オーストリア紀行②　デュルンシュタイン～メルク～ザルツブルクでザッハートルテを食べる

2024/09/09 - 2024/09/16

オーストリア滞在2日目
観光1日目は、デュルンシュタイン散策とメルク修道院の観光です
オーストリアの北部に位置する【ヴァッハウ渓谷】メルク～クレムス間の36kmの両岸には葡萄畑が広がり、修道院や古城、中世からの歴史が残る町々、それら文化的景観として世界遺産登録されています

宿泊はザルツブルク
夕食を宿泊ホテルで済ませ、ザッハートルテを食べにカフェ・ザッハーへ向かいました

①成田～ウィーン編
https://4travel.jp/travelogue/11935165

エリア ヴァッハウ渓谷周辺(オーストリア)

朝ウィーンのホテルをチェックアウトし、バスで移動
オーストリア観光は、ヴァッハウ渓谷・デュルンシュタインから始まります

今回の旅で【デュルンシュタイン】という地名を初めて知りました
ドナウ川沿いヴァッハウ渓谷に隣接し、美しい街並みの為、ヴァッハウの真珠と言われているそうです

ドナウ川クルーズ船が行き交い、「これが、あのドナウ川！」と感慨深い思いでしたが、川沿いの道からすぐに川岸があって（何の柵も無し）対岸も近く、のどかな田舎風景
ヨハン・シュトラウスの【美しく青きドナウ♪】曲の印象が強過ぎて、あれっ？と感じたのでした

ドイツ、オーストリア、ハンガリーと、宿泊しながら町々を訪ねるドナウ川クルーズ船は人気なんだそう
川のクルーズは、景色が楽しめて揺れないのが良いらしい
確かに！

川沿いの道を歩いて町へ

https://i.4travel.jp/city/durnstein/?lid=search_suggest_os_area

緩やかな坂を上って行きます

坂を上りきったT字路
ワインボトルが掛かっている壁を左に行くと、メインストリートとなる石畳のハウプト通りです

両側にレストランやお土産店が並んでます

コンパクトでスッキリした感じの町並み

あひるたちがいました♪
モーツァルトのあひるが買いたいなぁ～

デュルンシュタインはアプリコットの産地で、色んな製品が売られていました
アプリコットづくし

ヴァイオリン型のは、アプリコットのリキュール
下段の丸型もリキュール
何種類も有ります
観光地のお約束、マグネットもたくさんありました

気になるお店を覗いては値段をチェックしたり、写真を撮ったりショップ巡り

こちらは評判のパン屋さん
東京のオーストリア大使館にも冷凍で送られているそうです！
というのを後で知りました(⁠ᗒ⁠ᗩ⁠ᗕ⁠)

旧い石造りの建物も可愛く見える欧州マジック（笑）
生活するには、不便だと思う
甲冑の騎士が馬に乗ってたら、そのまま中世の時代劇映画が撮れそうな村でした

此方のお店で、ジャムとジュース、リキュールを買いました

ジュース小瓶（ネクター）4€
リキュール小瓶　10€
アプリコットジャム　7€
アプリコットリップバーム　5€

ジュースは、ホテルの部屋の冷蔵庫で冷やし、翌日ふたりで飲みました
100%アプリコットジュースを飲んだのは、初めてです
本当に、本当に、美味しかった(⁠✷⁠‿⁠✷⁠)

此方のお店で売っているジャムは賞を取ったみたいで、飾られた写真を見ながら「アプリコットジャムのコンテストかな？」と母娘で話してると『コレ、私のママなの♡』と、お店の方が言われて、「えーっ！そーなの？凄いね！」
ママのジャムを一つづつ買いました

後からわかったのですが、こんなにアプリコット製品が豊富にあるのは、デュルンシュタインだけでした
（正確にはヴァッハウ渓谷周辺エリア）
観光1日目の午前だったし、まだ先に幾らでもあると思い、まぁジャムだけは買っとこう！ママのだしね♪と軽～く買物してしまいました
ジャムやリキュールはスーパーで売っていましたが、ザルツブルクにもウィーンにもネクタージュースは売ってませんでした(⁠个⁠_⁠个⁠)
隣に写ってるチョコも買っとけば良かった…

メインストリートから脇道
ちょっと歩いたら丘みたい
町というより村かな？
ゆっくり歩いてもハウプト通りは15分くらい

小高い丘からの景色
…ん、この川やっぱり美しくも青くもない…(⁠눈⁠‸⁠눈⁠)

アプリコットアイス(⁠✿⁠ ⁠♡⁠‿⁠♡⁠)
コレ食べにまたデュルンシュタイン行きたいです

そろそろ集合時間なので、戻りましょう
坂を下るとドナウ川沿いの道に出ます

バスに乗る前に有料トイレに行ったら、お金を入れる機械が故障していてコインが入れられず、トイレ入れませんでした
係のお兄ちゃんがドライバーでガチャガチャしてたけど直せず、あーあ(⁠･ั⁠ω⁠･ั⁠)みたいな顔して退散
私たち日本人何人かは、彼が戻って来るのかと少し待ちましたが、そのまま放置でした
…うん…ここ日本じゃないからね
まぁこんなもんだよね(⁠눈⁠‸⁠눈⁠)と言いつつ、怒る

次に向かうのは、【メルク】

車窓からのどかな田舎風景が続きます
アプリコットの収穫が終わり、今は葡萄の時期らしい
日本の葡萄の木は、高さがあって収穫するのに梯子使ったり、ぶどう狩りはずっと上向いて背伸びしたり…が、私のイメージですが、此方の葡萄の木は低くてワイン用なのかな？種類が違うのでしょう
オーストリア産ワインは、ほぼ国内で消費してしまう為あまり海外に出回らないそうです
帰国の時に買おう！

【メルク修道院】

976年よりバーベンベルク家の所在地、1089年よりベネディクト派の所在地
文化、宗教の中心として12世紀から修道院に続いている学校がある

バーベンベルク家により10世紀オーストリアを建国
ハプスブルク家は13世紀からオーストリアを統治
オーストリア=ハプスブルクの印象ですが、ハプスブルク家より前に約300年間バーベンベルク一族が続いていたんですね

https://4travel.jp/os_shisetsu/10382632

入口です

ツアーでは、メルクの町歩き等は無く修道院のみの観光でした

入口門を入って進むと、宮殿の様な建物
更に進みます

アップでパシャ！

ドーン！！
建物は黄色、屋根は褐色な赤、に青空が映えてます
広場は台形になっていて、より広く見せる設計になってるそうです

マリア・テレジアも訪れ、マリー・アントワネットがフランスに嫁ぐ際に宿泊した場所でもあります

館内は撮影禁止でした
修道院のイメージを覆す豪華な内装と、数々の宝物
展示してある装飾品や道具など、ひとつひとつにストーリーがあり歴史の重みを感じました

今回の旅で、メルクという地名もこの修道院も初めて知りました
娘とウィーンに行こう！と決めた時に、プラハ、ウィーン、ブタペストの3カ国周遊が多い中、敢えてオーストリアのみ周遊のツアーにしたから、デュルンシュタインもメルクも来れたんだな～と
そういえば、フランスもそうだった
私たちは1カ国じっくりが好きなんだね

付属図書館に向かう途中、テラスに出ました
左右に館内と図書館、その中間にある教会です
内部は撮影禁止なので外側です

図書館は10万冊の蔵書があり、なんと現在でも誰にでも手続きをすれば貸出しするんだとか！
今だに図書館として機能していることに驚きです
壁一面ズラッと蔵書が並んでいて古本独特の紙の匂いがして、雰囲気ありまくりでした

図書館を出るとお土産の売店があり、売店を出た廊下は撮影OKでした
明るい昼間は勿論、夜の雰囲気は格別だろうな～と思いながら歩きました
かなり怖いと思う…

お土産店で、ポストカードを買いました
1枚1€くらいでしたが、帰国して額縁を選び飾っています

真っ直ぐ行くと、噴水のある広場に出ます
此処も雰囲気ありますね～
千年以上もの間、どれだけの人々が通ったんだろう？

修道院の観光が終わり、昼食へ向かいます
ツアーはほとんど昼食、夕食が付いていたので有り難かったです

なんか舞浜ちっくな階段（笑）を降りて

門が有り

反対側から門の方向
えっ？素敵♡

修道院の敷地内にあるレストランで、昼食を食べました

https://4travel.jp/os_shisetsu/10478321


クルトンがたくさんのスープ
シュークリームの皮みたいでした
オーストリアの伝統料理

魚料理

アプリコットケーキ

メルクの町の案内図
修道院しか見てないけど、満足感いっぱい
街歩きをしたら素敵だろうな、とは思うけどツアーだから仕方ないですね

食後は、階段上がって駐車場へ向かいます
うん、やっぱり舞浜みたい（笑）

私たちはツアーなので、貸切大型バスで移動です
途中、トイレ休憩を兼ねて高速のドライブインに寄りました
ちょっとしたお土産や飲み物があったり、日本のファミレスみたいなカジュアルレストランがあったり、駐車場も建物内も綺麗でした
旅行中、何度かこのタイプのドライブインに寄りましたが、みな同じ様な造りとサービスで、どこも綺麗で整頓されていました
オーストリア、好印象(⁠^⁠^⁠)

約2時間ほどでザルツブルクに着きました
ホテルは【ウィンダム　グランド　ザルツブルク　カンファレンスセンター】

https://4travel.jp/os_hotel-10123023?lid=201702_search_result_os_hotel

お部屋はツイン
写真撮るの忘れましたが、バスタブありました

夕食はホテルで食べました
前菜は、野菜と豆にゼリー寄せ

温野菜のソテーと、ポテトグラタンみたいなの
昼食にも付け合せにポテトがあり、オーストリア料理はポテト多いのかな？
適度に野菜が有り油ぽく無く、とても美味しかったです
日本人ツアーに合わせてくれているのか？
オーストリア料理が日本人に合うのか？どっちかな？

ウィーンで、ぜーったいに行きたいところ！
【Cafe　SACHER】

ザッハーでザッハトルテを食べたい♡
（ザッハトルテはザッハーで食べてこそ）

ウィーンでの自由行動は半日しか無く、調べてみるとザッハーもデメルも常に行列で、最低1時間は並ぶとか
1時間並んで店内で更に1時間(⁠･ั⁠ω⁠･ั⁠)
教会や博物館等が夕方17時に閉まるウィーンで、ケーキ食べるのに2時間も使う時間は無い！
でも、ぜーったいザッハーには行きたい

そうだ！
ザルツブルクのザッハーに行けば良いじゃん
ウィーンより混まないはず（勝手に思ってます）
添乗員さんに相談し、調べてみると22時まで営業していたので、夕食後に行くことに
Googleでは、ホテルから歩いて30分とありましたがタクシーで向かいました

20時過ぎに入店
夜だからか、空いてました

わぁー♡素敵(⁠✿⁠ ⁠♡⁠‿⁠♡⁠)

https://4travel.jp/os_shisetsu/10466012?lid=201702_search_result_os_restaurant

最高級クラスのホテル、ホテルザッハー
カフェはその1階にあり、ホテル入口と別にカフェ入口があります
添乗員さんに詳しく教えて貰いました

この内装をカフェと呼んで良いのか…
白・金・赤　に、焦げ茶色の家具
うあぁ～来て良かった♡

正真正銘のザッハトルテ
もりもりのホイップクリームとともに頂きます
ケーキだけだと甘々なのに、クリームと一緒に食べると甘さが緩和する不思議
クリーム自体にしつこい甘さは無かったです

食器まで、白・金・赤なんですね
ふたりともテンション上がりまくり、ザッハーの雰囲気を満喫しました

店内から入口方向を見ると、皇帝フランツ・ヨーゼフと皇后エリザベートの肖像画

それぞれザッハトルテと飲み物を頼み、お会計31.3€

此方がホテルザッハーの入口

ホテルロビーです

フロントでタクシーを呼んで貰い、帰りました

宿泊ホテルは、ザルツブルク中央駅から徒歩5分ほど
（実際は倍くらいかかりました）
ザッハーから戻ると、駅構内にあるスーパーへ行ってみました

SPAR
https://4travel.jp/os_shisetsu/10479513

ジャムやクノールスープ

オーストリアは海が無い国なので、塩は岩塩です
海で取れた塩の方が価格が高いそうですよ

【パンプキンシードオイル】
中央ヨーロッパではポピュラーだそうです
珍しいので、小瓶を買ってみました
熱に弱くサラダやスープ、ヨーグルトやアイスにそのまま少量かけても美味しいらしい
効能は特に泌尿器系に良いらしく抗酸化作用があるそうです
甘くて香ばしい香りがして、私はアボカドサラダや、蒸したかぼちゃにかけてオーストリアを思い出し食べています

勿論、マンナーもあります

日本のポッキーは、ミカドの名（笑）

オーストリアのお菓子と云えば、の【モーツァルトクーゲル】
売っているお店によって価格差があり、種類もたくさんです
バラ売りや袋、モーツァルトの絵が描いてある箱入等
どれが美味しいのかは食べてみないとワカラナイですね

朝、ウィーンのホテルを出発して、夜遅くまで精力的に行動し充実した1日となりました