真夏の和歌山敦賀浜松ひとりたび2024 #6 ～2時間では全然足りなかった魅力の小浜街ブラ～

2024/08/01 - 2024/08/04

2024年8月初旬、夏季休暇がとれたので毎年恒例となっている行ったことのない都道府県へ3泊4日のひとり旅慣行してきました。
今回の目的地は和歌山県和歌山市と福井県敦賀市と静岡県浜松市。和歌山県と福井県は初上陸です。
青春18きっぷをメインに使い、そのほかにも道中色々な箇所をまわってきました。
詰め詰めの日程プラス記録的猛暑で大変でしたが、充実した旅行となったので時系列に沿って紹介していきたいと思います。
前回までは旅行一日目、和歌山県和歌山市の友ヶ島や和歌山市街を観光し、旅行二日目和歌山市から福井県小浜市へ青春18きっぷを使い移動してきました。
今回は小浜駅周辺を観光していきます。

エリア 小浜・若狭(福井)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

12:25 小浜駅
和歌山駅から約5時間半、小浜駅到着しました。
タイムリミットは次の敦賀行きの列車が来るまでの2時間。
2時間で小浜の街をぶらぶらしていきます。

小浜駅 駅

まずは若狭おばま観光案内所のコインロッカーへ。
歩いて観光するときはなるべく軽装で移動することが大事。

12:35 朽木屋
まず最初に立ち寄ったのは小浜でも有名な焼さばを販売する朽木屋さん。

益田商店 元祖朽木屋 グルメ・レストラン

店に入ると目の前にはこんがり焼かれた美味しそうな鯖が串に刺されて並んでいます。
全て大ぶりの鯖なのですが、その中でも中、大、特大とサイズで分かれており、一人で食べるので中サイズが良かったのですが売り切れており大サイズを購入。

土日祝は食堂もやっているのですが、この日は金曜日でしたのでテイクアウトのみ。
持ち帰ってホテルでの夕食にします。
手に持つと分かるその大きさ。

そんな焼さばが有名な小浜には、日本遺産に認定されている鯖街道の起点があります。
鯖街道とは、若狭国などの小浜藩領内と京都を結ぶ街道の総称であり、主に魚介類を京都へ運搬するための物流ルートで、中でも最も割合が高かったのが鯖であったことからその名がつけられたそう。

12:40 小浜市鯖街道ミュージアム
そんな鯖街道の起点にはその歴史が学べるミュージアムも。

小浜市鯖街道ミュージアム 美術館・博物館

建物までの道は、鯖街道の起点から京都までの道のりを模した築山や琵琶湖を模した砂利敷等で表現されています。

展示を見ていると、ガイドの方に話しかけられ、そこから鯖街道についての丁寧な説明を聞くことができました。
小さな館内ではありますが、展示もロゴもしっかりとデザインされています。

建物内にはトリックアート館にありそうなフォトスポット。

12:50 小浜市 まちの駅
そのあとはまちの駅へ。
小浜の歴史や生活文化を体験できる観光・文化の拠点施設です。

小浜市まちの駅 旭座 道の駅

福井県で有名なフォトスポット、恐竜博士が小浜にもいました。
後ろから見ると白衣が相まって普通に人がいるように見えるんですよね。

小浜市まちの駅には、旭座という明治期に建てられた木造の芝居小屋があります。
現在全国に30数か所しか現存していないという芝居小屋で、戦前の芝居小屋の系譜を引く貴重な建物ということで市指定文化財に指定されました。
中も見学できるようですが、まちの駅に声をかけなければいけないということで後で時間があったら来てみることにしました。

小浜市まちの駅の前を通る濱参道という広くてきれいな道。

歩いていると立派な鳥居があらわれました。
八幡神社の一の鳥居です。

13:05 石窯パンの郷こころ
そんな神社のすぐ近くにあるパン屋さん。
外観は良い和食屋さんかのような重厚な佇まい。

こころ グルメ・レストラン

店内も雰囲気抜群です。
時間的にパンは残りわずかでした。
薪石窯で焼かれていたり、天然酵母や有機酵母を使用しているなどパンづくりには相当拘っているお店なよう。

リュスティックとプチくるみパンを購入。
リュスティックとはフランスパンの一種で、中には甘納豆が入っていました。

13:15 小浜西組重要伝統的建造物群保存地区
町屋など歴史的な建物の残る街並みがあらわれました。

中世の港町から近世の城下町へと発展し、町が拡大するのに伴い整備された街路の構成と近世末期の地割がよく残っている文化財だそう。
金沢の茶屋街にも似ていますが、こちらの方が生活感があってよりリアルです。

三丁町と呼ばれるかつての茶屋町には、狭い路地、ベンガラ格子や出格子の家など当時の面影を残しており、連続テレビ小説「ちりとてちん」の舞台としても使用されたそう。

保存地区から歩いてすぐ、海に出ます。
景色の切り替えがすごい。

13:25 人魚の浜
きれいな砂浜もある小浜。
夏休みシーズンということで家族連れや学生が海水浴を楽しんでいました。

人魚の浜海水浴場 ビーチ

マーメイドテラスというスポット。
小浜市内には何個か人魚の像が置かれていましたが、小浜には人魚の肉を食べていつまでも若く美しいまま八百年を生きたという八百比丘尼の伝説があることから、人魚で観光誘致を図っているそうです。

砂浜沿いに歩いていると、遊覧船を発見。
あれは蘇洞門めぐりのできる船だそう。

13:40 若狭フィッシャーマンズ・ワーフ
その遊覧船に乗ることのできる施設がこちら。

若狭フィッシャーマンズワーフ 名所・史跡

1階には広いお土産屋が入っています。
若狭塗箸など伝統工芸品も売られていました。

2階には海幸苑という回線の楽しめるレストラン。
ここは小浜のブランド魚であるよっぱらいサバを扱っているお店だそうですが、近年の猛暑の影響で出荷自体難しいようでなかなか食べられないみたいです。
よっぱらいサバ食べたかった...

暑さと疲れでやられたのか食欲があまりわかず、とりあえず福井県民のソウルドリンクだというローヤルさわやかを購入。
色の通り味はメロンソーダです。

小浜は至るところに船が停泊していて、漁業のまちということがわかります。

小浜市の雲浜地区には「雲城水」と呼ばれる地下水が湧き出ています。
名水百選にも選ばれたそうで、名水というと山の中のイメージがありますがこれだけ海の近くの名水も珍しい気がする。
飲みたかったのですが、地元の方が車でポリタンク何個も持ってきてじゃぶじゃぶ汲んでたので近づけなかった...

13:55 伊勢屋
食欲は出ずとも甘味なら食べられそう。
創業190年を数える和菓子屋の老舗にやってきました。

伊勢屋 グルメ・レストラン

先ほどの雲城水を使用して作られているという名物くずまんじゅうをいただきます。
シンプルな味わいで餡の甘さが引き立ちます。
1個から注文できるのもうれしい。
TBSのラヴィットでも紹介されたことがあるようです。

イートインスペースもしっかりあり涼むことができました。

小浜駅に戻ります。
途中あるのが人口３万人の小浜市役所。
「北陸新幹線 小浜・京都ルート 早期実現」と掲げられています。
そうなると小浜線は第三セクター化しそうですね。

杉田玄白の像が建てられいますが、杉田玄白は幼少期をここ小浜で過ごしたそうです。

14:15 小浜駅
戻ってきました小浜駅。
2時間あればだいたいまわれるかと思っていたのですが、小浜はけっこう見どころが多く徒歩だと全然時間が足りませんでしたね。

小浜駅 駅

ホームで列車を待ちます。

敦賀から来るときは地元の学生がたくさんでずっと立ちだったのですが、帰りはゆっくり窓際に座ることができました。

15:35 敦賀駅
ということで小浜駅から1時間20分、敦賀駅到着です。
この日は敦賀に泊まるので18きっぷでの移動はここまで。
あとは敦賀駅周辺でゆっくりします。
続きは次回です。

敦賀駅 駅