ない。 分かっていても足を取られて転びそうになる。
https://maps.app.goo.gl/evu8rWnPTzUGsPB47?g_st=com.google.maps.preview.copy -
浜に打ち上げられた ホッチャレに成り切れなかった鮭。 目につく範囲だけで3匹。
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竜次が海に入って行った波打ちぎわ。
いいね、誰もいない。 -
振り返ると均整のとれた石積みが見える。何かの土台だったのかな。
この前で竜次が一人、迎え火 を焚いていた。
おくりびと が 迎え火を焚く、これも何かの縁。
ふと「北の国から 2002遺言」が頭に浮かぶ。 -
映画には こんなガラクタはなかったな。
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今日はワシの特等席と言うことか‥
雪が積もって冷たそうだ。遠慮しとこう。トイレも近くなるし。港の奥に隠れる様にして仮設トイレはあるのだが。(ストリートビューにて確認) -
港の防波堤へ歩いて向かう。 竜次がスケッチの筆を走らせていた所だ。 右奥が先ほどの入江。
車の走行音の様な波の音で何度も振り返る。
実はここには映画に映らなかった名所がある。(チラッと写ってたけど) -
えびす岩(左) と 大黒岩(右) の2つ
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その一つ、えびす岩
自然が作り上げたモニュメント。見るからにもろそうな礫岩が、絶妙なバランスで立っている。
冬は日本海の荒波にもまれる季節。耐えられるのだろうか。 -
余市漁港 (出足平:でたるひら)
釣り人が一人、糸を垂れていた。竜次がイーゼルを立てていた辺りか。邪魔立てしたくないのでここで引き返す。
トイレ? 大丈夫だろう。仮設トイレは気が引ける。 -
バスで小樽に戻って来た。急いでトイレへ駆け込む。
やれやれ
新しくできたこの店も気になるが、やっぱりロケ地巡りで一番行きたかった所が
Bar マロース
この店のように古い倉庫を改装した Barだ。いそごう -
なんだこの行列は!
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小樽 GOLDSTONE(Bar マロース のロケ地)
あちゃー なんだよぉ~ がっくし
ここは旧澁澤倉庫。お札の影響か、映画の影響か。旧渋澤倉庫 名所・史跡
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ダメだ、出直そう。
JR小樽駅 駅
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改めまして1週間後。 今日は雪。
JR小樽駅 駅
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駅前のバス停から中央バスの[10]おたる水族館線に乗る。 先日乗った美国行きが後ろに控える。
小樽バスターミナル 乗り物
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高島3丁目で降車。
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高島漁港
去年(‘23)の夏、ここでエキストラの募集があった。旅行の予定をどうするか決めあぐねる中、時期を失する。 -
港の入口には大きな岩が2つ、石門の様に並んでいる。右が弁天島。左は知らん。
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漁港の北側
ちょっと伊根の舟屋に似ている。 小樽にこんな風景があったんだな。
調べたらここの潮の干満差は今月 20~30cm。伊根の舟屋と変わらない。考えてみたらここも同じ日本海側だ。
灯台下暗し -
途中、昼メシを挟み暖をとりながら、今きた道を歩いて戻る。
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北浜橋
ここで倉本聰をセンターに、役者さんたちが記念写真を撮っていた。
このすぐ隣りが‥ -
GOLDSTORN (Bar マロース のロケ地)
Googleマップでは月曜休以外は11:00 - 21:00営業となっているがガセネタらしい。※’24/12/1現在
ここはライブハウス。 附帯のバーはライブがある日だけ連動して早目にに店を開ける仕組み。(電話にて確認済)
と言うことで、今日はライブのある日。
先日の待ち行列はライブハウスに入る人たち。ライブハウスとバーの入口は別々。あの時にバーに入れたのだ!
相変わらず詰めが甘い。旧渋澤倉庫 名所・史跡
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カウンターに座る。
映画に出てきたニコラシカをお願いする。 -
ニコラシカ
ブランデーの入ったショットグラスの上に厚めに輪切りにしたレモンで蓋をして、山形に砂糖を載せる。
映画ではシェリーグラスが使われた気がして、それでお願いする。
※レモン、砂糖は持参、お店のご厚意でこしらえて頂く。メニューにはない。 -
レモンを砂糖ごと二つ折りにして口に含み、果肉だけ噛み切りブランデーを一気に流し込む。そのまま飲み込まず口の中でカクテルに仕上げる。
映画の中の清水美砂、レモンを食む唇、濡れた指先、そこに咀嚼音が重なる。
なんと官能的なカクテルなのだろう。
昔見た映画。シャーロット・ランプリングが指をすぼめてジャムポットからジャムをすくい、そのまま むさぼり舐めるシーン。
それを思い出した。「愛の嵐」という何とも色気のない邦題の映画だった。 -
バーの片隅に掛けられた「魚網のある風景」
この映画に相応しい絵だが、劇中には登場しない。
期待していたドガの踊り子たちはステップを踏んでいなかった。残念。 -
映画を見た後の感想
シナリオには書かれていないクライマックスシーンがもう、このうえなく圧巻。本木雅弘の演技が際立っていた。 -
色々書きたいけど、これ以上はネタばれになるので控えよう。
いい映画だった。自分の想像を遥かに超えて来てくれた。JR小樽駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- gachinさん 2025/03/21 21:11:04
- ニコラシカ
- なんてオシャレカクテルなんでしょうか。
レモンと砂糖の持ち込みでオーダーするとは!エフサさんツワモノですね(≧∇≦)/
それを一気に飲み干したエフサさんの表情が見たかったww
2002遺告が出てきてハッとしました。倉本聡渾身の物語なのですね。近隣の映画館では上映終了でした。
そのうち観られるかな~
gachin。
- エフサさん からの返信 2025/03/22 06:01:22
- Re: ニコラシカ
- 1週間前に高知県の美術館が贋作を1800万円で購入していたというニュースが入って来ました。昨年の11月に発覚していれば『海の沈黙』にとってタイムリーだったのに‥
なんて、野次馬根性でニュースを聞いていましたが、購入責任者の心情を思うと ちょっと気の毒かな~?
とは言え所詮は他人事なんですけど‥
ニコラシカは映画に便乗して客寄せパンダでメニューに載せてると思っていたのに、全く店にその気なし。
少しは色気を出して欲しかった。
迎え火は倉本聰が 天塩 で実際に見て、強烈に印象に残っているらしい。彼もすでに90歳。その歳にして未だに創作活動 衰えず。ボケ~っとしてちゃいけないんだ。
gachinさんのお陰で、黒板五郎の墓参りをする目標ができました。ありがとうございました。
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