2024/05/27 - 2024/05/30
17位(同エリア2704件中)
ゆるてつさん
本庄(埼玉)~別府(大分)まで、単純な往復では面白味に欠けるので
せめてもの色合いで往復に乗る列車を変えてみた。
妻の九州初体験のため観光見本のように無難でベタな行程。
ヒコーキではない往復JRでも妻は理解してくれた。
【行き】
たにがわ
のぞみ
ソニック(青いソニック883系グリーン車)
【帰り】
ソニック(白いソニック885系)
さくら
ひかり(グリーン車)
普通(上野東京ライングリーン車)
5/27
本庄早稲田(埼玉)~東京~小倉~別府~鉄輪温泉(ホテル鉄輪)
5/28
~明礬温泉~地獄めぐり~鉄輪温泉~北浜~別府温泉(亀の井ホテル)
5/29
~別府駅~別府高原鶴見岳~別府駅東口~別府タワー~別府駅~
~観海寺温泉(杉乃井ホテル)
5/30
~別府~小倉~岡山~品川~本庄
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 自転車 タクシー 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2024.5/27(月)
上越新幹線.本庄早稲田よりスタート -
切符は基本の往復割引乗車券(割引条件は片道601km以上)
ゆるてつの切符はジパングクラブ会員で乗車券類30%引きだが、
のぞみ/みずほの特急券は対象外なのが痛い。下りひかりは岡山どまり。
ちなみに本庄駅(高崎線)と本庄早稲田駅(上越新幹線)は同一駅扱いされる。→使用後すなおに改札機に流した -
本庄早稲田7:13発
たにがわ474(高崎始発)で東京まで49分 -
東京
東海道/山陽新幹線北口改札内待合室はいつも混雑 -
最近できたのか?乗車前のお仕事スペース
そういえばのぞみ車内もPCでお仕事の方が目立った。 -
8:30発
のぞみ17号博多行きは入線からわずか5分余りで発車、増々早くなった。 -
毎度お馴染み、浜名湖手前のうなぎ養殖池はここだけ残っていた。
(行きはこの付近が強雨で撮りそこないこれは帰りの画像) -
養殖いかだのある風景(浜名湖)
-
名古屋駅手前
-
名鉄の空港特急を見られた。
-
関ケ原
伊吹山の頭は雲の中だった。 -
大阪付近で昼食
わけあって去年の今頃と同じものを選んでしまって進歩がない。
でもさわやかな印象の掛け紙とバランスの取れた布陣は気に入っている。
御存じ「崎陽軒」製 -
福山停車
いつもは「ひかり」が多いのでたまに「のぞみ」だと早い早い -
福山城を後方に見る。
-
小倉へ到着
この新幹線ホームには5年ぶり(2019年の旅行記) -
小倉
在来線ホームへおりて日豊本線の特急ソニック大分行きに乗り換える。 -
13:42発ソニック25号
883系は1994年製造でJR九州が水戸岡鋭治にデザインを依頼したもので従来の鉄道車両とは異なる発想で当時としては外観/内装など画期的な特急車両となった。
曲線区間も速度を落とさない車体傾斜式(いわゆる振り子式)を採用して小倉~大分間の速度向上に貢献した。
この横面が好みである。 -
【参考】
このような外観(2019/5月博多)、今回のは前面のSマークが無い。 -
実はこれまで機会が無く今回が初乗車。
わけあって1号車(グリーン)を選択した。 -
この通路を見ただけで只者ではないインテリアと感じてしまう。
-
多目的室らしいがガラス張り(カーテンで仕切る)は珍しい。
-
デッキと車内仕切り部分から室内が丸見えというのもあまり無い。
-
普通車
座席の形状も斬新でミッキーマウスみたいなヘッドレストも健在。
床は当初の派手なカーペットからフローリング床になっていた。
但しグリーン車もそうだが座席背ずりの高さが現代には合わなくなってきている。 -
しゃれた棚やショウケースがあったりと遊び心を感じるデッキ空間。
非日常がコンセプトという水戸岡鋭治の考え方が表れている。 -
グリーン車
3列配置/本革製/広い座席間隔/電動リクライニング/全面絨毯敷/収納式荷物棚などそれなりにハイレベルではあるがざっとみた感じでは普通車とあまり変わらないように感じてしまうのが惜しい。 -
足のせ台は使いづらかった。
座面の前の部分はレッグレストかと期待したら違った。
やはりグリーン車と呼ぶにはなんとなく見た目が軽そうな気がする。 -
先頭の運転席方向とパノラマキャビン(展望席)を見る。
-
パノラマキャビンはここだけ床が高くグリーン客のみが使える。
グリーン車を選んだのはもちろんこれが目当て。
運転士と同じ座席高さで前方風景を満喫できるのが魅力。
→前面展望できる列車はほかにもあるが高さがあるのはあまり例がない。 -
パノラマキャビン
木のベンチで硬いが前方を注視してるとさほど気にならない。
グリーン車を選んでおいて何を好き好んで硬い椅子に…と言われそうだ。 -
目線が見事に運転士ビュー! 楽しすぎる!
幸運なことに別府まで自分以外誰もここに来る人はいなかった。
又景色目あてにグリーン車への無断侵入者もいなかった。
同趣の同業者なら席の奪い合いになるかも。→譲りあってね -
(右側も)
下車までほとんどここに居座っていた。
硬い椅子は恐らく長居座り防止の為と理解した。 -
駅名不明ヾ(-_-;)
-
振り子車両らしく曲線区間での高速性を感じる瞬間!
-
815系とすれ違い→画面に収めるのが難しい
-
飲み食いしながら景色を楽しめるテーブルも完備。
なかなかの配慮で前方展望席でこのような構造は珍しい。 -
別府まで橋梁はあまり見かけかった。
-
川の名前不明ヾ(-_-;)
駅名も同じくスマホで地図を見てればわかるが不器用なので前方しか見てない。 -
白いソニックこと885系とすれちがい
885系は長崎本線「かもめ」からの転用だが当線での割合が多くなった。
時刻表では「白いソニック」と表記されるので選択は容易だ。 -
別府市内に入る。
-
14:52 別府到着
-
真ん中にバッチリ温泉マーク表記の駅名標はなかなか見られない。
→駅名標も国鉄時代の画一的なものから随分と自由で進化している。
只たまにユニークすぎて読みづらいのがあるのも困る。
-
お見送り~
-
別府駅東口
-
別府駅西口より亀の井バスで鉄輪温泉に向かう。
-
鉄輪温泉に到着、
いきなり鉄輪名物の圧倒的な湯けむりに遭遇。
この景色を見るために遠路はるばるやってきたのだ。 -
大谷公園の湯けむりは石で囲まれて近づくのも危なそう。
-
いで湯坂
この先に共同浴場や飲食店が見えてくる。 -
温泉山永福寺
時宗の開祖である一遍上人がこの地に湯治場を開いたことから始まる。
一遍上人座像を沐浴させる「鉄輪湯あみ祭り」が行われる。 -
上人の湯
4つある共同浴場のうちのひとつ。中は狭かった。 -
入口は一遍上人像が見守る。
-
地獄蒸しの店
温泉の噴気で食材を蒸して食べさせる。店自体蒸されて見える。
蒸すのも味付けも自己責任なのでここは見るだけにする。
市内の店にはこれをまねた「蒸し料理」のメニューをよく見かけた。 -
伊藤商店
夕食を出す店が軒並み休みか満席で最終選択肢だった。 -
赤ちょうちんが気に入った。
本業は魚卸の店なので魚の鮮度は良かった。→どう見ても居酒屋。 -
りゅうきゅう丼、て何?
昔琉球(沖縄)の漁師から伝わったとされる、新鮮な魚を醤油,酒,みりん,生姜,などのたれで和えて刻みネギ,ごま,海苔,などをかけてご飯にのせて食べるもので保存食にもなる。本日の魚はブリ。
箸が止まらなくなる香ばしくおつな風味で印象に残る大分の郷土料理だった。 -
大分名物鶏の天ぷら
下味をつけて揚がったところを酢醤油、ポン酢、などで食べる。美味! -
ホテル鉄輪
-
鉄輪バス停から比較的近くて使いやすい宿だった。一泊朝食のみ。
飲食店なども近い。 -
ラウンジは木枠で仕切られている。
-
大浴場は結構広い。
鉄輪温泉は「別府八湯」のうちのひとつである。
源泉かけ流しのナトリウム塩化物硫酸塩泉
大岩の後ろのサウナに入った後なら一層効き目がありそうな気がする。 -
部屋は普通だったが布団敷きは客が行う。
-
部屋からの眺め
別府の市街地越しに大分湾まで見えた。
次項の湯けむりが立ちのぼる風景も見られて感動した。
更に鉄輪の湯けむりが夕日に照らされて海まで見える展望台もあるのだが
雨が強くなってきたのであきらめた。 ゜゜(>_<)゜゜ -
「別府の湯けむり/温泉地景観」として重要文化的景観に指定された。
重要文化的景観とは
人々の生活/風土に基づくその地域独特の景観。棚田、里山、堀、橋など
当該地の申請により文部科学大臣が指定して市町村が保全にあたる。
湯けむりという実態の無いものが指定とはまさしくけむに巻かれたオチ。
例 近江八幡の水郷、天橋立、柴又帝釈天参道、越前海岸水仙畑、
姥捨の棚田、阿蘇の平原、四万十川流域、通潤用水、佐渡金鉱山など
指定地は有名箇所が多いが穴場もありそうだ。
-
朝食会場
全館でこのフロアだけが真新しく輝いていた。 -
朝食
大分風から揚げ(丸く揚げる)もあった。 -
5/28(火)
朝から雨、バスで手前の山を越えて明礬地区(明礬温泉)へ移動。 -
明礬地蔵湯前
バス停付近でも視界をさえぎるほどの湯けむりがすごい。
時折硫黄の臭いがしてきた。 -
別府石の積まれた石垣風景
鶴見岳から噴出されてきた安山岩で手頃な為石畳など市内のあちこちで使われる。 -
雨の中を歩くと名物の湯の花小屋が見えてきた。
-
途中に小さな共同浴場「神井泉」があった。地元の人専用。
-
公開されている湯の花製造見学地域
-
ミョウバンと湯の花
ミョウバンとは硫酸カリウム/アルミニウムなどの化合物で薬品から料理まで日常で使われる。
日本では江戸時代の豊後明礬が始まりで国内需要の多くをまかなうほど生産されたが明治時代に衰退して代わりにミョウバンの製造過程で出来る結晶「湯の花」が入浴剤として生産されるようになった。
今も伝統の製法で作られている。 -
多くの作業小屋(湯の花小屋)も含めて文化財とされている。
-
負け惜しみではないが雨に煙る風景も趣があって良かった。
-
湯の花小屋は稲わらとカヤの屋根で風雨を防ぎ湿気を排出して通気性を保つ。
-
源泉が自然湧出する池
-
全て漢字の番号札が付けられていた。
-
説明は随時行う
-
小屋の中は湿っぽく暖かい
床石を敷き詰めて温泉の噴気溝を通してその上に敷いた青粘土(含アルミニウム)を化学合成させて湯の花の結晶を作り出すしくみ。 -
ミョウバン作りの職人技で湯の花結晶をつくる。
-
貸し切りの湯小屋(予約)が並ぶ。入ってみたかったが時間がなかった。
明礬温泉の泉質は硫黄酸性含鉄/アルミニウム
雨が激しくなり早めに移動する。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
続く
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- salsaladyさん 2024/07/15 11:50:31
- ジパング。。。ちょっ便利そうでも使いづらい?
- ☆佳き旅をなさる方には便利なんでしょうね。我が家は夫の実家が大阪なので素直に「ジパング会員」になったけれど。。。今どき「ひかり」で待機時間が二度も三度もうざいね~
☆乗り継ぎで大分まで出かけられて、まるで学生時代の夜行列車を思い出しました。
☆冬季,夏季休暇後に夜行列車「特急富士』で帰省する時は嬉しいものの、上京する折の浦寂しさ。。。「富士」が取れなくて、小倉から新幹線に乗ると高校時代の同級生がちらほら~
☆でも一方向の椅子ばかりなので、誰も会話しない(まだ懐かしさなんて感じない頃)。。。
☆鉄輪、ミョウバン♨今となっては懐かしい地名ですが,明礬温泉の三角屋根を日帰りの宿❓かと思っていたほど別府音痴な私でした。。。
- ゆるてつさん からの返信 2024/07/15 13:46:38
- RE: ジパング。。。ちょっ便利そうでも使いづらい?
- salsaladyさまへ
ゆるてつです、コメント頂きありがとうございます。
ジパングたしかに使いづらいです!特に東京から西方向。
「ひかり」も東京から岡山どまりなので困ってしまいます。
大阪ならちょこっと我慢してつかえますか?
乗り継ぎ「こだま」はやはりきつい(去年の旅行記にあり)
自分が学生の頃、
寝台特急富士などはまだぜいたく列車であり東京駅から宮崎方面へ急行列車の直角座席で20数時間かけて行ってきました。
それでもいろいろな景色を新幹線と違ってゆっくり見られてきつかったけど楽しかったです。駅弁も3回でした。
帰りは「富士」で楽できましたが…。
それに比べれば今回の往復新幹線乗り継ぎなど乗り心地も良くて極楽気分です。
また素敵な旅行記をおねがいします。
ゆるてつもよろしく
ヽ( '▽')ノ byゆるてつ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
別府温泉(大分) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
80