エキゾチックな魅惑のモロッコvol.2～迷宮都市フェズ

2024/11/07 - 2024/11/17

青色の街シャウエンに別れを告げ、フェズに向かいました。
迷子にならぬようガイドのあとを迷路をひたすらついて行くだけでした。
フェズのイメージといえばタンネリ、けれど時間が足りずタンネリの撮影ポイントには行けませんでした。
ですが、迷宮都市として称されるフェズのメディナをアトラクションの迷路のような気分で楽しみました。

エリア フェズ(モロッコ)

シャウエンの朝、リヤドのテラスで朝食をいただきます。

揚げたてのドーナツのようなパンは、後でわかったのだがリヤドの隣で売られていた。とても美味しかった。

車の待つ広場まで歩きます。

ネコちゃん、おはよう。

青の扉の数々。

みんな違ってみんな良い。

白い花が青い扉に映える。

街を去る前に一列に並ぶ最後で、扉を撮りまくる私（笑）

どこまでも続く青い街、フォトジェニックさに世界中から観光客を呼び寄せているのでしょう。

ツアーなので仕方ないのだけれど、フリータイムがもう少しあれば良かったなぁと。

下のスクエアに降りてきた。

来た時は夢中だったのか覚えがないアーチの広場。

アイン門に別れを告げて出発。

フェズまで車で約３時間。
車窓からの風景、平原に突然、街が現れる。

車窓から見た観光用ではないリアルな物売り。

フェズの城塞に到着。
789年、ベルベル人のイドリース1世によりイドリーズ朝が建設され、王都となった。マリーン朝などの以後の王朝でも王都となり、13世紀頃からモスクやマドラサ（イスラム教の神学校）が造られ、芸術や学問の中心として繁栄したそう。

車を降りて、フェズの旧市街フェズ・エル・バリ（世界遺産）に入って行きます。

初っ端からこんな路地。

このような中庭のあるショップへ。
ここで、ガイドさんが砂漠で使うヒジャブスカーフをプレゼントして下さると言う。
私はピンクのヒジャブを買っていただいた。

職人たちがラグ生地を織っていた。

そしてレストランへ。

かなり広い店内。

立派な装飾だ。

前菜、タジン鍋、デザート。

アラビックな店内だった。

そして再出発。迷路のように入り組んだ路地、しっかりついて行かないと迷子になる。
後に訪れたマラケシュよりもメディナの道が狭く、中世が残っているように感じた。

路地散歩について行きながら見た装飾。

こちらも細かな装飾。

生地や伝統衣装が並ぶ。

こちらは皮製品、バブーシュ。

ブー・イナーニーヤ・マドラサ。
1350年にマリーン朝の第12代国王アブー・イナーン・ファーリスによって建築されたとのこと。

見事なアラベスク装飾。

細かい装飾だね。

文字さえも溶け込んだ装飾。

メディナにあるモスクなどには、イスラム教徒以外は入れないので、こういったものを見れるのは貴重だろう。

アトラス杉という北アフリカのモロッコやアルジェリアに自生する木が使われているよう。

やはり、昔訪れたグラナダを思い出す。

上部にあるステンドグラスも模様が違って美しい。

メッカの方向を示すミヒラブ。
グラナダやコルドバでも見たなぁ。

２階の小窓から中庭を見下ろす。

フェズに学びに来た学生たち、コーランを暗記するには最低4～5年必要だそう。

同じ小窓でも床のタイルが違っている。

アクセサリー屋さんの前にヒジャブをしてない女性、観光客だったのかな。

たぶんこの通りはフェズのメインストリート。

Mausoleum of Moulay Idriss II（ムーレイ・イドリス霊廟）だと思われる。
ツアーで一列で迷路を巡行していて最後尾で写真を撮っていたので、ガイドの説明がなかなか聴けなかった。

イスラム教徒でないと中には入れません。

素晴らしい意匠。

こちらも歴史がありそうな扉。

絨毯が下がる路地。

伝統衣装をつい撮ってしまう。
華やかなものは結婚式などに着るのかな。

ナッツやドライフルーツが並ぶ。

アル＝カラウィーイーン・モスクの入口のひとつと思われます。

リボンがかかったドルチェが並ぶ。

中世のイスラム世界の街並みを感じる路地が続く。

アル＝カラウィーイーン大学（アル＝カラウィーイーン・モスクとも呼ばれる）
859年に創設され、その後、歴史的イスラム圏の主要な宗教的かつ教育的な中心地の1つとなった。
ユネスコとギネス世界記録によると、アルカラウィイン大学は、世界に存在し、運営され続けている最も古い 教育機関とのこと。
西暦859年にチュニジア生まれのファティマアルフィリによってモロッコのフェズに設立されたこの大学は、地球上で最も古い高等教育機関であるだけでなく、女性と当時のイスラム教徒によって設立された最初の大学でもあるそう。
世界で最古の大学って？
ボローニャ大学は七自由学科から医学などの専門学も学ぶことが出来る総合的な教育機関だったとかカイロのアズハル学院はイスラーム神学とか捉え方が様々なよう。

左右には魚の小骨のような小路が見られる。

ネジャーリン博物館。
元高級ホテルで現在は工芸品を展示。

ラグの数々。

サファーリーン広場。通称鍛冶屋の広場だそう。

オジさまが、大皿を火で温めながら薬品？を入れてあっという間に銀色に！

土産品の魔法のランプ。

湧き水なのか水路なのか…
タンネリには水は必要不可欠だろう。

皮を染める職人。
おそらくこの裏あたりに有名なタンネリと言われるカラフルな絵の具が入ったパレットのような丸い池が並ぶような場所があったよう。
連れて行かれるのだろうと思っていたが、皮を洗う液体に鳩の糞が使われているため、匂いが強烈だというし、まぁ良かったかな。

色とりどりに染色された皮が並ぶ。

こちらの職人もお仕事中。

日本で買ったら高級なデーツの山。

このあたりは生鮮食品、野菜や魚が並ぶ。

春巻きのようなもの、パスタのようなものをつくるオバさま。

Googleマップでも広場の名前を検索出来なかったけどサファーリーン広場から南に行ったところに出た。

メディナの迷路をぐるぐる巡っただけで、街の概要はわからぬまま去ります。

陶器工房へ案内され、職人の仕事を見学。

色々な模様のタイル。

飾れれていた様々なお皿。地中海沿岸で見かけるマヨルカ焼きとは異なって、アラビック。

テーブルや蛇口まわりの装飾なども置かれていた。

リビングの壁装飾も。

ということで販売ゾーンに案内。

気に入るものはなかったので、購入はしなかった。

そして再び、移動。
車窓から。

The Royal Palaceに到着。

かつてスルタンの本拠地だったフェズ王宮は、モロッコの国王がフェズの街にいるときに今でも使用されているそう。

装飾を拡大して。

中には入れないけど豪華な門。
因みにモロッコの首都はラバトで、国王も普段はラバトの王宮に暮らしているそう。

王宮門の前は、広場になっている。

今夜の夕食はイタリアン。

でもピザとパスタは、モロッコ風、ちょっと違う。

今晩のお宿、Hotel Les Merinides
チェックしてみたら５ツ星だった。

ロビーもなかなか豪華。

どんな部屋が当たるでしょうか。

チェックインに時間がかかりそうなので庭に出てみます。

きれいな夜景。眼下のフェズの街がキラキラ輝いている。

洒落たテントやプールもある。

今晩の私の部屋、ベランダから夜景も見える。

プールもライティングされていてきれい。

そして翌朝、きれいな朝焼けが望めた。
ちょっと残念だったのは、茶色いフェズの街も一望してみたかったな。
次は砂漠に向かいます。