2024GWキルギス(4) アルティンアラシャン

2024/05/01 - 2024/05/01

4日目。アルティンアラシャンをトレッキング。

エリア イシククル湖周辺(キルギス)

カラコルで一泊。宿はマツノキという日本人オーナーさんが経営されているゲストハウス。詳細は伏せるがオーナーさんにはとても親切にしていただいて感謝しかない。写真は2階のテラスからの眺め。冷たい空気がおいしく、山際から見える朝日が美しい。

今日はアルティンアラシャンを1泊2日でトレッキングする予定なので朝食をしっかりいただく。おいしかった。

アルティンアラシャンは天山山脈のふもとに位置する絶景と温泉が有名な渓谷。今回の旅の最大の目的でもある。標高2600mの高地で今いるカラコルは1700mなので差し引き900m分登ることになる。一般的な観光シーズンは6月～9月で今はまだシーズン前。天気が悪いと氷点下にもなる可能性あり。雨ならば大事を取って潔く諦めようかと思っていたが、予報によれば曇り時々晴れとのこと。いけそうな気がする。

アルティンアラシャンの拠点となるのはカラコルの東にあるアクス―村というところ。行くにはタクシーまたはミニバス(350番)を利用する必要があるが、ありがたいことにタクシーチャーターでお世話になった現地エージェント氏が用事ついでに送ってくれるとのこと。お言葉に甘えて送ってもらう。なお帰りはミニバスを利用したのでミニバスの情報は明日の旅行記ご参照。

前日に用意した水1リットルと菓子パンをもっていざ出発。ちなみにスーツケースは宿で預かっていただけた。

アクスー村に到着し、いよいよトレッキング開始。予想以上に良いお天気でテンションが上がる。

ちらほらと咲いているピンクの花はアプリコット。桜によく似ていて実際に「キルギスのサクラ」ともいわれているらしい。

桜そっくり。

トレッキングルートは川沿いにこのような道がひたすら続く。

ところどころ水が溢れて川のようになっているところもあり、石の上を飛びながら進む。防水のトレッキングシューズを履いてきてよかった。

日陰は雪が残ってるところも。

2時間半ほど登り続けてやっとこ「あと7キロ」の看板。14キロのルートなのでまだ半分…。

馬の一群に追い抜かされる。

登り続けること5時間。ようやく「あと1キロ」の看板に辿り着く。毎度のことながら半死半生の体。普段運動をしない人間の末路である。ここまで登るとだいぶ寒い。

ついた…。ここがキルギスの幻の秘境アルティンアラシャン。

宿はGuest House Elzaというところ。アルティンアラシャンの宿はBooking.comなどの一般的な予約サイトには掲載されていないものが多く、ここも現地エージェントの伝手で予約してもらった。「アルティンアラシャンで一番いい宿」との太鼓判。宿専用の温泉あり。なお場所は一番奥まったところにあるので、アルティンアラシャンに到着してからプラスで1キロほど歩く羽目になった…。

ユルタに泊まりたかったがこの時期はまだ寒いのでユルタは出していないとのこと。普通のツインルームに宿泊。お値段5000ソム(9000円)。

寒いし疲れ果てたしで早速温泉に飛び込みたかったが、先に入っているお客さんがいるので待つべしとのこと。どうやら客ごとの貸し切りの様子。念のため水着を持ってきていたが貸し切りなら不要だったか。

待っている間食堂でお茶とお菓子をいただけた。

温泉。このために来たといっても過言ではない。しかし水温は絶妙にぬるく、まったく温まらない。疲れも癒えない。それでもこのために来たという思い入れがある。感無量。

夕飯も宿でいただく。夜のアルティンアラシャンは相当に冷え込み、温泉で温まれなかったこともあり、暖かいスープがありがたかった。疲れ果てたので速攻で寝る。