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今年、NHKの大河ドラマ「光る君へ」は、平安時代を舞台に『源氏物語』の作者 紫式部の波乱万丈な人生を描いた物語。大河ドラマの舞台となる地はどこも大人気となり、多くの観光客を集めます。<br /><br />「光る君へ」の実際のロケ地は、「平安神宮」や岩手県にある「歴史公園えさし藤原の郷」だそうですが、ヒロインのまひろ演じる紫式部の書いた『源氏物語』も同時に注目され、そのゆかりの地も賑わっているとか。<br /><br />今回、NHKカルチャーセンター主催で「源氏物語のゆかりの地を巡る~宇治~」という一日講座があり、参加してきました。宇治は源氏物語の舞台のうちの一つで、源氏物語 全54帖のうち「橋姫」から「夢浮橋」までの最後の十帖は、「宇治十帖」と呼ばれ、宇治市内にはその古跡が宇治川沿いに点在しています。その主なところを巡り、その古跡にまつわる話も伺えるということで楽しみにしていました。<br /><br />[行程]<br />京阪宇治駅集合→宇治橋(夢浮橋古跡)→橋姫神社(橋姫古跡) → 平等院(鳳凰堂も拝観)→昼食→塔の島→ 宇治神社→早蕨古跡→ 宇治上神社 → 総角古跡→宇治市源氏物語ミュージアム→ 京阪宇治駅解散<br /><br />※長い旅行記になってしまいました。部分的に流し読みしてくださいね。

今年注目の『源氏物語』 ゆかりの地を訪ねて宇治へ!

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2024/05/29 - 2024/05/29

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akiko

akikoさん

この旅行記のスケジュール

2024/05/29

この旅行記スケジュールを元に

今年、NHKの大河ドラマ「光る君へ」は、平安時代を舞台に『源氏物語』の作者 紫式部の波乱万丈な人生を描いた物語。大河ドラマの舞台となる地はどこも大人気となり、多くの観光客を集めます。

「光る君へ」の実際のロケ地は、「平安神宮」や岩手県にある「歴史公園えさし藤原の郷」だそうですが、ヒロインのまひろ演じる紫式部の書いた『源氏物語』も同時に注目され、そのゆかりの地も賑わっているとか。

今回、NHKカルチャーセンター主催で「源氏物語のゆかりの地を巡る~宇治~」という一日講座があり、参加してきました。宇治は源氏物語の舞台のうちの一つで、源氏物語 全54帖のうち「橋姫」から「夢浮橋」までの最後の十帖は、「宇治十帖」と呼ばれ、宇治市内にはその古跡が宇治川沿いに点在しています。その主なところを巡り、その古跡にまつわる話も伺えるということで楽しみにしていました。

[行程]
京阪宇治駅集合→宇治橋(夢浮橋古跡)→橋姫神社(橋姫古跡) → 平等院(鳳凰堂も拝観)→昼食→塔の島→ 宇治神社→早蕨古跡→ 宇治上神社 → 総角古跡→宇治市源氏物語ミュージアム→ 京阪宇治駅解散

※長い旅行記になってしまいました。部分的に流し読みしてくださいね。

  • 当日、京阪宇治駅に10:20に集合し、一日講座が始まりました。講師の先生は、平安時代文学、とりわけ源氏物語と枕草子の専門家だとのことでした。

    当日、京阪宇治駅に10:20に集合し、一日講座が始まりました。講師の先生は、平安時代文学、とりわけ源氏物語と枕草子の専門家だとのことでした。

  • 講師の先生の自己紹介が終わり、みんなで移動を始めた途端に、先生が階段上で立ち止まり、コンクリートの窪みところを指差し、あそこにコシアカツバメの巣があると教えてくれました。そのツバメは珍しい種類だとのことでしたが、私はその話よりこの駅舎のユニークなデザインに気を取られました。<br /><br />見回すと、&quot;円(弧)&quot;がモチーフとなり、幾つも重なったオシャレなデザインの駅舎でした。あとで調べてみると、この駅舎は南海の特急ラピートのデザインも手がけた建築家、若林広幸氏が設計。宇治の茶畑に着想を得て、茶畑が連続する様子を円弧で表現しているのだそうです。

    講師の先生の自己紹介が終わり、みんなで移動を始めた途端に、先生が階段上で立ち止まり、コンクリートの窪みところを指差し、あそこにコシアカツバメの巣があると教えてくれました。そのツバメは珍しい種類だとのことでしたが、私はその話よりこの駅舎のユニークなデザインに気を取られました。

    見回すと、"円(弧)"がモチーフとなり、幾つも重なったオシャレなデザインの駅舎でした。あとで調べてみると、この駅舎は南海の特急ラピートのデザインも手がけた建築家、若林広幸氏が設計。宇治の茶畑に着想を得て、茶畑が連続する様子を円弧で表現しているのだそうです。

  • 駅舎の出入り口には、鳳凰をモチーフとしたステンドグラスも飾られていました。

    駅舎の出入り口には、鳳凰をモチーフとしたステンドグラスも飾られていました。

  • 駅を出ると、すぐ先には宇治川が見えてきます。

    駅を出ると、すぐ先には宇治川が見えてきます。

  • 宇治橋は、飛鳥時代の646年、奈良の元興寺の僧・道登によって架けられました。現在の橋は平成8年に架け替えられたもので、長さ155m、幅25mあるとのこと。

    宇治橋は、飛鳥時代の646年、奈良の元興寺の僧・道登によって架けられました。現在の橋は平成8年に架け替えられたもので、長さ155m、幅25mあるとのこと。

  • その宇治橋のたもとに、『通圓』茶屋があります。『通圓』は日本最古の茶屋として知られ、創業は今からちょうど860年前の1160年。<br />当時は茶屋ではなく、橋守りとしてその歴史をスタート。橋守りとは、京都と奈良をつなぐ宇治橋を管理し、台風や豪雨の際には橋が流されるのを防ぐなどの役割を担ういわば番人のような仕事。その後、次第に宇治橋を通る人々に茶を点て、提供し始めたことで「茶飲み処」としても知られるようになったのだそうです。

    その宇治橋のたもとに、『通圓』茶屋があります。『通圓』は日本最古の茶屋として知られ、創業は今からちょうど860年前の1160年。
    当時は茶屋ではなく、橋守りとしてその歴史をスタート。橋守りとは、京都と奈良をつなぐ宇治橋を管理し、台風や豪雨の際には橋が流されるのを防ぐなどの役割を担ういわば番人のような仕事。その後、次第に宇治橋を通る人々に茶を点て、提供し始めたことで「茶飲み処」としても知られるようになったのだそうです。

  • 昔、天下統一をした豊臣秀吉が宇治に立ち寄った際、ここ『通圓』でお茶を飲み、たいそう気に入り、今後宇治川の水で茶を点てるようにと、千利休に命じて専用の釣瓶を作らせたんだそうです。<br />そして秀吉は、伏見城で大名や茶人を招いて茶会を催した際には、水は宇治川の水が使われ、毎回、宇治橋「三の間」より汲み上げ、伏見城に運ばせたんだとか。<br /><br />その釣瓶は今も『通圓』の店に受け継がれ、店頭で目にすることができるとのことで、お店に入り写真を撮らせてもらうことになりました。毛氈の上にあるのがその「釣瓶」で、初代・通圓さんの木像もその上に飾られていました。

    昔、天下統一をした豊臣秀吉が宇治に立ち寄った際、ここ『通圓』でお茶を飲み、たいそう気に入り、今後宇治川の水で茶を点てるようにと、千利休に命じて専用の釣瓶を作らせたんだそうです。
    そして秀吉は、伏見城で大名や茶人を招いて茶会を催した際には、水は宇治川の水が使われ、毎回、宇治橋「三の間」より汲み上げ、伏見城に運ばせたんだとか。

    その釣瓶は今も『通圓』の店に受け継がれ、店頭で目にすることができるとのことで、お店に入り写真を撮らせてもらうことになりました。毛氈の上にあるのがその「釣瓶」で、初代・通圓さんの木像もその上に飾られていました。

  • 宇治橋の中央付近、上流に向かって張り出している「三之間」は、秀吉がここから釣瓶(つるべ)で茶の湯の水を汲み上げさせたところで、今は宇治川周辺の景色を眺められる格好の場所となっています。<br /><br />このあたりはちょうど川底から湧き出ている地下水と、上流の岩に磨かれてまろやかになった川水とが混じり合う場所なんだそうです。

    宇治橋の中央付近、上流に向かって張り出している「三之間」は、秀吉がここから釣瓶(つるべ)で茶の湯の水を汲み上げさせたところで、今は宇治川周辺の景色を眺められる格好の場所となっています。

    このあたりはちょうど川底から湧き出ている地下水と、上流の岩に磨かれてまろやかになった川水とが混じり合う場所なんだそうです。

  • 「三之間」から上流方面を見たところで、講師の先生がここから見える景色について説明。左に赤い橋が見えていますが、「朝霧橋」で、右に「橘橋」が!今は橋が架かっていますが、昔は舟で行き来してたとか。<br /><br />平安時代の宇治は別荘地として貴族が多く集った場所と言われています。都から通いやすい距離で、交通の要所であったことや、宇治川や山があり、ゆったりとした時が流れていたことから、貴族たちは宇治を好み別荘を持っていたようです。<br /><br />右に平等院の前身の宇治の山荘があり、左に宇治神社の前身の源氏物語に登場する「八の宮」の住居があったそうです。「宇治十帖」では登場人物がここを行き来し、その様子を表したモニュメントも置かれています。

    「三之間」から上流方面を見たところで、講師の先生がここから見える景色について説明。左に赤い橋が見えていますが、「朝霧橋」で、右に「橘橋」が!今は橋が架かっていますが、昔は舟で行き来してたとか。

    平安時代の宇治は別荘地として貴族が多く集った場所と言われています。都から通いやすい距離で、交通の要所であったことや、宇治川や山があり、ゆったりとした時が流れていたことから、貴族たちは宇治を好み別荘を持っていたようです。

    右に平等院の前身の宇治の山荘があり、左に宇治神社の前身の源氏物語に登場する「八の宮」の住居があったそうです。「宇治十帖」では登場人物がここを行き来し、その様子を表したモニュメントも置かれています。

  • 宇治橋を渡り切ると、「夢の浮橋広場」があり、そこから宇治橋を眺めたところです。<br /><br />「橋」は宇治十帖における重要なモチーフの1つとなっていて、宇治十帖は「橋姫」巻に始まり「夢浮橋」巻で終わります。

    宇治橋を渡り切ると、「夢の浮橋広場」があり、そこから宇治橋を眺めたところです。

    「橋」は宇治十帖における重要なモチーフの1つとなっていて、宇治十帖は「橋姫」巻に始まり「夢浮橋」巻で終わります。

  • そしてこれは有名な「紫式部像」と、その前には「夢浮橋」の石碑が立っています。「夢浮橋」は、源氏物語の「宇治十帖」の最後の巻で、&quot;浮橋&quot;とは筏や舟を水上に浮かべ、その上に板を渡しただけのはかない橋のこと。世の中がはかなくて渡りにくいことをたとえているのだそうです。

    そしてこれは有名な「紫式部像」と、その前には「夢浮橋」の石碑が立っています。「夢浮橋」は、源氏物語の「宇治十帖」の最後の巻で、"浮橋"とは筏や舟を水上に浮かべ、その上に板を渡しただけのはかない橋のこと。世の中がはかなくて渡りにくいことをたとえているのだそうです。

  • この紫式部像はあまりに若くて、藤原宣孝と結ばれ、子どもをもうけ、宣孝の死後、源氏物語を書き始めたという聡明な紫式部のイメージとはかけ離れているような気が...。<br />

    この紫式部像はあまりに若くて、藤原宣孝と結ばれ、子どもをもうけ、宣孝の死後、源氏物語を書き始めたという聡明な紫式部のイメージとはかけ離れているような気が...。

  • 宇治橋西詰に、あがた通りの大きな石の鳥居があります。この鳥居はこの地域の地主神だと伝わる縣(あがた)神社のものだそうで、ここを進むと「橋姫神社」が、鳥居を左に進むと平等院へ向かう参道になっています。

    宇治橋西詰に、あがた通りの大きな石の鳥居があります。この鳥居はこの地域の地主神だと伝わる縣(あがた)神社のものだそうで、ここを進むと「橋姫神社」が、鳥居を左に進むと平等院へ向かう参道になっています。

  • 平等院の参道に向かう前に、「橋姫神社」に立ち寄りました。<br />あがた通りの大鳥居をぬけるとすぐ左にあります。橋姫とは橋の守り神で、古代より水辺、特に橋は心霊の宿るところとされていたそうです。<br />

    平等院の参道に向かう前に、「橋姫神社」に立ち寄りました。
    あがた通りの大鳥居をぬけるとすぐ左にあります。橋姫とは橋の守り神で、古代より水辺、特に橋は心霊の宿るところとされていたそうです。

  • 平等院の表参道には何軒ものお茶の老舗が軒を連ねています。お茶の原産地は中国(雲南省付近)で、鎌倉時代初めに栄西禅師が茶の種を中国から持ち帰ったのが日本での茶の栽培の始まりなんだとか。<br />

    平等院の表参道には何軒ものお茶の老舗が軒を連ねています。お茶の原産地は中国(雲南省付近)で、鎌倉時代初めに栄西禅師が茶の種を中国から持ち帰ったのが日本での茶の栽培の始まりなんだとか。

  • このころ、宇治茶が高級茶としてもてはやされるようになり、主に修行僧の眠気覚ましとしてお茶が飲まれたんだそうです。

    このころ、宇治茶が高級茶としてもてはやされるようになり、主に修行僧の眠気覚ましとしてお茶が飲まれたんだそうです。

  • 宇治茶は、上品な香り、ほんのりとした甘味、山吹色の水色が特徴だそうで、そのどれをとっても、他の産地にはない宇治地方独特の風味なんだそうです。

    宇治茶は、上品な香り、ほんのりとした甘味、山吹色の水色が特徴だそうで、そのどれをとっても、他の産地にはない宇治地方独特の風味なんだそうです。

  • これはお土産で買った宇治茶のお土産です。新緑の5月に摘み取った一番摘み茶葉の「喜撰山」を淹れてみましたが、爽やかな香りがして上品な渋みが気に入りました。

    これはお土産で買った宇治茶のお土産です。新緑の5月に摘み取った一番摘み茶葉の「喜撰山」を淹れてみましたが、爽やかな香りがして上品な渋みが気に入りました。

  • 平等院にやってきました。今、宇治が人気のようで、通常の観光客に加えてインバウンド客、そして修学旅行生が平等院を訪れていて、入口付近の写真は断念!<br /><br />鳳凰堂内部の拝観は時間指定のチケットが必要で、私たちは11時10分の回でした。

    平等院にやってきました。今、宇治が人気のようで、通常の観光客に加えてインバウンド客、そして修学旅行生が平等院を訪れていて、入口付近の写真は断念!

    鳳凰堂内部の拝観は時間指定のチケットが必要で、私たちは11時10分の回でした。

  • 少し時間があったので、鳳凰堂の写真を撮影することに!

    少し時間があったので、鳳凰堂の写真を撮影することに!

  • 平等院は、もとは光源氏のモデルのひとりの源融(みなもとのとおる)の山荘・宇治院であったところ。 源氏物語の宇治十帖の中では&quot;宇治の山荘&quot;として登場し、光源氏の息子・夕霧が譲り受けた別荘のモデルとされているのだとか。<br />

    平等院は、もとは光源氏のモデルのひとりの源融(みなもとのとおる)の山荘・宇治院であったところ。 源氏物語の宇治十帖の中では"宇治の山荘"として登場し、光源氏の息子・夕霧が譲り受けた別荘のモデルとされているのだとか。

  • 王朝絵巻をそのまま風景にした景色が今でも目にすることができます.:*☆*:.

    イチオシ

    王朝絵巻をそのまま風景にした景色が今でも目にすることができます.:*☆*:.

  • 鳳凰堂は中堂,両翼廊,尾廊からなり、中堂正面上部の丸窓からは阿弥陀如来が拝めるようになっています。<br /><br />予約の時間になり30人ほどのグループで鳳凰堂内部に案内されました。以前にも阿弥陀如来像は間近で見たことがありましたが、今回もその大きさと背後にある黄金製の二重天蓋、須弥壇、天井の組物の華麗な装飾に目を奪われました。<br /><br />多くの楽器を持ち、阿弥陀如来とともに来迎するという雲中供養菩薩像も壁に飾られ、来迎を描いた壁扉画もあり...  創建当時、わずかな灯りで堂内は虹色にひかり輝いていたのだそうです。

    鳳凰堂は中堂,両翼廊,尾廊からなり、中堂正面上部の丸窓からは阿弥陀如来が拝めるようになっています。

    予約の時間になり30人ほどのグループで鳳凰堂内部に案内されました。以前にも阿弥陀如来像は間近で見たことがありましたが、今回もその大きさと背後にある黄金製の二重天蓋、須弥壇、天井の組物の華麗な装飾に目を奪われました。

    多くの楽器を持ち、阿弥陀如来とともに来迎するという雲中供養菩薩像も壁に飾られ、来迎を描いた壁扉画もあり... 創建当時、わずかな灯りで堂内は虹色にひかり輝いていたのだそうです。

  • 10分ほどの見学時間が終わり、外に出た時に撮影した写真です。州浜に立つ石灯籠は当時のままの貴重なものだそうで、阿字池の向こう側には浄土庭園が広がっているように見えました。

    10分ほどの見学時間が終わり、外に出た時に撮影した写真です。州浜に立つ石灯籠は当時のままの貴重なものだそうで、阿字池の向こう側には浄土庭園が広がっているように見えました。

  • 鳳凰堂は、どこから見ても素敵で、阿字池のこのあたりには蓮が咲いていました。

    鳳凰堂は、どこから見ても素敵で、阿字池のこのあたりには蓮が咲いていました。

  • 蓮は仏教では死後の極楽浄土に咲く花とされ、平等院の池にはピッタリ☆彡

    蓮は仏教では死後の極楽浄土に咲く花とされ、平等院の池にはピッタリ☆彡

  • 鐘楼があるところまで進んできました。現在かかっている鐘はレプリカで、ミュージアムに本物が保管されているとのこと。<br />平安時代を代表する梵鐘で、日本三名鐘の一つなんだそう。平等院の梵鐘の表面には、多くの華麗な文様が描かれています。<br /><br />このあと、平等院のミュージアムである『鳳翔館』を訪れました。館内には、国宝の梵鐘や鳳凰、雲中供養菩薩像、重文の十一面観音立像など貴重な文化財が多数展示されていました。<br />特に&quot;雲中供養菩薩像&quot;は、もともと阿弥陀如来の来迎を表現するために鳳凰堂内部に架けられていた52躯のうち、26躯が間近で見ることができました。菩薩像が雲に乗って楽器を演奏したり、舞ったりしている様子が大変見事に表現されていて、見応えがありました。

    鐘楼があるところまで進んできました。現在かかっている鐘はレプリカで、ミュージアムに本物が保管されているとのこと。
    平安時代を代表する梵鐘で、日本三名鐘の一つなんだそう。平等院の梵鐘の表面には、多くの華麗な文様が描かれています。

    このあと、平等院のミュージアムである『鳳翔館』を訪れました。館内には、国宝の梵鐘や鳳凰、雲中供養菩薩像、重文の十一面観音立像など貴重な文化財が多数展示されていました。
    特に"雲中供養菩薩像"は、もともと阿弥陀如来の来迎を表現するために鳳凰堂内部に架けられていた52躯のうち、26躯が間近で見ることができました。菩薩像が雲に乗って楽器を演奏したり、舞ったりしている様子が大変見事に表現されていて、見応えがありました。

  • お昼ご飯の時間となり、宇治川畔から中洲である塔の島に架かった喜撰橋のところまでやってきました。塔の島には最古の石塔とされる「浮島十三重石塔」が見えていました。<br /><br />(この日は、前日に大雨が降り、増水しているということで橋は通行止めになっていました)

    お昼ご飯の時間となり、宇治川畔から中洲である塔の島に架かった喜撰橋のところまでやってきました。塔の島には最古の石塔とされる「浮島十三重石塔」が見えていました。

    (この日は、前日に大雨が降り、増水しているということで橋は通行止めになっていました)

  • 宇治川上流の天ヶ瀬方面を見たところ

    宇治川上流の天ヶ瀬方面を見たところ

  • この宇治川沿いには鮎など川魚料理や鰻いいむしなどを提供する料理旅館があり、この日のお昼ご飯は、料理旅館 鮎宗(あいそ)で食べることになっていました。道を挟んで、左に旅館が、右に宇治川にせり出す形の座敷小屋が併設されていて、私たちはそこでお食事をしたのでした。

    この宇治川沿いには鮎など川魚料理や鰻いいむしなどを提供する料理旅館があり、この日のお昼ご飯は、料理旅館 鮎宗(あいそ)で食べることになっていました。道を挟んで、左に旅館が、右に宇治川にせり出す形の座敷小屋が併設されていて、私たちはそこでお食事をしたのでした。

  • 座敷小屋の中はこのようになっていて、大きな掃き出し窓から宇治川の風景が見えていました。

    座敷小屋の中はこのようになっていて、大きな掃き出し窓から宇治川の風景が見えていました。

  • 窓を開けると、喜撰橋と浮島十三重石塔が見え、川には鵜飼い船が...。夏にはここで篝火の鵜飼が楽しめるとのことです。

    窓を開けると、喜撰橋と浮島十三重石塔が見え、川には鵜飼い船が...。夏にはここで篝火の鵜飼が楽しめるとのことです。

  • 塔の島の端に小屋が見えていて、聞くと、鵜飼の鵜が飼われているとのこと。あとで鵜が日向ぼっこをしているのを見かけたのでした。

    塔の島の端に小屋が見えていて、聞くと、鵜飼の鵜が飼われているとのこと。あとで鵜が日向ぼっこをしているのを見かけたのでした。

  • お昼ご飯は「季節のかご盛りセット」(鰻いいむし・茶そばつき)をいただきました。本来なら、お料理がまとめて出てくる予定でしたが、茶そばが都合で遅れて出てくることになり、別々に供されました。<br /><br />手打ちの茶そばはとてもきれいな色で、しっかりした歯応えも楽しめとても美味しかったです。鰻のいいむしは餅米に鰻の蒲焼を乗せて竹皮に包んで蒸し上げたもので、もちもちのおこわも美味でした。

    お昼ご飯は「季節のかご盛りセット」(鰻いいむし・茶そばつき)をいただきました。本来なら、お料理がまとめて出てくる予定でしたが、茶そばが都合で遅れて出てくることになり、別々に供されました。

    手打ちの茶そばはとてもきれいな色で、しっかりした歯応えも楽しめとても美味しかったです。鰻のいいむしは餅米に鰻の蒲焼を乗せて竹皮に包んで蒸し上げたもので、もちもちのおこわも美味でした。

  • お隣は遊覧船乗り場になっていて、「宇治川遊覧船」や「鵜飼観覧船」の情報が書かれていました。

    お隣は遊覧船乗り場になっていて、「宇治川遊覧船」や「鵜飼観覧船」の情報が書かれていました。

  • 宇治川沿いの「あじろぎの道」を通って宇治橋の方に戻ります。予定では、喜撰橋を通り「塔の島」へ渡り、朝霧橋を通り川の対岸に行くことになっていましたが、橋が通行止めになっていたため、遠回りをすることに!<br /><br />5月は新緑が美しい頃で、木陰に入ると涼しくて、青もみじが目を引きました。

    宇治川沿いの「あじろぎの道」を通って宇治橋の方に戻ります。予定では、喜撰橋を通り「塔の島」へ渡り、朝霧橋を通り川の対岸に行くことになっていましたが、橋が通行止めになっていたため、遠回りをすることに!

    5月は新緑が美しい頃で、木陰に入ると涼しくて、青もみじが目を引きました。

  • これは、最初に宇治橋で風景を眺めていた時に上流に見えた右の橋で「橘橋」でした。

    これは、最初に宇治橋で風景を眺めていた時に上流に見えた右の橋で「橘橋」でした。

  • そして、今度は宇治川の対岸の「さわらびの道」に移動してきました。<br />ここは放生院(橋寺)。13世紀ごろから宇治橋の管理を任されていたので橋寺と呼ばれ親しまれてきたとか。<br />

    そして、今度は宇治川の対岸の「さわらびの道」に移動してきました。
    ここは放生院(橋寺)。13世紀ごろから宇治橋の管理を任されていたので橋寺と呼ばれ親しまれてきたとか。

  • 放生院の本堂前に立っているのは「宇治橋断碑」で、道登が宇治川に初めて橋を架けた由来を石碑に刻んだもの。宇治橋が架けられた飛鳥時代に建てられた石碑で、日本三古碑のひとつといわれているんだとか。

    放生院の本堂前に立っているのは「宇治橋断碑」で、道登が宇治川に初めて橋を架けた由来を石碑に刻んだもの。宇治橋が架けられた飛鳥時代に建てられた石碑で、日本三古碑のひとつといわれているんだとか。

  • 「さわらびの道」は、宇治橋から朝霧橋、宇治神社、宇治上神社、源氏物語ミュージアムなど、源氏物語・宇治十帖ゆかりの地をめぐる散策道となっています。

    「さわらびの道」は、宇治橋から朝霧橋、宇治神社、宇治上神社、源氏物語ミュージアムなど、源氏物語・宇治十帖ゆかりの地をめぐる散策道となっています。

  • 「朝霧橋」のたもとにやってきました。

    「朝霧橋」のたもとにやってきました。

  • そばに、宇治十帖のモニュメントがあります。匂宮と浮舟が小舟で宇治川に漕ぎ出す場面をモチーフにしたもの。<br />- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - <br />「宇治十帖」は、美しいと評判の薫と匂宮、そして、美しい姫君の大君・中の君・浮舟の悲しい恋物語。<br /><br />光源氏の息子とされる『薫』は光源氏の子供ではなく、正妻と別の男性との間にできた子供で体から素晴らしい芳香を放っているので“薫”と呼ばれます。一方、『匂宮』は帝と光源氏の娘・明石の中宮との間にできた皇子。ライバルの薫に対し、いつも衣に香をたいているので“匂宮”と呼ばれます。この2人と大君、中君、浮舟という3人の姫君をめぐり物語が展開。<br /><br />大君に恋をした薫ですが、悲しくも大君は亡くなってしまいます。そこで薫は大君によく似ているといわれる大君の異母妹・浮舟を見つけ出して恋人にし、宇治の山荘にかくまいます。ところが生真面目な薫は世間体を気にしてなかなか浮舟の元へ訪れることができません。<br /><br />そんな中、前から浮舟のことが気になっていた匂宮が、なんと薫のふりをして浮舟の部屋に忍び込み一夜をともに。 やがて浮舟は情熱的な匂宮に惹かれるように!そしてある日、2人は小舟に乗って橘島へ行き、2日にわたり夢のような時を過ごすのです。モニュメントは、その橘島へ行く二人の様子をあらわしているとのことです。

    そばに、宇治十帖のモニュメントがあります。匂宮と浮舟が小舟で宇治川に漕ぎ出す場面をモチーフにしたもの。
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    「宇治十帖」は、美しいと評判の薫と匂宮、そして、美しい姫君の大君・中の君・浮舟の悲しい恋物語。

    光源氏の息子とされる『薫』は光源氏の子供ではなく、正妻と別の男性との間にできた子供で体から素晴らしい芳香を放っているので“薫”と呼ばれます。一方、『匂宮』は帝と光源氏の娘・明石の中宮との間にできた皇子。ライバルの薫に対し、いつも衣に香をたいているので“匂宮”と呼ばれます。この2人と大君、中君、浮舟という3人の姫君をめぐり物語が展開。

    大君に恋をした薫ですが、悲しくも大君は亡くなってしまいます。そこで薫は大君によく似ているといわれる大君の異母妹・浮舟を見つけ出して恋人にし、宇治の山荘にかくまいます。ところが生真面目な薫は世間体を気にしてなかなか浮舟の元へ訪れることができません。

    そんな中、前から浮舟のことが気になっていた匂宮が、なんと薫のふりをして浮舟の部屋に忍び込み一夜をともに。 やがて浮舟は情熱的な匂宮に惹かれるように!そしてある日、2人は小舟に乗って橘島へ行き、2日にわたり夢のような時を過ごすのです。モニュメントは、その橘島へ行く二人の様子をあらわしているとのことです。

  • 小舟に乗って島へ向かおうとする匂宮と浮舟の像の背後に、源氏物語絵巻「橋姫」をシーンを表した屏風が立っていました。<br /><br />

    小舟に乗って島へ向かおうとする匂宮と浮舟の像の背後に、源氏物語絵巻「橋姫」をシーンを表した屏風が立っていました。

  • モニュメントの前には、宇治神社の鳥居が立っています。源氏物語に登場する「八の宮」のモデルは宇治神社の御祭神である菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)といわれています。<br />「菟道」は&quot;宇治&quot;の古い綴り方で、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)は応神天皇の皇子でした。

    モニュメントの前には、宇治神社の鳥居が立っています。源氏物語に登場する「八の宮」のモデルは宇治神社の御祭神である菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)といわれています。
    「菟道」は"宇治"の古い綴り方で、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)は応神天皇の皇子でした。

  • 宇治上神社、宇治神社が立っている場所に菟道稚郎子の邸宅があったとされ、物語の中でも八の宮の住まいは、この辺りに設定されています。

    宇治上神社、宇治神社が立っている場所に菟道稚郎子の邸宅があったとされ、物語の中でも八の宮の住まいは、この辺りに設定されています。

  • 宇治神社は、木立に囲まれた趣ある神社で、祭神である応神天皇の皇子・菟道稚郎子命が道に迷ったとき、一羽のうさぎが道案内をしたという伝説があります。<br /><br />そのうさぎは、神の使いとされ「みかえりの兎」と呼ばれていて、この手水舎の吐水口のところに龍ではなく、うさぎが使われていたのでした。

    宇治神社は、木立に囲まれた趣ある神社で、祭神である応神天皇の皇子・菟道稚郎子命が道に迷ったとき、一羽のうさぎが道案内をしたという伝説があります。

    そのうさぎは、神の使いとされ「みかえりの兎」と呼ばれていて、この手水舎の吐水口のところに龍ではなく、うさぎが使われていたのでした。

  • 宇治神社・本殿前の中門<br /><br />明治以前まで二社一体で、宇治神社は「下社」「若宮」、宇治上神社は「上社」「本宮」と呼ばれ、両社を合わせて「宇治離宮明神(八幡宮)」と総称されていましたが、 明治に入って宇治神社と宇治上神社は分離したのだそうです。

    宇治神社・本殿前の中門

    明治以前まで二社一体で、宇治神社は「下社」「若宮」、宇治上神社は「上社」「本宮」と呼ばれ、両社を合わせて「宇治離宮明神(八幡宮)」と総称されていましたが、 明治に入って宇治神社と宇治上神社は分離したのだそうです。

  • 宇治神社と宇治上神社の間に「早蕨(さわらび)」の古跡がありました。<br /><br />「宇治十帖」の『早蕨』のタイトルは、光源氏の孫・匂宮と結婚した中の君が詠んだ<br />&quot;この春は誰にか見せむ 亡き人の形見に摘める嶺の早蕨&quot; にちなむもの。<br />(姉君すら亡くなり、一体この春の贈り物を誰にお見せしたらいいのでしょうか。 亡き父の形見に摘んでいただいた峰の早蕨(さわらび)を)

    宇治神社と宇治上神社の間に「早蕨(さわらび)」の古跡がありました。

    「宇治十帖」の『早蕨』のタイトルは、光源氏の孫・匂宮と結婚した中の君が詠んだ
    "この春は誰にか見せむ 亡き人の形見に摘める嶺の早蕨" にちなむもの。
    (姉君すら亡くなり、一体この春の贈り物を誰にお見せしたらいいのでしょうか。 亡き父の形見に摘んでいただいた峰の早蕨(さわらび)を)

  • 早蕨の古跡のすぐ先に、宇治上神社の鳥居が建ち、その前には「世界文化遺産」の石碑が建立されていました。<br />

    早蕨の古跡のすぐ先に、宇治上神社の鳥居が建ち、その前には「世界文化遺産」の石碑が建立されていました。

  • 青もみじが鳥居に覆い被さっていて、素敵な聖域の入口になっていました。<br /><br />扁額の文字が見えにくくなっていましたが、講師の先生が「離宮」と書かれていると教えてくれました。古の人には、この辺りは都から適度に距離があり、自然豊かな別天地だったのですね。

    青もみじが鳥居に覆い被さっていて、素敵な聖域の入口になっていました。

    扁額の文字が見えにくくなっていましたが、講師の先生が「離宮」と書かれていると教えてくれました。古の人には、この辺りは都から適度に距離があり、自然豊かな別天地だったのですね。

  • とても良い香りがすると思ったら、純白のクチナシが咲いていたのでした。「甘い香りね~」「癒される~」と皆さん口々に^ ^<br />

    とても良い香りがすると思ったら、純白のクチナシが咲いていたのでした。「甘い香りね~」「癒される~」と皆さん口々に^ ^

  • 濃淡さまざまな緑あふれる参道を歩いて行きました.:*☆*:.

    濃淡さまざまな緑あふれる参道を歩いて行きました.:*☆*:.

  • 小さな石橋を渡ると...

    小さな石橋を渡ると...

  • 宇治上神社の拝殿(国宝)が現れました!<br />鎌倉時代前期に建てられたとされ、神のための本殿に対し、人が使う拝殿は住宅建築の様式「寝殿造」が採用されているとか。<br /><br />私がずいぶん前に来た時は、修復のためカバーが被せられていたので、初めて目にすることができました。

    宇治上神社の拝殿(国宝)が現れました!
    鎌倉時代前期に建てられたとされ、神のための本殿に対し、人が使う拝殿は住宅建築の様式「寝殿造」が採用されているとか。

    私がずいぶん前に来た時は、修復のためカバーが被せられていたので、初めて目にすることができました。

  • 拝殿の前には、円錐に盛られた「清めの砂」と呼ばれるふたつの盛り砂が奉納されています。

    拝殿の前には、円錐に盛られた「清めの砂」と呼ばれるふたつの盛り砂が奉納されています。

  • 拝殿の右側に、「桐原水」の建屋があります。室町時代に7つの優れた茶園「宇治七茗園」が作られ、その栽培に欠かせない水として「宇治七名水」も誕生。<br /><br />この「桐原水」は、宇治七名水のひとつとして有名で、今も湧き出ている現存する唯一の名水だそう。建屋の中は入れるようになっていて、こんこんと水が湧き出る様子が見られました。

    拝殿の右側に、「桐原水」の建屋があります。室町時代に7つの優れた茶園「宇治七茗園」が作られ、その栽培に欠かせない水として「宇治七名水」も誕生。

    この「桐原水」は、宇治七名水のひとつとして有名で、今も湧き出ている現存する唯一の名水だそう。建屋の中は入れるようになっていて、こんこんと水が湧き出る様子が見られました。

  • 拝殿の裏側にまわりました。ここは宇治十帖のヒロインである大君と中の君、浮舟の父・八の宮の邸宅のモデルではないかとされていて、御簾がかけられ、中を垣間見できるようになっていました。

    拝殿の裏側にまわりました。ここは宇治十帖のヒロインである大君と中の君、浮舟の父・八の宮の邸宅のモデルではないかとされていて、御簾がかけられ、中を垣間見できるようになっていました。

  • 拝殿の奥、大吉山のふもとに立つ本殿は平安時代後期の造営で、現存する日本最古の神社建築といわれているのだそう。<br />本殿は覆屋と呼ばれる大きな建物の中に、左殿・中殿・右殿の3社殿が並び、左殿には菟道稚郎子、中殿には応神天皇、右殿には仁徳天皇が祀られています。<br /><br />先生の話によると、応神天皇は、学問に励む菟道稚郎子を寵愛し、皇太子に立てようとしましたが、温和な性格で徳のある菟道稚郎子は「兄である仁徳天皇が皇位を継ぐべき」と譲り、自ら命を絶ったと言い伝えられているのだとか。

    拝殿の奥、大吉山のふもとに立つ本殿は平安時代後期の造営で、現存する日本最古の神社建築といわれているのだそう。
    本殿は覆屋と呼ばれる大きな建物の中に、左殿・中殿・右殿の3社殿が並び、左殿には菟道稚郎子、中殿には応神天皇、右殿には仁徳天皇が祀られています。

    先生の話によると、応神天皇は、学問に励む菟道稚郎子を寵愛し、皇太子に立てようとしましたが、温和な性格で徳のある菟道稚郎子は「兄である仁徳天皇が皇位を継ぐべき」と譲り、自ら命を絶ったと言い伝えられているのだとか。

  • 宇治上神社を出て、緑豊かな&quot;さわらびの道&quot;を通り、次は「宇治源氏物語ミュージアム」方面へ。

    宇治上神社を出て、緑豊かな"さわらびの道"を通り、次は「宇治源氏物語ミュージアム」方面へ。

  • 緑の美しさに目が行き、周りを見回しながら歩いていると、モミジ葉の影が木の幹に映っていたり...

    緑の美しさに目が行き、周りを見回しながら歩いていると、モミジ葉の影が木の幹に映っていたり...

  • 空を見上げると、きれいなモミジの青葉が見えていました。

    空を見上げると、きれいなモミジの青葉が見えていました。

  • 「宇治十帖」第3帖「総角(あげまき)」の古跡の碑があるところにやってきました。

    「宇治十帖」第3帖「総角(あげまき)」の古跡の碑があるところにやってきました。

  • この石碑が「総角」の古跡の碑です。<br />- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - <br />八の宮の一周忌の日に薫は大君に想いを伝えますが、独り身を通すつもりの大君は、薫と妹の中の君との結婚を勧めます。薫は匂宮と中の君が結ばれれば大君の心を得られると考え、匂宮を宇治に誘い結ばせます。<br /><br />しかし匂宮は皇子のため思うように宇治へは通えず、匂宮を待ち侘びる中の君の姿に、大君はかわいそうに思い、絶望のあまり病に倒れます。薫は大君が病気だと知り、すぐさま駆けつけますが、大君は薫に看取られながら息を引き取ります。

    この石碑が「総角」の古跡の碑です。
    - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
    八の宮の一周忌の日に薫は大君に想いを伝えますが、独り身を通すつもりの大君は、薫と妹の中の君との結婚を勧めます。薫は匂宮と中の君が結ばれれば大君の心を得られると考え、匂宮を宇治に誘い結ばせます。

    しかし匂宮は皇子のため思うように宇治へは通えず、匂宮を待ち侘びる中の君の姿に、大君はかわいそうに思い、絶望のあまり病に倒れます。薫は大君が病気だと知り、すぐさま駆けつけますが、大君は薫に看取られながら息を引き取ります。

  • ほどなくして「宇治源氏物語ミュージアム」の入口が!

    ほどなくして「宇治源氏物語ミュージアム」の入口が!

  • ミュージアムまでのアプローチの小道が、緑のトンネルになっていて、またカメラに手が伸びました^ ^

    ミュージアムまでのアプローチの小道が、緑のトンネルになっていて、またカメラに手が伸びました^ ^

  • 同じような写真ばかりですが、見ると撮らずにいられませんでした。

    同じような写真ばかりですが、見ると撮らずにいられませんでした。

  • 流れるようなフォルムの屋根が美しいミュージアムの建物.:*☆*:.

    流れるようなフォルムの屋根が美しいミュージアムの建物.:*☆*:.

  • 中に入り、あとは時間を決められ各自自由に見学することに!<br /><br />常設展示室は、平安京と光源氏がテーマの「平安の間」、宇治十帖がテーマの「宇治の間」、そして源氏物語のあらすじや物語の中の宇治が紹介された「物語の間」などに分かれていました。<br />ここは企画展示や特別な映像以外は、内部の写真を撮影してもよいそうです。ありがたいですね!

    中に入り、あとは時間を決められ各自自由に見学することに!

    常設展示室は、平安京と光源氏がテーマの「平安の間」、宇治十帖がテーマの「宇治の間」、そして源氏物語のあらすじや物語の中の宇治が紹介された「物語の間」などに分かれていました。
    ここは企画展示や特別な映像以外は、内部の写真を撮影してもよいそうです。ありがたいですね!

  • 「平安の間」に入ると、等身大の人形を用いて物語のシーンを再現している展示がありました。ここで取り上げられているのは、光源氏が空蝉と軒端荻を垣間見る場面。<br /><br />源氏物語ミュージアムでは、&quot;垣間見&quot;は一つのテーマとなっていました。現代語で「かいまみる」というと単に「ちらりと見ること」を指しますが、昔は別の意味を持っていたようです。平安時代の女性は家族以外の男性に顔を見せることがなかったため、男性が女性を&quot;覗き見て恋に発展する&quot;という文化が生まれたのだそうです。

    「平安の間」に入ると、等身大の人形を用いて物語のシーンを再現している展示がありました。ここで取り上げられているのは、光源氏が空蝉と軒端荻を垣間見る場面。

    源氏物語ミュージアムでは、"垣間見"は一つのテーマとなっていました。現代語で「かいまみる」というと単に「ちらりと見ること」を指しますが、昔は別の意味を持っていたようです。平安時代の女性は家族以外の男性に顔を見せることがなかったため、男性が女性を"覗き見て恋に発展する"という文化が生まれたのだそうです。

  • 空蝉と軒端荻が囲碁を楽しんでいるシーン。<br /><br />平安時代の&quot;遊び&quot;とは、漢詩や和歌を作り、琴や琵琶、笛などの楽器を演奏する「詩歌管弦の遊び」を意味していたとか。これは必須の教養でもあったそうです。<br /><br />広い意味での&quot;遊び&quot;は、二組に分かれて優劣を競い合う物合せ、絵の鑑賞や制作、囲碁やすごろくなどがありました。

    空蝉と軒端荻が囲碁を楽しんでいるシーン。

    平安時代の"遊び"とは、漢詩や和歌を作り、琴や琵琶、笛などの楽器を演奏する「詩歌管弦の遊び」を意味していたとか。これは必須の教養でもあったそうです。

    広い意味での"遊び"は、二組に分かれて優劣を競い合う物合せ、絵の鑑賞や制作、囲碁やすごろくなどがありました。

  • これは「貝合わせ」ですね。<br />平安時代の王朝遊びのひとつの&quot;貝合わせ&quot;は、貝殻の形や色合いの美しさや珍しさを愛で、その貝殻を題材にした歌を詠み合い優劣を競う遊びだったんだそうです。

    これは「貝合わせ」ですね。
    平安時代の王朝遊びのひとつの"貝合わせ"は、貝殻の形や色合いの美しさや珍しさを愛で、その貝殻を題材にした歌を詠み合い優劣を競う遊びだったんだそうです。

  • 偏つぎ<br />「漢字の旁(つくり)に偏(へん)を付けて文字を完成させる遊びです。ドラマ「光る君へ」のなかでも貴族の娘たちが&quot;偏つぎ&quot;を教養の遊びとして興じていて、漢字に明るいまひろ(紫式部)が、他の娘たちよりずっとよくできるというシーンがありました。

    偏つぎ
    「漢字の旁(つくり)に偏(へん)を付けて文字を完成させる遊びです。ドラマ「光る君へ」のなかでも貴族の娘たちが"偏つぎ"を教養の遊びとして興じていて、漢字に明るいまひろ(紫式部)が、他の娘たちよりずっとよくできるというシーンがありました。

  • 装束についても紹介パネルがありました。その説明によると、<br />男性の正装は「束帯」。位によって決められた色の泡(ほう)を着用し、頭には冠をかぶり、手に笏を持ちました。日常着は直衣(のうし)です。烏帽子をかぶり、手には扇を持ちました。<br /><br />女房の正装は「裳唐衣姿(もがらきぬすがた)」です。袴を履き、単(ひとえ)の上から何枚か袿(うちき)を重ね、その上に唐衣、後ろに裳を着用しました。日常着は袿姿です。袴の上に単を着て、その上に何枚かの袿を重ね着をしました。<br /><br />貴族の女性が朝廷で着用する正式な服装を「女房装束」といい、近世以降、衣を12枚着ているように見えるため一般に「十二単」といわれるようになったようです。

    装束についても紹介パネルがありました。その説明によると、
    男性の正装は「束帯」。位によって決められた色の泡(ほう)を着用し、頭には冠をかぶり、手に笏を持ちました。日常着は直衣(のうし)です。烏帽子をかぶり、手には扇を持ちました。

    女房の正装は「裳唐衣姿(もがらきぬすがた)」です。袴を履き、単(ひとえ)の上から何枚か袿(うちき)を重ね、その上に唐衣、後ろに裳を着用しました。日常着は袿姿です。袴の上に単を着て、その上に何枚かの袿を重ね着をしました。

    貴族の女性が朝廷で着用する正式な服装を「女房装束」といい、近世以降、衣を12枚着ているように見えるため一般に「十二単」といわれるようになったようです。

  • これは貴族が出かける際に使っていた牛車。牛車には御簾が掛かり、顔が見えないように。平安時代の女性は成人すると、基本的に男性に顔を見せることはなかったからなんですね。

    これは貴族が出かける際に使っていた牛車。牛車には御簾が掛かり、顔が見えないように。平安時代の女性は成人すると、基本的に男性に顔を見せることはなかったからなんですね。

  • これは「月次公事屏風」という屏風です。平安時代は、古くからの日本の風習や行事に中国から伝わった行事が加わり、年中行事が整った時代です。貴族たちにとって、平安京で行われる四季折々の年中行事を作法どおり行うことは、きわめて重要なことでした。

    これは「月次公事屏風」という屏風です。平安時代は、古くからの日本の風習や行事に中国から伝わった行事が加わり、年中行事が整った時代です。貴族たちにとって、平安京で行われる四季折々の年中行事を作法どおり行うことは、きわめて重要なことでした。

  • 光源氏の邸宅「六条院」のジオラマもありました。<br /><br />光源氏は、六条院を春・夏・秋・冬の四つに分け、それぞれに住まわせる女君の希望にそうよう、趣向を凝らした造営を行いました。<br />

    光源氏の邸宅「六条院」のジオラマもありました。

    光源氏は、六条院を春・夏・秋・冬の四つに分け、それぞれに住まわせる女君の希望にそうよう、趣向を凝らした造営を行いました。

  • ◎右下(春の町)山を高く築いて、紅梅、桜、藤、山吹、岩躑躅など、多くの種類の春に咲<花の木を集めて植え、春という季節を楽しむことができました<br />◎右上(夏の町)夏の木陰を主とした造りで、森のように深く茂る高木や卵の花の垣根の足元には花の色々が植えられ山里のような風情があります<br />◎左下(秋の町)築山に色鮮やかな紅葉を植え、地下から湧き出る泉の水を遠くまで流し遣水の音がさらに冴えるよう岩を加え、滝を落として、秋の野を広々と造りました<br />◎左上(冬の町)松を多く茂らせ、冬のはじめ朝霜が美しく結ぶよう菊の垣を作り、雪景色を鑑賞するのに都合よく造られました

    ◎右下(春の町)山を高く築いて、紅梅、桜、藤、山吹、岩躑躅など、多くの種類の春に咲<花の木を集めて植え、春という季節を楽しむことができました
    ◎右上(夏の町)夏の木陰を主とした造りで、森のように深く茂る高木や卵の花の垣根の足元には花の色々が植えられ山里のような風情があります
    ◎左下(秋の町)築山に色鮮やかな紅葉を植え、地下から湧き出る泉の水を遠くまで流し遣水の音がさらに冴えるよう岩を加え、滝を落として、秋の野を広々と造りました
    ◎左上(冬の町)松を多く茂らせ、冬のはじめ朝霜が美しく結ぶよう菊の垣を作り、雪景色を鑑賞するのに都合よく造られました

  • ジオラマの上にはスクリーンがあり、「源氏物語と王朝絵巻」の映像が流されていました。<br /><紫式部について><br />生年は970~978年の間と推定。父「藤原為時」は下級貴族でしたが、65代天皇「花山天皇」に漢学を教えるほど優れた学者、そして歌人でもありました。そんな父親の血を引いたのか、紫式部は幼い頃から漢詩文を読める才女でした。平安時代の女性は学問に触れる機会があまりありませんでしたが、紫式部は「日本書紀」や仏教の経典など様々な書物を読破。和歌や琴などの教養も身に付け類い稀なる才能を発揮していました。<br />998年頃に紫式部は20歳以上も年上の「藤原宣孝」と結婚し、一女を授かります。紫式部は、その数年後に藤原宣孝と死別。<br />源氏物語の執筆を始めたのは、ちょうどこの頃で... この源氏物語の評判を聞き付けた藤原道長が、娘で一条天皇の妻であった藤原彰子の教育係に紫式部を抜擢。藤原彰子の女房として仕えることになり、1012年頃までは藤原彰子に奉仕し、この期間中に源氏物語を書き上げたと考えられているそうです。

    ジオラマの上にはスクリーンがあり、「源氏物語と王朝絵巻」の映像が流されていました。
    <紫式部について>
    生年は970~978年の間と推定。父「藤原為時」は下級貴族でしたが、65代天皇「花山天皇」に漢学を教えるほど優れた学者、そして歌人でもありました。そんな父親の血を引いたのか、紫式部は幼い頃から漢詩文を読める才女でした。平安時代の女性は学問に触れる機会があまりありませんでしたが、紫式部は「日本書紀」や仏教の経典など様々な書物を読破。和歌や琴などの教養も身に付け類い稀なる才能を発揮していました。
    998年頃に紫式部は20歳以上も年上の「藤原宣孝」と結婚し、一女を授かります。紫式部は、その数年後に藤原宣孝と死別。
    源氏物語の執筆を始めたのは、ちょうどこの頃で... この源氏物語の評判を聞き付けた藤原道長が、娘で一条天皇の妻であった藤原彰子の教育係に紫式部を抜擢。藤原彰子の女房として仕えることになり、1012年頃までは藤原彰子に奉仕し、この期間中に源氏物語を書き上げたと考えられているそうです。

  • 垣間見ることを体験できるコーナーも!<br />垣間見は明かりによる効果が重要で、薄暗い部屋の外にいる男性が垣根や御簾越しに室内の女性を見た場合、外からは顔が見えますが、室内からは見えないようになっていました。こうして、男性は女性に気づかれる事なく、その姿を見ることができたようです。

    垣間見ることを体験できるコーナーも!
    垣間見は明かりによる効果が重要で、薄暗い部屋の外にいる男性が垣根や御簾越しに室内の女性を見た場合、外からは顔が見えますが、室内からは見えないようになっていました。こうして、男性は女性に気づかれる事なく、その姿を見ることができたようです。

  • <架け橋><br />平安の間と宇治の間をつなぐ、薄緑色のガラスのアーチ橋を通って移動。都に住む貴族たちが別荘地としてこよなく愛した宇治は、牛車や輿に乗って6時間ほどの場所だったとか。

    <架け橋>
    平安の間と宇治の間をつなぐ、薄緑色のガラスのアーチ橋を通って移動。都に住む貴族たちが別荘地としてこよなく愛した宇治は、牛車や輿に乗って6時間ほどの場所だったとか。

  • 「宇治の間」に移動。「宇治十帖」の舞台となった昔の宇治を紹介する映像シアターや、実物大のセットで薫が八の宮邸の大君と中君を垣間見る名場面が再現されていました。<br /><br />

    「宇治の間」に移動。「宇治十帖」の舞台となった昔の宇治を紹介する映像シアターや、実物大のセットで薫が八の宮邸の大君と中君を垣間見る名場面が再現されていました。

  • 再現セットでは... 秋も末、薫は宇治川のほとりにある八の宮の館を訪ねると、何やら楽なる調べが聞こえてきました。垣間見ると雲の間に月の光も差して、2人の姫君の姿を浮かび上がらせました。静かに琴を引くのは姉の大君で琵琶を手に月を仰ぐのは、妹君の中君でした。。。薫は物静かで、たしなみ深い姉の大君に心惹かれるのでした。

    再現セットでは... 秋も末、薫は宇治川のほとりにある八の宮の館を訪ねると、何やら楽なる調べが聞こえてきました。垣間見ると雲の間に月の光も差して、2人の姫君の姿を浮かび上がらせました。静かに琴を引くのは姉の大君で琵琶を手に月を仰ぐのは、妹君の中君でした。。。薫は物静かで、たしなみ深い姉の大君に心惹かれるのでした。

  • 次に、「物語の間」へ。物語の間では『源氏物語』の早わかりが掲示されていました。<br />源氏物語は三部構成になっていて、第一部は「光源氏が誕生し、栄華を極める」までの三十三帖、第二部は「その光源氏が、苦悩のうちに生涯を終えようとする」までの八帖、第三部は「その子の薫の半生を、悲恋とともに描いた」十三帖が短いあらすじで紹介。

    次に、「物語の間」へ。物語の間では『源氏物語』の早わかりが掲示されていました。
    源氏物語は三部構成になっていて、第一部は「光源氏が誕生し、栄華を極める」までの三十三帖、第二部は「その光源氏が、苦悩のうちに生涯を終えようとする」までの八帖、第三部は「その子の薫の半生を、悲恋とともに描いた」十三帖が短いあらすじで紹介。

  • これは、第三部の『宇治十帖』の部分だけピックアップ。<br /><br />「橋姫」「椎本(しいがもと)」「総角(あげまき)」「早蕨(さわらび)」「宿木(やどりぎ)」「東屋(あずまや)」「浮舟」「蜻蛉(かげろう)」「手習(てならい)」「夢の浮橋」から成ります。<br /><br />最初の「橋姫」の説明は次のように...<br />「宇治には、光源氏の弟の八の宮が庵を結び、静かに暮らしていた。ある秋の夜、有明の月明かりのもと、八の宮の姫君である大君と中の君が、楽器の演奏を楽しんでいた。その様子を垣間見た薫は、大君に惹かれる」

    これは、第三部の『宇治十帖』の部分だけピックアップ。

    「橋姫」「椎本(しいがもと)」「総角(あげまき)」「早蕨(さわらび)」「宿木(やどりぎ)」「東屋(あずまや)」「浮舟」「蜻蛉(かげろう)」「手習(てならい)」「夢の浮橋」から成ります。

    最初の「橋姫」の説明は次のように...
    「宇治には、光源氏の弟の八の宮が庵を結び、静かに暮らしていた。ある秋の夜、有明の月明かりのもと、八の宮の姫君である大君と中の君が、楽器の演奏を楽しんでいた。その様子を垣間見た薫は、大君に惹かれる」

  • これは「宇治の間」にあった宇治十帖の登場人物の紹介パネルです。<br /><br />【薫】光源氏の末子であるが、実は柏木と女三の宮の子。自分の出生に疑問を抱き、苦しんだ。生来、身体に芳香を有しており「薫る中将」と呼ばれた。<br /><br />【匂宮】今上帝第三子で、母は明石の中宮。薫への対抗心から薫物に凝り「匂ふ兵部卿」と呼ばれた。<br /><br />【大君】宇治の八の宮の長女。薫に好意を抱きながらも、軽率な結婚を戒めた父の遺言や、妹の中の君の将来を案じ、薫を拒む。心労のあまり病気で亡くなる。<br /><br />【中の君】宇治の八の宮の次女。匂宮との間に若君を生む。薫に異母妹の浮舟の存在を教えたことから、浮舟をめぐる波乱がおこる。<br /><br />【浮舟】宇治の八の宮と中将の君との娘で、大君、中の君の異母妹。薫と匂宮との間で翻弄され、入水を決意する。横川僧都に教われ、出家を遂げる。

    これは「宇治の間」にあった宇治十帖の登場人物の紹介パネルです。

    【薫】光源氏の末子であるが、実は柏木と女三の宮の子。自分の出生に疑問を抱き、苦しんだ。生来、身体に芳香を有しており「薫る中将」と呼ばれた。

    【匂宮】今上帝第三子で、母は明石の中宮。薫への対抗心から薫物に凝り「匂ふ兵部卿」と呼ばれた。

    【大君】宇治の八の宮の長女。薫に好意を抱きながらも、軽率な結婚を戒めた父の遺言や、妹の中の君の将来を案じ、薫を拒む。心労のあまり病気で亡くなる。

    【中の君】宇治の八の宮の次女。匂宮との間に若君を生む。薫に異母妹の浮舟の存在を教えたことから、浮舟をめぐる波乱がおこる。

    【浮舟】宇治の八の宮と中将の君との娘で、大君、中の君の異母妹。薫と匂宮との間で翻弄され、入水を決意する。横川僧都に教われ、出家を遂げる。

  • 源氏物語ミュージアムでは、当時香りも重要な要素で、香りに関する展示もありました。もっとゆっくり見学したかったのですが、時間の関係でミュージアムをあとにしました。<br /><br />そして源氏物語 第四十六帖「椎本の古跡」にも立ち寄りました。彼方神社は小さなお社があるこじんまりとした神社で、彼方神社と呼ばれる前は椎本神社と呼ばれていたそうで、「椎本の古跡」になっていました。

    源氏物語ミュージアムでは、当時香りも重要な要素で、香りに関する展示もありました。もっとゆっくり見学したかったのですが、時間の関係でミュージアムをあとにしました。

    そして源氏物語 第四十六帖「椎本の古跡」にも立ち寄りました。彼方神社は小さなお社があるこじんまりとした神社で、彼方神社と呼ばれる前は椎本神社と呼ばれていたそうで、「椎本の古跡」になっていました。

  • このあと、一日講座は宇治駅で解散となっていましたが、参加されたみなさんはそれぞれ、もう一度行きたいところがあるということで、椎本古跡を訪れたあと、解散になりました。<br /><br />私は、もう一度「源氏物語ミュージアム」に戻り、併設のカフェ『雲上茶寮』に行ってみたいと思いました。というのも、事前にネットで見たカフェでいただける美しい&quot;庭園パフェ&quot;が魅力的で、先ほどミュージアムを出る時に少し後ろ髪を引かれる思いがしていたのでした。<br /><br />そしてきた道を戻り、再度、源氏物語ミュージアムに入り、カフェへ! ここが雲上茶寮の入口でした。

    このあと、一日講座は宇治駅で解散となっていましたが、参加されたみなさんはそれぞれ、もう一度行きたいところがあるということで、椎本古跡を訪れたあと、解散になりました。

    私は、もう一度「源氏物語ミュージアム」に戻り、併設のカフェ『雲上茶寮』に行ってみたいと思いました。というのも、事前にネットで見たカフェでいただける美しい"庭園パフェ"が魅力的で、先ほどミュージアムを出る時に少し後ろ髪を引かれる思いがしていたのでした。

    そしてきた道を戻り、再度、源氏物語ミュージアムに入り、カフェへ! ここが雲上茶寮の入口でした。

  • 緑豊かなミュージアムの庭や坪庭♪

    緑豊かなミュージアムの庭や坪庭♪

  • カフェも撮影OKだそうで、何枚か撮影させてもらいました。

    カフェも撮影OKだそうで、何枚か撮影させてもらいました。

  • そして、これが食べたかった平安時代の洲浜をモチーフにした「庭園パフェ」でした.:*☆*:. ここでは、庭園パフェ以外にも宇治十帖の登場人物をイメージした抹茶や玉露、煎茶などが楽しめるそうです。

    そして、これが食べたかった平安時代の洲浜をモチーフにした「庭園パフェ」でした.:*☆*:. ここでは、庭園パフェ以外にも宇治十帖の登場人物をイメージした抹茶や玉露、煎茶などが楽しめるそうです。

  • 横からも!<br />トップには州浜を模したプレートの上に新緑の山と青紅葉で彩られ、ガラスの中の地層には抹茶アイスや白玉、抹茶ゼリー、苺が宝石のようにちりばめられていました。<br /><br />食べてみると、期待通りの美味しさで... 最後に一人でまったり美味しいスイーツをいただくのは至福のひとときでした(^^)♪

    横からも!
    トップには州浜を模したプレートの上に新緑の山と青紅葉で彩られ、ガラスの中の地層には抹茶アイスや白玉、抹茶ゼリー、苺が宝石のようにちりばめられていました。

    食べてみると、期待通りの美味しさで... 最後に一人でまったり美味しいスイーツをいただくのは至福のひとときでした(^^)♪

  • カフェでひとときを過ごしたあと、京阪宇治駅まで戻ってきました。<br /><br />構内に宇治を紹介するポスターが掲示されていました。ポスターで紹介されていたスポットは、この日めぐったところがほとんどで、源氏物語のゆかりの地をめぐったことが実感できました。<br /><br />特に源氏物語に興味があったわけでもなかったのですが、今年の大河ドラマを見始めて、もっと平安時代のことや源氏物語のことを知りたいと思うように!それでこの一日講座ツアーを見つけて参加したのですが、昔ながらの風景を色濃く残す宇治を見ることができ、また物語に登場する場所の説明を聞き大変参考になりました。またいつかじっくり時間をかけて宇治をまわってみたいと思います。<br /><br />いつものことながら長い旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました♪

    カフェでひとときを過ごしたあと、京阪宇治駅まで戻ってきました。

    構内に宇治を紹介するポスターが掲示されていました。ポスターで紹介されていたスポットは、この日めぐったところがほとんどで、源氏物語のゆかりの地をめぐったことが実感できました。

    特に源氏物語に興味があったわけでもなかったのですが、今年の大河ドラマを見始めて、もっと平安時代のことや源氏物語のことを知りたいと思うように!それでこの一日講座ツアーを見つけて参加したのですが、昔ながらの風景を色濃く残す宇治を見ることができ、また物語に登場する場所の説明を聞き大変参考になりました。またいつかじっくり時間をかけて宇治をまわってみたいと思います。

    いつものことながら長い旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました♪

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この旅行記へのコメント (22)

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  • salsaladyさん 2024/06/28 14:28:58
    懐かしや~夢の浮橋…雲上茶寮・・・
    ☆偶然ですが、昨年春(2023年3月末)滋賀県の石山寺―三井寺から翌日京阪宇治駅へ移動しての、源氏物語三昧の旅を経験したので(コースは逆ですが)とても嬉しくて。。。

    ☆まさか、大河ドラマになるとはつゆ知らず、詳しい歴史の下調べも無くふわふわと紫式部が描き続けた光源氏の色男の一生?を何かと義憤を感じながら歩いてみたのですが。。。

    ☆奈良―平安時代の女強者と言えましょう。見かけは楚々としながら心の中は負けん気の強い策士だったのか~と呆れたり羨ましかったり~

    ☆桜の時期は確かに絵になる景色が多くて浮かれたまま歩き続けましたが、又別の角度から写されるakikoさんの切り取り方がセンスありますね。私もミュージアムの「庭園パフェ」に心惹かれながら、長男の好きそうなお万歳へと我慢しましたから、次回が有れば是非賞味したい~

    ☆青葉の季節も中々素敵ですね。できるなら石山寺から船で宇治へと出られればもっと良い~

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/29 22:13:01
    RE: 懐かしや?夢の浮橋…雲上茶寮・・・
    salsalady さん、こんばんは〜

    昨年行かれた宇治の旅行記をもう一度拝見しました。私の名前も出していただいてありがとうございます^ ^
    salsaladyさんは息子さん、ご主人と一緒に宇治をまわられたのですね。義憤のコメントもニヤリとしながら楽しく見せていただきました。

    紫式部がまひろという名で大河ドラマの主人公になるとは、私もびっくりしました。それで、以前も何度か源氏物語に興味を持ったことがあるですが、また今回、大河ドラマを観るうちに源氏物語や紫式部のこと、平安時代のことをもっと知りたいと思うようになり、一日講座に参加した次第です。
    紫式部の人となりについてはよく知りませんが、ドラマを見る限り相当聡明で、様々な書物を読み、和歌にも長けていたことがよくわかり、宗では身分の差なく科挙を受けられ、受かれば身分が低くとも政に加われる制度がある"夢の国"だとしていたことも印象的で、あからさまな身分制度や男女の格差に大きな疑問を持っていたことが読み取れて共感を覚えました。

    宇治では新緑が美しかったですが、salsaさんが行かれた桜の時季もとても素敵ですね!源氏物語のゆかりの地を桜が咲く頃に訪ねるのはさらに趣があって素敵でしょうね〜 また宇治に来られることがあれば、雲上茶寮の「庭園パフェ」をぜひお試しを(^_-)-☆ 

    メッセージをどうもありがとうございました。

    akiko
  • takaさん 2024/06/25 17:41:42
    超大作ですね。奥深い源氏物語の世界。
    akikoさん、こんにちは。

    今回は宇治ですね。私も3月にツアーでいろいろありましたが、宇治平等院へ15分位立ち寄ったので懐かしいです。あまり詳しく思い出すと、またお腹の虫が騒ぎ出すのでさっと触れました。

    大河ドラマのゆかりの地はやはり人気でしょうね。私も大河はあまり見ないのですが生涯1回だけ、明智光秀の「麒麟が来る」だけ全て見ました。明智ファンではないんです。信長ファンなのですが。

    それはさておき、「光る君へ」のロケ地は藤原の里なんですか。知らなかった。見てないのだからあたりまえですけれど。実はあまり旅行していない私ですが、昔の方が出歩いていました。在職時、もう30年位前になりますが、東北から関東にかけて結構、フェリー、マイカーで数年間、廻りました。そのころ、藤原の里も訪問しました。

    源氏物語の宇治十条、名前だけは知っています。1日講座で勉強するのは本格的ですね。宇治駅のデザイン、ステンドグラスはあか抜けていますね。館内の曲線のデザインも見惚れますね。私は京都は古の建物だけでなく、新しい建物と言っても昭和レトロのようなものも風情があって大好きです。それら含めて建物も、花も自然も、全ての京都が好きなんです。

    akikoさんの旅行記で教えていただいた京セラ美術館なんか、古さと新しさが混じって本当に憧れる建物でした。昨年訪問できて本当に良かったと思っています。他にも国立京都国際会館とか確かありましたよね。あれもカッコいいですよね。今度、個人旅行したら行って見たい所です。

    宇治橋のあたりも以前歩きましたね。646年に架けられたって何か夢のような昔の出来事ですよね。歴史があるんですね。橋守りから初めたお茶屋さんだったのですね。三の間も通りました。良く知らないで。秀吉が水をくんだところなんですね。なるほど。私は全く知らないで通っていました。

    朝霧橋も昔はなかったんですね。船で往来なのですね。ここは宇治神社から平等院へ向かう途中に歩きました。そして、この辺りは貴族の別荘地だったんですね。

    紫式部の像はしっかり見たことはないんですよ。宇治橋は通ったけれど、バスの中からだったので恨めしく見ていました。有名な像なのでゆっくり見たいなあと。

    夢の浮橋は、はかなくて渡りにくい橋というのを例えているんですね。やはりこれは源氏物語そのものを読まないと各スポットの成り立ちや言われはわからないですね。今度、しっかり読んで勉強しなくちゃと思いました。何となく雰囲気だけは伝わるのですが。

    平等院の表参道には確かに多くのお茶屋さんがありますね。実際に見てはいませんが。でも伊藤久右衛門の本店はここにあるのは知っていますよ。何故かと言うと、私の大好きなお菓子「抹茶大福」をいつもネット通販しているからです。これを始めて買ったときは味にビックリ、感激しました。akikoさんも伊藤久右衛門のお菓子、いただいたようですね、写真に写っていますね。

    akikoさんの鳳凰堂の写真もきれいですね。やはり宇治と言えば平等院鳳凰堂、これなしに語れませんね。私も昨春、天気が良くとてもくっきりとした写真が撮れたのですが、akikoさんもバッチリですね。惚れ惚れしますね。阿弥陀如来も見えますよ。内部拝観もできたようで良かったですね。私はまだ内部は見たことがないんですよ。

    鳳翔館の中、私も見たけれど宝物が凄かったですね。でも、難点は撮影できないこと。何とかしてほしいですね。最後にミュジアムショップで、「ここは撮ってもいいですか」と聞いたら、鳳凰と〇〇(恥ずかしいですが忘れました)が写っているものは遠慮してくださいと言われました。でも、結局、鳳凰が写っていないお土産や雑貨はほぼないんです。だから撮っても仕方ないので止めました。もう少し余裕のあるお客さんファーストの商売ができないのかなと思いました。今は、美術館だって結構撮影可能なところが増えているのに。

    私も喜撰橋、渡りました。浮島十三重石塔も見えました。私はこの橋のすぐたもとの喜撰茶屋というところで昼食をいただきました。きっと、そばですね。座敷小屋の中から食事ですか、風情がありますね。上品な料理で美味しそうです。おこわ、大好きなんですよ。

    あじろぎの路って、桜並木がなかったですか。私も春に歩いたような気がします。桜はまだでしたが。橘橋を渡っての宇治十条のモニュメント、以前に訪れたときに見ました。匂宮と浮舟が小舟で宇治川に漕ぎ出す場面だったのですね。全く知らないで写真だけ撮っていました。これはやはり、しっかり勉強して行かなければならないところですね。

    宇治神社も懐かしいです。数年前、過去に訪問した時は、全く逆のコースで宇治上神社から宇治神社、朝霧橋を通り、鵜飼の鵜を見て平等院へと向かったので、見る者、全部懐かしく拝見しました。

    最後の源氏物語ミュージアムは私も宇治に行ったらいってみたいなあと思っている未訪問スポットです。また機会があれば足を運びたいです。ここは撮影OKなのでしょう。実際に服装などを目で見て疑似体験できるのがいいですね。葵祭なんか見られと最高なんですが、そんなこと今の私には不可能です。

    最後のパフェもやはりいつもとは違って、煌びやかのものではなく、落ちついてしっとりとした源氏物語の世界を彷彿とさせるもので、さすがakikoさんセレクトだなと思いました。

    非情に中身の濃い、日本の平安期の歴史文化や文学を学ぶ上での超大作の旅行記でした。何か、NHK特集の教養番組を見ているようで勉強になりました。私はほんの一部しか消化できていませんが。akikoさんの学習意欲と挑戦心に圧倒された旅行記でした。やはり、akikoさんは、ただならぬ人物だ、akikoさんだから成せる旅行記だと尊敬の念を一層深く抱きました。毎回だらだらとすみません。ありがとうございました。                                  

    taka

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/26 00:16:06
    RE: 超大作ですね。奥深い源氏物語の世界。
    takaさん、こんばんは〜

    takaさんは今年の桜の時季に京都にいらっしゃり、初日に宇治に行かれたのでしたね。初日はあまり思い出したくない経験もあったようですが、宇治では平等院にも立ち寄られ、宇治川のほとりでお昼ご飯を召し上がられたのでしたよね。

    今年は宇治だけでなく、京都御所・廬山寺・上賀茂神社・下鴨神社・渉成園・嵐山・野々宮神社・清涼寺・大覚寺なども"源氏物語ゆかりの地"として人気があるみたいです。takaさんはNHKの「光る君へ」はご覧になられていないのですね。最初、見始めた時は、正直少し退屈かなと思ったのですが、紫式部を演じる吉高由里子さんが思った以上に魅力的で、また平安時代の文化的な背景も織り交ぜられていることもあり、毎週観るのが面白くなってきました。

    ドラマのロケ地のことですが、私は「藤原の里(郷)」のことは知らなかったのですが、調べてみると、奥州藤原氏の軌跡を辿り、みちのくの歴史と文化が体験できる歴史テーマパークだそうですね!takaさんは昔行かれたことがあるとか。なるほど平安時代のドラマのロケ地になるような素敵なところですね!私も行ってみたくなりました。

    京阪宇治駅の駅舎はなかなかいいでしょう!今まで何度か利用したのに、今回見回すと曲線のデザインが美しいことに気づいたのでした。takaさんも同じことを感じていただいたようでうれしいです。大正浪漫や昭和レトロなもの、私も好きです♪ 京都にはそれを感じる場所が多くありますよね。建築物に関しても、触れてくださった「京セラ美術館」のほかにも、昔のメインストリートであった三条通のレトロ建築が並ぶところもおすすめです。よかったら、その旅行記をチラッと覗いてみてくださいね。<https://4travel.jp/travelogue/11333662>

    宇治橋は、宇治に行けばほとんどの人は通る橋ですですが、「三の間」の秀吉公のくだりは私も初めて詳しく知ったのでした。こういう歴史的な出来事を知るって面白いですね。橋を渡り切った場所に紫式部の像があります。ここは外国の人にも人気があるようで、人だかりができていました。再訪される機会があれば、ぜひ!
    今回めぐったスポットは、やはり少しは「宇治十帖」のことを調べておいた方が、よりよく理解できたんだと思います。私は下調べをほとんどしなくて参加したので、講師の方の説明が全て頭に入らなくて、後でいろいろ知った次第です。

    宇治は美味しい抹茶スイーツやパフェが食べられるところでもありますね!伊藤久右衛門の本店はいつも大人気です。takaさんは「抹茶大福」がお好きだとことで、私もファンです。美味しいですよね!今回は違うものを買って、お茶は「宇治十帖」というお茶のミニ詰め合わせも合わせて購入しました。

    平等院は何度訪れても、その美しさには感動します。ところでtakaさんは鳳凰堂の内部の見学はまだでしたか。これも再訪の機会があればぜひ!ミュージアムの鳳翔館の中で、鳳凰堂の内部のCGの再現映像も流されていたと思いますが、本当に美しくて感動しました。ミュージアムでは、雲中雲中供養菩薩像などのオリジナルも見応えありましたね。

    あじろぎの路は、この時は新緑がきれいでしたが、仰るように春には桜も見られるんですよね。春は桜、秋は紅葉が楽しめる宇治川沿いの素敵な道で、そうそう、途中で橘橋や喜撰橋などにも渡れるから、いいですよね〜 朝霧橋にもアクセスできて、宇治十帖のモニュメントを見ることもできますね!あのモニュメントは、これから匂宮と浮舟が小舟で宇治川に漕ぎ出す場面で、それまで浮舟は薫に惹かれていたけれど、匂宮の情熱的な告白と何気ない浮舟への優しい扱いに薫との違いを感じ、だんだん彼に惹かれるようになり、ついに二人きりで過ごすために舟で島に渡ることになった場面なんだそうです。(匂宮の優しい扱いの一つは、朝顔を洗う時も「先にどうぞ」と促してくれ、その当時は女性は何でも男性の後にが普通だったので、今で言う"レディファースト"にキュンとなったとか...)

    源氏物語ミュージアムは、私も初めてだったんですが、宮廷貴族社会や平安時代のことをわかりやすく展示していて、とても参考になり良かったです。併設カフェ『雲上茶寮』の"庭園パフェ"は、事前にネットで見たのですが、宇治駅に貼られていたポスターにも登場していたんです。パフェは見た目もお味もバッチリでした(^^)♪

    takaさん、最後に旅行記を褒めてくださいましたが、ただの知りたがりの私なだけで、褒めてもらい過ぎです!(笑) いつもながら長くなってしまった旅行記にお付き合いいただいて、丁寧な書き込みもどうもありがとうございました♪

    akiko
  • ネコパンチさん 2024/06/23 23:04:01
    節目の旅行記、そして次は…?
    akikoさん、こんばんは!

    祝400冊ヽ(^o^)ノお疲れ様でした~
    節目の旅行記がまた格調高いこと!
    源氏物語の中でも、宇治十帖に着目されたのは
    さすがakikoさん。
    以前お話ししたかもしれませんが
    私も田辺聖子の現代語訳と漫画「あさきゆめみし」で
    読破しました。
    宇治十帖に関しては、作者別人説、未完説など
    様々な考察があるそうで…
    確かに、終わり方が少々唐突なんですよね~

    宇治はかなり前に平等院に行っただけなので
    再訪したいと思い続けていました。
    宇治川にかかる何本もの橋、
    中洲の島やさわらびの道、2つの神社など
    ゆっくり見て回りたいです。
    源氏物語ミュージアムは長居してしまいそう♪
    インバウンドや修学旅行生で混み合うのは
    平等院だけなのかな?

    大河ドラマが源氏物語そのものじゃなく
    紫式部の生涯だと知った時は
    観るかどうか迷ったんです。
    いざ見始めてみると
    「まひろのこの経験が源氏物語にこう落とし込まれるのか」
    と思わせる箇所が多々あって
    時にニヤリとしながら楽しんでます。
    といっても日曜20時は間に合わないので
    毎回遅れてNHK+で見ています。
    だから今日の回はまだ見てないので
    ネタバレはご勘弁くださいね~(笑)

    ネコパンチ

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/24 18:51:39
    RE: 節目の旅行記、そして次は…?
    ネコパンチさん、こんにちは〜

    旅行記いつの間にか400冊!お祝いしてくれてありがとう〜〜 とてもうれしいです*(≧∀≦)* いつも自己満足の旅行記なのに、付き合ってもらった上に格調高いなんて言ってもらえて感謝しかありません^ ^

    源氏物語は、以前に宇治を訪ねた時にも掲示板でもネコちゃんに付き合ってもらいましたね!あの時も付け焼き刃的に『宇治十帖』をかじっただけで、今回もさほど知識がないまま一日講座を受けたのでした(^^ゞ ネコちゃんはきちんと現代語訳と「あさきゆめみし」を読まれたとのことで、作者別人説、未完説のことも知ってるんですね!実は、先日、日本通のアメリカ人と話す機会があり、宇治に行ったことと源氏物語のことを話したところ、海外の人の間では、与謝野晶子が文体や筆致の違いなどから別人の手が加わっていると主張したことが知られているとのことでした。私よりよく知っていてビックリ!(笑)終わりがネコちゃんの言う通り、「これで終わり???」という形で終わっているので後味が悪いとのことでした。

    夏は暑いので、新緑が美しい初夏か紅葉の時に宇治をぜひ再訪してみてね!ちょっと無理やり感がある古跡もありますが、一応、宇治市が『宇治十帖』の古跡の場所を紹介しているウェブサイトがあるので、よかったら参考にしてください。<https://www.city.uji.kyoto.jp/uploaded/attachment/3798.pdf>

    源氏物語ミュージアムは、きっとネコちゃんなら長居してしまうこと間違いなしです(笑)さすがにインバウンド客はほとんどいなくて、一部のアジア系の方が数人いる程度でしたよ。それに比べ、平等院や宇治茶の専門店が並ぶ参道などはたくさんの外国人で賑わっていました。

    大河ドラマは、ネコちゃんもご覧になっているんですね。私も始まった頃は、期待していたほどでもなさそうと残念に思ったこともありましたが、観ているうちに面白くなってきて、最近はこれからの展開がとても楽しみになってきました。昨晩も信州からちょうどBS/NHKで始まる午後6時少し前に帰り、しっかり観たのでした。ネタバレしたいけどグッと我慢しますね(笑)メッセージどうもありがとう〜〜♪

    akiko
  • 旅するうさぎさん 2024/06/21 23:20:07
    素敵な旅行記ですね
    今回の旅行記はakikoさんと、源氏物語ゆかりの地を講師の方と巡るツアーに、一緒に参加している気分で見させていただきました。なんだかツアーを疑似体験したみたいな気分です。akikoさんは詳しく写真と文章で表現して下さるから、よく分かりました。
    「垣間見る」って、男性が女性を物陰からこっそり見るという意味の言葉だったのですね。面白いです。
    牛車に御簾って本当に美しくて、小さい頃から憧れていました。美しいし、優雅ですね。「貝合わせ」も素敵ですね。鳩居堂で売っているのを見つけて、欲しいなぁと思ったことがあります。
    ところでakikoさんは以前、カメラはミラーレス一眼を使っていらしたと思いますが、今もお使いでしょうか?ボケ感が美しいですね。フルサイズでしょうか。どちらのメーカーのカメラをお使いですか?よろしければ教えて下さいね~。

    旅するうさぎ

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/24 11:28:21
    RE: 素敵な旅行記ですね
    旅するうさぎさん

    メッセージどうもありがとうございます♪
    うさぎさんは、かなり前に京都にいらしたことがあったのですよね?宇治もお訪ねになられたこともあったのでは?私も宇治は何度か行ったことがありましたが、今回は源氏物語の『宇治十帖』に関連する場所を専門家の方とまわれると知り、いいチャンスだと思いました。

    すでに掲示板のお返事で書きましたが、特に源氏物語に明るいわけではなく、今年たまたま紫式部と平安時代がフィーチャーされているので興味がわいた次第なんです。当日は和歌の説明など含めて詳しい説明がありましたが、旅行記の性質上、簡単なことだけ記すことにしました。十分な説明ができていないと思いますが、少しでも宇治の魅力を感じてもらえたならうれしいです。

    最近は海外からの観光客が多くて、日本の魅力をインタビューで語っているのをよく見かけますが、私たちが自分の国の良さや伝統的なものを再確認する良い機会になっていますよね。また大河ドラマの舞台が平安時代になり、その頃のことをもっと知りたいと思うようにもなりました。昔は成人した女性が顔を見られないようにしていたことは歴史で習いましたが、今から考えるととても不思議なことのように感じて面白いですね。
    貴族社会の遊びも面白くて、たとえば「貝合わせ」の貝の内側に描かれた絵は本当に芸術的で素晴らしいですよね。 私も京都で本物を見かけた時に見入ってしまったことがありました。雅なものってとても惹かれます.:*☆*:.

    カメラのことですが、今は富士のコンパクトなミラーレスを使っています。センサーサイズはAPS-Cで、フルサイズではないのですが、宇治の時はレンズはXF18-55mmF2.8-4 という便利ズームだけど少し明るめのものを使いました。
    ボケ感を褒めてもらってうれしいのですが、私はうさぎさんのお写真がどれもとても綺麗で、また動画もバッチリだと思うので、そのままで良いと思います(*^^*)

    akiko

    旅するうさぎ

    旅するうさぎさん からの返信 2024/06/25 00:34:50
    RE: RE: 素敵な旅行記ですね
    akikoさん

    > うさぎさんは、かなり前に京都にいらしたことがあったのですよね?宇治もお訪ねになられたこともあったのでは?私も宇治は何度か行ったことがありましたが、今回は源氏物語の『宇治十帖』に関連する場所を専門家の方とまわれると知り、いいチャンスだと思いました。

    そうなのです。覚えていて下さりありがとうございます。昔、少しの間ですが京都に住んでいたことがありました。
    夫の転勤についていったのですが、私は小さい頃から京都という所に並々ならぬ興味があり、中学生の修学旅行で京都に行った際も、バスの車窓から、これは堀川、これは高瀬川とか、初めて見る京都の町でも、どこを通っているのか分かるほど、地図が頭に入っていました。ですので、京都に住めるなんて一生のうちにこの機会を逃したら一度も来ないだろう、このチャンスを絶対に逃したくない!と思い、仕事は一切せず、ほぼ毎日、バスや地下鉄やMKタクシーに乗って、あちこち見て歩いていました。でも、宇治の方はあまり行ったことがなかったので、akikoさんの旅行記で知ることができて良かったです。

    > すでに掲示板のお返事で書きましたが、特に源氏物語に明るいわけではなく、今年たまたま紫式部と平安時代がフィーチャーされているので興味がわいた次第なんです。当日は和歌の説明など含めて詳しい説明がありましたが、旅行記の性質上、簡単なことだけ記すことにしました。十分な説明ができていないと思いますが、少しでも宇治の魅力を感じてもらえたならうれしいです。

    簡単なご説明とのことですが、十分詳しいご説明だと思いました(^^)!

    > カメラのことですが、今は富士のコンパクトなミラーレスを使っています。センサーサイズはAPS-Cで、フルサイズではないのですが、宇治の時はレンズはXF18-55mmF2.8-4 という便利ズームだけど少し明るめのものを使いました。
    > ボケ感を褒めてもらってうれしいのですが、私はうさぎさんのお写真がどれもとても綺麗で、また動画もバッチリだと思うので、そのままで良いと思います(*^^*)

    カメラのことを色々と教えて下り、ありがとうございます。
    私は昨年、長い間使い続けていた一眼レフの入門機から、動画が撮影できるフルサイズのミラーレスにしたのですが、まだ使えこなせていません。先日の薔薇のお庭の旅行記で使ったカメラはDJI Osmo Pocket 3という、ジンバル付き小型カメラで、写真は4Kの映像から切り取ったものなのです。ここ1年、動画の勉強を毎日しているので、どうしても動画ばかり撮ってしまって、なかなか写真まで手が回らない自分がいます。でも、akikoさんの旅行記のお写真を見たり、カメラのことをお聞きして、私も写真を撮らねば!という気持ちになりました。ありがとうございます。

    旅するうさぎ
  • yokoさん 2024/06/21 10:13:15
    お勉強になりました!(^^)!
    akikoさん おはようございます!

    宇治には数年前に、宇治・伏見1dayチケットを使って訪れたことがあります。似たような所に行っていますが、やはり専門家の先生と一緒だと色々と勉強になりますね。私なら聞いても右から左でしょうが。。(^^;)

    京阪宇治駅は、茶畑をモチーフにしたデザインだったのですね。次に行ったら見上げてみましょう。宇治のお土産を撮った1枚、私もこんな素敵なティータイムにお邪魔したいと思えるセンスの良さで流石です!

    平等院には行ったけれど、鳳凰堂内部は入ったことがありません。一度は入って見てみたいと思いました。池に浮かんでいるのは、蓮ではなく睡蓮ですよね?三室戸寺では見事な蓮の鉢が並んでいましたよね。
    昼食を召し上がった「鮎宗」は、窓からの眺めも良くて「季節のかご盛り」もとっても美味しそうだわ。次に行く時はそれにしたいです♪ 私も”花も団子も”のタイプです(^_-)-☆

    5月の青もみじを見ながら歩く「あじろぎの道」も心地よさそうです。「さわらぎの道」で見上げられた青もみじのお写真は、私のイチオシだわ~!!
    最後に「庭園パフェ」も召し上がって、大満足の1日でしたね。このタイプのパフェは私も好みです(#^.^#)

    いつも勉強家のakikoさんに色々と教えてもらいますが、これもまたすぐに忘れてしまうかもしれません。人間は死ぬまで勉強だわ・・とは思っているのですが。。私も頑張ります!!

    yoko

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/23 21:45:32
    RE: お勉強になりました!(^^)!
    yokoさん、こんばんは〜〜

    関西に住む私たちにとって、宇治は観光に適していて行きやすい場所でもありますよね! でも源氏物語に関係するスポットについてはよく知らず、モニュメントがあると知っているくらいでした。今回、専門家の先生が『宇治十帖』の巻のタイトルに関する和歌についてや、各スポットで詳しい説明もしてくれました。知らないことが多かったので、全部頭に入ったわけではなかったですが、とても興味深くて面白かったです。

    今度、京阪宇治駅に行くことがあれば、駅舎をじっくり見てみてね。私自身も2、3度駅に行きましたが、素通りしたようで、今回初めて面白いつくりだと気づいたんですよ。宇治ではお茶を買ってきてと頼まれていて、「宇治十帖」という多くの宇治茶がセットになったものとお茶菓子をお土産に買いました。丁寧に見てくれてありがとう(^^)♪ 今度よかったらお茶をご一緒しましょう!

    平等院に次回行かれることがあれば、ぜひ鳳凰堂の内部も見学してみてくださいね。少し内部は剥げていましたが、それでも豪華さは十分体感できると思います。ミュージアムでは、できた当時の内部がどんな感じだったかCGによって復元されたフィルムが見られるようになっていました。極彩色が本当に美しくてすっかり魅せられてしまいました。
    池に浮かんでいるのは、そうそう、yokoさんのおっしゃる通り睡蓮でした(^^ゞ 花が水面に浮かんでいるように咲いていますものね。知らせてくれてありがとう〜〜。

    宇治といえば、パフェなどのスイーツや茶そばなどが有名ですが、鮎宗」の「季節のかご盛り」も試して見る価値があるかも(^_-)-☆ 講師の先生はここは昔からの老舗で、少し前まではもっと良かったんだけど...と少し残念がられていました。宇治は紅葉の頃もきれいだけど、初夏の新緑の頃があじろぎの道やさわらぎの道を歩くには一番良い季節だと思います。青もみじの写真を気に入ってくれてうれしいです(*^^*)
    源氏物語ミュージアムのカフェのパフェは超おすすめです。今度行くことがあれば、ぜひ試してみてね〜〜 ミュージアムの展示も工夫されていて、平安時代のことがとてもわかりやすく説明されていたので、ここもよかったら(^_-)-☆

    akiko
  • milkさん 2024/06/20 22:33:34
    私もゆかりの地を巡りたい♪
    akikoさん、こんばんは☆
    「源氏物語のゆかりの地を巡る~宇治~」という講座があるなんて、さすが京都ですね!
    そして気軽に参加できるところがまた羨ましいです...。

    宇治はちょうど2年前に母と行ったのですが、三室戸寺のあじさいがお目当てだったので源氏物語ゆかりの地巡りは出来ず...。
    いつか源氏物語にターゲットを絞って宇治に来ようと思ったのでした。

    実は私、短大のゼミが源氏物語でした。
    現代語訳はもちろん、「あさきゆめみし」も読んだのに半分以上忘れているかもです(^▽^;)
    宇治十帖に至ってはさらっとしか読んでいないので、改めてまた読み返したいなと思いました。

    平等院鳳凰堂の壁画は美しかったですよね。

    豊臣秀吉は宇治橋の三之間から宇治川の水を汲み上げて運ばせていたのですか!
    そんな場所とは知らず、私、多分そこから上流方向の写真を撮っています(^▽^;)
    その時に使っていた釣瓶が残されているのですね。
    その後ろにはちゃんと豊臣家の家紋が見えますね。

    源氏物語ミュージアムも次回は是非行ってみたいと思っています。
    ここのカフェも素敵( *´艸`)

    それにしても青もみじの美しい事!
    癒されました。

    milk

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/23 21:00:51
    RE: 私もゆかりの地を巡りたい♪
    milkさん、こんばんは〜♪

    お返事遅くなってごめんなさい。今日信州から戻りました。
    先ほども「光る君へ」が放映されていましたが、ドラマの舞台も源氏物語の舞台も主に京都(平安京)ですね。源氏物語のゆかりの地をめぐる旅は、確かに関西ならではですね。

    > 宇治はちょうど2年前に母と行ったのですが、三室戸寺のあじさいがお目当てだったので源氏物語ゆかりの地巡りは出来ず...。

    私も何度か宇治を訪問したのですが、同じく三室戸寺の紫陽花を見に行ったり、紅葉を見に行くついでにモニュメントを見るくらいだったんです。ところで、milkちゃんは大学では源氏物語に関するゼミだったんですか?それなら、宇治にもう一度来てもらわなくては!(笑)「あさきゆめみし」を読んだという話はよく聞きますが、私は読んでいなくて... milkちゃんはかつて研究したことにも関係ある今年の大河ドラマは、とても興味があるのでしょうね〜

    宇治橋の真ん中あたりにある三之間はちょうど景色を眺めるのにぴったりの場所で、宇治を旅する方はほとんどあそこから1枚は写真を撮りますよね!私も豊臣秀吉の話はどこかで聞いたような気がしますが、今回「通圓茶屋」で秀吉が作らせた釣瓶があると知り撮影もさせていただきました。これも1日講座に参加したおかげでした。今度、宇治に行った際は、通圓の中に入ってみてね。

    源氏物語ミュージアムも次回は是非!物語の実物大のセットもあったり、さまざまな興味深いことを展示していました。その際はカフェも立ち寄ってみてね(^_-)-☆

    akiko
  • パディントンさん 2024/06/19 21:51:31
    5月の宇治!
    akikoさん、こんばんは!

    NHKの一日講座で、こういうツアーがあったのですね。
    お話もいろいろと伺えるしいいですね。

    「源氏物語」母は円地文子、谷崎潤一郎、私は田辺聖子、橋本修

    パディントン

    パディントンさん からの返信 2024/06/19 22:09:34
    Re: 5月の宇治!
    すみません手が当たってしまいました。

    続きですm(__)m 私は田辺聖子、橋本治,瀬戸内寂聴を読みましたが、いかんせん光源氏が亡くなったあとの「宇治十帖」にはなかなかたどり着けていないのです。

    ですのでakikoさんが詳しく説明して下さって少しわかってきました。
    ありがとうございます。

    宇治の5月は緑もきれいで、いいですね!
    何枚でも取りたくなる気持ちがわかります。

    宇治平等院も何回行ってもいいですね!
    平安絵巻を見るようです。極楽を表しているのもわかりますね!

    もう水連やくちなしの花も咲いていたのですね。きっといい香りだったでしょうね!

    何年か前に「源氏物語ミュージアム」の横を通った時はあいにく休館日だったので、また行ってみたいです。

    そして宇治と言えば抹茶!美味しそうなパフェではありませんか!
    上から見ても、横から見ても素敵!これは引き返せずにはいられませんね。

    「いいね!光君」の時もそうでしたが、大河ドラマも毎週楽しみに見ています。

    パディントン

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/23 20:31:14
    RE: Re: 5月の宇治!
    パディントンさん、こんばんは〜

    お返事が遅くなりました。4泊5日で信州を旅して、先ほど帰ってきました。
    パディントンさんは源氏物語を3人の現代語訳で読まれたのですね!私は何度か読み始めましたが、途中で断念してばかりで... 結局大まかなあらすじを知っているだけなんです。それにしても源氏物語は2部で光源氏が亡くなるまでがメインで、3部はガラリと変わり違う話のようで、宇治十帖までご存知の方は少ないみたいですね。

    今年、NHKの大河ドラマで「光る君へ」が放映されていて、特別番組もあったりして、見ているとまた興味が出てきたのでした。たまたま1日講座で宇治のゆかりの地を巡るというのを見つけて、申し込んだ次第です。
    宇治は何度か行きましたが、三室戸寺や平等院を訪ねただけで、紫式部や朝霧橋のモニュメントをチラリと見かけただけでした。今回の1日講座のツアーでは詳しい説明を聞きながらスポットを廻ったので、とてもよくわかりました。ちょうど、おっしゃるように新緑がきれいで、緑が多い宇治を歩いてとても気持ちが良かったです。

    宇治平等院は数年前改修作業が行われ、綺麗になった時にも行きましたが、何度行っても感動しますね〜 鳳凰堂の内部も素晴らしくて、ミュージアムも大変見応えがありました。
    阿字池に咲いていたのは睡蓮でしたね(^^ゞ 宇治神社あたりではクチナシがたくさん咲いていて、とっても芳しい香りが漂っていました。自然の香りって本当に癒されますね。

    「源氏物語ミュージアム」は以前から気にはなっていたのですが、中に入ったことがなくて今回初めてだったんです。大河ドラマで平安時代のことに興味があったせいか、展示内容がとても面白くて、見学時間が足りないくらいでした。それで、講座が終了してから、引き返して、展示コーナーではなくカフェへ(笑)庭園パフェ美味しそうでしょう(^^) 1日講座も良かったし、最後に食べたかったパフェもいただけてハッピーでした♪

    今日、信州から戻り、先ほど「光る君へ」も観ることができました。藤原宣孝と結婚を決めたようでしたが、道長への想いは断ち切れないのが表情から読み取れましたね。これからの展開も楽しみです。メッセージどうもありがとうございました。

    akiko
  • ドロミティさん 2024/06/18 20:45:28
    宇治(^^♪
    akikoさん、こんばんは!

    NHKカルチャーセンター主催の講座を受講されるとお聞きしただけで
    akikoさんが教養人だって分かりますね。
    恥ずかしながら私は大河ドラマも朝ドラも一度もみたことないの。
    ただ歴史物は好きなので、源氏物語も大昔に読んだことあります。

    宇治橋のたもとのお茶屋「通圓」、以前宇治に行ったときに寄りました!
    日本最古の由緒あるお茶屋なのですね~。私達は宮本武蔵のお通さんと
    縁のあるお茶屋さんだとの認識でした。だから店名に「通」が付いて
    いるのかと~(;'∀')
    講師の先生からお通さんのお話はでませんでしたか、、、?

    平等院に続く参道から平等院、宇治上神社のコースは同じ道を通った
    ので嬉しくてお写真をガン見しました。新緑がとても綺麗で明るくて
    眩しい^^ 私が訪れたときは冷たい雨だったので印象がまるで違います。
    「源氏物語ミュージアム」も行きたかったのに月曜の休館日と重なって
    見学できなかったけど、今回akokoさんの旅行記を拝見して満足~
    どうもありがとう(^_-)-☆

                         ドロミティ

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/18 22:32:58
    RE: 宇治(^^♪
    ドロミティさん、こんばんは〜〜

    ドロちゃん、私が教養人ですって?たまたま興味があることが一日講座であったので参加しただけなんですよ。それも大河ドラマで紫式部が取り上げられていて、平安時代のこと、源氏物語のことをもっと知りたいと思って申し込んだだけなんです。歴史物が好きなら、チラッとNHKの大河ドラマを見てみて!藤原道長と大恋愛をするのだけど、結局お互いが違う道をいくことになって、今はまひろ(紫式部)が父君について越前国に行き、そこで夫となる藤原宣孝から求婚され、今後結婚することになるみたいなんですが... 気が向いたら見てね〜

    > 宇治橋のたもとのお茶屋「通圓」、以前宇治に行ったときに寄りました!
    > 日本最古の由緒あるお茶屋なのですね〜。私達は宮本武蔵のお通さんと
    > 縁のあるお茶屋さんだとの認識でした。

    そういえば、ドロちゃんの宇治の旅行記の最後の方にに通圓のことが出てきたような...(^^) 先生からはお通さんのことについて話はなかったです。でも通圓のウェブサイトに、小説「宮本武蔵」について情報が載っていて、確かに吉川英治作「宮本武蔵」に通圓が登場すると紹介されていました。そこで、お店のかりがね煎茶に「お通さん」と名付けたとも。私は全く知らなかったです(^^ゞ

    ドロちゃんが宇治に行かれたのは秋でしたよね!秋はしっとりした雰囲気が魅力ですが、私が訪ねた時は新緑がきれいな時で、お天気も良かったので明るい感じがすると思います。宇治は観光で回りやすいので、機会があればまた新緑の頃に来てみてね!抹茶を使ったパフェやスイーツも老舗のお店で提供されているので、それも魅力の一つです♪

    「源氏物語ミュージアム」は初めて行きましたが、平安時代のこと、源氏物語のこがさまざまな形で紹介されていて、源氏香といって、香りを嗅ぎ分けるコーナーもあったりして、とても面白かったです。ここはオススメです(^_-)-☆

    書き込みどうもありがとう〜〜

    akiko
  • cheriko330さん 2024/06/18 00:20:20
    祝○☆*゚旅行記400冊。.:*・。
    akikoさん、こんばんは~☆彡

    節目の400冊目は、今ちょうどタイムリーの「ひかる君」に繋がる
    「源氏物語のゆかりの地を巡る~宇治~」の旅行記で大作ですね。
    これだけのものを作成されて、大変お疲れさまでした。
    ちょうど良い講座も見つけられましたね。近くなら私も行って
    みたかったです。
    「ひかる君」は、私も毎週楽しみに見ています。ちょうど藤原宣孝と
    結婚が決まりましたね。父親ほどの年の差があり、亡くなった後から
    執筆が始まったのね。これからが楽しみ☆・゚:*

    宇治へはずい分と行っていなくて、有名な「紫式部像」は以前にも
    akikoさんの旅行記で拝見しましたよね。そろそろ再訪したいと思って
    いたところです。「紫式部像」は確かにずい分と若いようですね。
    テレビの影響は大きくて、ゆかりの地も混み合っているのですね。
    風光明媚な宇治川あたり、青空でまた映えますね。新緑もきれいです。

    イチオシの平等院のお写真も、とってもきれいですね。料理旅館 鮎宗への
    道中もなかなか風情がありますね。
    青葉もみじの写真も、またまたきれいです。

    恥ずかしながら、源氏物語も読んだことがなくて先日ネットで少し
    見ましたが、akikoさんの旅行記で少しお勉強。

    akikoさ~ん、庭園パフェをいただかないで帰る訳にはいきませんよね(笑)
    とても手が込んでいて、本当に美味しそう。
    久々に宇治茶もいただきたくなりました。花より団子で申し訳ありません(笑)

     cheriko330

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/18 21:31:35
    RE: 祝○☆*゚旅行記400冊。.:*・。
    cheriko330さん、こんばんは〜☆

    あまり冊数のことは意識していなかったんですが、cherikoさんにもお祝いしてもらって本当にありがとうございます。
    先日、ずいぶん前に申し込んだ源氏物語の一日講座のツアーがあって、結構内容が盛りだくさんだったので、これを旅行記にしようと思った次第です。たまたまですが、鹿児島に旅したときは「西郷どん」が始まったばかりの時で、高知を旅した時は翌年の朝ドラで「らんまん」が決まった時で、今回は「光る君へ」に関連した宇治へ一日講座で行ってきました。自分が旅したところが舞台となるのはうれしいし興味が持てますね。

    今回は、源氏物語の研究者の先生が案内してくれたので、うわべだけしか知らない源氏物語だったけど、特に宇治十帖の登場人物のことがよくわかり、今後の展開が楽しみになりました。(源氏物語についてどんな形で登場するか話からいませんが...)

    > 「ひかる君」は、私も毎週楽しみに見ています。ちょうど藤原宣孝と
    > 結婚が決まりましたね。父親ほどの年の差があり、亡くなった後から
    > 執筆が始まったのね。これからが楽しみ☆・゚:*

    まさか、あの親類のおじさん(佐々木蔵之介)がまひろの結婚相手になるとは、思ってもなかったですよね!でも実際は二人は仲睦まじかったそうで、亡くなった後かなり落ち込んだんだそうです。それで気を紛らわせるために物語を書くように勧められたとか。

    宇治はそれほど広くなく、観光しやすいので、おすすめです。近くに三室戸寺があり、紫陽花の季節にはぴったり!"あじろぎの道"や"さわらびの道"という趣のある名前の散策路があり、そこを行くと、いろんな古跡などのスポットがあるんですよ。平等院も何度行っても素敵です。
    紫式部像は、少し幼すぎですよね〜 聡明な大人の女性の像の方が似合うような気がします。

    源氏物語は古典で齧りましたよね!でも私も深くは知らないままで、今年の大河ドラマがよいきっかけになったと思います。「垣間見る」は日常に時々使いますが、実際、平安時代には男性が普通に堂々と女性を見る機会がないから、隙間からそっと眺めていたことが語源となっていたんですね〜 結婚まで至る過程も面白くて、今では考えられないことばかりで、時代の流れでこうも変わるとは、面白いですね。

    庭園パフェのことですが、その通りです!源氏物語ミュージアムのカフェで庭園パフェが人気だと、事前にわかって、これはぜひと思っていたんです。でも団体では時間がなく、少し早めにツアーが解散したので、カフェまで駆けて戻りました(笑)パフェはホントに手が込んでいて美味しかったです(^^)♪ 実は、私も花より団子の口です。いや、花も団子もでした(^^ゞ

    akiko
  • たらよろさん 2024/06/17 21:48:43
    紫式部
    こんばんは、akikoさん

    私も学生時代に、紫式部のことは結構学んだ口です。
    平安時代のお話も幾つも読んだり研究したり…。
    そんな紫式部にNHKでスポットが当てられるなんて思ってもいなかったので
    大河の話を聞いた時はビックリしました。
    と言っても、見ていないのですが…(笑)

    宇治を歩くと、そんな紫式部の人生を感じるところが多く存在するので、
    楽しいですよねー。
    その昔、あさきゆめみし…とか思い出して、
    また読みたくなりました♪

    たらよろ

    akiko

    akikoさん からの返信 2024/06/18 20:33:47
    RE: 紫式部
    こんばんは、たらよろさん

    たらよろさんは学生時代に紫式部のことや平安時代の文学を結構学ばれたのですね!
    私は古典は高校まで授業で習い、大学入試で古典をとった程度で、あの頃はいかに点を取るかしか頭になくて...もっと真面目に勉強しておけばよかったと今になって思います(笑)
    多分授業でも習ったのだと思いますが、平安時代の恋愛や結婚のシステムなどずいぶん現代と異なっていて、昔のことを知るのはとても興味深いと、今になって感じています。

    今年の大河ドラマが平安時代が舞台になると知って私も驚きました。歴史的に不明なことや事実関係がはっきりしないことも多いので、一年を通した連続ドラマにはなりにくいでしょうにね。私はほとんど毎週観ているのですが、まさか紫式部(まひろ)と藤原道長が小さい頃から知り合いで、大人になり大恋愛するとは、思ってもいなかったので大変驚きました。清少納言もイメージしていた人物とはちょっと違っていて... おそらく脚色があるのでしょうが。

    そんなこんなですが、大河ドラマがきっかけとなり、平安時代のことがもっと知りたくなり、源氏物語ももう一度勉強し直したいと思うようになりました。今回、宇治を訪れて宇治十帖の舞台となったゆかりのスポットをめぐって、講師の先生から、登場人物のことや、それぞれの巻のあらすじなど含めていろんなことを教えてもらい、旅行記には長くなるので、書きませんでしたが、さらにもっと源氏物語のことを知りたくなりました。

    あさきゆめみしは、みなさん読まれているのですね。私は読んでいなくて、今度読んでみようかな。。。書き込みどうもありがとうございました!

    akiko

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