近江八幡・安土旅行記(ブログ) 一覧に戻る
三日目の三国祭を見たら、普通ならこれで終了となるところなのですが、福井から広島まで帰るのに滋賀を素通りするのはちょっともったいない。ここしばらく滋賀は重点地区にしていますから、この機会も活かすことにして、もう一日滋賀の日程を追加したという次第。つまり、2023年3月の「関西春の花旅(三日目)」(https://4travel.jp/travelogue/11818768)で挙げた課題は、観音寺山城、MIHOMUSEUM、滋賀県立琵琶湖博物館でしたが、その後、既に観音寺山城と滋賀県立琵琶湖博物館は解消して、残りはMIHOMUSEUMだけ。そこに、観音寺山城の観音正寺の流れから同じ西国三十三所の長命寺と前回お休みで見れなかった信長の館の安土城天守閣のリベンジを加えれば、滋賀の課題が一気に解消できるという目論見です。三か所とも、それぞれにアクセスがよくないので、一日で回るのは、かなりの強行軍でしたが、以下の通り、なんとかぎりぎりセーフ。無事に回り切ることができました。<br /><br />彦根の宿を早朝出発。まずは、近江八幡駅に到着して、そこからバスで長命寺へ。長命寺では、いきなり808段の石段の参道を登ります。近江八幡駅に戻って、今度は安土駅へ。安土駅からはレンタサイクルで、信長の館へ。予定通り、目を見張る安土城の天守閣を拝見して、隣りの安土城考古博物館と安土駅前の安土城郭資料館も訪ねましたが、安土城郭資料館の安土城の天守閣の模型にも驚愕。改めて、信長の途方もないセンスを知ることになりました。安土駅からは石山駅に移動。石山駅からバスでMIHOMUSEUMに移動。所要時間は50分です。MIHOMUSEUMのミホというのは、小山美秀子(こやまみほこ)という教祖様の名前から来ているようですが、いずれにしても世界各国から集めたコレクションはなかなかのスケール。枝垂れ桜の回廊からトンネル、谷を渡る橋の導入部のシチュエーションも楽しめるし、先に構える建物はルーブル美術館の雰囲気。どこからどこまでもエンターテイメントの精神が溢れていますね。これが滋賀の地に相応しいものかどうかは分かりませんが、滋賀にもう一つの面白い味付けをしてくれたのはありがたいことだと思います。<br /><br />ということで、途中、中断の時期はありましたが、今回の三つのスポットは、いずれも滋賀の理解を深めるという区切りには相応しいもの。滋賀もやっと第二段階が完了といった感覚になれました。もうしばらくは重点地区としておくにしても、ここから先は第三段階。あえて挙げればびわ湖バレイや伊吹山などなくはないですが、これで基本気になるメジャーな観光スポットはなくなったのでもう焦る心配はない。落ち着いてディープな滋賀を探索する境地に入れるかなと思います。

北陸三大祭り三国祭と新緑の関西旅(四日目完)~長命寺とリベンジの安土にミホミュージアム。綱渡りのスケジュールで、滋賀の課題を一気に解消です~

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2024/05/21 - 2024/05/21

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たびたび

たびたびさん

三日目の三国祭を見たら、普通ならこれで終了となるところなのですが、福井から広島まで帰るのに滋賀を素通りするのはちょっともったいない。ここしばらく滋賀は重点地区にしていますから、この機会も活かすことにして、もう一日滋賀の日程を追加したという次第。つまり、2023年3月の「関西春の花旅(三日目)」(https://4travel.jp/travelogue/11818768)で挙げた課題は、観音寺山城、MIHOMUSEUM、滋賀県立琵琶湖博物館でしたが、その後、既に観音寺山城と滋賀県立琵琶湖博物館は解消して、残りはMIHOMUSEUMだけ。そこに、観音寺山城の観音正寺の流れから同じ西国三十三所の長命寺と前回お休みで見れなかった信長の館の安土城天守閣のリベンジを加えれば、滋賀の課題が一気に解消できるという目論見です。三か所とも、それぞれにアクセスがよくないので、一日で回るのは、かなりの強行軍でしたが、以下の通り、なんとかぎりぎりセーフ。無事に回り切ることができました。

彦根の宿を早朝出発。まずは、近江八幡駅に到着して、そこからバスで長命寺へ。長命寺では、いきなり808段の石段の参道を登ります。近江八幡駅に戻って、今度は安土駅へ。安土駅からはレンタサイクルで、信長の館へ。予定通り、目を見張る安土城の天守閣を拝見して、隣りの安土城考古博物館と安土駅前の安土城郭資料館も訪ねましたが、安土城郭資料館の安土城の天守閣の模型にも驚愕。改めて、信長の途方もないセンスを知ることになりました。安土駅からは石山駅に移動。石山駅からバスでMIHOMUSEUMに移動。所要時間は50分です。MIHOMUSEUMのミホというのは、小山美秀子(こやまみほこ)という教祖様の名前から来ているようですが、いずれにしても世界各国から集めたコレクションはなかなかのスケール。枝垂れ桜の回廊からトンネル、谷を渡る橋の導入部のシチュエーションも楽しめるし、先に構える建物はルーブル美術館の雰囲気。どこからどこまでもエンターテイメントの精神が溢れていますね。これが滋賀の地に相応しいものかどうかは分かりませんが、滋賀にもう一つの面白い味付けをしてくれたのはありがたいことだと思います。

ということで、途中、中断の時期はありましたが、今回の三つのスポットは、いずれも滋賀の理解を深めるという区切りには相応しいもの。滋賀もやっと第二段階が完了といった感覚になれました。もうしばらくは重点地区としておくにしても、ここから先は第三段階。あえて挙げればびわ湖バレイや伊吹山などなくはないですが、これで基本気になるメジャーな観光スポットはなくなったのでもう焦る心配はない。落ち着いてディープな滋賀を探索する境地に入れるかなと思います。

  • 冒頭に触れた通り、早朝、彦根の宿を出発して、近江八幡駅へ。近江八幡駅から朝一番、7:30発のバスで長命寺に向かいます。所要時間は25分です。<br />なお、この日乗車していたのは、私一人でした。バスの終点で降りると目の前が山。長命寺はこの上のようです。<br /><br /><br />

    冒頭に触れた通り、早朝、彦根の宿を出発して、近江八幡駅へ。近江八幡駅から朝一番、7:30発のバスで長命寺に向かいます。所要時間は25分です。
    なお、この日乗車していたのは、私一人でした。バスの終点で降りると目の前が山。長命寺はこの上のようです。


  • ここが参道の入り口ですね。<br />ところで、長命寺は西国三十三所第31番札所。琵琶湖周航の歌の6番にも長命寺が登場しますから、それをもってしても琵琶湖の情景としては欠かせない親しみのある特別な寺という位置づけなのだと思います。<br /><琵琶湖周航の歌の6番><br />西国十番 長命寺<br />汚(けが)れの現世(うつしよ)遠く去りて<br />黄金(こがね)の波に いざ漕(こ)がん<br />語れ我が友 熱き心

    ここが参道の入り口ですね。
    ところで、長命寺は西国三十三所第31番札所。琵琶湖周航の歌の6番にも長命寺が登場しますから、それをもってしても琵琶湖の情景としては欠かせない親しみのある特別な寺という位置づけなのだと思います。
    <琵琶湖周航の歌の6番>
    西国十番 長命寺
    汚(けが)れの現世(うつしよ)遠く去りて
    黄金(こがね)の波に いざ漕(こ)がん
    語れ我が友 熱き心

  • ただ、ここからは808段の石段の参道。観音正寺もすごい石段だったし、施福寺もそう。西国三十三所にはこうした寺が多いようですね。<br /><br /><br />

    ただ、ここからは808段の石段の参道。観音正寺もすごい石段だったし、施福寺もそう。西国三十三所にはこうした寺が多いようですね。


  • では、行きますかあ。

    では、行きますかあ。

  • こういう時は、先のことはあまり考えないで

    こういう時は、先のことはあまり考えないで

  • とにかく頭を空っぽにして<br />ひたすら登るしかありません。

    とにかく頭を空っぽにして
    ひたすら登るしかありません。

  • ここは中間かなあとか<br />考えたらだめですね。

    ここは中間かなあとか
    考えたらだめですね。

  • 案の定、<br />そこからでも

    案の定、
    そこからでも

  • 石段は延々と続いて、果てがないような長さです。

    石段は延々と続いて、果てがないような長さです。

  • これは駐車場。<br />車で来た人はここまでは上がってこれるんですね。

    これは駐車場。
    車で来た人はここまでは上がってこれるんですね。

  • しかし、ここから先はもう誰もが歩くしかない。

    しかし、ここから先はもう誰もが歩くしかない。

  • 全体からするとごく一部ですが、ここだけを歩いてもそれなりにきつかったなあと印象には残るかもしれませんね。<br />この門を入るといよいよ境内かな。

    全体からするとごく一部ですが、ここだけを歩いてもそれなりにきつかったなあと印象には残るかもしれませんね。
    この門を入るといよいよ境内かな。

  • しかし、そこからもう少し石段は続きます。

    しかし、そこからもう少し石段は続きます。

  • 最後の石段を上がると三重塔ですね。

    最後の石段を上がると三重塔ですね。

  • そこから本堂の正面へ。

    そこから本堂の正面へ。

  • この辺りからは、琵琶湖が眼下に見えてきていい感じ。もしかしたら、この眺めを見てここが琵琶湖のほとりだったことに気が付く人も多いかも。<br />ただ、琵琶湖周航の歌に歌われたのは、比叡山延暦寺や三井寺、石山寺ではなくてこの長命寺。この眺めを見ると妙に納得です。<br /><br />

    イチオシ

    この辺りからは、琵琶湖が眼下に見えてきていい感じ。もしかしたら、この眺めを見てここが琵琶湖のほとりだったことに気が付く人も多いかも。
    ただ、琵琶湖周航の歌に歌われたのは、比叡山延暦寺や三井寺、石山寺ではなくてこの長命寺。この眺めを見ると妙に納得です。

  • 本堂前の広場です。<br />手前の大きな建物は三仏堂で、

    本堂前の広場です。
    手前の大きな建物は三仏堂で、

  • その奥が護法権現社拝殿と一段高い場所に鐘楼です。

    その奥が護法権現社拝殿と一段高い場所に鐘楼です。

  • 片側はすべて見晴らし台のような感じかな。

    片側はすべて見晴らし台のような感じかな。

  • では、本堂に入ります。

    イチオシ

    では、本堂に入ります。

  • 少し進んで、

    少し進んで、

  • そこから、靴を脱いで黒光りのする床の上にあがって

    そこから、靴を脱いで黒光りのする床の上にあがって

  • ここから観音様を拝みます。<br />さほど大きくはないというかどちらかというと小さなサイズですが、バランスの良い整った姿の観音さまでした。

    ここから観音様を拝みます。
    さほど大きくはないというかどちらかというと小さなサイズですが、バランスの良い整った姿の観音さまでした。

  • 本堂の外側の縁も確認です。ここからだとちらりと三重塔が見えています。<br />限られた場所に伽藍が整然と配されてはいるのですが、全体の雰囲気をお伝え出来るアングルが難しいですねえ。

    本堂の外側の縁も確認です。ここからだとちらりと三重塔が見えています。
    限られた場所に伽藍が整然と配されてはいるのですが、全体の雰囲気をお伝え出来るアングルが難しいですねえ。

  • さっきの鐘楼の方にもう一度戻って

    さっきの鐘楼の方にもう一度戻って

  • しだれ桜の方から眺めると<br />本堂と三重塔のバランスがいいですね。たまたま見つけたアングルですが、これが今日のベストショットになりました。

    イチオシ

    しだれ桜の方から眺めると
    本堂と三重塔のバランスがいいですね。たまたま見つけたアングルですが、これが今日のベストショットになりました。

  • 下りは石段ではなくて自動車道の方にしました。<br />かなりラクチン。上りの石段はなんだったんでしょうねえというくらいスイスイと下りました。

    下りは石段ではなくて自動車道の方にしました。
    かなりラクチン。上りの石段はなんだったんでしょうねえというくらいスイスイと下りました。

  • バスで、近江八幡駅まで帰って、安土駅へ。<br />安土駅を降りてすぐのところには何軒かレンタサイクルのお店があって、今回は安土観光レンタサイクルふかおを利用します。まあ、声をかけたらやっていたのがここだけみたいなことでここにしたということなんですけどね。

    バスで、近江八幡駅まで帰って、安土駅へ。
    安土駅を降りてすぐのところには何軒かレンタサイクルのお店があって、今回は安土観光レンタサイクルふかおを利用します。まあ、声をかけたらやっていたのがここだけみたいなことでここにしたということなんですけどね。

  • 安土駅から安土城天主 信長の館に向かいますが、その途中には水路があちこちにあって、それが安土八幡の水郷。範囲がどれくらいあるのかは分かりませんが、どっちにしても、この一帯は歴史的には埋め立て地ですからね。長閑な風景ですが、実際上もこの水路は物を運ぶのにとても便利だったのではないかと思います。

    安土駅から安土城天主 信長の館に向かいますが、その途中には水路があちこちにあって、それが安土八幡の水郷。範囲がどれくらいあるのかは分かりませんが、どっちにしても、この一帯は歴史的には埋め立て地ですからね。長閑な風景ですが、実際上もこの水路は物を運ぶのにとても便利だったのではないかと思います。

  • 前回はここに上って、観音寺城と観音正寺を訪ねました。<br />また行けと言われたら、それはもう無理だと思いますけどね。<br />そのふもと一帯に整備されたのが文芸の郷。目指す安土城天主信長の館もその一角です。

    前回はここに上って、観音寺城と観音正寺を訪ねました。
    また行けと言われたら、それはもう無理だと思いますけどね。
    そのふもと一帯に整備されたのが文芸の郷。目指す安土城天主信長の館もその一角です。

  • これが信長の館。<br />の見どころは、何と言っても、1992年のセビリア万国博覧会に出展された原寸大の安土城の復元天守。が、その美しさと威風は並ぶものがない特別なものですね。そして、内部を彩る装飾の見事さ。障壁画も彫刻も煌びやかさと荘厳さを備えていて、ため息しかありません。

    これが信長の館。
    の見どころは、何と言っても、1992年のセビリア万国博覧会に出展された原寸大の安土城の復元天守。が、その美しさと威風は並ぶものがない特別なものですね。そして、内部を彩る装飾の見事さ。障壁画も彫刻も煌びやかさと荘厳さを備えていて、ため息しかありません。

  • 館内に入ると

    館内に入ると

  • いきなり安土城の復元天守。

    いきなり安土城の復元天守。

  • 最上層は四角い金閣寺のような黄金の建物。

    イチオシ

    最上層は四角い金閣寺のような黄金の建物。

  • それを支える下層は朱塗りの八角形。五重塔の塔のような構造ですが、

    それを支える下層は朱塗りの八角形。五重塔の塔のような構造ですが、

  • その組み合わせこそが破天荒な発想です。

    その組み合わせこそが破天荒な発想です。

  • そして、下部の朱塗りの建物は、

    そして、下部の朱塗りの建物は、

  • 眩い黄金色と極彩色を組み合わせた障壁画。

    イチオシ

    眩い黄金色と極彩色を組み合わせた障壁画。

  • 安土桃山ですから南蛮文化の影響も受けているはずなんですが、そういう感じでもないですね。表現としては豪華絢爛とか荘厳ということにはなるのですが、もっと成熟したもの。つまり、モチーフを見る限り、浄土の世界感がテーマとなっているのですが、その精神としては現世を思う存分に生きるという自信かな。活き活きした躍動感が溢れていて、強烈なインパクト。欧州で例えるなら、ギリシャ、ローマの文化に似ています。<br />諸行無常の源平合戦や末法思想の広がりを背景にした鎌倉仏教の登場とかネガティブな要素を糧にして花開いた日本の精神構造だったはずが、太平記の世界から戦国時代を経て、いつの間にかそれだけではないポジティブな精神がしっかり育まれていたようですね。

    安土桃山ですから南蛮文化の影響も受けているはずなんですが、そういう感じでもないですね。表現としては豪華絢爛とか荘厳ということにはなるのですが、もっと成熟したもの。つまり、モチーフを見る限り、浄土の世界感がテーマとなっているのですが、その精神としては現世を思う存分に生きるという自信かな。活き活きした躍動感が溢れていて、強烈なインパクト。欧州で例えるなら、ギリシャ、ローマの文化に似ています。
    諸行無常の源平合戦や末法思想の広がりを背景にした鎌倉仏教の登場とかネガティブな要素を糧にして花開いた日本の精神構造だったはずが、太平記の世界から戦国時代を経て、いつの間にかそれだけではないポジティブな精神がしっかり育まれていたようですね。

  • その権化が信長。比叡山や石山本願寺といった巨大な宗教勢力の権威なんか、天下布武の志からすれば、恐るるに足らず。こんなものを見せられた家臣や他の武将は、信長こそが神のように見えたに違いないと思います。

    その権化が信長。比叡山や石山本願寺といった巨大な宗教勢力の権威なんか、天下布武の志からすれば、恐るるに足らず。こんなものを見せられた家臣や他の武将は、信長こそが神のように見えたに違いないと思います。

  • 司馬遼太郎の「項羽と劉邦」ではないですが、天下人に求められるのは「武」よりも「仁」や「徳」。大衆の心を掴むことが必要だというのは中国の歴史が教えるところだし、その上に立っての儒教なんだと思います。日本の歴史では、「仁」や「徳」に相当するものはあまり見えてきませんが、世の中の流れをどうやってつかむかという点では同じです。例えば、秀吉や家康の時代にはもう戦いの世はいやだという厭戦の空気があって、二人はそれに乗ったということ。その声なき声がなければ少なくとも家康の天下人への道はなかったように思います。しかし、信長はやっぱり異質。世の中の流れをつかむのではなくて、自分が世の中の流れを作るといった感じが一般的な評価だし、この天守閣を見るとそういう気持ちが強くなってしまいますが、やっぱりなにか時代の流れに乗ったところは否定できないかもしれませんね。

    司馬遼太郎の「項羽と劉邦」ではないですが、天下人に求められるのは「武」よりも「仁」や「徳」。大衆の心を掴むことが必要だというのは中国の歴史が教えるところだし、その上に立っての儒教なんだと思います。日本の歴史では、「仁」や「徳」に相当するものはあまり見えてきませんが、世の中の流れをどうやってつかむかという点では同じです。例えば、秀吉や家康の時代にはもう戦いの世はいやだという厭戦の空気があって、二人はそれに乗ったということ。その声なき声がなければ少なくとも家康の天下人への道はなかったように思います。しかし、信長はやっぱり異質。世の中の流れをつかむのではなくて、自分が世の中の流れを作るといった感じが一般的な評価だし、この天守閣を見るとそういう気持ちが強くなってしまいますが、やっぱりなにか時代の流れに乗ったところは否定できないかもしれませんね。

  • 上部の装飾はまた一段と凄味がありまして、

    上部の装飾はまた一段と凄味がありまして、

  • この着想やエネルギーはどこから生まれたものなのか。そして、それらはどのようなものを残したのか。名物と呼ばれる茶器が一国に相当するまでの価値を持つようになったとかはよく知られた信長の功績ですが、もっと根本的な深いものがあるかもしれません。

    この着想やエネルギーはどこから生まれたものなのか。そして、それらはどのようなものを残したのか。名物と呼ばれる茶器が一国に相当するまでの価値を持つようになったとかはよく知られた信長の功績ですが、もっと根本的な深いものがあるかもしれません。

  • ちなみに、明治維新の何たるかは、織豊時代から理解しないと分からないと言っていたのは徳富蘇峰。なかなか消化できずにずっと気になっている視点なのですが、また気になってきました。

    イチオシ

    ちなみに、明治維新の何たるかは、織豊時代から理解しないと分からないと言っていたのは徳富蘇峰。なかなか消化できずにずっと気になっている視点なのですが、また気になってきました。

  • では、お隣りの安土城考古博物館も拝見しましょう。<br />

    では、お隣りの安土城考古博物館も拝見しましょう。

  • 結論から言うと

    結論から言うと

  • 展示のメインテーマは安土城で、その他は観音寺城、小谷城かなと思いますが、大中の湖南遺跡、瓢箪山古墳の関係など弥生時代や古墳時代の内容もかなり充実していて、大きな建物で展示室に余裕がある利点を上手に活かしている感じ。細かく見ていくとけっこう時間がかかると思いますが、ここは時間の関係からちょっと速足で。

    展示のメインテーマは安土城で、その他は観音寺城、小谷城かなと思いますが、大中の湖南遺跡、瓢箪山古墳の関係など弥生時代や古墳時代の内容もかなり充実していて、大きな建物で展示室に余裕がある利点を上手に活かしている感じ。細かく見ていくとけっこう時間がかかると思いますが、ここは時間の関係からちょっと速足で。

  • 近江の横穴式石室<br />朝鮮半島から伝わった横穴式石室ですが、二つのタイプがあって、地域性がみられるよう。

    近江の横穴式石室
    朝鮮半島から伝わった横穴式石室ですが、二つのタイプがあって、地域性がみられるよう。

  • そして、それぞれが有力な氏族につながっているという解説は、無理のない自然な推論だと思います。

    そして、それぞれが有力な氏族につながっているという解説は、無理のない自然な推論だと思います。

  • 縄文時代の石器や

    縄文時代の石器や

  • 弥生土器も

    弥生土器も

  • 湖底遺跡から発掘されたもの。

    湖底遺跡から発掘されたもの。

  • 木製の農具や

    木製の農具や

  • 銅鐸

    銅鐸

  • 銅鏡も

    銅鏡も

  • 原形を

    原形を

  • よくとどめていると思います。

    よくとどめていると思います。

  • 弥生時代から古墳時代へ

    弥生時代から古墳時代へ

  • この辺りから時代の流れが一気に加速して

    この辺りから時代の流れが一気に加速して

  • 有史の時代になってきます。

    有史の時代になってきます。

  • 安土城の

    安土城の

  • 展示に

    展示に

  • これは観音寺城。<br />琵琶湖の歴史は20万年。琵琶湖の歴史からすると人類の歴史なんかあっという間の出来事ですね。

    これは観音寺城。
    琵琶湖の歴史は20万年。琵琶湖の歴史からすると人類の歴史なんかあっという間の出来事ですね。

  • もうひとつ見たかったのは、安土城郭資料館。安土駅を出てすぐの城郭建築っぽい建物の中にある施設です。

    もうひとつ見たかったのは、安土城郭資料館。安土駅を出てすぐの城郭建築っぽい建物の中にある施設です。

  • 目玉は、安土城を縦に切って中の構造を分かりやすくした模型。中央部に多宝塔のような塔を内包して、その上層は巨大な吹き抜け構造とか、ここで初めて知りましたが、改めて、安土城の独創性にはすさまじいものがありますね。織田信長の頭の中は本当にとんでもないことになっていたような気もします。

    目玉は、安土城を縦に切って中の構造を分かりやすくした模型。中央部に多宝塔のような塔を内包して、その上層は巨大な吹き抜け構造とか、ここで初めて知りましたが、改めて、安土城の独創性にはすさまじいものがありますね。織田信長の頭の中は本当にとんでもないことになっていたような気もします。

  • 一方、奥には京都の洛中洛外図や

    一方、奥には京都の洛中洛外図や

  • 長崎から南蛮船で出港する天正少年使節団。<br />こうして見ると、確かに進取の機運は世の中全体に充満していて、信長だけのものではなかったのかもしれませんね。

    長崎から南蛮船で出港する天正少年使節団。
    こうして見ると、確かに進取の機運は世の中全体に充満していて、信長だけのものではなかったのかもしれませんね。

  • では、最後にミホミュージアム。<br />石山寺からミホミュージアムに向かう予定通りの時間に間に合って、ひと安心です。<br /><br />

    では、最後にミホミュージアム。
    石山寺からミホミュージアムに向かう予定通りの時間に間に合って、ひと安心です。

  • バスを降りてから歩いて本館に向かうのですが、

    バスを降りてから歩いて本館に向かうのですが、

  • その途中の仕掛けも大きな見どころ。<br />アクセス道の両側に迫ってくる緑は、

    その途中の仕掛けも大きな見どころ。
    アクセス道の両側に迫ってくる緑は、

  • うっそうとした枝垂れ桜。<br />これは並木道といった生易しいものではなくて、

    うっそうとした枝垂れ桜。
    これは並木道といった生易しいものではなくて、

  • 緑の壁ですね。<br />ほどなく巨大なトンネルの入り口が見えてきましたが、

    緑の壁ですね。
    ほどなく巨大なトンネルの入り口が見えてきましたが、

  • 入り口から振り返るとその緑の壁のすごさがよく分かると思います。

    イチオシ

    入り口から振り返るとその緑の壁のすごさがよく分かると思います。

  • さて、先に向かってはこのトンネル。<br /><br />

    さて、先に向かってはこのトンネル。

  • 人が通るだけならこんなに大きなトンネルは必要ないものだと思いますが、これもアートの感覚なんでしょうか。

    人が通るだけならこんなに大きなトンネルは必要ないものだと思いますが、これもアートの感覚なんでしょうか。

  • そして、トンネルを抜けるとそのまま渓谷を渡る大橋。<br />このスケール感のあるシチュエーションだけでも人気のほどがよく分かりますね。<br />

    イチオシ

    そして、トンネルを抜けるとそのまま渓谷を渡る大橋。
    このスケール感のあるシチュエーションだけでも人気のほどがよく分かりますね。

  • 正面が建物の入り口。

    正面が建物の入り口。

  • エントランスは、明るいホールになっていて

    エントランスは、明るいホールになっていて

  • 各展示室につながります。<br />なんとなくルーブル美術館の雰囲気に似ているなと思ったら、設計者が同じとは驚きです。この美術館は、宗教法人の創始者のコレクションを展示するために作ったものということですが、これもその豊かな財力がなせる業ということでしょう。

    イチオシ

    各展示室につながります。
    なんとなくルーブル美術館の雰囲気に似ているなと思ったら、設計者が同じとは驚きです。この美術館は、宗教法人の創始者のコレクションを展示するために作ったものということですが、これもその豊かな財力がなせる業ということでしょう。

  • コレクションは、日本美術から始まったようですが、エジプト、西アジア、ギリシア・ローマ、南アジア、中国・西域とまさに世界中から集めたもの。<br />

    コレクションは、日本美術から始まったようですが、エジプト、西アジア、ギリシア・ローマ、南アジア、中国・西域とまさに世界中から集めたもの。

  • それが雑多な感じではなく、それなりの貴重さに加えて、オーナーの審美眼によって一定の水準がクリアされているというのが素晴らしいところ。目線が定まっているコレクションはいいものです。

    それが雑多な感じではなく、それなりの貴重さに加えて、オーナーの審美眼によって一定の水準がクリアされているというのが素晴らしいところ。目線が定まっているコレクションはいいものです。

  • この一室は古代ガラスの企画展。<br />そこまで価値のあるものかどうかは分かりませんが、意外に見応えあり。展示品の内容が施設の雰囲気にフィットしていたような気もしますね。

    この一室は古代ガラスの企画展。
    そこまで価値のあるものかどうかは分かりませんが、意外に見応えあり。展示品の内容が施設の雰囲気にフィットしていたような気もしますね。

  • ここは写真撮影可。

    ここは写真撮影可。

  • 中東あたりのものが中心ですが、

    中東あたりのものが中心ですが、

  • まさに

    まさに

  • アート作品。

    アート作品。

  • 時代を越えた

    時代を越えた

  • 美しさを備えている作品だと思います。

    美しさを備えている作品だと思います。

  • いやいや、建物も展示品も十分に楽しませてもらいました。

    イチオシ

    いやいや、建物も展示品も十分に楽しませてもらいました。

  • この橋も

    この橋も

  • 素晴らしいですね~<br />気分よく、帰途につきました。

    素晴らしいですね~
    気分よく、帰途につきました。

  • 石山駅からの帰り。最後は高槻で途中下車して晩飯です。<br />クワトロチンクエは、飾らないイタリアンバル。常連風の女子同士の飲み仲間がいたりして、アルコールも飲まずに晩飯ってどうかなあと思ったのですが、思い切って入ってみました。

    石山駅からの帰り。最後は高槻で途中下車して晩飯です。
    クワトロチンクエは、飾らないイタリアンバル。常連風の女子同士の飲み仲間がいたりして、アルコールも飲まずに晩飯ってどうかなあと思ったのですが、思い切って入ってみました。

  • お店の人に話を聞くとカツカレーが一番人気だそうで、迷わずそれにしてみました。<br />さらっとしたスープカレーに近い感じのあっさりカレーとしっかりしたカツの組み合わせ。たぶん、これは飲んだ後の締めに食べるんでしょうが、私の晩飯ならこれで十分。阪神の野球中継を見ながら、楽しい晩飯となりました。<br />以上で、四日間の旅は終了。お疲れさまでした。

    お店の人に話を聞くとカツカレーが一番人気だそうで、迷わずそれにしてみました。
    さらっとしたスープカレーに近い感じのあっさりカレーとしっかりしたカツの組み合わせ。たぶん、これは飲んだ後の締めに食べるんでしょうが、私の晩飯ならこれで十分。阪神の野球中継を見ながら、楽しい晩飯となりました。
    以上で、四日間の旅は終了。お疲れさまでした。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • 164-165さん 2025/06/09 06:10:04
    安土城
    たびたびさん おはようございます。
    長命寺の808段は観音寺山城と同じで大変ですね。似た感じです。
    信長の館・安土城考古博物館は私は素通りでしたが、内部の内容が良く解り、いまさらながら行ってみればよかったと反省しています。
    安土城郭資料館だけ入ったので良く解りました。
    他にも見どころが沢山あるのに見落としていて、大変参考になりました。

               【164-165】

    たびたび

    たびたびさん からの返信 2025/06/21 08:11:53
    RE: 安土城
    164-165さんは、最近、南部お城めぐりのシリーズを投稿していらっしゃいますが、お城が好きなんですね。私は、特に好きということでもないのですが、ふと気が付くとあちこち回っていたなという感覚。まあ、城を知らないとその地域のことが理解できないことも多いので、そのための城巡りということですね。それに、城下町は城への思いが街のアイデンティティとなっていて、暮らしに芯があるようなところがありますからね。そういう存在という意味だと安土は安土城より観音山城の方が相応しいような気もするし、信長の城でそういう役割を果たしているのはむしろ岐阜城の方かもしれませんね。

    ところで、この前、山中城を訪ねて、日本百名城は99番目となりました。あと、松前城が残っていますが、函館からでもけっこう遠いし、どうしようかなあと迷っているところです。たぶん、松前という街にちゃんと興味が湧いてこないと行かないのかなあ。

    そんな感じで、やっています。コメントいただきまして、ありがとうございました。

                                  たびたび
  • Antonioさん 2025/05/26 07:16:46
    安土城復元天守
    おはようございます。NHKの映像で復元したのは見ましたが、原寸大の安土城天守の復元したものがあるのですね。これは知りませんでした。ぜひ見に行きたいです。

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