2024年4月 1年半ぶりのソウルで初めてのところに行ってみた〈前編／南漢山城〉

2024/04/13 - 2024/04/14

１年半ぶりにソウルへ行ってきました。
ANAの特典航空券を利用して、行きは羽田発の最終便、帰りは金浦発のアシアナ航空、ホテルは永登浦の東横インを予約しました。

今回の旅では、ソウル市内と近郊の、まだ私たちが行ったことがない場所に行くことをテーマにしました。
滞在初日は “韓国の万里の長城” と呼ばれる、世界遺産「南漢山城」へ！

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ホテルズドットコム

出発は羽田空港から。
羽田の国際線と言えば今まで第３ターミナルでしたが、2024年4月現在、ANAの一部路線は第２ターミナル出発になっていて、今回の便もそれに該当していました。
国内線第２ターミナルのロビーをずんずん奥に進んでいったところに国際線ターミナルがあります。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

京急やモノレールの駅から10分ぐらい歩いて、ようやくチェックインカウンターに到着。
広々としたスペースに顔認証などの真新しい自動チェックイン機が並んでいますが、まだ旅行客が使い慣れていないので空港の地上係員がサポートしています。

スーツケースは JAL ABC の空港宅配クーポンを利用して事前に家から送ろうと思いましたが、まだ第２ターミナルには受取カウンターがないそうで、残念ながら送ることができませんでした。
早く対応して欲しいですね。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

自宅から引きずってきたスーツケースを機内に預け、手荷物検査・出国審査へと進みます。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

ところで話が前後しますが、ダンナは先に羽田空港に来ていて、第１ターミナルにある「足湯カフェ＆ボディケア LUCK」と言うところに行ったそうです。
こちらの話はダンナから。

場所はこのインフォメーションカウンターの裏側にあるエスカレーターを上ったところです。

足湯カフェ&ボディケア LUCK グルメ・レストラン

最近できたリラクゼーション施設のようですが、プライオリティパスでマッサージなどの一部のメニューが無料で受けられるンです。
前の週にJALで広島まで行く際に立ち寄ってみましたが、混雑していて施術が受けられなかったので、今回は30分のボディマッサージを事前に予約していました。

足湯をしながらお茶をいただくのは、だいたい予約なしでも大丈夫だそうですが、プライオリティパス利用のボディマッサージやヘッドスパ、フットマッサージなどの施術は、事前予約していないと難しいみたいでした。

足湯カフェ&ボディケア LUCK グルメ・レストラン

こちらが入口。
施術室内の写真はありませんが、なかなか気持ちの良いマッサージでした。
これが無料で受けられるなら、次回もまた来たいですね。

・・・以上、ダンナからの報告でした。
マッサージは良いけど、施術の後で第２ターミナルの国際線まで移動するのは大変なので、ワタシはパスかな～。

足湯カフェ&ボディケア LUCK グルメ・レストラン

保安検査を通過して制限エリアに入ってきました。
香水・化粧品などの免税店がありますが、お客様の数は ま ば ら。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

フードコートがありました。

「シュマッツ」のビアスタンドがあったので、“機内食の前にドイツビールとソーセージで乾杯♪”と思いましたが、メニューを見てビックリ！
クラフトビール S 1,200円、L 1,800円、ソーセージ３種盛合せ2,200円。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

「木屋」は銀座で入ったことがありますが、こちらの「羽田空港国際線店」は一番安いメニューがきつねうどん990円と、銀座本店より高い価格設定。
隣の「Hitoshinaya」は外国人向けなのか看板に日本語表記がなく、メニューは黒毛和牛の丼物３種類のみで、焼肉風どんぶりが4,800円、最安メニューのすき焼き風どんぶりが2,500円。

外国人観光客はこの金額でも食べるのでしょうか。私たちの金銭感覚ではムリでした。円安恐るべし。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

ちょうど良いところにファミマの自動販売機がありまして・・・

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

自販機の粗挽きウインナードックをつまみに、「木屋」で買ったスーパードライ中ジョッキ690円×2 で出発式ですッ！

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

羽田20:05→NH867→金浦22:20
73番ゲートから搭乗します。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

機材はボーイング787-800。

機内はほぼ満席。
座席配列は3-3-3なので、2人では座席選びが難しかったですが、幸い隣の席が空いていたので、2人で3席使えました。

水平飛行に移ったらすぐに機内食が配られます。
今回は2人ともシーフードミールを事前予約していました。
白ワインとともに、十分美味しかったですよ。

出発から55分でもう半分以上飛んできました。
ソウルは宮古島に行くより近いんですね～。

金浦空港にはほぼ定刻通りに到着しましたが、荷物を受け取って空港を出ると23時を回っていたので、地下鉄でホテル最寄りの「新吉」駅にサクサクと移動し、「東横イン ソウル 永登浦」にチェックインしました。

コンパクトですが清潔感のあるツインルームの室内。

東横イン ソウル ヨンドンポ ホテル

壁掛けテレビに貴重品金庫、小さな冷蔵庫、使い捨てスリッパ、湯沸かしポットにドライヤー。
初日はミネラルウォーターがありませんでしたが、翌日以降はありました。

東横インのお部屋は高級感はありませんが、国内でも海外でも同じ仕様なので安心感があります。

東横イン ソウル ヨンドンポ ホテル

バスルームもコンパクト。トイレはウォシュレット付き、バスタブの上にはレインシャワーもありました。
アメニティは壁に固定されているンですが、シャンプーとコンディショナーが（節約のためなのか？）強く押しても１滴ずつしか出てこなくて使い勝手が悪かったです。
シャワーを浴びてようやく就寝。おやすみなさい。

東横イン ソウル ヨンドンポ ホテル

翌朝。
東横インは朝食付きなので、ホテル２階の食堂へ。
日曜朝の朝食会場は激混みでした。

こちらがワタシのチョイス。
卵料理はゆで卵のみ。ハム・ソーセージ類もありません。
コーヒーマシンが設置されておらず、インスタントコーヒーしか飲めないのが最大のマイナスポイント。

東横イン ソウル ヨンドンポ ホテル

こちらはダンナのチョイス。
初日と２日目はプルコギがありました。韓国の人は朝からプルコギ食べるんですかね。

東横イン ソウル ヨンドンポ ホテル

こちらはホテルのエントランス。
昨日は深夜着だったので、ホテル外観の写真が撮れませんでした。

横断歩道を渡ったところから見ると、ホテルの全景が見えます。
東横インの外観はどこでもほとんどおんなじですね。

最寄りの地下鉄駅「新吉」まではホテルから徒歩３分ほど。

新吉駅 駅

「新吉」駅の入口に到着しました。
今日は地下鉄を乗り継いで、郊外の「南漢山城」へ向かいます。

「新吉」駅から地下鉄で60分ほどかけて「山城」駅へ。
「南漢山城」へはこのバス停からバスで向かうのですが、いくら待ってもバスが来ません。
結局30分以上待って、ようやく来た9番バスに乗りましたが、超満員。
混雑はバスの中だけぢゃなくて、途中の道路も同じ。日曜の観光地を甘く見てました（汗）。

目的地が近づいてくると、マイカーの駐車場待ち渋滞にはまって、バスものろのろしか進めません。
歩く方が早いので、目的地「山城ロータリー」の1駅手前でバスを降りました。
結局1時間近く立ったままだったので、下車した時にはヘトヘトでした。

しかし救う神アリ。歩いたおかげで満開の桜並木が見れました。

南漢山城 城・宮殿

中でもこの木が一番キレイ！

南漢山城 城・宮殿

さらにアップで。
もう今年の花見はこれで十分ですね。

南漢山城 城・宮殿

南漢山城を歩いてからランチの予定でしたが、ずいぶん到着が遅れてしまったので、近くにあったこちらのお店で先に食事をすることにしました。

窓側の席に案内され、満開の桜を見ながらのランチです。

窓ガラスに書かれた店名をスマホの画像翻訳ソフトで撮影してみました。
「ムクジャバル」という店名の、どんぐりを使った料理のお店です。

古民家風の店内の様子。けっこうお客様が入っていますね。

壁に掛けられたメニュー表も翻訳してみます。「トトリムク」というのはドングリのところてんのことで、この地方の伝統料理なんだそうです。
「どんぐりエゴマカルグクス（12,000ウォン）」と「どんぐりビビンパ（10,000ウォン）」を注文しました。
真ん中の「ドンドン酒」というのは、「濁り酒＝マッコリ」のことで、近くの席のお客さんが飲んでいて美味しそうでしたが、山歩きの前なので自重してビールにしました。
“メクチュハナジュセヨ～” ・・・自重していない気もしますが。

こちらが冷たいドングリカルグクス。茶色っぽい棒状のものがどんぐりを寒天で固めたトトリムクです。
素朴で身体に良さそうなお味。

こちらがドングリビビンパ。全部混ぜ混ぜして食べます。
この地方ならではの伝統料理が食べられて、大満足のランチになりました。

それでは山歩きに出発。
まずは起点となる「北門」にやって来ました。

南漢山城 城・宮殿

ダンナが城壁の上を歩きたいというので登ってみました。

南漢山城 城・宮殿

けっこう急な登り坂で息が切れます。

南漢山城 城・宮殿

振り返るとこんな感じ。登り始めると戻るわけにもいかず・・・。

南漢山城 城・宮殿

森の向こうにビル群が見えています。
4月なのに汗だくで、汗拭きシートを持って来て正解でした！

南漢山城 城・宮殿

遠くに見えるのは河南市の街並みですかね。

南漢山城 城・宮殿

城壁はまだまだ続くけど、城壁沿いは坂道がきついので、左側の舗装道を行くことにします。

南漢山城 城・宮殿

西門（右翼門）に到着。
風景の美しい所です。

南漢山城 城・宮殿

西門の向こう側の桜もきれいに咲いてますネ。

南漢山城 城・宮殿

このあと工事中であまり面白みのない急坂を登って行くと、「守御将台」というところに到着しました。

南漢山城 城・宮殿

史料によると、この守御将台は1600年代に軍事的な目的で建てられた南漢山城に4つある楼閣の1つで、要塞の守りを担当する守御士が軍を指揮・命令する場所だそうです。

南漢山城 城・宮殿

靴を脱いで中に上がって休んでいる人がいたので、私たちも真似して上がってみました。（画像処理済み）
風が通ってとっても涼しかったです。

南漢山城 城・宮殿

天井の模様が面白いですね。

南漢山城 城・宮殿

「守御将台」でしばらく休んで落ち着いたので、ここをゴールとして引き返すことにしました。
写真は山城を下りる途中で見かけた桜にとまっている鳥です。

南漢山城 城・宮殿

山城ロータリーまで下りてくると、バス停には長蛇の列。
ちょっと一休みしようと歩いていて見つけた、こちらのオシャレなカフェに入ってみました。

１階でコーヒーを注文し、２階のイートインスペースでいただきます。

窓から見えるまわりのお店は、韓屋の中で郷土料理が味わえる「南漢山城伝統料理村」になっています。

ニューヨークバターチーズケーキとコーヒーを注文。
美味しいコーヒーとケーキで癒されました。

山城ロータリーからの帰りの9-1バスには運よく座れて、地下鉄8号線の山城駅まで戻って来ました。
かなり深いところにあるホームまで長いエスカレーターで潜るのですが、隣に珍しいエレベーターがありました。

エスカレーターと並行して走る斜面エレベーターです。
本来は障がいのある人などが利用するためのものですが、誰もいなかったので乗ってみると、下に降りるまでに1分以上かかりました。
このようなエレベーターは日本ではあまり見たことがないですが、ソウルでは他の駅でも見かけましたヨ。

半日予定の南漢山城が一日がかりとなり、帰り道にそのままやってきたのは三角地。
私たちの大好きな「ポンサンチッ」です。

ポンサンチッ 焼肉

このメニューは翻訳ソフトで撮影したものではなく、日本語表記もそのまま書かれています。
オーダーするのはチャドルバギ2人前（44,000ウォン）。料金は1年半前と変わっていませんね。
薄くスライスした牛あばら霜降り肉（ともばら肉）で、広島県民が好んで食べる「コウネ」と同じ部位らしいです。

ポンサンチッ 焼肉

来ましたチャドルバギ。
ビールはTERRAをいただきました。

ポンサンチッ 焼肉

炭火で炙ったチャドルバギを、ネギと青唐辛子を漬け込んだ酸っぱいタレにつけて、焼いたにんにくを巻いて食べると最高に美味しいンです。

ポンサンチッ 焼肉

途中でチャドルバギ1人前とチョウムチョロムを追加するのが私たちの定番。

ポンサンチッ 焼肉

〆はチャドルテンジャンチゲ（2人前10,000ウォン）。
初めてのところに行くのがテーマの旅でも、やっぱりこの店は外せません！

→〈後編／永登浦・タイムズスクエア〉に続く。

ポンサンチッ 焼肉