2022/10/25 - 2022/10/25
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bunkichiさん
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この旅行記のスケジュール
2022/10/25
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電車での移動
新横浜→小倉→門司
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電車での移動
JR九州 門司駅→門司港駅
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この旅行記スケジュールを元に
新型コロナ5類移行前の少し古い旅行記です。
この旅行の約1ヶ月前、2022年9月下旬に、国交省から10月11日から観光需要の喚起策の『全国旅行支援』を始めると唐突な発表がありました。
おまけに細かい運用は地方時自体に丸投げでしたから、いろいろな現場で混乱していたのを思い出します。
旅行者数も増えてきたと巷では云われてましたが、まだ平日の旅行者は少なく、今の混雑とは隔世の感があります。
その一方、観光地の交通機関には、まだ一部運休、夜の人通りも少なく、若干寂しさもありました。
そんな時期に、関門"ノスタルジック"海峡を彷徨よった、爺さんの旅行備忘録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 船 タクシー ANAグループ 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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新横浜駅から新幹線のぞみ、鹿児島本線と乗り継ぎ約4時間半、ご当地ゆるキャラの「じーも」君が待つ門司駅に到着しました。
当初は飛行機(羽田-福岡)経由で、行く予定だったのですが、たまには列車の旅も良いかなと思い、やってきましたが、けっこう辛いものでした。
でもその代わりに、なかなか珍しい光景を目にすることができました。
実は小倉駅までの新幹線乗車中、少し前の席に黒スーツ、坊主頭の集団の方がいたので、宗教もしくは、○○○関係の人達かなと思っていたのですが、新神戸を過ぎたあたりで、(私服)3名の人を間にはさむよな形で(トイレに?)引率し、通路横を通りました。すると私服の人達の腰には、紐が繋がれてます。
(彼らは広島で降りましたが、)どうやら坊主頭の人は刑務官で、受刑者を護送中だったようです。門司駅 駅
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先ずは、門司駅北口にある「旧サッポロビール九州工場 事務所棟、醸造棟、組合棟、倉庫」を訪ねます。
案内プレートには「日本遺産 関門”ノスタルジック”海峡」と表示されてます。
「日本遺産」?ボーと生きてるので、この時まで知りませんでした。
なんでも《文化庁が認定した、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリー》《地域活性化を図ることを目的とした、日本の文化遺産保護制度の一つ》だそうです。2023年度までに全国で文化財群が104件認定され、「関門”ノスタルジック”海峡」は2017年に認定されたそうです。門司赤煉瓦プレイス 名所・史跡
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現在はサッポロビールとなった帝国麦酒は西日本最古の麦酒工場を1913年(大正2)に操業開始し、その後は「桜麦酒」「大日本麦酒」「日本麦酒」「サッポロビール」と名称を変えて操業を続けましたが、2000年に大分県日田市に新九州工場が竣工され、工場は閉鎖となります。そして跡地の工場や管理棟などを観光施設「門司赤煉瓦プレイス」として転用しました。
門司赤煉瓦プレイス公式HP
https://mojirenga.jp/ -
「門司赤煉瓦プレイス」の最も大きな建物が、この赤煉瓦外観の「醸造棟」(旧仕込場)です。(南北55m,東西27mの規模の煉瓦造)
2階、3階、4階、7階と高さが違う建物になっているのは、ビールの醸造工程に合わせて、製品が上階から下階へと移動する効率的な造りになっているためです。 -
ドイツ・ゲルマニア社の図面を参考にして福岡工業学校卒業生である林栄次郎が設計したと云われてます。
現在も内部には戦前期のドイツ製醸造機器が保管されているそうです。
(年に2回程公開) -
「赤煉瓦写真館」(旧組合棟)
醸造棟(工場)と事務所棟(管理)の間にある煉瓦造平屋建物で1917年(大正6)に工場拡張のため、受変電施設の上屋として建設された後に、労働組合の事務所として利用された赤煉瓦造り平屋建ての建物です。
半円アーチ窓周辺の装飾が工場の付属施設としてはオシャレな外観です。
その装飾性から現在はカフェ、写真館として利用されていました。 -
「赤煉瓦交流館」(旧倉庫棟)
2棟の切妻の煉瓦造り倉庫で1913年(大正2)に建設されました。
内部見学をしなかったので写真を撮っていませんが、2006年に地域交流のホールとして再生され、赤煉瓦ホール及び会議室、レストランが設けられているそうです。 -
「門司麦酒煉瓦館」(旧帝国麦酒工場事務所棟)
1913年(大正2)に建設された、日本における最初期の鉱滓煉瓦(こうさいれんが)建物です。
外観に八幡製鐵所で製鉄の過程で出た鉱滓を、再利用して造った耐久性の高い鉱滓煉瓦を使用し、ドイツ城郭風の装飾を施すなど、隣接する赤煉瓦の醸造場とは違う独特の色合いを醸し出しています。門司麦酒煉瓦館 美術館・博物館
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残念な事に、改修中で建物上部をストッキングのような囲いで覆われ、上部外観がはっきり見えません。
"く(""0"")>なんてこった!!"
入場料100円を払ってなかに入ってみます。 -
館内はサッポロビール九州工場の沿革、ビールの製造工程などの展示紹介がされていました。
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これは、当時の「サクラビール」の輸出ビールラベルです。
なかなかステキなデザインです。 -
かつての宣伝ポスターです。
三船敏郎の「男は黙ってサッポロビール」.....懐かしです! -
この棟は迎賓館的な役割も兼ねていたため、内部は華麗な装飾です。
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この部屋のマントルピース (暖炉)には、サッポロビールの星マークがついていました。
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鉱滓煉瓦の壁にはスイングベルオブジェが飾られています。
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(案内プレートより)
《階段には、ケヤキの一枚板が使用されています。また、簓桁(ささらげた)には一本木が使用されており、貴重なものです。
復元にあたっては、旧材を再利用しました。しかし、板は曲がり、簓桁はねじれて変形しており、少し上りにくくなっています。また、手摺の親柱には、「サクラビール」の象徴である桜の花弁の彫刻が施されています》 -
(案内プレートより)
《天井は漆喰(しっくい)塗りではなく、細かな模様が型押しされた鉄板を組み合わせて塗装したものです。 現在では、 このような鉄の打ち出し細工による装飾板は製造されておらず、非常にめずらしいものです。
復元においては、取り外してかつての天井の色に塗装しなおしました。ところどころに穴が開いていますが、それは錆によるものです。》 -
(案内プレートより)
《浪漫展望室の壁の上には入ることのできない扉があります。 当時ここには3階があり展望台として利用されていたと言われています。壁をよく見ると、床のあとが残っています。》 -
「門司赤煉瓦プレイス」を堪能した後、再び鹿児島本線に乗り、終点「門司港」駅に到着しました。
現在の駅舎(2代目)は1914年(大正3)に完成したもので、1942年(昭和17)関門トンネルの開通に伴い、山陽本線の接続点となる大里駅を門司駅に、ここを「門司港駅」に改称したそうです。門司港駅 駅
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2019年(平成31)には6年にも及ぶ復元工事を終え、大正時代を再現した「門司港レトロ」を意識した意匠を残しています。
駅構内改札側 -
駅構内出口側
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待合室
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切符売り場
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当時から使用されている洗面所、青銅製の手水鉢が今も使われています。
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駅舎外観は、木造ながら外壁をモルタルで石貼り風に仕上げ、上には銅板葺きの屋根をのせることで、ネオ・ルネサンス調のデザインになっています。
ドイツ人技師、ヘルマン・ルムッシュテルの指導で建てられた、駅舎としてはわが国最初の重要文化財です。
設計:鉄道院九州鉄道管理局工務課 施工:菱川組 国の重要文化財 -
ここ門司港駅周辺は、かつて貿易港として繁栄したことから多くの歴史建造物が残されています。
ただ残念なことに見たかった建物ひとつ、「旧門司三井倶楽部(本館、附属屋)」は改装中でした。
アインシュタインが宿泊した部屋見たかったな.....。(T◇T)
1921年(大正10年)築 1991年(平成3年)移築 設計: 松田昌平 施工: 不明旧門司三井倶楽部 名所・史跡
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「JP門司港ビル」(旧門司郵船ビル)
1927年(昭和2)に建設された、ア-ルデコ外観のアメリカ式オフィスビルです。
当時の最新設備であったエレベーターや暖房器具(ラジエーター)、集約型の給湯室、水洗トイレなどを備え、今もオフィスの入っている現役ビルです。
設計: 八島知 施工: 大林組 -
「ホーム・リンガ商会」
長崎でE・ホームとF・リンガーが設立した英国・スコットランド系の会社で、現在は、外国船舶の代理店業を営んでいます。
1962年(昭和37)に建てられた、比較的新しい建物ですが、半円形の窓のある淡い清楚な印象の建物です。
設計・施工: 不明 -
「北九州市旧大阪商船」
大阪商船の門司支店として、1917年(大正6年)建設された鉄筋コンクリート造りの建物です。
オレンジ色のレンガタイルを表面に貼り、白い石状の帯のファサードと八角形の塔屋が特徴的です。
大陸航路の待合室として多くの旅行者で賑わい、塔屋は、当時の関門一高い塔で、夜間は灯台の役割もしていたとか。北九州市旧大阪商船 美術館・博物館
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窓の形式や塔屋の意匠は、ウィーン分離派(セセッション)の影響を受けていると云われてます。
確かに建物のあちこちに(特に窓周辺・表面)幾何学的な形の装飾が施されています。
設計: 河合幾次 施工: 内海鶴松 登録有形文化財 -
内部はシンプルな装飾です。
現在、1階は北九州市出身のイラストレーター「わたせせいぞう」のギャラリーやカフェとして、2階は貸ホールとして使用されています。 -
「北九州市 大連友好記念館」
かつて門司港と大連市は国際航路で結ばれていました。
この建物は1994年(平成6)に北九州市と大連市の友好都市締結15周年に、ロシア帝国が1902年(明治35)大連市に建築した東清鉄道汽船事務所をそっくり複製したものです。北九州市大連友好記念館 美術館・博物館
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外観はロシアっぽいのですが、1階は中華レストランです。
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ライトアップした「大連友好記念館」
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「旧門司税関」
1912年(明治45)門司税関の2代目の庁舎として建設、1927年(昭和2年)まで使用された後、民間に払い下げられましたが、1945年(昭和20年)の空襲で屋根がなくなり、無残な廃墟のようになっていたそうです。
しかし、北九州市が1991年から4年の歳月をかけて修理復元します。
設計は、現「横浜赤レンガ倉庫」等、数多くの官庁建築を手がけた妻木頼黄(つまき よりなか)+咲寿栄一(大蔵省臨時建築部)です。施工: 清水組北九州市旧門司税関 名所・史跡
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ネオ・ルネッサンス様式の美しい赤レンガ造りの外観です。
長らく廃墟のような状態であったとは信じられません。 -
現在、内部は展示室、カフェ、ギャラリー等で利用されています。
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すぐ近くに歩行者専用のはね橋、「ブルーウィングもじ」がありました。
船が通過する他に、毎日10時から16時の間で1時間に1回、60度の角度に跳ね上がります。ブルーウィングもじ 名所・史跡
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なかなかのド迫力です!
見る前は、別に見なくてもいいんじゃないと思ってましたが.....
やはり「一見は百聞にしかず」です。 -
さて、一旦ホテルに戻ります。
門司港名物「バナナマン」の背後にある建物が宿泊先の「プレミアホテル門司港」です。プレミアホテル 門司港 宿・ホテル
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この時期、階段にはハロウィーンの飾り付けがされてました。
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部屋は、こんな感じですが.....
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窓を開けるとドーンと関門橋が拝めました。
ヽ(´∀`*)ノ -
日が暮れ、ホテル周辺の建物もライトアップされたので、散策にでます。
「北九州市旧大阪商船」北九州市旧大阪商船 美術館・博物館
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「マリーゴールド門司港迎賓館 THE BANK mojiko」
元々は福岡銀行門司支店として建設された建物ですが、その後日本船舶通信ビルや装飾品店として使われ、現在は結婚式場兼レストランのマリーゴールド門司港迎賓館になっています。
施工年 1950年 設計者: 不明マリーゴールド門司港迎賓館 グルメ・レストラン
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イチオシ
「門司港駅(旧門司駅)
昼とはだいぶ印象が違います。門司港駅 駅
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駅改札手前横に「みかど食堂」の看板がありました。
「みかど食堂」は、門司港駅の開業の1914年(大正3)に2階あった高級レストランです。
当時としては数少ない駅構内の食堂で、関門連絡船の利用客等で、賑わいましたが、1942年(昭和7)の関門トンネルの開通により客足が減少し、1951年(昭和26)に1階に移転したものの、1981年(昭和56)に閉店してしまいました。
それが、2019年の駅舎のリニューアルとともに東京南青山のレストラン「NARISAWA」監修の元、復活させました。
(ところが、2023年1月末また閉店してしまいました。) -
2階の次室と貴賓室は見学可なようなので、ソロリソロリと赤絨毯の敷かれた階段を上がってみました。
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なかなかシンプルながらも高級感を感じる廊下が延びてました。
それにしても人の気配がしません。
この時期、まだコロナ禍の影響で平日夜の観光地は、客足が戻っていませんでした。 -
「次室」は、隣の貴賓室を利用した高貴な方の随行員が控え部屋です。
特に調度品などは置いてなく、門司地区の観光案内があるだけでした。 -
「貴賓室」は、皇族や要人など、高貴な方だけが使えた特別室です。
丸テーブルと椅子だけが置かれているだけですが、部屋全体に更なる高級感が漂ってました。 -
レストランは当日、営業している様子がないので、近くの「王様のたまご」でご当地名物の"焼きカレー”を食べてホテルに帰り、この日は終わりました。
「関門"ノスタルジック"海峡を彷徨ってみました(2)」に続く王様のたまご グルメ・レストラン
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