2024/04/29 - 2024/04/29
17位(同エリア19件中)
キウイさん
2日目。ビシュケクからボコンバエバに移動。道中アクベシム遺跡とブラナの塔とコノルチェックキャニオンに寄る。
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2日目。今日も朝食がおいしい。今日はビシュケクを出てイシククル湖畔のボコンバエバに向かう予定。道中で諸々の名所を見て回る。
移動にはタクシーチャーターを利用。事前にネットで適当に検索して見つけた現地エージェントにコンタクトして手配済み。ビシュケク→ボコンバエバ→カラコルと移動する2日分で、お値段は1日当たりUS$85。ローカルのミニバスを活用すればわずか数百円で行くことも可能との話だが、この地域のミニバスは例にもれず時刻表が存在せず乗客が何人か集ったら出発する方式で、他の方の旅行記を拝見してると集まるまで数時間待たされたという話もあった。1日で何か所も周って次の拠点までたどり着かないといけないのに逐一待ち時間が挟まってはとても時間が足りない。目的地にダイレクトに着くわけでもなく乗り継ぎや途中からのタクシー利用も結局必要。そもそも次の拠点に行く道中なのでスーツケースを抱えて移動する必要あり。という自分への言い訳を積み重ねて財布には辛いがチャーターを選択。
ドライバーとはホテルで待ち合わせ。渋滞で遅れるというので待ってる間に近所のお土産屋(Ovop One Village One Product)に行く。 -
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キルギスのお土産屋はJICAが支援しているようで日本人好みのかわいらしいグッズが多い。正直全部ほしい。この店もよいが、前日に行ったEPOSという店も品ぞろえが良かった。フェルトのぬいぐるみはどちらにもあったが、Ovopの方はクッキーやジュースなどの食べ物系も扱ってて、EPOSの方はストールやランチョンマットなどの布系を扱っているという違いあり。どちらの店も英語が通じてありがたい。
そうこうする内にドライバーが来たので出発。まず行くのはアクベシム遺跡。トクマクという町の郊外にあり、玄奘三蔵も立ち寄ったという仏教寺院の跡なのだが、日本人や中国人以外は関心がないようで現地では全く知られていない。ドライバーも行き方を知らないようでトクマクに着いたとこで現地人に道を聞いて回ること数度。ちなみにドライバーはキルギスで仕事をしていながらロシア語しかしゃべれないという…。 -
アクベシムに向かう道。
着いた。が一面牛と羊だらけの何もない野原。ドライバーには入口で下ろされたのでここから歩く。 -
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牛や羊に不審な目で見られながらひたすら道を進む。
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これがお目当ての遺跡。土がぽこっと盛り上がってるだけ。何の説明文もない。こんなところが広い敷地内に3か所ほどある。これでも世界遺産である。
遺跡では今も日本の帝京大学を含む複数の大学共同の発掘調査が続けられているとのこと。遺跡をぼーっと眺めていたらたまたまロンドン大学の研究員の方と遭遇したので色々話をさせていただく。
車に戻り次のブラナの塔に行く。 -
ブラナの塔に着いたところで天気が急変。写真では伝わらないかもしれないが、気温が体感10度は下がって暴風雨のようになる。山の天気である。これ以降の行程は雨雲との追いかけっこになる。
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吹き飛ばされそうになりながらブラナの塔に上る。周りは遮蔽物の一切ない草原なので風雨がもろにぶち当たる。塔の周りには遺跡もあるのだが散策は諦める。ここはかつてのシルクロードの中継地。キャラバンはこんなに厳しい風雨に耐えて旅をしていたのか…と嵐にもみくちゃにされながら思いを馳せる。
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塔の周には石人と呼ばれる石像が展示されている。天気さえよければじっくり見て回りたかったが、寒さに耐えきれず早々にブラナの塔を後にする。
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ようやくお昼ご飯。道の途中にポツンとあるレストランでラグマンをいただく。
次はコノルチェックキャニオン。 -
到着。車は入れない道なので徒歩で進む。しばらく行くと開けた場所に抉り取られたような崖があり圧巻の眺め。
川沿いがトレッキングルートのようになって奥に続いている様子なので進んでみる。 -
良い感じの荒野が続く。更に進んでみる。
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行けども行けどもきりがない。ふと気づいたがこれは道ではない。川沿いの草木が生えていない空間が道のように見えるだけでトレッキングルートでも何でもない。人の手の入っていない谷を奥に向かって延々と歩いているだけである。人の気配は全くない。通信は入口の時点でとっくに途切れてる。風も冷たくなってきてブラナの塔で追い越した雨雲が迫ってきてる感覚がある。急に遭難の危険を感じて速攻で引き返す。思った以上に奥に進み過ぎてしまったようで入口までなかなか戻れず焦る。風はどんどん強まり雨が混じり始める。野生動物の声が聞こえたような気がする。必死に歩みを進めてようやく最初の景色が見えてきたところで思わず泣きそうになる。一人で山奥に進むなど正気の沙汰ではなかった。結局コノルチェックキャニオンは入り口付近のみが見どころで奥まで行くものではなかったということか。
待ちくたびれて寝ていたドライバーを起こし本日の宿であるボコンバエバに進む。 -
ボコンバエバに到着。イシククル湖畔のエリアにはユルタ泊ができる宿がいくつかある。口コミで評判の良かったYurt camp Sonunに泊まる。
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ユルタの中。清潔に保たれていてベッドも気持ちよさそう。
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レストランなど存在しない小さい村なので夕食は宿にお願いする。しばらく時間があるのでイシククル湖を見に行く。イシククル湖はキルギス最大の湖で古代湖の一つでもある。
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夕食はラタトゥイユのような野菜の煮込み。おいしい。2日目にして疲れ果てたので食後はベッドに直行。この時期のキルギスはまだ寒く、ユルタには小さい電気ヒーターがあったが肝心の電力供給が日中の太陽光発電のみなので1時間もしないうちにバッテリー切れか何かで止まる。仕方なくツインベッドのもう片方から掛け布団をひっぺがし二重にして寝る。寒い。
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