南九州　絶景かけ足ツアーに参加して(2日目)

2024/04/07 - 2024/04/09

友人と一緒に南九州の絶景をまわるツアーに参加しました。

1日目に天岩戸神社と天安河原、高千穂峡、草千里ヶ浜。
2日目は熊本城から鹿児島へ移動して城山展望台と仙巌園。
3日目は池田湖とJR西大山駅、知覧の武家屋敷を見て最後に霧島神宮へ。

バスで移動するツアーは思った以上に気楽で快適。
南九州の有名なスポットを一気にまわったツアーの様子をお伝えします！

エリア 鹿児島市(鹿児島)

昨日は天岩戸神社と高千穂峡を巡り熊本市内で一泊。

相鉄グランドフレッサ熊本の朝食ブッフェ。
パンの種類は少なめ。朝食は普通かな。
自分一人だとビジネスホテルの朝食を付ける事はほぼ無いので、これもツアー参加したお陰ですね。

コーヒーは紙カップに入れて部屋へ持って上がれました。

相鉄グランドフレッサ 熊本 宿・ホテル

ホテルでもらった周辺地図。
折り目があって汚いですが、わかりやすいので参考までに。

この日は朝から熊本城へ行きます。
桜の馬場　城彩苑のある南口から入場。
入り口横の奉行丸は立ち入り禁止。
西大手門は解体修復の真っ最中。

南口入ってすぐの数寄屋丸二階御広間。
下部の石垣が一部崩落しています。

石垣の崩落や地割れがまだまだ残る熊本城。
多くの方の努力と熱意で復旧作業が今も続いています。

2016年の熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城。
天守閣は2021年に復旧が完了して今は内部も公開されています。

城内は観光客用の専用通路が整備されています。
実際の道よりワンフロア分ほど高い場所に設置されている為、登り降りの際は階段かエレベーターを使います。

本丸御殿の下をくぐる闇り通路(くらがりつうろ)への入り口。

闇り通路には熊本城おもてなし武将隊のメンバーが！
ちゃんとサムライ言葉で案内もしてくれます。

この通路は本当は真っ暗だそうです。
御殿に入る殿様が敵から狙われるのを防ぐためにあえてこのような地下に入り口を作ったと丁寧に説明してくれました。ありがとう！

闇り通路を抜けると天守閣がドーンと目の前に！
立派です。
よくここまで復旧されたと感動しました。

熊本城 名所・史跡

内部は熊本城とこの地の歴史を詳しく展示。
90分の滞在時間なので必死で見てまわりました。

写真は天守閣最上階の展望フロアから修復中の宇土櫓を見たところ。

熊本城天守閣前には立派な大銀杏が。

実は西南戦争で焼失したものの、その脇から芽吹いた二代目が現在の木だそうです。
ボランティアガイドの方が熊本城には沢山いらして教えてもらいました。

熊本の復旧のシンボル、熊本城。

美しい、立派なお城です。

90分の滞在時間ではお城を見るので精一杯。
桜の馬場　城彩苑まで行く事はできませんでした。

売店で買ったお城の形のペットボトル410円。
細川家の九曜の紋入り。
売り上げの一部を熊本城復興支援に使われるとの事、お土産に購入しました。

熊本城を後にして、次の目的地、鹿児島へ向かいます。

途中の道の駅で熊本名物のいきなり団子を購入。
お店の方が手早く電子レンジで温めてくれました。

中にはあんこと一緒にさつまいもが！
これ、とっても美味しい！！

途中の休憩含めて約2時間で鹿児島市に到着。
ツアーバスは移動が楽ですね、寝ててもいいし。

鹿児島市内で最初に訪れたのが仙巌園。
13時を過ぎているので先に昼食です。

仙巌園の敷地内にあるレストラン、御膳所　桜華亭へ。

桜華亭 グルメ・レストラン

ツアー特別メニューの鶏飯のランチ。

鶏飯は奄美地方の郷土料理です。
真ん中の赤いお皿に乗っている、蒸した鶏肉や錦糸卵をご飯に乗せてお出汁をかけて頂きます。

お昼を食べたら急いで仙巌園内の自由散策へ。
90分の滞在時間、食後ゆっくりしてる時間はありません！

園内にはお土産や工芸品のおしゃれなショップがありますが、まずは仙巌園へ直行です。

こちらは明治28年に建てられた正門。

仙巌園は約360年前に薩摩藩主島津家の別邸として建てられました。

仙巌園(磯庭園) 正門 名所・史跡

こちらは江戸時代に建てられた正門、錫門。

屋根が薩摩の特産品、錫で葺かれています。

中に入ると、大河ドラマせごどんで何度も出てきた有名な庭園があります。

本当ならば桜島と錦江湾を望む美しい庭園なのですが、生憎の曇天。
桜島、全く見えません。

仙巌園(磯庭園) 公園・植物園

仙巌園が出来た時に琉球王から贈られたあずまや、望嶽楼。
島津斉昭と勝海舟が会談した場所だそうです。
異国情緒のある立派な東家です。

せっかくなので御殿の中も見学します。
別料金、600円、御殿玄関の受付でお支払い。

こちらは賓客をもてなす際に使われた謁見の間。

ロシア皇帝に贈られた物と同じ、薩摩焼の壺。

かなり大きく、そして繊細な彩色が美しい壺でした。
鹿児島と言えば薩摩切子のイメージだったのですが、焼物も素敵です。

御殿中庭。
池に六角形の意匠。
風水によるものだそうです。
庭園側の前庭にも対になった同様の六角形があります。

対のもう一つの六角形の池。

御殿から本来ならば勇壮な桜島を望めるのですがこの日は全く見えず。

庭園越しに桜島が見えるはずなのですが。
本当に残念。

御殿は一時はお殿様も住んでいたので寝室や厠、お風呂も見る事が出来る。

ツアーでの滞在時間は短く、こちらの博物館、尚古集成館は見学出来ず。

建物は世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産に登録されています。

仙巌園内には薩摩切子のショップもあります。
一つ買いたかったのですが、ゆっくり選ぶ時間がないので諦めました。
高価なものなのでやはり時間をかけて選びたい！
この辺り、ツアーの残念なところですね。

尚古集成館 美術館・博物館

仙巌園の次は城山公園へ。
ここは桜島と鹿児島市内を一望できる有名スポット。

月曜の午後は駐車場もガラガラ、お土産物のお店は一軒のみ営業。

思った通り、桜島は見えません。
この日は結局桜島は一度も目にする事が出来ませんでした(泣)。

城山公園への途中に西南戦争の際に西郷隆盛達が指揮をとったと伝わる西郷洞窟があります。
車窓から見学しました。

この後は本日の宿がある指宿まで移動。

指宿温泉の指宿海上ホテルに宿泊します。
お部屋の外がすぐ海、ロケーションは抜群です。

年季の入ったホテルなので水回りの設備は古いのですが掃除が行き届いてるので問題なしです。

指宿温泉　指宿海上ホテル 宿・ホテル

このホテルの目玉、自前の砂蒸し風呂に早速挑戦！
専用の服に着替えて海沿いの小屋へ向かいます。

5分から15分を目安に入るよう説明を受けて砂をかけてもらいます。

暑すぎずぬる過ぎず、じんわりと背中から温まり気がつけば結構汗をかいていました。

まだまだ粘れそうでしたが15分で終了。
更衣室のシャワーで砂を落としたらそのまま最上階の温泉へ！

温泉は露天風呂はないのですが、一面の窓から海がドーンと見えて眺望は抜群に良いです。
お湯は透明で匂いは強くないものの肌がスベスベになり芯から温まるいいお湯でした。

ウォーターサーバーは更衣室の外に設置されてます。
冷蔵庫にはアイスクリームも用意されていました。

定番のマッサージ機！海を眺めながらくつろげます。
お金必要ですけど。

晩ご飯は大広間でツアーの皆さんと一緒に取りました。

高齢のご夫婦が参加されていたのですが、その年齢とあまりの若々しさに驚愕！
一人参加の女性も結構いらっしゃいました。


黒豚のしゃぶしゃぶは油しっかりの豚バラ肉でしたが、しつこさが無く、とても美味しく頂きました。

こちらは郷土料理の豚肉の煮物。

食事の量は私には多いくらいでした。

宿の方は皆さんとても感じが良く、古いながらもホテルの評価が結構高いのも頷けます。

部屋に戻ると布団が敷いてあり、寝る前にもう一度温泉に浸かってから就寝。
寝つきのよくない友人が、この日は一瞬で寝られたそう。温泉の効果でしょうか。

最終日は池田湖、JR西大山駅、霧島神宮を巡ります。