2024/10/04 - 2024/10/13
30位(同エリア191件中)
willyさん
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やっと鳥編です。図鑑みたいなもので旅のご参考にはなりませんのであしからず。
***
昨年のカンヤツェ登山は登頂が目的だったから、鳥や動物は見られる範囲のみだった。それでも何が見られるか調べたとき、驚愕したのがこのフジイロムシクイがラダックに生息しているということだった。
鳥見を始めたころ、かたっぱしから読んだり買い漁ったりした図鑑のなかで、忘れられなかったのがフジイロムシクイだった。日本では絶対に見られない鳥で、実際今でも、ブログなどインターネットで探しても実際に見たという記録を1つも見つけられない。
一体どこに行けばみられるのかすらわからなかった。
それがラダックに????もうこれはいくかないでしょ!というので思い立った今回の旅だった。
そうして見事会うことができた。いちばんいい羽色で。ちゃんとオスメス両方!
(鳥は季節によって羽衣が変わるので地味な色合いの時期もある)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- エアインディア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まずは鳥編のトップスター(以後貴重度★の多い順にならべた)
フジイロムシクイ White-browed Tit Warbler オス
誰が撮ったのかわからないが、ネットにはもっときれいな画像がいくつか見つかる。
でもこのまるで神様の素晴らしいいたずらのような虹色の鳥を、自分の目で見られるなんて、それが実現するなんて、ほんとにうれしくてありがたくて幸せだった。 -
この腰の瑠璃色。どうですか。
編集は一切していない。どうしてこんな色になるんだろう。 -
エナガ科のこの鳥はとにかくちょろちょろと落ち着きなく動き回り、小さいから込み入ったとげとげの枝の中にばかりいて、ちっともでてこない。
この瞬間まで実に3時間以上も要したのである。
それがやっと全身出る場所にお出ましになった。そして2~3分とどまってくれた。
いや1~2分かもしれない。 -
なぜかこの個体は羽がボサボサ乱れていて、水浴び後なのか、なんなのか。
まあ、ぜいたくは言いませんとも。 -
フジイロムシクイ メス
鳥のメスはほとんどが地味色だが、さすがフジイロムシクイ。メスでもほれぼれするような美しい羽色だ。なんて柔らかいニュアンスの色なんだろう。下腹部にちらりと覗く虹色がたまらんね。
こっちは普通に滑らかな羽で乱れていない。 -
ほんの一瞬、開けたところにいてくれた。
-
そしてまた込み入った枝の中に入りこむ。
木漏れ日をうけて輝く腰の紫と妖しい赤い瞳。 -
君たちにあいに、こんな高いところまではるばるきたんだよ。
会えてうれしい。 -
最後去り際にもう一度、未成鳥のオスがきた。
光りが強すぎて、枝葉の影が黒い。
ほっと安心していたら、おちょくるようにその後こんどは手の届くような目の前の灌木のてっぺんに一瞬オスがとまった。
「がんばったじゃん、またおいで」といってるみたいだった。 -
シロボシマシコ Great Rosefinch
これは絶対見たいと思っていた。なんと美しくちりばめられた胸の星。 -
セスジシロボシマシコとの違いは、肩から背にかけて薄茶色の羽色と胸のシロボシが際立つこと。
-
というけど。
まあ、どっちでもいいです。なんてきれいなのでしょう。
日本では会いやすいベニマシコの仲間だが、こちらのほうがイケメンだと思う。
やっぱり鼻が高い感じがする。 -
屋根の上で。白星がキラキラ輝くようだ。
-
セスジシロボシマシコ Streaked Rosefinch オス
と
シロガシラジョウビタキ White-winged Redstart オス
そういわれてみると背中の灰色味が強い。 -
こちらは微妙
難しいところ。 -
一緒にいたから、上の種のメス。
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念願のインドガン Bar-headed Goose
雁に惑溺し始めてから、1種類でも多く見たいと思っていて、またひとつ増えて嬉しい。アネハヅル同様ヒマラヤを越えて最高高度を渡る為、雁のなかでもガス交換機能が発達しているという。 -
夕陽を浴びて鳴きかわしながら群れ飛ぶインドガン。
-
サンクチュアリであった。
-
チベットサケイ Tibetan Sandgrouse
これはこのツォ・カルにしかいない種で、鳥好きはわざわざはるばるここまで見に来るのだという。前日と当日朝、あわせて3時間ほど探してやっとみつかった。
見つかるとなると、28羽という群れで、しかも寄っても逃げずに最大5mほどまで寄れた。 -
モフモフのズボンと、ふっくらした靴を履いているみたいでかわいい。
お顔もおちょぼ口でとってもキュート。 -
カベバシリ Wall Creeper
フジイロムシクイと並んで、去年事前に調べたときにおおっ!と思ったのがこれ。
見たい見たい!こちらでは主に寒いところで会えるキバシリTree Creeperという鳥がいるが、これの親戚か?なんて魅力的。
だが、季節外れなのかガイドは見られるとはいっていなかったのであきらめていた。そしたら、カワガラスを探しているときに突然ガイドが叫ぶ。「Wall Creeper!Wall Creeper!!!」
見つけてくれてありがとうー!
その名の通り、長い特殊な趾で泥壁を登っていくではないか。すごーーーい。 -
グレーの大きめの体に真っ赤な差し色と羽根模様がなんておしゃれな鳥だろう。
-
まさか見られるとは思っていなくて、ガイドも「予想外!」と大喜び。
思わずハイタッチであった。 -
オグロヅル Black-necked CraneまたはTibetan Crane
昨年いまひとつしゃっきりとれなかったオグロヅル親子。
幼鳥はまだあどけない。 -
マッシブでたくましい。
今回あちこちで見かけることができたが、局地的にしか生息しないツルで世界的に絶滅の危機に瀕している。
ブータンでは国鳥。中国では鳥界のパンダと呼んで、3大珍獣の1としているそうだ。今はチベットも中国だからね。
でも政治のことは置いといても、生き物をいつくしむ人は中国でも真摯に取り組んでいると信じる。 -
オグロヅル幼鳥。オオカミや狐に襲われることなく、無事に大きくなってくれ。
-
ヒマラヤセッケイ Himalayan Snowcock
一度だけみかけた。日本でいえばライチョウみたいな感じ。
ガイドもいうがライチョウみたいに冬羽には変わらないようだ。
でもいまだから砂色岩色に紛れて保護色だけど、もう1か月もしたら雪に覆われるこの地でこの羽色は目立つだろうに。 -
警戒心は薄いようで、車にも驚かず悠々と歩いていた。
似たような名前のチベットセッケイ Tibetan Snowcockはより高高度を好むらしい。
これは難しくて、この日は2時間以上、翌日以降もずっと探していたが、とうとう見つけることはできなかった。
どちらもキジの仲間なので、6~8月の繁殖期には鳴き声が響き渡り、ディスプレイが見られるようだ。 -
チベットヤマウズラ Tibetan Partridge
夕陽を浴びて少し光っているからわかるけど、完全な保護色。
仲間が採餌しているときは1羽がこうして歩哨に立つのだそうだ。 -
この時は8羽のグループでいた。
この環境ではという意味なのか、ガイドがレアだというので喜んで激写したら、翌日民家の庭先に10羽以上いた。あれ?レアだったのでは・・・? -
ハジロユキスズメ Black-winged Snowfinch
なんでBlack Wingなのに和名がハジロ(羽白)なのか不思議だが、ちゃんと理由があるらしい。
しかもこの個体で見る限り羽根はウス茶色に見えますが。
嘴が黄色いので未成鳥。 -
ノドグロユキスズメ Branford’s Snowfinch
目がちいさくてちょっと不細工・・
これも1度しか出会わなかった。割合難しい鳥のようだった。 -
ヒマラヤコヒバリ Hume’s Short-toed Lark
あまり数が多くないので見られるとラッキーだ。趾が短いという名前だが、その様子は観察できず。気になって他の記事を確認したら、ほんとにまるで纏足みたいにちいさい!こんなのでよく立てるね、というくらい。あれでは枝にとまるのは厳しいだろう。 -
シンジュマシコ Black-headed Mountainfinch
こちらはカワラヒワのごとく、大群に何度も遭遇した。
だけど地面と同じ色をしているから、降りたらどこにいるのかさっぱりわからない。 -
トキハシゲリ Ibis Bill
中央アジアとヒマラヤ高地でみられる。事前に調べたとき、河原で見られると書いてあるので簡単かと思いきやそうでもなく、2時間以上2か所さがしてやっと1羽遭遇。しかも後ろ向き。どうしてもこっちを向いてくれなかった。リベンジ確定。 -
ノドアカツグミ Red-Throated Thrush
ノドグロツグミも同じ場所にいたが、さっと隠れて二度とでてこなかった。
こちらは結構な時間、お立ち台でサービスがよかった。
これはまだ若。未成鳥。 -
アオシギ Solitary Snipe
なんと。この鳥にこんなところで会えるとは。
日本でも見るのが難しい鳥で、いつか会えるだろうか、無理だろうな、と思っていた鳥。ここでも極度に警戒が強く、あっという間に逃げて行ってしまった。
名前がいいよね、Solitary なんて。孤高のシギ。 -
キバラムシクイ Tickel's Leaf Warbler
込み入った中にいて苦戦。ムシクイもちょろちょろじっとしていない。 -
ムナフヒタキ Sppoted Flycatcher
ちょっと嬉しい種だとガイドが示す。名前の由来である胸の斑は薄いが、頭のシマシマがポイント。寒いせいかまんまるだ。 -
ヒメサバクガラス Ground Tit
胸をはってシャンとたって好きなタイプ。
名前が似ているサバクガラスというのがいるが、それはカラス科で、ほとんど飛ばすに地面で採食生活しているそうだ。
一方、こちらヒメサバクガラスは従来はカラス科とされていたが、今ではシジュウカラ科に分類されるようになったそうだ。とはいっても他のカラ類とは似ても似つかない。大きさもかなり大きい。 -
ウスヤマヒバリ Brown Accentor
一度きりしかみなかった -
ムナジロカワガラス White-throated Dipper
日本ではみるカワガラスよりもまるっこくてかわいらしい。
ぴょこんぴょこんと上下運動しながら愛嬌を振りまいてくれた。 -
モウコナキマシコ Mongorian Finch
初日2時間以上かけて探したのに、後日何度か群れで遭遇。
アイリングがかわいい。ナキマシコというくらいだから鳴き声をききたいものだ。 -
サバクヒタキ Desard Wheatear
日本でも機会は少ないが見ることができる。 -
イワシャコ Chukar Partridge
昨年キャラバン中にあえて喜んだが、今回はStok村の道端でもひょこひょこたくさん歩いていた。 -
オガワコマドリ Blue Throat
なんと。いつかは見てみたいと思っていたオガワコマドリ。
関東では1羽でると人が殺到する鳥だ。
ガイドはこともなげにBLue Throatだよ、という。
しかし残念なことにどうしても対岸の藪からでてこなくて、これ以上撮れなかった。 -
シロガシラジョウビタキ White-winged Redstart オス
インダス川沿いの灌木で。日本のジョウビタキよりもややサイズ大きめで、かなりの密度で生息していた。ときおりケンカしながら。飛び姿がとても美しかったが、チャレンジしないまま終わってしまった。 -
シロガシラジョウビタキ メス
地味色だけど意外と綺麗。 -
クロガシラジョウビタキ Blrack-headed Redstart
ここでしか撮れなかった。シロガシラはどこにでもいるのに、これは1度だけ。 -
ミヤマチフチャフ Mountain Chiffchaff
このあたりにいるのはほぼこの種だという。何度もみかけたけど、これはSTOK村のお散歩で。 -
キバシガラス Yellow-billed Cough または Alpine Cough
高所のラダックでもさらに高いところにいる種のため、Aplineの名が付く。
去年はンヤツエのBCで近かったのはラッキーで、今回ややっとこれだけ撮れた。逆に去年みなかったアカハシガラスはSTOKの民家の屋根にもたくさにた。 -
アカツクシガモ Ruddy Shelduck
大群で群れているところを数回見られた。
しかし群れでいられると、どこを狙ったらいいかわからなくなる。焦点が定まらないとはまさにその通りで、捕食者の気持ちがわかる気がする。すでに見ているとどうも適当に撮ってしまって反省。 -
ハマヒバリ Horned Lark オス
その名の通り、オスはアタマの両脇の羽根が角のようにピンと立つ。
去年何気なく撮った時にはそういうのが撮れたのでそんなもんだと思ったら、今回は1度もそういう場面に遭遇できなかった。同行の友人がとても見たがっていたので熱心に探したのだが、雀なみの扱いの為ガイドはスルーしがち。 -
チャガシラカモメ Brown-headed Gull
冬羽。去年は綺麗な夏羽だったけど冬はこんなに真っ白。虹彩が見わけポイントだ。 -
オオズグロカモメ Pallas Gull
幼鳥2年目くらいか。冬羽。ガイド一瞬で見分けるからすごい。
カモメはほんと難しい。というか到底無理なので撮るのも気合がはいらない。 -
ムネアカイワヒバリ Robin Accentor
これも雀並みにどこにでもいる普通種である。 -
ハイタカ Eurasian Spparowhawk
込み入った柳の枝のなかにいた。もう夕方だから休んでいたのかもしれない。
日本にもいるが、実はちゃんとみたのは初めて。 -
ヨーロッパノスリ Common Buzzard
もしくは
ヒマラヤノスリ Himalayan Buzzrad
オオノスリより一回り小さい感じなのでガイドはヨーロッパだったかも、というが、生息域からするとヒマラヤノスリと思われる。 -
カササギ Eurasian Magpie
日本でみられるものは現在は独立した種として認められている為、ここでみられるのとは違うようだ。
ここのはカササギの1亜種という扱いで、緑~青の光沢が一層強いと思われた。
とにかくどこにでもいてややずうずうしい。現地ではセッケン泥棒と呼ばれてうっとうしがられている。 -
タカブシギ Wood Sandpiper
とガイドがいうが。
クサシギ Green Sandpiper じゃないかな、ちがうかな。 -
ノビタキ Siberian Stonechat メス
遠く離れた国で、日ごろ近所で見られる鳥にあうとなんだか嬉しい。
きみたち、こんなところにもいるんだね。ご親戚に近所であうんだよ。 -
ノビタキ後ろ姿。
今年は自分のフィールドでは会いに行けなかったから、ここで会えてよかった。 -
シジュウカラ Cinereous Tit
この地域の亜種のようで、日本で見るもの違って背中に青緑色が全くなく灰色だった。
でも行動はまったく同様で、人の近くまできても平気だ。
絶滅危惧のオオコウテンシやアネハヅル、コキンメフクロウ、チベットセッケイなど撮れなかった鳥、会えなかった鳥、まだまだいるのでまたいきます。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- ちちぼーさん 2024/12/13 01:25:50
- いろいろ極めているなあ
- willyさん、こんにちは。
この旅行記、4トラのおすすめにあがっていましたよね。
知らない鳥ばっかりなので、これだけまとめられたってすごいなあと思います。
鳥のことは全くわからないけど、あの飛んでいたり気に隠れている鳥を撮るのって
凄ーく大変ですよね。
野生のマヌルネコも見せてもらえて感動しました。
willyさんは、100km歩いたり厳しい山に登ったり、別世界の方ですが
4トラのおかげで親しくしてもらえてうれしいです。
共通点は埼玉県民ってぐらいのちちぼー
- willyさん からの返信 2024/12/13 10:51:15
- RE: いろいろ極めているなあ
- ちちぼーさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
トップおすすめのやつ、気が付いていただいたんですね、ちょびっとうれしいです。こんな図鑑みたいなの、ほとんどの人に受けないと思うんですけどね(笑)
実はこのシリーズの最初の旅編もおすすめに取り上げてもらったのですが、自分的には、真ん中のマヌル猫・チベスナのが白眉!と思っていたのに、意外というか残念というか。
野生のマヌルを見られることはほぼ不可能に近いと思うので、1回の観察でしかも2頭も、しかも若い個体を見られたのは天にも昇る幸運だと思っているのですけれども。
高度の問題もあって普通にはなかなか行けないところなので、マニアックすぎるかもしれないですが、まあ、これまでの経験でも、自分としてはただの記録程度なものにたくさん反応があったりで、なにごとも思ったようにはいかない世の中ってことでしょうか。
いやいや、ウォーカーとしても中山道でも大先輩のちちぼーさんと 親しくお話しできてこちらこそ嬉しく思っています。
今年は秩父夜祭いけませんでした(´;ω;`)
埼玉県民として若輩のwilly
- ちちぼーさん からの返信 2024/12/14 22:50:35
- RE: RE: いろいろ極めているなあ
- こんにちは。
> 実はこのシリーズの最初の旅編もおすすめに取り上げてもらったのですが、自分的には、真ん中のマヌル猫・チベスナのが白眉!と思っていたのに、意外というか残念というか。
最初の旅編もおすすめされていたのですね。
普段トップページに入ることがあまりないので気が付かず失礼しました。
> いやいや、ウォーカーとしても中山道でも大先輩のちちぼーさんと 親しくお話しできてこちらこそ嬉しく思っています。
> 今年は秩父夜祭いけませんでした(´;ω;`)
私、秩父が好きだからHNはちちぶからもらってちちぼーにしたんですが
こんでいるところがにがてなこともあり、まだ秩父夜祭行ったことないんですよ。
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