東北湯治宿巡り１　大沢温泉湯治屋とマルカンビル大食堂

2024/09/30 - 2024/10/01

大人の休日倶楽部パスであちこち行ったので、今回のテーマは湯治宿に泊まることにした。高級旅館で豪華な食事するよりもシンプルに温泉を楽しもう。
花巻温泉郷の大沢温泉と田沢湖の水沢温泉に素泊まり湯治プランに空きがあったので、ここをメインに行くことにした。

第一部は、仙台で下車して、あなご専門店でランチして、新花巻から温泉送迎バスで、大沢温泉湯治館へ。渋い昔ながらの湯治宿と大露天風呂！
翌日は、花巻のマルカンビル大食堂で名物ナポリタンと１０段巻きソフトクリームを堪能して、盛岡から田沢湖へ。

第二部は水沢温泉と男鹿水族館編

エリア 花巻(岩手)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

はじめに紹介

大沢温泉は花巻の奥の一軒家の温泉ですが、マルカン大食堂は知らない人が多いと思いますが、花巻市の元デパートの大食堂を再現したもので、１０段巻きのソフトクリームが人気です。

では第一日

最近、大人の休日パス期間の「はやぶさ」の指定席が混んできているので、ゆっくり「やまびこ」で行って仙台でランチとしよう。それでも指定席は混んでいた。

仙台駅近くの穴子料理専門店の「すが井」さん。ランチタイムはお手軽定食があり、勤め人で賑わっていた。
湯治旅で夜はシンプルに行くので、ランチは豪華に穴子づくし御膳にしよう。

すが井 グルメ・レストラン

ドカーンと出てきました。アナゴの刺身、天ぷら、卵焼きとアナゴ箱飯。

アナゴぎっしりの箱飯、そのまま食べたり、出汁をかけてお茶漬けにしたり味変しながら楽しめる。

デザートまで付いて、3900円は悪くない。
夜来れば、アナゴの一品料理がいろいろと楽しめる店。

ひと休みして、13時30分、仙台駅から新花巻駅まで新幹線で。

新花巻駅到着
ここから温泉街まで無料送迎バスがあるのがありがたい。
路線バスは花巻駅からあるが、無料が一番！

新花巻駅 駅

大沢温泉、鉛温泉方面の南花巻温泉郷方面の無料送迎バスは、平日ながら大人の休日倶楽部パス期間とあって混雑し、２台のバスを出していた。
途中、花巻駅で客をたくさん乗せで２台とも満席状態に。

３０分ほど走って、大沢温泉。ここは一軒宿だが、近代的な山水閣と昔ながらの湯治屋が同じ経営であり、温泉には相互につながっている。

大沢温泉 湯治屋 宿・ホテル

自炊部湯治館は木造３階だて。

大沢温泉は、豊沢川に面した宿で、橋を渡ると菊水館がある。

菊水館は今は宿泊営業はしていない。

大沢温泉 菊水館 宿・ホテル

菊水館ではジブリ関係の展示をやっていて屋外にもあり。

湯治屋名物の混浴大露天風呂。
橋から丸見えだが、夜になれば橋を渡る人もいなく爽快。夜と朝入ってみた。大きな湯船なので温泉が湧き出ているところは熱いが、離れればちょうどよい。
山水閣に泊まって、館内を歩いてわざわざ入りに来る客もいる。

温泉の女将が言うには、平日は一人客も個室で受け付けるが、週末は断っていると。長期湯治の昔ながらのなじみ客が多く、電話予約で先に埋まり、残りをホームページや旅行サイトを出しているということなので、季節のよい週末は相当前に電話予約がお薦め。
今回は、旅行サイトで空きがあった。
泊まったのはこの一階の部屋。２階の廊下を人が通るとギシギシ響く。
１階にはトイレがなく、２階に行くのが難点。

部屋はシンプル、テレビと冷蔵庫はある。
今回は夕食と布団がセットになったプランにしたが、基本の最低限プランの場合、布団なしで、追加料金で布団や暖房などセットする仕組み。

実はネットで予約したとき、夕食付きプランは空きがあったが、素泊まりは空きがなかった。

部屋にはカギはなく、財布はフロントに預けることができる。

共同調理場。皿、鍋などはいろいろあるが、包丁はフロントで借りる仕組み。
常連さんは持参するようだ。
調味料は持参する必要があるので一泊だけでは面倒。

ガスは１０円で数分出てくる仕組み。
調理場には冷蔵庫はなく、持参した食材は部屋の冷蔵庫に保管する。
宿泊者数の割には自炊している人は少なく、食事処利用の人が多い。

大露天風呂へはここから階段を下りていく
女性用の小さな着替え室はある

売店があり、土産物の他、飲み物、多少の食材も売っている。

ここが「食事処やはぎ」
麺類、定食の他、単品メニューもいろいろあり、予約は不要。

食事処やはぎ グルメ・レストラン

今回はセットプラン一択だったので、やはぎ定食。
麺類だけとかつまみと酒だけの人も多く、早い段階で予約した人は素泊まりプランで楽しめるようだが、やはぎ定食はコスパがよい。

財布はフロントに預けていて、飲み物の支払いはペイペイで支払いできるのでスマホがあれば大丈夫。


この夕食が付いて、一人で泊まって7000円台は驚異の安さ。

冬は部屋にストーブを入れるようだが、夜は寒そう。

湯治屋外観

敷地内の金勢神社　ご神体は・・・

敷地内の水車跡

翌日、朝10時の温泉無料送迎バスで花巻駅まで行き、市内中心部へ向かう。
宮沢賢治関連のベンチ

歩いて１５分ほどで中心街らしいところに来た、今は郊外に店ができて、中心街はさびれてしまった。ここにマルカンデパートがあって建物は健在。

マルカンデパートの近くに宮沢賢治の生家があるが、今も子孫が住んでいるので、見学はできない。

宮沢賢治生家 名所・史跡

今日の目的は、閉店したマルカン百貨店の食堂でランチを食べること。
そのため、温泉での朝食（800円）は注文しないで持参のパンを食べて腹は空かせてきた。
デパートの１階は土産物店などが入っている。

マルカン百貨店 百貨店・デパート

２階に花巻おもちゃ美術館。
３階から上は空いていて、６階が大食堂

花巻おもちゃ美術館 美術館・博物館

大食堂は昔のデパートの食堂の雰囲気そのもも。
メニューも、麺類、和洋定食などなんでもある。

マルカンビル大食堂 グルメ・レストラン

入口で食券を買っても良いが、テーブルからスマホ注文できるシステム、しかもクレジットカード決済だけでなく、ペイペイが連動するすぐれもの。
メニューはこちらをご覧ください。
https://www.kamichoyamori.com/marukan-bldg-restaurant

マルカンビル大食堂の名物メニューとして
・10段巻きの箸で食べる「ソフトクリーム」（350円）
・ピリ辛あんかけ「マルカンラーメン」（890円）
・ナポリタン＆とんかつ＆サラダがワンプレート「ナポリかつ」（1,180円）
とのこと

では名物メニューのナポリカツを注文

ナポリタンとトンカツ、野菜がワンプレート、これぞ日本の洋食！
ケチャップたっぷりのナポリタン、外国人にも食べてもらいたい。

メニューには地元の人気中華店の夜来香の餃子がある
餃子のタレだけで３種類もある

夜来香 グルメ・レストラン

では食後に名物の10段巻きソフトクリーム

スプーン付いてないけどどうやって食べるの？
上から崩さないように舐めながら食べたが、正解はテーブルにある箸を使って食べるらしい。
これで350円は安い！！

わざわざ花巻まで来る価値あり。皆さん、行って花巻マルカン大食堂を盛り上げよう！

花巻駅に帰る途中にあるカフェ、土産物店の林風舎

林風舎 専門店

12時のからくり時計が動き出す

なはんプラザ 名所・史跡

街中には宮沢賢治関連オブジェが多数

花巻駅からJRで盛岡駅へ
盛岡駅のコインロッカーにも岩手名物のマルカンソフトのイラストが！
県内では有名らしいが、全国からわざわざ花巻に行って食べてみる価値あり

第２日は秋田新幹線で盛岡から田沢湖へ向かう
続く

盛岡駅ビル フェザン ショッピングモール