2023/12/30 - 2023/12/31
70位(同エリア79件中)
kirinbxxさん
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ちょっと残念だったタヌンダ滞在でしたが、気をとりなおして、最後の町へ。ロクストンという、人口が4000人近くもある町です。おもな産業は農業ですが、今では穀物よりも柑橘類、アーモンド、ワイン用ブドウなどが主な作物になっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Tanundaはバロッサバレーの中心地、5000人近くの人口がある大きな町、それだけにカフェも沢山あります。とはいうものの土曜日の早朝から営業しているところはあまりありません。
ここはそのうちの一軒。Darling's food with passion Cafeです。 -
早朝なので空いてますが8時だともう一杯になる人気の店です。
観光地だけあってお値段は高く、トーストにパンとジャムをつけただけで9.5ドル、ハムとチーズを挟んだクロワサンが12ドル。
そういうことなら、いっそのこと普段は食べないものにしましょう。 -
というわけで選んだのはciabattaというイタリア式の旨いパンで作ったサンドイッチ。
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バロッサ名物の燻製ベーコン、チェダーチーズ、レタスにアボカドという豪華な中味がぎっしりでした。
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もうひとつは季節のエッグタルト。アスパラ入りで中味たっぷり、皮はさくさくの熱々、なかなかの出来映えでした。
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まずは、久しぶりにWaikarieのサイロアートを見にいきました。右側のオウムは、リージェント・オウムです。
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前回来たときには気づかなかったのですが、ベンチが用意されています。
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日差しをよけられる休憩エリアも完備。
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以前来たときはなかったのですがここを起点として、2kmの遊歩道が整備されたようです。以前車で見に行ったポンプ場を通り、マレー川を見下ろせる崖まで徒歩でいけるようになりました。
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ゴミ箱もちゃんと地域の生物をモチーフにしてます。
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ここのサイロは裏にもちゃんと絵があります。
今も現役のサイロですが裏からも見られるようになっています。 -
マレー川に沿って続く道路を快適にドライブして、リバーランド最大の町、レンマークへ。たびたびの洪水にあった町です。川沿いの指標の横に立ってみました。kirinの生まれた年が最悪だったとは。画面の一番下が2022年のもの。
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この日はお天気もよく穏やかな川面でした。
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土日はこの船でリバークルーズを楽しむ事ができます。
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南オーストラリア最初の灌漑が行われ、1887年に町を作ったのも灌漑組合でした。
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レンマークの市街を東に抜けたところにParingaという人口1000人ほどの小さな町があり、真新しいサイロアートを見ることができます。
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二基のサイロに2人ずつの地元では良く知られた人物と、関連するものが描かれていますが、こういうモチーフは珍しいですね。
この絵は、レンマークの灌漑に功績があったChaffey兄弟の弟、チャールズを描いています。 -
なかなか芸が細かい。
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この横顔は、レンマークで生まれ、オーストラリア初の女性リバーマスター(マレー川を商業的に航行することを認められた船長)となったパール・ウォレス船長を描いています。船は彼女の愛船PS「サクセス号」です。
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これはエレイン・バルフォアという女性のシルエットです。オーストラリアでは第二次世界大戦中多くの看護婦が戦地へ赴きました。この女性もアデレードで小児科看護師として働いていましたが、志願して入隊、シンガポールで活動していましたが、日本軍が迫ってきたため撤退する途中で悲劇的な死を遂げました。レンマークのいくつもの施設内で彼女の名が残され、毎年追悼と記念の行事が行われています。
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これは現在のマレー・ダーリング水系観光の目玉となっている、ボートハウスを思いつき、建造して運営した二人の男性を描いています。今ではボートハウスは数百万ドルを稼ぐ産業になっています。
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すぐ近くにローカル博物館があるというので行ってみるも、開館が月・水・金だけ。ボランティアで運営しているところでは良くあることですが、残念。
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建物の中には入れませんが、例によって外にはいろんなものが置いてあります。田舎町のローカル博物館の定番は、こういう農業用の器具です。古くは馬、のちにはトラクターの後ろにとりつけて畑を耕すのに使われました。
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これは蒸気トラクターです。開発元の英国ではあまり役立ちませんでしたが、南オーストラリアでは活躍したようで、大抵のローカル博物館や、田舎町の観光案内所などに展示されています。
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博物館の標識がわり?
初期のアスファルト混合機です。
休館では仕方ないのでレンマークへ戻って昼食にしましょう。 -
レンマークは南オーストラリア州リバーランド最大の町なので、食事をするところには困りません。私たちのお気に入りはこのタイ料理レストランです。
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店内は広いですが、この日は片側でタイ人とおぼしき方達が大勢集っていました。
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注文は奥のカウンターで。
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海老のパッタイ。タイ料理ですから甘味はありますが、くどすぎはせず、辛さもちょうどいいかげん。但し、注文時にスパイシーにしてくれるよう頼んであります。
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こちらは焼き飯。オーストラリアの白人たちはあまり辛い物が得意ではないという人が多く、そのため何も言わないと甘さに寄ってしまいがち。なので我が家は必ず辛くしてね、ということにしています。こちらも野菜たっぷりで美味しゅうございました。
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レンマークは泊まった事があるので、今回はロクストンという町です。立派なホテルですね。
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私たちが泊まるのはこちらのユニットです。
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ベッドが大きくてひろびろして綺麗です。
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プールもあって家族連れが大はしゃぎしていました。
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ホテルはマレー川からわずか300m、徒歩数分という抜群のロケーション。
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川遊びを楽しむ人も。
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マレー川ではお馴染みのボートハウスです。
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のんびりと川岸を散歩するのもいいものです。しかし、これで午後7時・・・・
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観光地ですし、人口もそこそこあるので飲食店はいくつかあります。でももう外へ行くのは面倒くさい。ホテルのレストランは混んでいる。ということで、ルームサービスをとることにしました。ちゃんとしたホテルのメリットですね。
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のんびり部屋でくつろいでワインとつまみ。後片付けもしなくていいし極楽です。
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翌朝、川辺を散歩してみました。この木はなにやら有名な木のようです。
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ウィリアム・チャールズ・ロクストンが集めたコショウの実から 1878 年に植えられた可能性がある・・・・
なるほど。 -
もちろん、他にもカフェやベーカリーはあるんでしょうが、面倒なので朝食はホテルのカフェで。
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なんか注文を間違えたかな。
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卵とベーコンのマフィン・・・細長いお皿の半分がからっぽ。ちょっとトマトでも添えてくれればいいのになぁ。日本の喫茶店のモーニングが恋しくなる瞬間です。
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シンプルな目玉焼きオントースト。
野菜はほぼゼロ、まぁたまにはこんなのでもいいか。 -
ロクストンから、アデレード方面に70kmほど走ったところに、ちょっと変わったサイロアートがあります。変わった、というのは形や絵柄ではなくて、「個人が全ての資金を出して」いるということ。この近くの人口28人の集落に住むご夫婦が、穀物大手のViterraから不要のサイロを買取り、他の資金も全部出したそうです。普通はコミュニティと自治体で相談して資金を集めて、だから最低でも数ヶ月は準備がいるのですが。
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夫妻がモチーフに選んだのは「戦場からの帰還」でした。
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戦争からの帰還兵の姿が片方のサイロに描かれています。サイロの周囲には、近隣一帯から、二度の世界大戦とベトナム戦争に従軍して亡くなった人の名が刻まれたプレートもありました。
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そしてこちらには、第2次世界大戦中の1942年、オーストラリアの女性看護師の一団が、日本軍兵士たちによって殺害された「バンカ島虐殺事件」の唯一の生き残りとなった女性の姿。日本人としては、複雑な思いを抱かざるを得ない絵柄です。
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マレー川をながめつつ一路アデレードへ。
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こちらは、車から見かけたアデレードの北部にある会社です。往路に通りかかって気になったので寄って見ました。会社の名前はHumes。このゲートでわかるように、ヒューム管と呼ばれている遠心力を利用して成形・締固めを行い製造される鉄筋コンクリート管を作っている会社です。農業大国オーストラリア、この地では灌漑用水に悪水が多く、鉄管内に汚物が溜まり、水の流れが悪くなるところから、コンクリート管の利用にヒントを得たそうな。
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1912年に発明、南アフリカ、次いで1913年英国に進出してヒューム社を設立、アメリカ、カナダ、インド、シンガポールなど、世界各地に特許を出願してヒューム管の普及に努めていきました。ヒューム社が日本で特許を得たのは、1921年でした。こんな身近に、100年以上まえからロングセラーとなっているものを作り続ける会社があったとは。
特に博物館のようなものがあるわけでもないので、中には入れませんでした。
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