リベンジ山形！　九兵衛旅館と出羽屋へ再び　その2湯田川温泉・九兵衛旅館宿泊編

2024/06/27 - 2024/06/27

　2年前に湯田川温泉の九兵衛旅館に宿泊しましたが、私は怪我で温泉に入る事ができず。旅を再開したからには、まず湯田川温泉に入らなければ始まらないと思い今回の旅を計画。その時前泊した出羽屋も料理が素晴らしく、次は山菜の季節に伺いたいと考えていたので、2年前と全く同じ湯田川温泉の九兵衛旅館と西川町の出羽屋へ宿泊することにしました。

　その2。湯田川温泉・九兵衛旅館宿泊編。2年前に宿泊した時は冬。その季節の野菜や魚が大変美味しく、大満足でした。さて今回は初夏。どんな料理が頂けるのか楽しみにして伺いました。

エリア 鶴岡(山形)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

相馬楼を見学後、歩いて酒田駅へ。

酒田駅 駅

ぎりぎり11時45分発普通の鶴岡行きに間に合いました。12時台は特急になるので、これに乗れてホッ。

JR羽越本線 乗り物

羽越本線は初めて乗りますが、車窓からの景色が素晴らしい。少し雲が掛かっていますが、鳥海山。

鳥海山(出羽富士) 自然・景勝地

そして鶴岡が近くなると今度は月山。山好きには堪らない景色でした。

月山 自然・景勝地

鶴岡駅には12時16分着。ここで待っていても暑いだけなので、

鶴岡駅 駅

歩いてエスモールへ。

エスモール ショッピングモール

エスモール内にあるドトールで涼みましょう。

みかんヨーグリンとマスカットヨーグリン。フローズンなので少し落ち着きました。

エスモールのバスターミナル。月山に登った際、夜行バスで早朝にここに着いた事が思い出され懐かしい。

エスモールバスターミナル 乗り物

庄内交通　13時15分発「越沢行き」に乗車。

路線バス (庄内交通) 乗り物

ほぼ定時の13時44分、湯田川温泉バス停着。
チェックインの14時まで時間があるので、少し戻って湯田川温泉の入口（？）へ。提灯はあるもののこの辺りに宿はなく

湯田川温泉 温泉

もう少し中ほどの足湯の辺りが湯田川温泉のメインストリート。温泉街と言ってもこじんまりして静養するにはぴったり。

湯田川温泉 温泉

左に曲がった少し奥に九兵衛旅館。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

入口。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

フロント。お世話になります。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

ロビーで宿帳を記入し館内の説明を受けます。浴衣か作務衣を選び、お部屋へ。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

通された部屋は2階の和室10畳＋広縁付き。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

窓側から。公式HPから予約、平日泊で23100円（税サ込）＋150円（入湯税）＝＠23250円
部屋は綺麗で二人では十分な広さ。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

冷蔵庫の中にはお茶菓子とウェルカムドリンク、ミネラルウォーター。そしてアメニティなど。部屋の奥に洗面とトイレ。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

冷蔵庫にあったお茶菓子を頂き一服。豆の味が濃い美味しい菓子でした。
では念願のお風呂へと参りましょう。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

山の湯へ。14時から19時30分までが男湯。20時から翌10時までが女湯になります。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

脱衣所。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

山の湯の内湯。ナトリウム・カルシウム - 硝酸塩温泉の湯が源泉かけ流し。肌当りがやさしい、少しツルすべ感がありいいお湯です。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

洗い場。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

小さいながらも露天風呂。こちらの方が少し温め。この時間は誰も来ず、貸切でのんびり。これが湯田川温泉の湯かと思うと感慨深い。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

3階には檜の貸切風呂があります。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

貸切風呂にも洗い場。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

九兵衛旅館に宿泊すると、姉妹館の珠玉や（たまや）のお風呂も利用する事ができます。ということでロビーで相方と待ち合わせして向かいました。こちらの浴室は3つあり全て貸切で利用。予約なしで空いていれば入れます。従業員の方にどこがお勧めか伺うと展望風呂を勧められたので行ってみましょう。エレベーターで5階へ。

湯田川温泉　九兵衛別館　珠玉や 宿・ホテル

展望風呂「まんてん」
扉を開けると洗い場があり、

湯田川温泉　九兵衛別館　珠玉や 宿・ホテル

おー、全面ガラス張りで貸切風呂にしてはお風呂も広い。ナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉の湯が源泉かけ流し。

湯田川温泉　九兵衛別館　珠玉や 宿・ホテル

そして窓の向こうには鳥海山！

湯田川温泉　九兵衛別館　珠玉や 宿・ホテル

おー、これは絶景じゃないですか。肩まで湯に浸かると見えなくなるものの、浴槽の縁に腰掛け眺める鳥海山もいいもんです。

鳥海山(出羽富士) 自然・景勝地

入浴後、1階にある2つの貸切風呂を見せて頂きました。

湯田川温泉　九兵衛別館　珠玉や 宿・ホテル

左側の貸切風呂「あさつゆ」。

湯田川温泉　九兵衛別館　珠玉や 宿・ホテル

右側の貸切風呂「ゆうぎり」。どちらも源泉かけ流し。檜のいい香りが漂います。

湯田川温泉　九兵衛別館　珠玉や 宿・ホテル

九兵衛旅館に戻って、館内には藤沢周平先生の直筆の原稿やサイン色紙が展示されています。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

お休み処には映画化されたポスターなど。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

夕食は時間が選べ、18時か18時半。1階の食事処の個室で頂きます。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

着席時のセッティング。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

まずは生ビールで乾杯！
では頂きます。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

●胡麻豆腐のあんかけ
具沢山でゆで卵、にら、鮭ほぐし身、素麺まで入り、おかずになる一品。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

綺麗な紙のカバーを外すと

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

●前菜（こごみ胡桃味噌、夏野菜と魚介の旨出汁ジュレ、黒バイ貝旨煮、酒田沖船凍イカの塩辛、〆鯖ガリ巻き寿司）
それぞれ美味しいですが、夏野菜と魚介のジュレが旨過ぎ。写真では分かり難いですが、中にはアスパラ、オクラ、きゅうり、そして海老、雲丹、ホタテと超豪華。それを出汁が効いたジュレが一つにまとめ絶品でした。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

大根の飾り切りを外すと

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

●お造り（ハタ、ガザ海老）
どちらも東京ではなかなか食べられないもの。新鮮で美味しかったぁ。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

●地魚の天婦羅（口細カレイ、ズッキーニ、かぼちゃ）
山椒塩で頂きます。口細カレイは身はふっくら。淡泊な中に旨味も十分感じられます。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

●大豆と庄内豚の八丁味噌角煮
角煮は柔らかで、口に入れると繊維が解けるよう。旨いなぁ。見た目ほど味は濃くなくていい味付け。大豆の食感がいいアクセント。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

●とうもろこしの和風ムース
とうもろこしの優しい甘さが胃に染み渡ります。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

●焼き鯛茶漬け（二人分）
薬味、海苔、お出汁、そして漬物が並べられ

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

笹を開けると、焼かれた鯛が解してあります。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

ご飯を装い、薬味を適量のせ

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

お出汁をかけ海苔をパラパラ。豪華な鯛茶漬けの出来上がり。ふっくらした身とパリっと焼かれた皮のコントラストが楽しい。お腹はパンパンでしたが、旨いものは入ります（笑）。食後、試しにお出汁だけ飲んでみると、これがうめぇ～。それを見ていた相方もお腹パンパンと言いながら2杯も飲んでました（笑）。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

●デザート
前回もそうでしたが、自家製デザートは今回も2つ。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

木苺あいす　庄内麩のフィユタージュ
キャラメルパンナコッタ
どちらも美味しいですね。いやぁ～今回も大満足の夕食でした。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル

部屋に戻ればお布団が敷かれています。横になればそのまま爆睡。

その3に続く…。

湯田川温泉 九兵衛旅館 宿・ホテル