明月院ー2024年春

2024/04/11 - 2024/04/11

　北鎌倉にある明月院は八重紅枝垂れ桜が満開の頃でも境内は10人程度と空いており、日本では一番花見客が少ない八重紅枝垂れ桜の名所に違いない。
　しかし、帰りがけから外国人（白人）が入山して来た。そのために境内には観光客が10人程度から15人程度に増え、その半数は外国人である。
　これまでは、明月院は外国人がそれほど訪れないお寺であった。
　JR北鎌倉駅近くの円覚寺の通用門下で、外国人を案内している日本人がいたので尋ねてみた。どうやら、明月院の八重紅枝垂れ桜は口コミで広がっているようなのだ。
　それでは、山梨県の朝倉山浅間公園のように、明月院は境内に外国人が押しかけることで、紫陽花から八重紅枝垂れ桜のお寺に生まれ変われるということなのか？
　明月院の前を通る地元の人をアンケートすると誰も明月院に枝垂れ桜が植えられていることは知らないという。それは昨年も同様であった。
　しかし、境内の花見客のうち2/3（全数は10人程度）はリピータだと答えてくれる。
　残りの1/3は北鎌倉で名前を知っているお寺だったので入山したという。しかし、入山料500円では八重紅枝垂れ桜の楽園であることを知っていないと中々気安くは払えない金額である。地元民からは「ぼったくり寺」と呼ばれている由縁である。
　10数年前に鎌倉の世界遺産に関して登録出来ないのではないかと調査し、ここ明月院が八重紅枝垂れ桜の楽園であることを知った。それ以来、明月院の八重紅枝垂れ桜のことは機会ある毎に報告して来た。しかし、そうしたことよりも、外国人の口コミで広がることの方が早く、広く拡がるということのようだ。
（表紙写真は「羅漢洞」）

エリア 鎌倉(神奈川)

月笑軒。

山門。

山門。

山門に枝垂れ桜の生け花。

ウサギ小屋。

山門。

山門。

枯山水庭園。

枯山水庭園。

クリスマスローズを浮かべた鉢。

座敷の生け花。

丸窓。

香炉台。

方丈の屋根に上がる天女。

方丈。

六地蔵。

開山堂（宗猷堂（そうゆうどう））。

開山堂に掛かる「宗猷堂（そうゆうどう）」の扁額。

「宗猷堂（開山堂）」。

瓶ノ井（つるべのい）。

山内首藤俊通公墓所。最近になって創建された。

「山内首藤俊通公墓所」。

「羅漢洞」（’明月院やぐら）。

絵馬。紫陽花が描かれている。

宝物庫。

花想い地蔵。

花想い地蔵。

「花想い地蔵」。

仏像。