2024/07/20 - 2024/07/20
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AandMさん
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オランダ国立美術館とゴッホ美術館は、アムステルダムを訪れる機会があったら行ってみたい美術館でした。欧州旅行に出発する前にネットで調べてみました。アムステルダムは観光客が多くて混みあっていること、ホテルやレストランの料金も高いといった情報に加えて、国立美術館の訪問者は多いので予約が無い場合は入館できない可能性がある、ことが分かりました。
欧州旅行出発の1週間前に、国立美術館の予約をネットで行いました。美術館や博物館などに無料入場でき、メトロなどの公共交通機関も自由に利用できるアムステルダム・カードも購入しました。このカードがある場合、ネット予約では、美術館への入場日時を登録するだけでOKです。
国立美術館は、中央駅からトラムで20分程南のミュージアム広場にあり、この広場にはゴッホ美術館など他にも複数の美術館があります。午前中にゴッホ美術館を見学した後、オランダ国立美術館を訪問しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月20日
ゴッホ美術館の見学を終え、ミュージアム広場を歩いて国立美術館に向かいます。徒歩で数分の距離です。ミュージアム広場 広場・公園
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国立美術館(RUKS Museum)の入り口です。ミュージアム広場に面しているのは、美術館の裏口で、正面は北側です。建物の中央下部は通りで、裏門から正門側に通り抜けできる構造になっていました。
美術館が開設されたのは1885年、2004年から大規模改修工事で閉館されていましたが、2013年4月に再開館されています。事前予約が必要です by AandMさんアムステルダム国立美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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美術館の中に入ります
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事前予約で入手していた電子チケット(pdfコピー)を、機器にかざすことで、入館できました。
入館時間は決まっていますが、閉館時間までなら自由に滞在できます。 -
入った場所(1階)にインフォーメーションがあり、オーディオガイドなどを借用することができます。
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インフォーメーションの周囲に彫像が幾つか置かれ、案内表示があります。
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「ラオコーン」のブロンズ像
「ラオコーン」はギリシア神話に登場するトロイアの神官で、2人の息子とともに海蛇に巻き付かれている様子が彫刻として残されています。
これはアテネにあるオリジナル大理石像をコピーしたブロンズ製作品 -
こちらも見事なブロンズ像ですが、台座石が比較的新しいので、古い作品ではないようです。
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最初に工芸品が展示されているコーナーを見学します。
中世時代に製作されたワイングラス -
18-19世紀に製作されたガラス製品が沢山展示されていました。
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これは陶器製レリーフ
オランダのデルフトおよびその近辺で、16世紀頃から陶器製造が盛んに行われ、今日でも「デルフト陶器」として知られています。中世の陶芸家が造った作品です -
木彫りの見事な彫像
彫られているのは、動物、貴族、商人などです。裕福な商人あるいは貴族の館に飾られていたのではないでしょうか? -
中世にオランダで製作された家具
見事な彫刻が施されている芸術品ですが、実用品として使われていたようです。 -
大航海時代(15~17世紀)の帆船模型
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大型の帆船が、部屋中央にドーンと展示されていました。
コロンブスやマゼランなどが活躍した大航海時代は15世紀ころからポルトガルやスペインで始まり、17世紀頃からオランダも参画しています。この帆船模型、オランダが大航海時代に使っていた帆船の再現と思われます。 -
火縄銃、短銃、刀、長刀、など
火縄銃や短銃は欧州製のようですが、刃に反りのある刀や長刀は日本製のようです。 -
オランダ最古かつ最大の美術史書コレクションを誇る「カイパース図書館」が国立美術館の2階にあります。「世界で最も美しい図書館」とも呼ばれてます。
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見学場所から近い書棚にあった書物、それほど古いものではありません。19世紀~20世紀の初め頃に製作された本、背にラベルを貼って保管されていました。貴重な古書は、もっと奥まった場所に保管されているのでしょう。
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工芸品、船模型、図書館を見終えましたので、次は絵画を鑑賞することに致します。製作が古い絵から新しい絵に向かう順で見学しました。
聖母子を描いた小品「幼児礼拝 (コジモ・ロッセリ, 1439-1507)」、15世紀半ばに描かれたものです。 -
1465年の作品「Geertruy Haeck Kneeling in Prayer before Saint Agnes」
作家名は不詳
メリハリの少ない平坦な画風、古風な宗教画の特長です。 -
「ジュリアーノ・ダ・サンガッロとフランシスコ・ジャンベルティ の肖像」
イタリアのフィレンツェで活躍したピエロ・ディ・コジモ(1462-1552)の作品 -
中世初め頃のオランダの街中光景を描いた作品
宗教絵画と異なり、人々の振る舞いが生き生きと描かれています。 -
火刑に処せられる女性が描かれている宗教画
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聖母子が描かれています。
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キリストの磔刑は新約聖書の福音書に書かれており、中世宗教画に頻繁に描かれています。これも教会に掲げられていたと思われます。3枚構成で左右に描かれているのは、この絵の寄進者のようです。
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国立美術館で絵画展示されている場所の光景
見上げるような大きな絵、近づかないと良く見えないような小さな作品などが沢山壁に掲げられていました。人気の高い美術館ですが、7月中旬、館内は混みあっていません。適宜ベンチなどが配されており、マイペースで絵画鑑賞することができました。 -
セイザル・ファン・エーフェルディンヘン(Cesar Boetius van Everdingen, 1617-1678)が1644年に描いた作品「A Young Woman Warming her Hands over a Brazier: Allegory of Winter」
15-16世紀の絵画、特に宗教的な絵は、形式が重んじられていたためか、個性が無いように感じますが、17世紀に入ると画風が変化し、人間味が感じられるように思います。この絵は、17世紀初めの作品で、描かれた人物の温かさが伝わってくるようです。 -
セイザル・ファン・エーフェルディンヘン(Cesar Pietersz. van Everdingen,1616-1678)が1637-1640年に描いた作品「Pan and Syrinx」
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同じくセイザル・ファン・エーフェルディンヘンの作品、温かみが感じられる良い絵です。
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セイザル・ファン・エーフェルディンヘンが1645-1650年に描いた作品「Girl in a Large Hat」
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美術館内部
教会で見るような見事なステンドグラスがありました。 -
ダフィット・テニールス(David Teniers, 1610-1690)が1665年描いた作品「農民の祭り, Peasant Kermis」
テニールスはフランドルの画家。農民の野外での祭りや祝賀の様子、酒屋や台所の風景など大衆的な題材で知られます。”Kermis”は中世のフランドル地方で行われていた「田舎祭り」
画面の左下に酔い潰れて介抱される人物が描かれています。「楽しむのは良いけど、程々にせよ」と伝えたい作者意図が込められています。 -
ヤン・バプティスト・ウェーニクス(Jan Baptist Weenix, 1621-1659)の作品「イスファハンに向かう途中のオランダ大使, The Dutch Ambassador on his way to Isfahan」1653-1659年
ウェーニクスは17世紀に活躍したオランダの画家で、遺跡や人物のいるイタリア風風景画や人物画、静物画を好んで描いています。 -
風車のあるオランダの光景が描かれています。
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ヘンドリック・アーフェルカンプ(Hendrick Avercamp, 1585-1634)の作品「Enjoying the ice near a town」1620年
アーフェルカンプは、アムステルダム生まれで17世紀前半に活動したオランダの画家。冬のオランダの風景画を得意としており、同時代に活躍したピーター・ブリューゲル(1530-1569)の画風とも似ているように感じます。 -
ヤコブ・ヤコブス(Jacob van Geel, 1585-1648)の作品「木々のある風景, Wooded Landscape」1655年
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ヤン・ファン・ホーイェン(Jan van Goyen, 1596-1656)の作品「夏と冬, Summer and Winter」1625年
ホイーエンはオランダの風景画家 -
オランダの冬の光景を描いた作品
ピータ・ブリューゲルの画風と良く似ている感じです。 -
アイザック エリアス(Isack Elyas, 1590-1630)が1629年に描いた「愉快な仲間達, Merry Company」
エリアスはオランダ絵画の黄金時代に活躍した画家で、この絵に描かれているのはエリアスと家族、そして友人達 -
ディルク・ハルス(Dirck Hals, 1591-1656)の作品「ガーデン・パーティー, The Fete champetre, 1627」
ハルスはオランダの画家で、集団肖像画や風俗画を好んで描いています。 -
アドリアン・ファン・デ・フェンネ(Adriaen Pleterrsz van de Venne, 1589-1662)が1614年に描いた「魂の釣り競争, Fishing for Souls」
当時のオランダであった宗教の競合、北オランダのプロテスタント(左岸)と南オランダのカトリック(右岸)の争いが象徴的に描かれています。プロテスタントの方に光が当たり森の木々が豊かに茂っており、プロテスタントの勝利が描かれています。面白い表現です。 -
果物、野菜類、海老、楽器や壺などの静物がオウム、猿や犬と一緒に描かれています。リアルな質感が見事に表現されている立派な静物画
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バルトロメウス・ファン・バッセン(Bartholomeus van Bassen, 1590-1652 )と彼の同僚エサイアス・ファン・デ・ヴェルデ(Esaias van de Velde, 1587-1630)の共作「Interior with a Company],1622-1624年の作品
バッセンが室内や家具を描き、ヴェルデが人物を描いたそうです。 -
ヘンドリック・ホルツィウス(Hendrick Goltzius, 1558-1617)が1613年に描いた「ウェルトゥムヌスとポモナ,Vertumaus and Pomona」
ホルツィウスはオランダの画家
画題は神話に由来。古代ローマの神ウェルトゥムヌスが老女の姿で女性ポモナを誘惑しようとしているところが描かれています。 -
ファン・ハールレム(Cornelis Corneliszoon van Haarlem、1562-1638)の作品「バテシバ, Bath-shua」
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バルトロメウス・スプランヘル(Bartholomeus Spranger, 1546-1611)が1585-1590年に描いた「ヴィーナスとアドニス,Venus and Adonis」
愛の女神ヴィーナスが愛人アドニスに狩りは危険なので止めるように言っている場面。神話によれば、この後、アドニスは野生猪に命を奪われてしまいます。 -
スプランヘルは、ブラバント公国(現在のベルギー)の画家で、神話に題材をとった作品を幾つか描いています。これもその一例。
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レンブラント(Rembrandt Harmenszoon van Rijn, 1606-1669)の作品「夜警」1642年
「光の魔術師」と呼ばれるレンブラントの代表作の一つ
訪問時、絵の修復が進行中で絵画の前に柵があり、絵には近づけない状態でした。近くから見たかったのですが、残念ながら、柵超しで数m以上も離れた場所からの鑑賞となりました。 -
レンブラントの自画像
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レンブラントが描いた「呉服商のギルドの理事,The Wandens of the Amsterdam Drapers' Guild, Known as "The Sybdics"」1662年
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フェルメール(Johannes Vermeer, 1632-1675)の作品「手紙を読む青衣の女 , Woman Reading a Letter」1663年
比較的小さな絵(46.6 cm × 39.1 cm)です。 -
フェルメールが1657年頃に描いた「牛乳を注ぐ女 」、これも小型の作品(45.5 cm × 41 cm)
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ピーテル・クラースゾーン(Pieter Claesz, 1597 - 1660)が描いた作品「七面鳥のパイのある静物, Still Life with a Turkey Pie」1627年
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ヤコブ・ボスマエール(Jacob Woutersz Vosmaer, 1584-1641)の作品「 ニッチの花瓶, Flower Still Life with a Crown Imperial Fritillary in a Stone Niche」1613年
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午後2時過ぎ、美術館内の人も増えてきましたが、広々としているので混雑感はありません。
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ヨハネス・フェルスプロンク(Johannes Cornelisz. Verspronck, 1600-1662)の作品「青い服を着た少女, Portrait of a Girl Dressed in Blue」, 1641年
フェルスプロンクは、オランダの肖像画家 -
高さ2m以上、横長さ10m以上もある大きな絵が展示されていました。フランス・ハルス(Frans Hals, 1581 - 1666)の作品で、絵の前に立つと迫力を感じます。
ハルスは、17世紀のオランダで活躍した大画家 -
楽器を手にした男と若い女性2人が描かれている絵、レンブラントの夜景と同様、注目すべき人物に淡い光が当てられています。
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これは風景画、石切り場あるいは深い掘割通路が描かれています。
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アブラハム・ティアリンク(Abraham Teerlink, 1776-1857)の作品「チボリの滝, The Waterfall at Tivoli」1824年
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アブラハム・ティアリンクの作品「嵐が近づいているチボリの滝, The Cascades at Tivoli, with a Storm Approaching」1823年
ティアリンクはオランダ出身の風景画家で、1810年にローマに移住していますが、ローマで描いた作品をオランダの美術展覧会に応募し続けたそうです。 -
テレーズ・シュヴァルツェ(Therese Schwartze, 1851-1918)の作品「イタリアの若い女性 Young Italian Woman 」1884-1885年
テレーズ・シュヴァルツェはアムステルダム生まれで、3歳から20歳までアメリカで育った女性画家。1881年にオランダ王室のメンバーの肖像画を描いたことで認められ、有名になったそうです。 -
ゴッホ(Vincent Willem van Gogh、1853-1890)が1887年に描いた自画像
近くにあるゴッホ美術館に数点の自画像が展示されていました。比較して鑑賞するのも興味深いと思います。 -
ゴッホの作品「小麦畑, Wheatfield」1888年に描かれたものです。
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一面に咲き乱れている青色の花はアイリス、ゴッホが好んで描いた画材です。
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アムステルダム国立美術館、絵画を中心に2時間程かけて見学しました。見終わったのは、2時半過ぎ。昼食をスキップしていましたので、美術館のレストランで遅めのランチを取ることにしました。
昼食のピーク時を過ぎていたので、混みあってはおらず、係員がすぐに席に案内してくれました。 -
席に付き、メニューを見て注文してから数分で料理が出てきました。
私が注文した料理、お米の上に煮野菜やサラダが載せられ、トマト味スープがかけられていました。結構おいしい料理でした。 -
家内が注文した料理、多めの野菜が盛られたスープにパンが付いていました。こちらも美味しかったとの感想。
美術館付属のレストラン、価格も高くはなく、味も良好、サービスもOK。お勧めです。
食事後、ミュージアム広場にある他の美術館に立ち寄ってみることにしました。モコ美術館と市立美術館、これらは事前予約がなくても大丈夫で、しかもアムステルダムカードを持っていると無料で入れます。
昼間は美術館巡りをして、夕方に遊覧ボートで運河を巡る予定です。
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