早春の水戸＆日立　前編（開業100周年の偕楽園駅から「水戸の梅まつり」へ）2025

2025/03/09 - 2025/03/09

水戸＆日立巡りを3月1日（土）or 2日（日）に予定していましたが、各地から早咲きの桜、梅の開花の遅れが聞こえ、1週間の後倒しの旅程(3/9・日)となりました。ただ、前夜の天気予報が「関東の平野部も積雪・雪マーク」、足元はぬかるんでいないか、傘をさしての梅見はパスしたいと悩んでいましたが、翌朝は快晴、絶好の観梅日和をむかえていました。

129回「水戸の梅まつり」　2025年2月11日（火・祝）～3月20日（木・祝）
120年以上の歴史ある「水戸の梅まつり」、主会場となる偕楽園は後楽園（岡山県岡山市）や兼六園（石川県金沢市）とともに日本三名園のひとつと称され、天保13年（1842年）7月、水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公により、家臣・領民の休養の場所として開園されました。

旅行記掲載：2025年3月14日 Ver.00
表紙写真：水戸「偕楽園」の梅林

エリア 水戸(茨城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

特急ひたち3号 仙台行　品川7:43→偕楽園9:17　
週末の早い便、6割程度の稼働率でしょうか、隣の席は偕楽園まで空いていました。

筑波山が望めば、もう常陸の国

開業100周年をむかえた「偕楽園駅」
「水戸の梅まつり」にあわせ臨時開設されています(2/11～3/20間の土曜・休日の計13日間　下り列車のみ停車)、　東京方面へ帰途の場合、下り列車で隣の水戸駅にむかい、上り列車に乗り換えて戻ります。

偕楽園へのアクセスは、公共交通の「偕楽園駅から徒歩ルート」を選択しました。「偕楽園・東門」へむかう愛宕神社の参道の階段が思った以上に長く、歩行に苦慮される方は大丈夫かなと気になりました、平坦なルートがあれば問題ないのですが。

偕楽園・東門前（ライブカメラと同様のアングルです）
園内では100品種3,000本の梅が春の訪れを告げています、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と長く観梅が楽しめます。

東門から「見晴らし広場」を経由し、「好文亭」へむかいます。

梅見の前に「2025年 水戸の梅大使」の方々にお会いしました、丁寧な対応に感謝です。

偕楽園の観梅のスタートです。

梅林と「和傘と緋毛氈」は似合います。

二層三階の「好文亭」
天保13年（1842年）7月、水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公により、家臣・領民の休養の場所として開園、現在の建物は第二次大戦後に復元されました。奥御殿の襖絵は、東京芸大の須田珙中、田中青坪両画伯が「植物の部屋名」に合わせ描かれています。

「菊の間」は、10枚の襖に咲き乱れる菊が描かれています。

＜左上画像から時計回り＞「桃の間」は襖いっぱいの紅白の桃、「躑躅(つつじ)の間」は藩主夫人お付の婦人たちが詰めたお休み処、「紅葉の間」はモミジが襖８枚いっぱいに、「松の間」は藩主夫人や高貴の方の御座所

「梅の間」は、藩主夫人の慎ましい居室（葵紋縁付きの6畳分のスペース）

「萩の間」は、襖14枚に萩の絵が描かれています。

「桜の間」は、藩主夫人のお付の方々の休み処、8畳の襖に満開の桜が描かれています。

好文亭・西塗縁広間　カフェ「樂(raku)」

好文亭の三階「楽寿楼」からの眺望、見晴らし広場から千波湖の素晴らしい景色が望めます。

好文亭の三階「楽寿楼」からの眺望、桜山方面

中門から孟宗竹林エリアへむかいます。

孟宗竹林エリア

常磐線にかかる「梅桜橋」

「偕楽園の梅」と「常磐線の普通列車（下り）、特急列車（上り）」のコラボ

常磐線沿い一帯の梅は、まさに見ごろをむかえていました。

圧巻の偕楽園の梅　言葉がありません。

満開の梅を背景に皆さん撮影タイムを楽しんでいます。

偕楽園の梅　お気に入りの一枚

好天の中、満開の偕楽園の梅を堪能・満喫し、常磐線沿いエリアから東門へ戻ります、そして、私にとっての本日のメインディッシュは、「絶景天空の日立駅」へ訪れ、日立の海を眺めながら「三春」でランチをいただきます。
（後編へ）

偕楽園に訪れる一週間前の我が家の畑（家庭菜園）の梅、花より団子ではありませんが、毎年、梅酒・梅干し作りを楽しんでいます、添付の「梅干し」の写真は2019年製(再掲)、明日は春ジャガの植付け予定です。