雨の佐渡から新潟へ 後編

2024/07/10 - 2024/07/11

佐渡島３日目、朝から雨が降り続く中、ホテルをチェックアウト。自称晴れ女の実力に希望を託してたらい舟乗り場のある小木港に向かいました。すると到着と同時に雨が上がり、10分の間に…たらい舟に、乗れました！
昼食は往きと同じくフェリー乗り場で食べて新潟港に向かい、バスで新潟駅万代口近くのホテルにチェックインし、ホテル近くのおでん屋さんでくつろぎました。
４日目最終日は午前中に観光循環バスで市内観光地をしてから、午後の飛行機で帰宅の途につきました。

エリア 新潟

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルのすぐ横にあるJACO・OP佐渡金井店で購入した牛乳。佐渡島内ではだいたい、このトキのパッケージの佐渡牛乳です。低温殺菌なのでさらっと甘く美味しいです。

JACO・OPの一角に｢直売所よらんか舎｣という産直市場があり、｢水フキ｣として販売されていたのでてっきり蕗と思って買って帰り、自宅で調理したら、山菜のミズでした。これはこれで良し。佐渡ではミズのことを水フキと呼ぶのですね。勉強になりました。

左下の緑の麺状の食べ物は、佐渡の郷土料理｢いごねり｣です。｢いご草｣という海藻を固めてところてんのようにしていただくもの。特に味は無くて、醤油や酢味噌に薬味で味わうようです。ちょうど夏の収穫期で、食べられて良かったです。

ホテルをチェックアウトした時点で天候はやはり雨、ですがたらい舟を諦めきれず、とりあえず乗り場のある小木港に着くと、ちょうど雨が上がりました！
まだ誰も観光客が到着していない中でチケット売場に向かうと、にわかに佐渡おけさの音楽が流れ出しました。桟橋の奥には絣のもんぺ姿の船頭さんたちが待機しています。
空も少し明るくなったし、こうなったらこの日一番乗りの客として乗るしかないです！

私たちがたらい舟に乗ると、後から観光バスで到着したお客さんたちも次々にたらい舟に乗り込みます。たらい舟には片側に板が渡してあって、そこに腰かけて船頭さんとお話しながらゆらゆらと港の中を巡ります。船頭さんのイヤイヤするような腰の動きがチャーミングです。
小木港内を一周すること約10分、また空が暗くなって雨がポツポツと落ちて来ました。
たらい舟はこの後欠航となり、結局この日の運航は10分間だけだったようでした。まさに奇跡の10分間。

両津港のフェリーターミナルに着いたものの昼食には早くお腹も空いていないので｢のりば食堂しおさい両津店｣でミニカツ丼をいただきました。新潟港とメニューは同じ。

連れ合いがオーダーしたのはナガモと岩海苔、メカブの３種類の海藻が載った蕎麦。

時間があるのでお土産屋さんにも入ります。

帰りも同様の改札を抜けてフェリーに乗り込みます。

銅鑼の音がしたので急いで船室の外に出てみたけれど、もちろん実際の音ではなくてテープを流してたようです。

船が動き出すとカモメが追ってきた。

ちゃっかりと船端に留まってお菓子をねだってるようです。が、何も持ってない。ごめん。
帰りのフェリーもたいして揺れず、無事に新潟港に着きました。ターミナルからは路線バスで新潟駅万代口に簡単に行けました。

新潟駅でも雨に降られましたが、駅から徒歩３分の｢コンフォートホテル新潟駅前｣に駆け込みました。
身体に優しい物が食べたくて、ホテル近くの｢おでん処じゅんちゃん｣に入店。

大根はじめ色々とオーダーして熱々をほおばる。海鮮に少し厭きていた口にぴったり。

ズッキーニの串カツ、美味しかったです。

コンフォートホテルの朝食は、どこも洋食メニューが多いのかな？

さて最終日は15時過ぎの飛行機に乗るのであまり時間に余裕がありません。午前中は循環バスで市内観光をすることにしました。
新潟市観光循環バスの１日乗車券は何度でも乗り降り自由で大人500円と格安です。２回乗れば元が取れる！
バスの社内で購入して、乗車日を削るスクラッチ方式

乗っているだけで市内の観光名所を一周してくれるので、立ち寄らない場所も外観だけは見られます。

新潟駅を出発したバスは、マンガ・アニメ情報館、マリンピア日本海などいくつか停留所を過ぎた後、北方文化博物館新潟分館までやって来ました。
私達はここで下車して見学します。

北方文化博物館は、新潟市郊外に本館がありますが、分館の方は駅からさほど遠くないので行きやすい。明治28年頃に建築された建物ですが會津八一が晩年を過ごした住居でもあります。

ガラス戸越しに眺める庭がしっとりと落ち着いた風情です。

当時としては大変珍しかったであろう、大理石の洗面所。洒落てます。

ここからまた循環バスに乗って昼食を食べにピア万代に。

｢回転寿司佐渡弁慶｣は外せない。
開店してそれほど時間も経ってないのに、鮮魚売場の魚に心を奪われている間に30分待つ事になりました。
コロナ以降、回らない回転寿司が多いけれど、ここはしっかり回っていて、流れてくる皿をあれこれ取りました。

ピア万代には他にも野菜や鮮魚の直売や飲食店が何軒もありますが、お昼時は結構混雑しています。
すぐ隣に水産会館の建物があり、こちらにも｢地魚食堂 瓢｣という社員食堂のようなお店がありました。地元の方は愛用してるようです。私達は食後だったので入らなかったけれど、穴場かもしれませんね。
こうしてまた循環バスで新潟駅に戻り、ホテルに預けていた荷物を受け取って空港バスで新潟空港に向かいました。

さて今回の旅行は雨続きで青い海が見られなかったので、佐渡の魅力も半分しか体験できませんでした。それでもお魚が間違いなく美味しいことだけは実感しました。
次回は是非とも晴れた日に来たいものです。