2024/07/15 - 2024/07/15
422位(同エリア1347件中)
うーたさん
2019年1月から開始した保存修理工事を終え、5年半ぶりに全館営業が開始された「道後温泉本館」。
2024年7月11日に全館営業が開始して5日目、初めての週末に訪問。
チケット売り場の前には多くのテレビクルーが撮影中。とても賑わっていました。
道後温泉自体はちょくちょく訪れていますが、道後温泉本館を訪れるのは10年以上ぶり。
コロナ禍を経て、システムが変わっているのか?予約はできるのか?混雑状況は?そもそも駐車場は停められる?などなど ちょっとしたことだけど、予備知識があると便利な情報をまとめた文章多めの〝トリセツ〟的な旅行記になりました。
今回は、たまたまお休みが一致した娘(長女)も一緒の家族旅行。娘は小学生の時以来の道後温泉。
成人した今回は一緒に湯上がりビールを飲むという楽しみも☆
(いつも運転してくれる夫さま。ノンアルビールでごめんね)
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三連休の最終日、午前10時に道後温泉に到着。
「道後温泉本館駐車場」はまだ空車あり。あと30分遅かったら満車だったかなという感じです。
駐車料金は30分100円。「道後温泉本館」or「椿の湯」利用者は1時間無料に。(館内にある認証機に駐車券を差し込んで減免認証するので駐車場を忘れずに持っていきます)
道後温泉本館を利用する際メインとなるこの駐車場。敷地内にはトイレの他、源泉かけ流しの足湯や東屋、藤棚などが整備された「空の散歩道」というコーナーもあります。 -
この駐車場は冠山という小高い丘の上に完備されているので、上から道後温泉本館の全景も見渡すことができます。
そして、駐車場の泊まり料金(20:30~8:30)も720円とリーズナブルのため、車中泊して朝1番の道後温泉本館で朝風呂して帰るという人も多いのだそう。 -
5年半の保存修理工事を終えて全館営業が開始された道後温泉本館。ぐるりと一周回ってみます。
これは北側からの眺め。
明治時代はこちらが正面玄関だったといわれている方角です。
屋根の上の櫓「振鷺閣」の上に乗っている白鷺がこちら向きなことに納得!! -
壁はキリリと白くお化粧直し。美しい。
本館100周年を記念して建てたれたガス灯もサビやくすみがなくなり凛とした姿に☆ -
姫路城が修復を終えて囲いが外れた時、その白すぎる美しさにビックリしたけれど、ここはとっても自然な色合いです。
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外観をぐるりとまわり正面へ。
玄関右側がチケット売り場です。
一部の貸切部屋以外は(定員が10人以上の大広間)事前予約ができないので、待ち時間があるかないかは運次第。
ちなみに、道後温泉の公式ホームページで「道後温泉3館 待ち時間/利用状況」が確認できるのでこれを見て動くと効率的☆
↓ ↓ ↓
https://dogo.jp/#waiting道後温泉本館 温泉
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さて料金ですが、これが少し複雑。
予備知識なくチケット売り場に行くとどのコースにするか慌てます。
予備知識①
お風呂は「神の湯」と「霊の湯」の2種類。
予備知識②
入浴後にお休み処を利用する場合、大広間と個室の2タイプ。
料金体制は、
「神の湯」を選んだ場合
「神の湯階下」700円(入浴のみ)か「神の湯2階席」1300円(貸浴衣、お茶とお菓子付き)の2択に。
どちらも制限時間は60分。
「霊の湯」を選んだ場合
神の湯と霊の湯の両方に入浴可能で、貸浴衣、貸しタオル、貸しバスタオル、お茶とお菓子、又神殿観覧料金が含まれます。
霊の湯のコースの違いはお休み処の差。
「霊の湯2階席」は2000円。2階の霊の湯専用の大広間を利用。制限時間は60分。
「霊の湯3階個室」は2500円。8室ある個室の中からランダムに割り振られたお部屋を利用します。制限時間は90分。
入浴せずに「又神殿」の観覧のみで500円のコースもあります。 -
新しくなった下足箱のゾーンは広々。
新しいって本当気持ちいい。
鍵もとってもオシャレにリニューアル。
この建物の塔屋にあたる「振鷺閣」のギヤマンをイメージしてあり一部が赤いスケルトンになっています。 -
向かうのは霊の湯3階個室。
私達は霊の湯と神の湯、両方に入りたかったので、霊の湯コース一択でしたが「霊の湯2階席」は人気のようで1時間30分待ち。
「霊の湯3階個室」8室しかないので空いてないだろうと、待ち時間を覚悟していましたが「ちょうど3階個室が空きましたよ」ということで、タイミングよく入ることができました。 -
1階廊下の突き当たり、不思議なウェーブをした鏡(すごくスリムに見える鏡)でひと笑いして階段を上がります。
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2階から3階に上がる階段横の広間が「神の湯2階」のコースで利用できる場所。
神の湯2階のコースを選んだら、ここで休憩&お茶をすることができます。
この広間は55畳あり、定員は70名とのことだけど、籠(席)が半分ぐらいのスペースにだけ並べられていて、入場制限しているのを感じます。 -
この広間の横にある階段を登ると3階個室に着きます。
この階段、本当に細くて急で踏み板も狭い。
お城の天守閣へ登る時の梯子階段ぐらいです。
お年寄りや小さい子供は危険かも。 -
階段を上がると細くて長い廊下。
両脇に個室が並んでいます。 -
私達が割り当てられた7号の部屋は6畳間。(お部屋の指定はできません)
係の人が貸浴衣とタオル類を持ってきてくれます。
浴衣に着替え終えたら呼び出しボタンを押してください、浴場へご案内しますとの事。 -
お部屋に備え付けてある利用案内を読んで、床の間の横にある鍵付き収納に、着ていた服と荷物を入れて施錠。
浴場へ向かいます。 -
浴場は撮影出来ないのでホームページから写真を拝借。
最初に霊の湯へ。
女湯は先客1組、途中から貸切状態。男湯は5組ほどだったようです。
蛇口も風呂椅子も新しくてきれい!
お湯の温度が高めのため、汗が噴き出て止まりません。浴槽が深いので半身浴も難しいく、あっという間にのぼせた夫と娘は、霊の湯だけでギブアップ。
私1人で神の湯へ。神の湯は大変な混雑。
子ども連れも多く、脱衣場で入りたくないと泣き叫ぶ子、湯船では泳ぐ子までいてちっとも落ち着けないタイミングでした。
ちなみに、霊の湯と神の湯は置いてあるボディホープやシャンプーも種類が違いました。(霊の湯の方がいい物っぽい) -
湯上がりにお部屋に戻ると、お茶とお菓子のご接待があります。
坊ちゃん団子と温かいお茶。
冷たい物が欲しい人は別途料金でジュースやコーラなど購入できます。
個室には鏡台にドライヤーとヘアクリームも置いてあるので、ゆっくり落ち着いて身支度できます。
90分制というのも、それほど時間必要?と思っていましたが、汗が引くまで結構な時間がかかったので、結果ちょうどよかったです。 -
霊の湯コースには、皇室の方々のみが使用できる浴室「又新殿」の観覧料(500円)が含まれているので行ってみます。
2階の展示室(昔の湯札や茶道具が展示されているコーナー)の前に受付があり、1組ずつ案内してもらえます。 -
奥が天皇のみ使用できる「玉座の間」。
玉座の間の壁は、金箔地に鳳凰、菊、桐の絵が描かれていて豪華絢爛。又新殿 名所・史跡
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手前の部分が「御居間」。
湯上がりにお休みになる所です。 -
階段をおりて1階にある「御湯殿」へ。
昔は湯を引き上げる技術が無かったので、配管より深くに地面を削って湯船を作ってあります。
だからこの湯殿だけでなく、霊の湯と神の湯も湯船が深めになっています。
この湯殿は、湯船の真ん中辺りにお湯が入っていた線が残っています。ここは全部で13回使用されたのみですが、利用される何日も前からお湯を貯めて温度の管理していたので、こういう線が残っているそう。 -
「洞の間」
高貴な人が入浴する際に着る「湯帷」の着脱をするためのお部屋です。
ここの襖は銀箔が貼られていて、2年前に復元された銀の襖はまだピカピカです。 -
「御厠」
漆うるし塗の和式のトイレ。一度も使用されたことはありません。漆の蓋がピカピカです。我々が磨き上げてますからね、とスタッフさん。
詳しく丁寧に説明してくださり道後温泉愛を感じました。
制限時間いっぱいに道後温泉本館を満喫し、道後の街を散策に出かけます。 -
「道後温泉別館 飛鳥乃の湯泉」を外観見学。
こちらには道後温泉本館にはない露天風呂や、先程見学してきた又新殿を再現した特別浴室があります。特別浴室では湯帳を着ての入浴体験もできるそう。
特別浴室は90日前からの事前予約制。利用の都度お湯を入れ替えてくれるそう。
ぜひ一度行ってみたい!飛鳥乃湯泉 温泉
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時刻は12時。
飛鳥の湯の向かいにある「奴寿司」に暖簾がかかりました。ナイスタイミングなので、こちらで昼食することに。奴寿司 グルメ・レストラン
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こちらの奴寿司では「宇和島風鯛めし」を食べることができます。
松山市内で一般的に食べられている「松山風鯛めし」は、焼いた鯛とご飯を昆布出汁で炊き込んだもの。
一方、宇和島風は生の鯛を熱々ご飯の上に置いて生卵や出汁をかけて食べるもので、同じ「鯛めし」と言えど全く異なるもの!
道後の街にはどちらの専門店もたくさんあるので食べ比べるのも楽しいかも。 -
食後に「第四分湯場」へ。
道後温泉には18本の源泉があり、汲み上げられた湯は「分湯場」で適温になるように混ぜて、一定の温度になったお湯を公衆浴場やホテルに送っています。
そんな分湯場が道後温泉には4か所あって、ここ「第四分湯場」のみが見学可能となっています。 -
加温も加水もしていない源泉かけ流しの湯のありがたみを感じつつ、建物横にある手湯で、くみ上げたばかりの源泉に触れてみます。
温度は50度とちょっと熱め。肌がさっぱりさらさらになる気がします。
あちち、あちちと言いながら腕の方までお湯を浴びて美肌を願う… -
分湯場マップを見てみると他の分湯場も近くにあることが分かります。
比較的近い「第一分湯場」にも行ってみます。 -
こちらは中の様子が全く分からないので興味がわきません‥。
分湯場巡りをしても不発に終わりそうなので中止。
お散歩お散歩。 -
第一分湯場を過ぎ、しばらく行くと「道後舘」というホテルが。
道後の街には、色んなところに無料で利用できる足湯がありますが、ここ「道後舘」の足湯は玉砂利を敷き詰めた、足つぼ足湯!!
さらに足つぼロードの終点は階段という攻めた足湯です。 -
温度は40度と快適ですが、痛いのなんの。特に階段を登るのは痛い痛い痛い!
玉砂利、結構尖ってます!!
大騒ぎ大笑いしながら登り切りました。すごく楽しい足湯です。
温泉効果かマッサージ効果か? しばらく足裏ホカッカホカ♪
道後の街中散策は、足湯や手湯のためにタオルを持っていたら楽しさ倍増です。 -
はしゃいで喉が渇いたので、2024年4月にオープンした「愛媛の食卓1970」へ。
こちらは蛇口から出るみかんジュースの専門店。20種類以上の品種が揃っています。
各蛇口の上に設置されているコップに自分で注いで、レジに持って行くシステム。値段は品種によって220円~400円ぐらい。
試飲サイズの小さいコップなので、のどを潤すというよりは、違いを楽しんだり、好みの品種を見つけてお土産に‥という感じに利用するといいかもしれない。 -
みかんジュースもいいけれど、我が家にはやはり地酒♪
お土産に飲み比べセットを購入してルンルン。 -
娘のリクエストで、お土産どころ「りらっくま茶房&湯」も覗いてみることに。
店内で焼いているベビーカステラがいい香り。ダイカットりらっくまがかわいいカステラ。
「一つ買ってくるねー」とレジにむかった娘が私に向かって手招き。
何なに?と行ってみると「電子マネーもクレカも使えないから現金貸して~」とのこと。こんな新しいお店で現金オンリーなんて意外!
でも根強く現金文化が残っているのは温泉地あるあるかも。
まだ帰路に着くまで時間があるので、もう1ヶ所どこかに行こうという事に。かわいいつながりで「今治タオル美術館」で開催中の「ちいかわ展」に行ってみます。
旅行記は②に続きます。
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旅行記グループ 全館営業を再開した道後温泉本館へ
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