東京九州フェリーに乗るための旅（観光なし！）

2024/09/06 - 2024/09/08

東京九州フェリー、横須賀港23：45発、新門司港21：00着。
昨年、一昨年と小笠原まで快適な24時間の船旅をしているので、また船旅がしたいけれど繁忙期で仕事休めない。
でも、このフェリーなら金曜の夜、横須賀発、土曜夜に門司着、一泊して日曜日に福岡空港か北九州空港から飛行機で帰れば休まないで旅ができます！

フェリーの旅をよくしてる、オーヤシクタンさんの影響もあって、フェリーに乗る旅もいいなと思っていました。
5月に門司のプレミアムホテルに泊った時、ちょうどTVで九州フェリーの事を1時間やっていて、ますます乗りたくなりました。

8月は夏休みで混んでいるだろうから、9月に行きたい。門司の旅のすぐあと、5月16日にはＡＮＡのスーパーバリューセールで9月8日（日）の福岡⇒羽田便を購入。夜、星がみえるのを期待して月齢の若い9月6日（金）出航の便にしようと思ったからです。フェリーのチケットの売り出しは1か月前です。

エリア 門司・関門海峡(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 ANAグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

出航の1時間前に港へこい、というので22:３８到着。

横須賀中央駅降りると、案内表示があるかと思ったら何もありません。徒歩15分だからタクシー乗るほどでもないし。港付近はグーグルで見ておいたからわかるけれど・・とんでもない方向に歩いてしまったら間に合わない。私は勘を頼りにして反対方向に歩くときあるので。スマホで地図見るより（暗くて見にくいし）人に聞いた方が早いと思ってスーツケースを持ってそっち方向に行く人に「九州フェリー乗るんですか？」と話しかけても立ち止まってくれず（外人で言葉わからなかったのかも）、向いから来た会社員風の男性に聞くと、最初不審そうに見られたけれど、目的がわかると快く教えてくれました。

これが東京九州フェリー！大きい！
これは「はまゆう」です。
門司から同時刻に「それいゆ」が出航します。

おがさわら丸は駅からゾロゾロ歩いてくるけれど、このフェリーは乗船客少ないようです。
待合ロビー。乗船客はこれだけ？みな車で来るのかな。
時間になるとエスカレータの前にスタッフが立ち、乗車券を機械で読み込んでエスカレータに誘導します。
乗車券のQRコードは購入後、スマホに送っておきました。念のためプリントもしてあります。

ちなみに新門司港に到着すると、待合室が全く同じ造りで、また横須賀に戻ったような錯覚に陥りました。（笑）。

ツーリストSは大部屋を6つ、または8つに区切った個室です。
期間A　14000円＋6000円（ツーリストSの追加料金）
期間B　18000円＋7200円
もちろん期間Aの日を選びました。
これよりアップグレードの部屋は32000円追加料金（期間Bは38400円）かかるので、無理。

乗車券のQRコードが部屋の鍵になっています。
しかし反応が悪くって・・スマホに送ったQRコードを使っていましたが読み込みが悪いのでプリントしたQRコードを当てたら全くダメ。出航後、フロントに駆けこんで別のQRコードをプリントしたものを発行してもらいました。
もし夜中にフロント開いていなくて（24時間開いているかどうかは確かめていません）部屋に入れないなんてなったら最悪ですから。

大きな画面のTV付き。音声は枕元のイヤホンジャックに差し込まないと聞こえません。イヤホンは貸出あり、売店で購入も可
でも外海航行中は電波が入らずに見れるのはNHKとか限られます。
また、ドアを閉めると窓もないので、昼でも真っ暗！　昼間はほとんどここにいませんでした。

こちらは追加料金なしのツーリストA。
寝るだけだったら、こっちで良かったかな。部屋に入れなくなることもないし、ロールカーテンだから隙間をあけておけば真っ暗にもならないし。
でも私は軽い喘息で時々咳き込むことがあり、私が人の迷惑になってしまうのも嫌だから、やっぱり個室でないと。

出航までだいぶ時間があるので、まず船内探検。
エントランスホール。どこへ行くにもここから。
6階から見下ろしています。
4階：案内所、ショップ、一般客室、ドライバールーム（トラック運転手さん専用）
5階：一般客室、レストラン
6階：一般客室、大浴場、スポーツルーム、スクリーンルーム、甲板

5階のフリースペース。朝はこの窓から日が差し込んで眩しかった。

6階　大浴場　
利用時間は乗船～25時30分、8：00～20：00

スクリーンルーム
プラネタリウムと、映画上映（ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーだったので見ませんでした）　

スポーツルーム（デッキから中を撮影）8：00～20：00

デッキに出てみました。
広い！

下のデッキには行けないみたいです。

港にはたくさんコンテナ車が停まっています。

横須賀の夜景

出航時刻の23：45が近づいてきたので、再び甲板に出てきました。
00：00なかなか出航しないなあ・・

ボーディングブリッジが船から外されて、横に移動。最後には建物の脇にピッタリと付けられました。
それなのに、なかなか出航しません。地上スタッフもホーサーをビットから外そうとしません。
待ちくたびれて、案内所にどうなっているのか聞きに行きましたが、はっきりしたことはわからず・・・

しばらくしてから、再び甲板へ。
00：40　こんどはホーサーをビットから外しました！奥の長いロープも外して戻ってくるところです。船は既に桟橋から離れ始めました。
約50分の遅れですが、到着はやはり50分遅れるのでしょうか？
宿泊は博多駅近辺でなく小倉駅近辺にしておいてよかった。

スタッフが手を振って見送ってくれました。
こういう時は、振り返さないとね！

船がゆっくり180度向きを変えて、走り出すまで甲板で眺めていました。
でも、もう0：4９　大浴場が1：30までなので急がないと、シャワーしか使えなくなってしまう。
急いで部屋にもどり、支度をして大浴場へいきましたが、100円玉がないとロッカー使えない（返却式）。100円玉とりに部屋に戻るも、スマホのQRコードのカギで開かなかったので、案内所に行って紙のQRコードを発行しなおしてもらいました。それから100円持って大浴場へ。
急いで入浴して出てきたところに、ちょうどスタッフが閉めに来ました。忙しかった。
星がみえることを期待して月齢の若い日の航海を選んだのに、この後、甲板は出られなくなっていました。残念。
しょうがない、おやすみなさい。

日の出時間は早いので見なくていいかな、とゆっくり起床。
レストランの朝食時間は8：00～9：00と一時間だけなので、開くのを待ってレストランに入りました。窓側の席確保。
タブレット端末から注文、支払いはレシートを持って自動精算機です。

モーニングセット　700円

船内放送で、昨日は出航が遅れたけれど新門司港には定刻通り到着すると言っていました。50分も遅れて出港したのに、とりもどせるんですね。

朝、8時から開く、船首のフォワードサロンに行ってみましたが、カーテンが閉まっていてカーテンの向こうも塞がれていました。こんな暗いところにいてもしょうがないなあ。
この後で開いたかどうかは行かなかったので不明。

プラネタリウム上映10：00、11：00なので、9：30頃からここのヨギボーに寝転がって本を読んでいました。
プラネタリウム始まって・・星空？ただの光の点。花火？映像と音が全くあってなくて、ストレスたまる。海の底から海面を見る映像・・薄明るい日が見えるだけ。ぜーんぜん面白くない。と途中退席。
欲求不満になり10月に名古屋に行くので、名古屋市科学館のプラネタリウムのチケット買いました。

つまらないプラネタリウム見ている間に、潮岬通過してしまいました！
出航時間が遅れたから、いつ通るのかわからないなと思っていたのもあって、楽しみにしてたのに・・・遠くにうっすらと見えるだけ・・・
「それいゆ」とすれ違うところも見れなかった・・

お昼を食べる前に、ちょっと運動しておきましょう。
自転車こぎ、10分だけ。膝傷めるとこまるので。
消費カロリーはキャンディ1個分もいかなかった。

お昼も12：00～13：00の1時間だけなので、再びレストランが開くのを待って入店。
HPからメニュー見ていて、食べてみたかった「湘南シラスと青のりのスキレットピザ」1100円　パリパリのピザ。それほど美味しくは・・
これではちょっと足りないので、横須賀海軍カレーパンを持ち帰り300円。それもあんまり・・

お腹が落ち着いたら、真昼のニューヨク。

14：12　この時間、誰もいません。
昨夜は忙しかったので、ゆっくり入浴。

露天風呂もあります。
真っ青な空と海を見ながら、お風呂に入れるなんて最高！
でも、のぼせやすいので、そんなに長く入っていられません。

15時頃、足摺岬沖を通るというので甲板に出ました。
中央に小さく足摺岬の灯台らしきものが見えます。
2015年、足摺岬へ中村から路線バスで2時間かけて行きました。
https://4travel.jp/travelogue/11010599

船が進んで、灯台は右端になりました。
一週間前は台風10号で豪雨だったから、9月7日の出航を選んでほんとにラッキー。

足摺岬から先、海岸線が絶壁。右の山上には風車が並んでいます。

沖ノ島

沖ノ島の断崖の上に灯台が立っています。土佐沖ノ島灯台

小島が散らばっていました。

長く甲板に出ていたので、船内に戻ってちょっと休憩。
航路が出ていました。

もうしばらくすると佐多岬。
近づいたらまた甲板に出ましょう。

夕食時間は18：00～19：00　近くで本を読んでいたら、17：30にオープンしました。
夕食は松花堂御前にしようか、お刺身定食にしようか、ビーフシチューにしようか、とＨＰ見たり船内の掲示みたりして迷っていたのに、実際に夕食時になって食べたかったのは、丸天そば（笑）！
これは美味しかった。

鶴御崎灯台 (旧海軍望楼跡)
島ではなくて、佐伯市付近から長く伸びている先です。

西側は暮色を帯びてきました。
島と長く伸びた半島、幾重にも重なって見えます。

四国から長く伸びた佐多岬。四国と九州の間の一番狭い海を通った後です。
右端には佐多岬灯台、左のほうには風力発電の風車が並んでいます。
せと風の丘パーク　という所でしょう。
この反対側を通るフェリーに乗って、別府から八幡浜市に行きたいな。臼杵から八幡浜市に行く航路もある！　
機会があったら羽田⇒大分、松山⇒羽田　の航空券買おう。

船の手すり越しの佐多岬。
ガラスの天井の下はレストラン。

せと風の丘パーク　あたりの風力発電の風車

国東半島に沈む夕日。

光の道を渡る船

18：18
この後、大浴場の露天風呂から姫島を見ていました。
船内で入浴しておけばホテルのユニットバスを使わないで済みます。

21：00新門司港に到着。
まず車のドライバーが出口へ向かいます。車の積載されている所に誘導されるのか、徒歩の人はその後からボーディングブリッジで下船と分けられていました。
車でない人は、送迎バス（無料）に乗らないと、タクシーは待っていないし、呼んでも来ないので乗り損なわないでください、とアナウンスがありました。
送迎バスは門司駅（門司港駅ではありません）と、小倉駅の2か所に停まります。

ほぼ満席なので、バスの運転手さんが定員を超えていないか何度も人数を数えていました。もし定員超えていたらどうするのかな？2往復するのかな？小倉まで3、40分かかるのだけど。
隣に座った女性に話しかけると、娘と2人旅。門司や小倉を観光後、またフェリーで大阪、その後、またフェリーで舞鶴から小樽へ行くそうです。いいね！

小倉駅、新幹線口にバスが到着すると、これからこのバスで東京九州フェリーに向かう人達が待っていました。
私はモノレール2つ乗って旦過駅へ。最近３回も小倉駅きてるし、モノレールも試乗しておいたから楽勝です。
翌朝撮影した小倉で泊まったホテル

隣のファミマで、お握り1個とカットパインを夜食に買いました。

22時にチェックイン。寝るだけなので安いホテルにしました。小倉駅周辺のホテルは最低でも1万円のところ、ここは6300円。
安いホテルでもたいていは気になること少ないのですが・・カーペットがシミだらけで・・ちょっと・・・もう少し高いホテルにすればよかった・・・・

部屋の窓からは、旦過駅が目の前。

朝食。
安いのに朝食がついています。私はパンとコーヒーがあればよいのですが。
おかずはこの程度で卵類はありません。

朝食後、すぐ近くの旦過市場へ散歩に行ってみました。

市場なのに、どこも開いていませんでした。
近年2度も火事があって（2度目はこのちょっと先の右側の店舗）、かなり被害があったようです。

一部の店舗は、ここに仮移設していました。青空市場といってもちゃんとしたプレハブです。

大きく一周して外側から戻って来ました。

北九州市立商工貿易会館の前の少年像。
詳細不明。

反対方面のモノレールは９９９です。

小倉駅行も近づいて来ました。

９９９モノレールの後ろはメーテル。

私の乗ってきたモノレールは、北九州の名所編。

もう小倉駅はよくわかります。
改札入った土産物屋に大分のお菓子「ザビエル」があるので、とりあえず確保。
ザビエルは黒いベルベットが張られた高級そうな箱に12個入ってます。金のザビエルと銀のザビエルが6個ずつ。私は銀のザビエルが好き♪

普通列車で博多駅へ向かいます。行先が博多駅でなく羽犬塚（はいぬづか）。地理かんで博多駅へ向かいます。行先が博多駅でなく羽犬塚（はいぬづか）。時刻表みないとこの電車が博多駅通るのかどうかわからない。羽犬塚をグーグルマップで検索すると久留米の先なんですね。

博多駅到着。ちょっと時間があるのでお土産みましょう。
努努鶏 ゆめゆめどり（ 冷やして食べる唐揚げ）買ってみました。（家に帰って食べたら美味しかった）
福岡空港のラーメン滑走路で昼を食べる予定でしたが、時間が早いうち（11：00）博多駅内のここで食べて行くことにしました。どこがいいかな。あまり列が長いと空港に行く時間が押してしまう。

11：00なのに、店によってはかなりの列。

一幸舎、超有名店。空港にもあるけれど前回けっこう並んでいたな・・ここは、そんなに並んでいないので決まり！

泡系豚骨ラーメン、味玉付き。
・・・ちょっと・・好みではありませんでした。残念。
私の推しは日暮里の長浜や。前回行ったときは休業中でした。再開してるかなあ・・

福岡空港では、息子からリクエストの、ふくやの明太子キッシュ購入。
国内線 11番ゲートには九州銘品蔵と言う店があって、福岡だけでなく九州各地のお土産が買えました。ここでザビエル、かるかん饅頭、他購入。ここJALカードで割引あるんですって。うれしい。

10月にFDAの丘株空港発、名古屋空港（セントレアではない）着のフライトに乗ります。
神戸から松本に乗った時は白い機体だったけれど、今度は何色の機体かな？白以外がいいな。

離陸後、右旋回。どこの山かなあ・・

大分空港！
国東半島の上を飛んでいたんですね。

昨夜フェリーで通過した佐多岬が眼下に見えます。
長い！

館山航空基地

今回の着陸ルート。

ベルト着用サインがとっくに点灯しているのにCAさんが「席にお戻りください」と叫んでいます。振り向くと3列ほど後ろの中央列右側の30ぐらいの野球帽、半ズボンの男性。座っていたと思われるCAさんが席まで来て説得。やっと座りました。

ところが、しばらくすると再び立ち上がって後ろのトイレへ。もうこんなに高度が下がっています。CAさんが座ってください、着陸できなくなります。と叫んでます。
後ろのトイレをブロックされて、「がまんできない」とつぶやきながら、今度は中央のトイレへ。どうにかCAさん2人で席に戻しました。

もし席に戻らなかったら、ゴーアラウンドしたのかな？
都心の遊覧飛行もいいけれど、機内も暑くてまいっていたので今日は早く帰りたい。

とにかく、無事着陸。

タクシイングのスピードがごく遅くなったところで、CAさんが、その男にトイレ使っていいと言いに来ていました。こんな行動した人にも優しいですね。それに座席にされてしまったら大変ですからねぇ。
こんなこと、初めて！
ただ行って来るだけの旅でもいろいろあるわ（笑）。
次もちょっとイレギュラーな旅を計画しています。

この旅行記へのコメント （2）

• マプトさん 2024/09/28 10:21:31

  船旅

  横須賀から門司への船旅、読みました。２４時間かからず行けるって、随分早いですね。で、陸地も見えながらの航行は楽しいですね。
  学生時代、安い所に目をつけて、道外に行く航路をよく利用しました。それで船旅が好きになりました。カップ麺をもって船に乗り込むのは、その時の貧乏性が今も抜けないです。
  今年は江差⇔奥尻、屋久島→種子島→鹿児島と乗りました。景色が見えて楽しかったです。長くなって寝られ、長距離なら風呂もあるのがいいですね。

  夏への扉さん からの返信 2024/09/28 22:55:34

  Re: 船旅

  マプトさん、こんばんは。
  
  21時間もかかるんだ～と思っていましたが早いんですか。長距離フェリーはおがさわら丸しか乗ったことがないので分かりませんでした。
  陸地の見えないところは夜中に通過していたのでちょうど良かったです。
  
  おがさわら丸に乗ったときは、熱々のカレーヌードルを甲板で食べて美味しかったので、今回はどうしようかと思ったのですが、フェリーの公式サイトでレストランのメニュー見ていて高くないし船旅だけが目的だから３食レストランで食べることにしました。
  マプトさんはよくフェリーに乗られるんですね。私も今度は北海道に行くフェリーに乗ってみたいです。