2024/09/24 - 2024/09/24
65位(同エリア1852件中)
ローマ人さん
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岡山は大学生時代に運動部の合宿で玉野のスポーツセンターに10日間位宿泊したことがあり、香川は40数年前の新婚旅行で訪れましたが、当時の記憶は忘却の彼方にあり、徳島は初めて訪れます。
ということで、まとめて3県を3泊4日で巡ってきました。
初日は岡山で、午前に岡山市の岡山後楽園と岡山城を、午後は高梁市の備中松山城を訪れました。
本旅行記は岡山後楽園、岡山城と夕食、その前後の街歩きです。
備中松山城を加えると写真枚数が更に多くなるので別の旅行記にしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7:00の羽田空港第1ターミナルです。
羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
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セキュリティチェックは空いていました。
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さくらラウンジで朝食。
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空港で購入した千疋屋のマンゴープリンですが、セキュリティチェックに置き忘れるトラブルがありましたが、無事回収できました。
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さくらラウンジから、スカイマークの特別塗装機「ピカチュウジェット」が見えました。
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8:20発、JAL231便岡山空港行に搭乗します。
初めて乗る路線です。 -
搭乗機です。
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機種はボーイング737-800型です。
エコノミーは中央通路を挟んで片側3列配置で、私はA席でしたが隣は空席でリラックスできました。 -
定時にプッシュバックしたものの、離陸するまでに少し時間がかかりました。
離陸を待つ間に離陸するANA機の姿を見ることができました。 -
D滑走路から離陸しました。
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離陸してしばらくすると、鎌倉が見えました。
確かに海側を除いて3方が山で囲まれています。 -
富士山です。
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ズームアップ。
久しぶりに飛行機から見ることができました。 -
途中から雲が多くなり地上が見えませんでしたが、岡山空港に近づくと雲が切れて岡山市街が見えてきました。
海に突き出した児島半島と岡山市街の間にあるのは児島湾です。 -
岡山市内を流れる旭川を挟んで位置する後楽園(下側)と岡山城(上側)が見えました。
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着陸態勢に入ると飛行機の影が地上に映っているのが見えました。
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9:39、岡山空港にタッチダウン。
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空港ターミナルビルです。
コンパクトな空港です。 -
10:45、定刻より少し遅れてスポットイン。
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愛称「岡山桃太郎空港」のサインが見えました。
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ターミナルビルの売店で空の御朱印「御翔印」を購入しました。
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空港ターミナルビル前にある桃太郎像です。
岡山空港 空港
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空港リムジンバスでJR岡山駅へ向かいます。
9:55出発。
料金は780円でICカードが使えます。 -
空港を出てから30分後、連絡バスはJR岡山駅西口バスターミナルに到着しました。
バスターミナルからは、岡山で宿泊するホテルヴィアイン岡山が見えました。
JR岡山駅に隣接したホテルです。 -
ホテル入口エレベーターは、JR岡山駅に直結した商業施設のサンステーション岡山(さんすて)の入口を入った所にあります。
ここはペデストリアンデッキの2階です。 -
レセプションはビルの5階にあります。
アメニティグッズの髭剃りと髪ブラシが有料 by ローマ人さんヴィアイン岡山 宿・ホテル
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レセプションです。
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ロビーからの眺めです。
チェックインはまだ出来ないので、キャリーケースを預けて後楽園に向けて出発。 -
JRのコンコースです。
西口から後楽園行のバスが発着する東口バスターミナルに向かいます。 -
途中、観光案内所「岡山市ももたろう観光センター」で周辺マップをもらい、後楽園行のバス乗り場を教えてもらいました。
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JR岡山駅東口です。
岡山駅東口前広場 公園・植物園
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東口には桃太郎像があります。
本来の設置場所が工事中の為、場所が南側に約100m移動していました。
写真には写っていませんが、台座の下に移動用の枠が組まれています。 -
少し離れた場所に弊衣破帽の学生像もあります。
岡山市にあった旧制第六高等学校(現在の岡山大学)の100周年記念として平成12(2000)年に建立されたものだそうです。 -
JR岡山駅(写真中央下)と後楽園・岡山城の位置関係がわかるマップです。
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後楽園前バス停に停車するバスが発着する1番乗り場です。
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1番乗り場運行案内系統図です。
18系統が後楽園前バス停に停車するので乗車します。
案内によると所用時間は約12分、料金は140円です。 -
乗り場の向かい側には、路面電車の電停があります。
岡山城へは、この路面電車で近くまで行くことができます。 -
バス乗り場で20分ほど待って、やっと乗車するバスが来ました。
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バスは、天満屋バスセンターを迂回経由して約15分で後楽園前バス停に到着しました。
写真は、後楽園の手前にある「後楽園口」の石標です。
バス停は後楽園の直ぐ前にあるのですが、バスで通過する際に石標が目についたので戻ってきました。 -
マンホールの蓋のデザインが桃太郎でした。
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石標から真っ直ぐ進むと旭川が流れていて、そこに鶴見橋が架かっています。
橋の向こうに岡山後楽園があります。鶴見橋 名所・史跡
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橋を渡ります。
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橋を渡ると正面に岡山後楽園の入口があります。
バス停は写真左側にあります。 -
ズームアップ。
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入園のご案内。
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敷地内に岡山県立博物館があります。
この日は休館日でした。岡山県立博物館 美術館・博物館
-
岡山後楽園正門から入園します。
入場料は、シニア料金で200円です。
通常料金よりも300円得をしました。
年を取るのも悪いことばかりではありませんね。 -
岡山後楽園マップ。
岡山後楽園は、備前岡山藩の2代目藩主の池田綱政が家臣に命じて貞享4(1687)年に着工、元禄13(1700)年に完成した庭園で、約14万平方メートルの広い空間には中央に芝生と池の水面が広がり、要所に築山、植込み、建物が配置され、これを縫って曲水、園路が巡っています。
現在は、国の特別名勝に指定されています。
「後楽園」の名称は、政治家の心構えを説いた中国北宋時代のことざわ「先憂後楽(憂うことは人に先んじて憂い、楽しむことは人に遅れて楽しむ)」に由来しているそうです。 -
正門から入った正面です。
立派な松の木があります。 -
ズームアップ。
平四郎の松です。
後楽園を作る前、この辺りに住んでいたという名主の平四郎の家の庭先にあった松を残したもので、現在のものは2代目だそうです。 -
紅葉がきれいです。
-
中国の政治家・文学者で第六高等学校で学んだことがある郭沫若(かくまつじゃく)氏の詩碑があります。.
碑には、
後楽園仍在(後楽の園はなおあれど)
烏城不可尋願(烏城尋ぬべからず)
将丹頂鶴作(願わくは丹頂の鶴をもって)
對立梅林(作対して梅林に立たしめん)
と刻まれています。
詩の意味は、「留学時代が懐かしい後楽園も、戦災で城を失った姿は寂しい限り、せめて鶴を立たせて伴侶としたい」ということだそうです。 -
鶴舎があります。
庭園が造られた時、丹頂鶴がどこからともなく飛んで住みつき、その後、瑞鳥として大事に飼育されていたそうです。
しかしながら、第2次世界大戦中に絶滅し、昭和31(1956)年に郭沫若氏から2羽の丹頂鶴が贈られ、それをきっかけに後楽園の象徴として現在も飼育されているそうです。
現在は、丹頂鶴が8羽います。 -
園内を巡ります。
-
鶴啼館(かくめいかん)です。
賓客の接待に使われた建物だそうです。
当時は茅葺の建物でしたが、戦災で焼失したために山口県岩国市の武家屋敷を移築したものだそうです。 -
振り返ると、広い芝生の先には園内中央に位置する大きな池「沢の池」が見えます。
-
延養亭です。
藩主の居間として建てられた建物で、園内外の景勝が一望できるように作られています。
当時の建物は第2次世界大戦の戦災で焼失しましたが、昭和35(1960)年に築庭当時の間取りで復元されました。 -
延養亭の前から写真奥の南門方向に流れる曲水です。
-
延養亭の前にある花葉の池には蓮の葉が茂っています。
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延養亭と繋がる能舞台・栄唱の間です。
池田綱政は能を好み、能舞台を作って自ら舞い、時には家臣や領民にも見せたそうです。 -
花葉の池に架かる栄唱橋です。
高欄付きの折れ曲がった橋で情緒があります。 -
花葉の池の畔にある大立石です。
花崗岩を九十数個に割って運び、元の形に組み上げたという大石で、豪快さが感じられます。 -
花葉の池を半周。
大立石の傍らを下ると栄唱橋です。 -
栄唱橋を通り過ぎて坂道を上ると・・・。
-
茂松庵があります。
築庭当時、この辺りは山桜、楓、松で彩られた林で、歴代藩主は花や紅葉を楽しんだそうです。 -
坂道を下ると花葉の池のほとりにでました。
対岸から眺める延養亭と能舞台・栄唱の間です。 -
地蔵堂とムクノキ。
-
曲水に沿って歩くと・・・。
-
廉池軒です。
この建物からの眺望は、「沢の池」越しに見える松林や曲水や池の段差など起伏に富んだ景観を眺めることができることから、池田綱政が好んで利用した建物だそうです。
園内で戦災を免れた数少ない建物の1つだそうです。 -
唯心山です。
高さ6mの築山で、園内を構成する池や園路を一望できる後楽園のシンボルともいえる場所です。 -
唯心山に登ります。
手前の曲水に通路として置かれた「飛び石」が趣があります。 -
唯心山頂上の展望所です。
ここにも石材が配置されています。 -
唯心山頂上からの眺め。
北西方向には、延養亭と鶴啼館が見えます。 -
唯心山頂上からの眺め。
北方向に見えるのは「沢の池」です。 -
「沢の池」の右側です。
-
唯心山から下ります。
-
これは唯心山の東側山裾にある「流店(りゅうてん)」です。
-
方向を変えて。
建物の中央に水を通し、その中に6個の美しい石を配置した珍しい造りの建物で、当時は藩主の休憩所として使われていたそうです。
太平洋戦争の戦災を免れた貴重な楯も煮に1つだそうです。 -
水路の流れの中にある石です。
-
振り返って見る唯心山です。
こちらの通路の石橋は折れ曲がった「違い橋」です。 -
「沢の池」に沿って園内を巡ります。
写真中央に見える「沢の池」にある島は「中の島」で、島には「島茶屋」があります。 -
「中の島」に架かる木造の太鼓橋です。
-
茶畑があります。
後楽園築造当時からのもので、ここで摘まれた茶葉から造られたお茶が、藩主用のお茶にされたそうです。 -
慈眼堂です。
池田綱政が元禄10(1697)年に池田家と領民の繁栄を願って建立しました。
境内には、花崗岩を36個に割って組み上げた烏帽子岩(えぼしいわ)、門などが残っています。 -
茅葺屋根の建物は「五十三次腰掛茶屋」です。
東海道五十三次の絵が飾られていることから、この名前で呼ばれているそうです。 -
「沢の池」の眺め。
池の中の小島は「砂利島」です。 -
ズームアップ。
「沢の池」越しに廉池軒が、その奥には岡山城天守の姿が見えます。
良い眺めです。岡山後楽園 公園・植物園
-
岡山城天守と唯心山。
-
岡山城天守をズームアップ。
-
「沢の池」の畔を南門に向かって進みます。
一面を覆う芝生がふつくしいです。 -
南門です。
-
外側から見た南門です。
-
南門を出ると岡山城天守の全景が見えてきました。
-
旭川に架かる月見橋を通って対岸に渡ります。
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月見橋からの岡山城天守の眺め。
水面に「逆さ天守」が映えています。 -
旭川を渡り、本丸「下の段」に到着。
本丸は、下から「下の段」、「中の段」、「本段」の3段で構成されています。 -
岡山城本丸のマップです。
マップの上側が岡山後楽園です。 -
岡山城天守です。
岡山城は、元亀元(1570)年に戦国武将の宇喜多直家が岡山城の前身の石山城を築いたことに始まり、その子の秀家が隣接する岡山に本丸を定め、石山城を取り込んで今の岡山城を築きました。
天守の外壁が黒塗りの下見板で覆われているので、その黒い外観を烏(からす)に例えて「烏城(うじょう)」と呼ばれるようになったそうです。岡山城 名所・史跡
-
廊下門から、本丸「中の段」に入ります。
廊下門は、櫓門形式の門で、櫓部分には「本段」の御殿に住む藩主が「中の段」の表書院に行く通路(廊下)があったために「廊下門」と呼ばれたそうです。
現在の門は、昭和41(1966)年に鉄筋コンクリート造りで再建されたものです。 -
廊下門を入って直ぐの場所にある土塀には、鉄砲や弓を放つ小穴「狭間(さま)」が多数あります。
-
「中の段」です。
地面には、かつてこの場所に建っていた「表書院」の間取りが表示されています。 -
「中の段」の一角の地下に、埋没石垣の「石垣露出展示」があります。
この野面積みの石垣は、宇喜多秀家が岡山城を築城した時の石垣で、その後の城の増改築の「中の段」拡張で地下に埋め込まれていましたが発掘調査で発見され、そのままの状態で展示しているのだそうです。 -
「中の段」の北西角に櫓があります。
-
月見櫓です。
一部地下つきの塗籠造り、本瓦葺き2階建て、2層の望楼型の外観をしていますが、内部は3層になっています。
岡山城本丸跡に現存する唯一の櫓で、国の重要文化財に指定されています。 -
「本段」に向かいます。
-
「中の段」から「本段」に上る石段の入口にあるのが不明門(あかずのもん)です。
天守がある「本段」の入口の防備を固めた櫓門形式の大きな門ですが、通常の出入りは「廊下門」の渡り廊下を使用していたので、この門はほとんど閉ざされていたことから、この名前で呼ばれていたそうです。
現在の門は、昭和41(1966)年に鉄筋コンクリート造りで再建されたものです。 -
門を潜った先にある石段です。
-
石段を上った場所が「本段」です。
-
「本段」には、天守の礎石が展示されています。
太平洋戦争の戦災で焼失した天守は、昭和41(1966)年に鉄筋コンクリート造りで現在の位置に再建されました。
再建に際して、焼失前の天守の柱を支えていた柱の礎石がこの場所に移され、元通りの姿で並んでいます。 -
天守に向かいます。
-
ズームアップ。
地下1階、地上6階の天守です。 -
天守入口です。
入口がある階がB1Fです。
入場料金は大人(15歳以上)400円、小中学生100円)。 -
B1Fの展示テーマは「よみがえる岡山城本丸」です。
本丸模型や絵図などが展示されています。 -
展示物。
-
岡山城年代記。
-
本丸模型。
-
金箔張の瓦。
-
見学順路は、B1Fの次は6Fです。
エレベーターで5Fまで上がった後、階段で最上階の6Fへ。 -
6Fです。
層塔型天守で開口部が小さく、外が見ずらいのが残念です。 -
華頭窓。
窓の上部が炎や花弁を思わせる独特の曲線を描いている窓で、元々は禅宗寺院の建築様式の窓ですが、天守建築では格式の高い窓とされているそうです。
築城当時の天守を再現したものだそうです。 -
6Fからの眺め。
西方向。
廊下門や月見櫓が見えます。 -
6Fからの眺め。
北方向。
岡山後楽園が見えます。 -
北西方向。
月見橋と岡山後楽園南門辺り。 -
北東方向。
金の鯱。 -
6Fからの眺め。
南方向。
岡山県庁が見えます。 -
5Fの展示テーマは「今につながる城下町」。
本格的な城下町は宇喜多秀家が築き、小早川家、池田家と歴代城主が整備しました。
岡山城を中心とした岡山市街のジオラマにプロジェクトマッピングを使って城下町の変遷を示しています。 -
金鯱瓦が展示されています。
昭和41(1966)年の天守再建時に作られ、平成9(1997)年の築城400年に合わせて金箔が張られたそうです。 -
「岡山城の始まり 宇喜多直家」。
-
「城下町岡山 発見マップ」。
-
4Fの展示テーマは「岡山 戦後期の表舞台へ-宇喜多直家と秀家-」。
宇喜多直家が岡山の地に拠点(石山城)を構える。 -
宇喜多秀家が直家から家督を継ぎ、岡山城を築城。
-
戦国時代に織田方と毛利方のはざまで、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)を通じて織田方についた宇喜多家は、その後の羽柴秀吉の天下統一に向けた戦いに貢献しました。
-
3Fの展示テーマは「それぞれの関ヶ原」。
慶長5(1600)年に勃発した「関ヶ原の戦い」によって、岡山城ゆかりの3武将「宇喜多秀家」、「小早川秀秋」、「池田輝政」の運命は大きく変わりました。
ここでは3武将の生涯を紹介しています。 -
宇喜多秀家は、豊臣政権で「五大老」と呼ばれる有力大名の1人となり、豊臣秀吉の遺志を継ぎ、関ケ原の戦いで石田三成が率いる西軍の中心として活躍しましたが、西軍が敗れたことにより捕らえられ、八丈島に島流しになりました。
-
小早川秀秋は、関ヶ原の戦いで当初は西軍でしたが、徳川家康が率いる東軍に寝返り、東軍の勝利を決定づけました。
宇喜多秀家が失脚した後に岡山城主になりますが、2年足らずで急死し、後継ぎが無かった小早川家は断絶となります。 -
池田輝政は、関ヶ原の戦いでは東軍に加わり、東軍背後の山上にいた西軍の毛利勢の抑えを担い、東軍の勝利に貢献しました。
戦功により、池田輝政の子孫「池田家」(輝政の孫が光政)は、外様大名にもかかわらず、姫路→鳥取→岡山と領地を変えながら、徳川政権下で岡山より西の有力な外様大名を抑える役割を果たしました。 -
2Fの展示テーマは「池田光政と綱政-江戸時代の岡山-」。
池田光政が行った政治改革。 -
光政は、人材育成のための学校の設立、治水対策や農地整備に力を注ぎました。
綱政は、干拓による大規模な新田開発と岡山後楽園の築庭をしました。
現在の岡山市の礎は。光政・綱政の時代に築かれたといっても過言ではないそうです。 -
天守にあったという「城主の間」が再現されています。
天守に、床の間や違い棚を備えた書院のような部屋があるのは、全国的に珍しいそうです。 -
床の間の掛け軸は、最後の徳川将軍「徳川慶喜」の実弟でもある岡山藩13代藩主の池田茂政の書「簡而廉(かんにしてれん)」です。
中国の古典「書経」の中に出てくる、上に立つ人の9つの基準(九徳:9つの人徳)の1つで『大きな視点を持っているが、細かいところまで気が付く』という意味だそうです。 -
池田家の展示物です。
徳川家と姻戚関係がある有力大名にふさわしい品々があります。 -
徳川将軍家3代(10代家治、11代家斉、12代家慶)が差した太刀。
-
織田信長が下げ渡した軍配。
箱に書かれた文字によると、織田信長が相撲の行司に与えたものだそうです。 -
黒漆塗葵紋金蒔絵太刀拵(くろうるしぬりあおいのもんきんまきえたちごしらえ)と黒漆塗若松模様金蒔絵刀掛(くろうるしぬりわかまつもようきんまきえかたながけ)。
紀州徳川家2代目の徳川光貞ゆかりのものだそうです。
金蒔絵が見事です。 -
武田信玄の父「武田信虎」が所持していた太刀。
-
上杉家伝来の名刀。
上杉謙信は愛刀家としても知られており、この太刀は室町時代初期に製作されたものだそうです。 -
茎(なかご:束の部分)に「袈裟落(けさおとし)」の截断酩(切れ味を記した銘文)が金象嵌された太刀。
袈裟落とは、『肩から斜めわき下へかけて切り落とすことができる』という意味で、切れ味抜群の太刀だそうです。
刃文の波型が美しいです。 -
1Fは、体験・記念撮影コーナー「体感 戦国絵巻」。
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疑似乗馬体験。
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大名籠に乗って大名気分を味わうこともできます。
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記念撮影用パネル。
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鉄砲疑似体験。
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刀の現物を持つことができます。
刀はずっしりと重く、昔の人は良く振り回すことができたものだと感心します。
これで天守は終了です。 -
鉄門(くろがねもん)跡です。
鉄門は、「下の段」南側から「中の段」の表書院に通じる門で、かつては木の部分を鉄で覆った櫓門があったそうです。 -
「下の段」からの不明門の眺め。
鉄門跡は写真左側にあります。 -
「下の段」南側です。
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大納戸櫓の石垣です。
上に行くほど傾斜がきつくなる石垣で、上に建っていた大納戸櫓は、4階建てで天守に次ぐ規模だったそうです。 -
中の段南西部の石垣です。
あまり加工していない石を緩やかに積むのが特徴で、高さが11mあるそうです。 -
切石積みの石垣です。
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月見櫓の石垣です。
石垣の隅は、算木積みといい、長方形の石を交互に振り分けて強度を高めた積み方になっています。
上に建つ月見櫓の出窓は、鉄板で覆われ、下部には石落としがあるのが確認できます。 -
岡山城の後、高梁市にある備中松山城を訪れましたが別の旅行記で投稿します。
ということで、ホテルにチェックインしました。 -
客室です。
不自由ない広さの部屋で、ベッド幅が広いのが良いです。アメニティグッズの髭剃りと髪ブラシが有料 by ローマ人さんヴィアイン岡山 宿・ホテル
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一応、デスクと冷蔵庫があります。
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バスルームです。
アメニティグッズのうち、髭剃りとブラシが有料(各100円)でした。
持ち帰り対策でしょうが、損した気分にになって不快です。 -
休む暇もなく夕食をとりに出かけます。
駅の東口のすぐ前にある「岡山駅前商店街」のアーケードには、岡山の象徴「桃太郎」ゆかりの「桃」が吊り下げられていました。 -
岡山駅東口から岡山城方向に向かって一直線に延びる「桃太郎大通り」に沿って岡山城方向に歩いていきます。
-
「桃太郎大通り」の中央を岡山電気軌道の路面電車が走っています。
-
岡山市中心部を南北に流れる西川に架かる橋を渡ります。
西川の両岸は「西川緑道公園」として整備されています。 -
ホテルで紹介してもらった和風居酒屋「あかり」が今日の夕食場所です。
和風居酒屋 あかり 岡山店 グルメ・レストラン
-
入口を入るとアプローチがあります。
手前がテーブル席、奥がカウンター席です。 -
カウンター席に案内されました。
先ずは生ビールです。 -
本日のおすすめメニュー。
-
ハーフサイズメニュー。
ハーフサイズがあるのは1人旅にはありがたいです。 -
日本酒のおすすめメニュー。
-
本日のお造り5種盛合せハーフサイズ。
サワラ、サーモン、ツバス(ブリの別名)、ヒラメ、霜降りマグロ。
新鮮です。 -
生麩といも餅の田楽。
-
日本酒は岡山の地酒「かもみどり 純米大吟醸」です。
食事に合う美味しいお酒です。 -
鰆の西京焼き。
すべて美味しくいただきました。 -
夕食後の街歩きで見つけた、桃太郎がデザインされたマンホールの蓋です。
-
郵便ポストにも桃太郎がいました。
この後、ホテルに戻りました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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