2024/03/22 - 2024/03/22
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ワンダラーさん
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2024年3月、青春18きっぷは新型コロナ騒ぎの期間は縁がなく、この春で販売終了という噂(夏と冬が同時発表されず)もあって、急遽購入。
足慣らしに、古河の花桃と、水戸の梅と桜を求めて花めぐりの一日鉄道旅行。
通常切符だと買い方にもよるが、因みに水戸駅で切ると、新宿~古河~水戸が144.4キロで2,310円と、水戸~土浦~新宿が126.6キロで2,310円で、
合計271キロ4,620円で、青春18きっぷ12,050円の一枚分2,410円以上で元が取れていて満足に浸る。
学生や年金生活者には有難い「青春18きっぷ」だと再認識する。
最初に訪問した古河の公方公園では、矢口というピンクの品種が満開、一部はもう芽吹きで、萌黄色の若芽がピンクの花に合う。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
本日の青春18きっぷの旅は、新宿駅南口改札から。
案内所の中の有人改札では、女性職員が「1枚目ですね」と優しく入鋏してくださる。
最初の列車は、湘南新宿ラインの7:22発 宇都宮行き。
好運にも座れてラッキー。
久喜駅まではよく乗るので見慣れた車窓、栗橋までは埼玉県で利根川を渡ると茨城県。
2時間弱で、8:18古河駅着 -
古河駅では、駅前ロータリーに出ると、古河市の木「ハナモモの花」が出迎えてくれる。
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古河市では「桃まつり」の真っ最中
「ぐるりん」という名称のコミュニティバスで、公方公園(正式名称は古河総合公園)入口に行こうと計画したら、古河駅前8:40発の「桃まつり」臨時バスがあり、こちらは公方公園の裏口まで行くというので歩かずに済む茨城交通臨時バスにする。
(写真の前の水色のバスが「ぐるりん」日祝運行南コースのバス) -
臨時バスは10分ほどで公方公園西側の裏門に着く。
入園料はなく、入ったところがすぐが花桃が満開のゾーン。 -
手前の池のような場所は花しょうぶなどが植えられているようだが、今は白鷺が餌を捜している。
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公園内の花桃は何種類かあり、矢口という一番多い木が満開になっている。
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ソメイヨシノの桜よりも色が濃く、花びらも固まっているので目立つ。
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公方公園というのは、「古河公方(こがくぼう)」と呼ばれた関東の足利氏の拠点があったため。
時代は室町時代後期から戦国時代にかけてで、鎌倉公方・足利成氏が1455年に鎌倉から下総国古河(ここ茨城県古河市)に本拠を移し、関東足利氏と呼ばれ約130年余り繫栄したとされる。
古河公方五代目の足利義氏の墓が公園の一角に保存されている。 -
元々は渡良瀬川の氾濫河原に半島状に突き出した部分が古河公方の館で、公園の南側には池が多く残っている。
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1時間後の茨城交通臨時バスで古河駅に戻り、東北本線を小山駅まで行き、水戸線に乗り換える。
水戸線は、単線だが電化されており、常磐線と同じ(新しい)電車が半分の5両編成で勝田から小山駅まで入ってくる。
小山10:36発 -
水戸線の線路は、東北本線の小山から右にカーブし、筑波山・加波山の北側をほぼ東に進む。
友部で常磐線と合流するが乗り換えは不要。 -
12:01水戸駅着、
水戸駅前には、黄門様、助さん、格さんがお出迎え(北口、ペデストリアンデッキ)。 -
観光案内所のお勧めの「水戸漫遊1日フリーきっぷ」は大人500円で、バスで偕楽園往復よりも安い@500円の一日乗り放題パス。
(北口バス乗場の左端ビルのきっぷ売り場で入手できる)
茨城県立歴史館→偕楽園→好文亭→常磐神社→水戸市平和記念館→弘道館→水戸城大手門→水戸駅のコース(写真の地図のピンク線)を計画 -
水戸駅前4番バス停から、バスで「歴史館・偕楽園入口」に向かい、下車後は北側の茨城県立歴史館の公園状のエリアに入る。
最初に出てくるのは、「旧水街道小学校本館」の移築された洋風校舎。
明治14年に建築されたという建物は、バランスが美しい。内部も見学可能。 -
こちらは現代的なデザインの「歴史館本館」
シルバー料金もあるが、「水戸漫遊1日フリーきっぷ」でその団体料金並みに割引きになる。
具体的に言うと、特別展開催中の大人料金が610円で団体料金は490円で120円お得、同シルバー料金は300円が240円で60円お得になり大満足。 -
常設展示のほか、2024/2/16~4/7は那珂湊反射炉の特別展を開催中で、全国反射炉のことが理解できた。バーチャルのゴーグル映像体験は優れもの。
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茨城県立歴史館から偕楽園表門までは、徒歩でもすぐ。
東門から入るよりも、江戸時代の表門から入る方がお勧めのようだ。
左側が入場券売り場。好文亭は別料金
ここもシルバー料金もあるが、「水戸漫遊1日フリーきっぷ」でその団体料金並みに割引きになる。 -
好文亭表門は、どっしりと風格がある。
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梅は、遅咲きの品種が咲いている。
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ピンクと白が交差する。
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孟宗竹の竹林も見事
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好文亭入口の寒緋桜。旧暦元日ごろに咲くので別名ガンジツザクラという。
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好文亭の三階からの眺望、千波湖まで庭園が広がる。
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偕楽園東門を出ると由緒ある常磐神社境内を横切る。
東門のバス停(偕楽園・常磐神社前)もあるが、バス道路まで出た常磐神社入口バス停まで歩くと水戸駅方面へのバス便本数が多いので、少し歩いてバスに。 -
水戸駅行きのバスをフリー区間の銀杏坂で下車して、すぐ前の水戸市平和記念館に立ち寄る。
入場無料の、太平洋戦争での水戸市街に対する米海軍戦艦などによる艦砲射撃や、機動部隊による空襲の被災の様子を展示する社会教育施設で、1名常駐している。
風化させない水戸市の努力は尊い。 -
平和記念館から北側の丘(旧水戸城跡)に登っていくと、三の丸地区に弘道館がある。
水戸徳川家は教育に熱心だった。その要がここ弘道館。 -
弘道館の庭園ではサンシュが満開
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弘道館の向かい側は空堀(現在は道路)を大手橋で渡ると二の丸地区。
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二の丸地区には水戸彰考館跡や二の丸展示館があるが、その他は高等学校、中学校、小学校の敷地として使われている。
弘道館の精神が脈々と生きているのか? -
学校敷地の間の細い通路を進むと、どん詰まりに二の丸角櫓(すみやぐら、復元)が公開されている。
南側のビルの方が高いので、櫓という感は薄いが、水戸城の姿を復元した貴重な建物。 -
水戸駅に戻り、水戸駅16:31発の常磐線電車で日暮里駅に直行する。
2時間弱で日暮里駅に着き、山手線で新宿に帰着。
足慣らしとしては、十分に楽しめた青春18きっぷの一日だった。
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