2023/05/19 - 2023/05/21
130位(同エリア183件中)
Skunkyさん
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2023年5月、再び一時帰国で日本に戻って参りました!
母が老齢のため、できるだけ年に2回帰国するようにしているのですが、年末年始以外は、フライトチケットだけでなく日本国内の宿泊も安くなるゴールデンウィーク後を狙ったタイミングで予定を組むようにしています。
ゴールデンウィークが終わった2023年5月13日に帰国、到着後4日間は在宅ワークし、5月19日(金)から3日間、5歳年下の弟と2人で信貴山と奈良県を巡る旅に出かけました!
弟とは子供の頃から気が合って、好きなものも似ているため、気兼ねなく旅行できる有難い旅仲間です。今回、弟を誘ったのは、漫画家の花輪和一さんが「護法童子」のヒントを得た「信貴山縁起絵巻」を見に信貴山朝護孫子寺を訪問、宿坊「千手院」さんに宿泊し、翌日はダムや吊橋、野猿などを巡りつつ十津川温泉「神湯荘」に宿泊、最終日は果無集落までハイキングという計画。(趣味がマイナーすぎて友人は誘えないレベルw)
計画を伝えたところ、弟からは「休みが取れたら行く!」との前向きな返事がもらえたので、いざとなれば1人旅に切り替えられるよう、柔軟な計画を立てつつ確約を待つことしばし・・・。「休み取れた!」との連絡を受けて、中年姉弟旅に出かけることになりましたw(いたるところで「奥さん」と呼ばれて「姉です」と訂正。※弟の奥さん、すみません~)
※写真は雨上がりの夜の信貴山
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2023年5月13日、今回もヒースロー空港ターミナル3からJL042便に搭乗。
6月21日の夏至に向け、5月の英国は日が長く、朝(夜中?)は4時前から明るくなり始め、夜は10時半頃まで薄明るい感じです。冬に朝9:20発のJL042便にチェックインするため、朝6時過ぎに着く時はヒースローはまだ夜明け前ですが、初夏だとすっかり明るくなっています。
※お馴染みヒースロー空港ターミナル3ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港
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チェックインを終えて、こちらもお馴染みの朝ビール! これが私にとって休暇始まりの合図となってますw
免税店でお土産も購入済み。イギリスには美味しいものがないだけでなく、日本では何でも売っているので何を買ったら喜ばれるのか・・・悩みどころです・・・ -
翌5月14日、無事羽田空港第3ターミナル着。国内乗り継ぎで伊丹へ向かう国内線発着の第1ターミナルにやってきました。
国内線に乗り継ぐには、入国で一旦預け入れ荷物を受け取り、国内線カウンターで再び荷物預け入れのチェックインをする必要があります。羽田空港での国内線乗り継ぎのチェックインは、乗り継ぐ便の出発時間から最低30分が必要とされていますが、便の遅れや荷物が出てくる時間などを考慮し、2時間は余裕をみるようにしています。この日は入国も荷物受け取りもスムーズに進み、時間に余裕があったので、お昼にはちょっと早いですが天ぷら蕎麦を頂きました。
第1ターミナルにある早くから開いていたお蕎麦屋さん「一の井」さんで天ぷら蕎麦セットと生中!(おつまみに枝豆もx )
わぁ~~、日本の外食の天ぷらって、ころもサクサク、中身ふんわりで本当に美味しい!
※しかもこのお値段で・・・嬉涙 -
今回は英国航空(BA)のマイレージでJALのコードシェア便を購入したので、座席は24時間前のオンラインチェックイン時まで指定できませんでした。そのため、窓側の席は取れず、伊丹へのフライトでの富士山の写真は無しです~。
5月14日午後、大阪の実家に到着。この日の夜から4日間、英国時間で在宅勤務。日本から在宅勤務が可能となったのは、ある意味コロナの恩恵です(悪いことだけではなかった・・・)
そして5月19日金曜日、1日お休みを取ってくれた弟と合流、JR大阪駅から環状線で鶴橋駅へ。鶴橋駅で近鉄大阪線に乗り換えて河内山本駅、更に近鉄信貴線に乗り換えて信貴山口駅を目指します。この日は平日で大雨だったせいか、駅は超閑散。
※写真は近鉄側の信貴山口駅。駅の周りには何にもない!w信貴山口駅 駅
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右に目をやると、こちらは近鉄西信貴ケーブル乗り場。
近鉄西信貴ケーブル(正式名称は「西信貴鋼索線」)は、全長約1.3km、勾配170~480‰で、高低差354mを約7分で結んでいます。
西信貴ケーブルは信貴山毘沙門天王参拝の公共交通機関として、1930年に大阪電気軌道によって運行開始されましたが、1944年に戦争の激化を受けてレールを供出、ケーブルカーはそのまま廃止されました。しかし、廃止から10年後の1957年、最新の設備で復旧、ケーブルカーは営業を再開したそうです。
※西信貴ケーブルは近鉄が運営するケーブルカーでは最も勾配が急な路線だそう -
今から約1400年前、聖徳太子が物部守屋討伐の際に信貴山を訪れて戦勝を祈願したところ、毘沙門天王が現れて必勝の秘法を授かったのが、寅年の寅の日の寅の刻だったという言い伝えから、信貴山では本尊の毘沙門天王と縁の深い寅を祀るようになったとか。
西信貴ケーブルは2022年の寅年に車両をリニューアル、1957年営業開始時の色を復元した復刻塗装となっています。ケーブルカーは赤色と青色の2台で、愛称は「ずいうん(赤)」と「しょううん(青)」、信貴山と縁の深い寅のヘッドマークとラッピングが施されています。
※お察しの通り、信貴山はタイガースファンの聖地でもありますw -
シートも寅模様w
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西信貴ケーブルにはケーブルカーとしては珍しい踏切が2ヵ所あり、いずれも自動車は通れない幅。走っているのはケーブルカーなので、もちろん線路の真ん中には車両を引っ張るケーブルが通っています。そのため、足をケーブルに巻き込まれると大事故につながる可能性も。ある意味、この踏切を渡るのは危険なので、小さいお子さんだけで渡ってはダメですよ~!(次回はケーブルカーの踏切を渡りに信貴山を訪れたいですね)
※日本で一般人が横断できる踏切を持つケーブルカーは、西信貴ケーブルと生駒ケーブルの2路線だけで、いずれも近鉄の運営です。 -
ケーブルカーで必ずある中間地点でのすれ違い。やって来たのは赤色の復刻塗装を施された「ずいうん」。
※窓ガラスに雨粒が・・・。残念ながらこの日は大雨でした -
トンネルを抜けると高安山駅に到着です。
信貴山口駅から信貴山朝護孫子寺までは徒歩でも行くことができますが、ハイキング気分ではちょっと難しい山道のよう。登山の装備とまではいかずとも、トレッキングシューズを準備した方がいいかも。更に西信貴ケーブルの高安山駅から朝護孫子寺へ向かう登山道もあり、こちらは比較的整備されているよう。直接朝護孫子寺へ向かうルートと、高安山山頂を経由して空鉢護法堂へ出るルートがあるようです。
ケーブルカー乗客は私たち2人だけ。駅でスタンプをもらったりとぐずぐずしていたところ、バスの運転手さんが私たちのために出発を待って下さっていたようで、慌ててバスに乗り込みました。優しい~!
※高安山駅から朝護孫子寺へは近鉄バスが運行。ケーブルカーとバスは乗り合わせができる運行がされていて、朝護孫子寺への最寄りのバス停「信貴山門」までは約10分高安山駅 駅
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この日はかなりの大雨で、雨合羽だけではびしょ濡れになってしまうレベル。傘を差してまずは今夜お世話になる宿坊、千手院さんに向かいます。
信貴山千手院は信貴山最古の宿坊で、本館と新館がありますが、私たちが泊まったのは本館。障子をあけ放つと、縁側の向こうに素晴らしいお庭「小堀遠州の庭」を臨むことができる趣あるお部屋です。本館は江戸時代に建てられたものだそうで、隣の部屋との仕切りは襖のみ。この日の宿泊客は、修行をされている僧侶の方(別棟に宿泊)以外は私たちだけだったので問題はありませんでしたが、お隣に宿泊客がいるとちょっと気を遣うかもですね(音が駄々洩れ)。
千手院さんに着いたのはちょうどお昼。荷物だけ置かせて頂き、早速朝護孫子寺へ向かいます。
千手院さんには、 父寅、母寅、子寅が一体となっている寅のトンネルをくぐる「胎内くぐり」があります。足元は四国八十八ヶ所のお砂踏みになっていて、途中には毘沙門天王の如意宝珠が祀られています。
※ガオー!信貴山の宿坊、江戸時代に建てられた本館からは縁側の向こうに「小堀遠州の庭」を一望 by Skunkyさん信貴山大本山 千手院 宿・ホテル
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朝護孫子寺に到着。
本堂地下には「お戒壇巡り」があるのですが、私たちが訪れた日は参拝者が殆どいなかったので、本来のお戒壇巡りの雰囲気を満喫することができました。しんとした無音の真っ暗な闇を右手で壁を頼りに進み、極楽の錠前に触ることができて大満足! テーマパーク状態だった昨年行った善光寺のリベンジを信貴山で果たせましたx
今回、弟と信貴山に来た目的の「信貴山縁起絵巻(のレプリカ)」を見るべく、霊宝館へ。私たちが信貴山縁起絵巻を知ったのは、花輪和一さんのマンガ「護法童子」から。(1980年代のサブカルブームに青春を過ごしたもので・・・)
信貴山縁起絵巻は平安時代末期の絵巻物で、作者は不明、1951年に国宝に指定されました。原本は奈良国立博物館に寄託されており、朝護孫子寺の霊宝館にはレプリカが展示されています。絵巻は、「山崎長者の巻(飛倉の巻)」、「延喜加持の巻」、「尼公の巻」の3巻からなり、剣の護法は延喜加持の巻で、醍醐天皇の病が治癒した証として清涼殿へと天駆ける姿で描かれています。
※信貴山縁起絵巻は「鳥獣人物戯画」とともに、日本の漫画文化のルーツとされています。信貴山朝護孫子寺 寺・神社・教会
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イチオシ
本殿からの眺め。雨に洗われた緑と寺院の赤のコントラストが美しい。
この後、大雨の中、傘を差して信貴山山頂にある空鉢護法堂まで登ったのですが、霧で曇って何も見えず。空鉢護法堂は縁起絵巻の飛倉のエピソードに由来するお堂で、本堂から坂と階段から成る700mの参道を登っていった山頂にあり、天気が良ければ奈良の街を見下ろす絶景を拝むことができるそう・・・残念!
空鉢護法堂には社務所があり、ご担当者にいろいろと興味深いお話をお伺いすることができました。大晦日から元旦にかけては、奈良盆地から昇るご来光を拝もうと多くの人出となるそうです。
空鉢護法堂から戻る道で「開山堂」に立ち寄りました。四国に行くことなく四国八十八ヵ所巡りをここで一度にできるのですが、巡る順番や置いていくお札、唱える真言などに決まりがあり、説明をしっかり聞いて集中して行わないと最後にお札が余ったり足りなかったり・・・。
ここでユーモアを交えて早口だけど丁寧にご説明下さったご担当者は、噂によると信貴山開山堂の名物おばさん(「オバチャン」という方がしっくりくるかも?)だとか。お祈りをしていると、後ろから「あんた、ちゃんと真言唱えてるか~? 手抜きはあかんで!」などと助言?を下さるので、どこまでお祈りしたか判らなくなり、最後にお札が1枚残ってしまいましたw この時お参りをしたのは私たち2人だけでしたが、2月22日の聖徳太子の御遠忌には数十メートルの行列ができるほどの混雑具合だそうです。
※空いていたおかげで「オバチャン」との会話を楽しめました!ありがとうございましたx霊宝館 美術館・博物館
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信貴山巡りを終え、お風呂を頂き(お風呂はひとつ、時間で男女入れ替え制)、お部屋で少しくつろいだ後、お楽しみの夕食の時間です。
千手院さんは宿坊ですが、お食事は精進料理ではなく、普通の旅館で提供されるような会席料理。お肉もお刺身もあり、宿坊だということを忘れてしまうほど。量も種類も多くて大満足でした。ごちそうさまでした!
※弟はごはんを4杯もお替りしてました。高校生か!w -
千手院さんは門限があり、夜10時(違ってたらすみません)には入口に鍵がかかるのですが、夜の信貴山を散策したい宿泊者には、「出る時に鍵を開けて、帰ってきたらまた閉めて下されば大丈夫ですよ」とのこと。お言葉に甘えて、夜の信貴山散策に出かけました。
※夜の朝護孫子寺本堂。派手すぎないライトアップがいいですね -
信貴山朝護孫子寺のご本尊は毘沙門天王。寅と縁の深い神様です。
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夜には昼とはまた違った幽玄な美しさを楽しむことができます。これは宿泊しないとなかなか味わえない恩恵ですね。
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昼間あれほど降っていた雨はすっかり止んで、本堂の欄干からは奈良の街の夜景が拝めました。
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雨に洗われた緑と灯篭の光が良い雰囲気です。
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おはようございます!
朝早く起きて空気の澄み切った早朝の信貴山参道を散策し、千手院さんで朝6:00から行われる護摩行に間に合うよう戻ってきました。大小の護摩木があり、お願いを書くと護摩行の際に一緒に火にくべてもらえます。(確か、大が1,000円、小が500円でした)
弟がウロウロしていたので「どうしたのかな」と思っていたら、なんと散歩中に地面の上に弱ったオオミズアオを見つけたので、どこかにとまらせようとしていたようです。実物のオオミズアオを見たのは初めて、なんて美しい生き物なんでしょう! きっと昨日の雨で弱ってしまったんでしょうね、可哀そうに。
※虫が苦手な方、すみません・・・ -
イチオシ
オオミズアオをとまらせて護摩行に参加した後は、美味しい朝食を頂き、9:30にチェックアウト。バス停「信貴大橋」9:56発の奈良交通バスで王子駅を目指します。
信貴山朝護孫子寺の門前には、2013年に完成したばかりの新しいダム「大門ダム」で堰き止められたダム湖があり、そこには赤い橋が2つ掛かっています。そのうちのひとつ、1931年に掛けられ、2007年に登録有形文化財に認定された「開運橋」は、関西では唯一橋からバンジージャンプができるスポットとして有名で、高さ30mほどの「開運バンジー」は初心者にもおすすめだそうです。
バスで王子駅へ向かい、駅レンタカーで予約していたレンタカーを借りました。というのも、最初は日本一長い路線バス、奈良交通の「八木新宮線」で十津川温泉に行こうとしたのですが、宿泊したいお宿「神湯荘」は車でしかアクセスできないロケーションだったため、ここはレンタカーを借り、時間が自由になった分、奈良のダムを巡ることにしました。
まずは王子駅から奈良五條へ。時間はそろそろお昼。するといい感じの食堂「頓珍漢」さんを見かけ、ここでお昼を頂くことにしました。既にかなりのお客さんが順番待ちしていて、名前を書いて待つことしばし。餃子とスタミナ焼きラーメンの半チャンセットを注文、これが本当に美味しかった!!!
運転してくれている弟に敬意を表してビールは飲みませんでしたが、これは絶対ビールと合う味x
※写真は頓珍漢さんのスタミナ焼きラーメン半チャンセット。最高に美味しかったです。ごちそうさまでした!豚珍館 グルメ・レストラン
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猿谷ダム
頓珍漢さんで美味しいお昼を頂いた後は、国道(酷道?)168号線を南下、寄り道をしながら十津川温泉を目指します。
まずは道の駅「吉野路大塔」でトイレ休憩を取り、最初に寄り道したのが「猿谷ダム」。猿谷ダムは、不特定利水と発電を目的とした堤高74mの重力型コンクリートダム。着工は1950年、7年後の1957年に完成しました。ダム建設に際しては、水没対象村があったことでひと悶着あったようですが、現在は、家族連れがピクニックしたりと、憩いの場所としても利用されているようです。
※ダム湖側からみた猿谷ダム猿谷ダム 名所・史跡
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ダム湖沿いの遊歩道には、サルと一緒に座れるベンチも。
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ダムカードもしっかり頂いて参りました!
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旭ダム
国道168号線から外れ「もみじ街道」をしばらく行くと、関西電力・奥吉野発電所の下池「旭ダム」が見えてきます。旭ダムは、1971年に着工、7年後の1978年に完成した堤高約86mのアーチ式コンクリートダム。北側には上池「瀬戸ダム」がありますが、これら2つのダムは一つの川の上流・下流にあるのではなく、瀬戸ダムから放水された水は、旭ダム下流の旭川に合流する仕組み。
※瀬戸ダムは関係者以外の立ち入りが禁止されており、訪れることができない「幻のダム」となっています
ダムは通常、急峻な渓谷が続く山間部に造られます。ダムを訪れる毎にその工程や建設に携わった人々の苦労と努力に思いをはせ、「よくこんな巨大建造物をこんな山奥に造ったものだ」と、人類の英知に感動させられます。(ダムが環境に及ぼす影響の問題も、コインの裏表のように存在していますが・・・)旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
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ダムカードは「十津川村観光協会(公衆浴場「滝の湯」内)」で配布されています。アクセス不可の「瀬戸ダム」のダムカードももらえるんですねw
※今やダムも立派な観光資源! -
谷瀬の吊り橋
再び国道168号線に戻り南下を続け、次の立ち寄りポイント「谷瀬の吊り橋」に到着しました。吊り橋のすぐ近くには国道沿いに駐車場もあり(有料)、アクセスも良くて、十津川村では人気の観光スポットとなっています。
十津川(熊野川)に架けられた谷瀬の吊り橋は、長さ297m、高さ54mの鉄線の吊り橋です。この吊り橋は、それまでは洪水のたびに流されていた丸木橋を、谷瀬集落の住民が当時では大金だった一戸当たり20~30万円を個人出資し、1954年に総額800万円の巨大な吊り橋を架けたのだそうです(初任給が7,800円の時代)。
※十津川村観光協会HPより
http://totsukawa.info/joho/kanko/谷瀬の吊り橋 名所・史跡
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谷瀬の吊り橋には、一度に渡れる人数に制限があり、最大20人までとなっています。
※吊り橋効果が期待できそうw -
橋の対岸のたもとには「つりばし茶屋」があり、串こんにゃく、串揚げもち、めはり寿司(高菜でつつんだ大きなおにぎり)の他にも、うどんや村で取れた柚子で作ったシャーベットなどが楽しめます。(店内には狭いながらイートインスペースもありますが、せっかくなので外で食べたほうが気持ちよさそう!)
弟は串こんにゃくと串揚げもちを食べていましたが(よく食べる!w)、私は頓珍漢さんでのお昼の後では、もはや胃に固形物が入る隙間なし・・・。そこで、昔懐かしのラムネを頂きました!
※こんにゃくもお餅もすごく美味しそうでした・・・ -
再び国道168号線に戻り更に進むと、なんと野生のサルが。
※人慣れしてますね -
風屋ダム
国道168号線を更に南下していくと、国道は風屋貯水池に沿うようになり、更に進んでいくと風屋ダムへ向かう脇道のサインが現れます。
風屋ダムは堤高101mの重力式コンクリートダムで、J-POWERの発電用に利用されています。本着工は1958年10月(着工は1954年)、これは紀伊半島が台風の通り道であることを踏まえ、工期を11月から翌年6月までに集中するスケジュールを採用しためだそうです。実際、翌1959年には伊勢湾台風が襲来し、建設物資や道路が流失する被害を受けました。風屋ダム湖 自然・景勝地
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紀伊半島の中心部に位置する内陸県の奈良県は、周囲をを山に囲まれた奈良盆地に県庁所在地の奈良市があり、県南部の山岳地帯は県総面積の60%以上を占めています。
奈良県五條市から、県南部の山岳地帯を縫うようにして和歌山県新宮市へと続く国道168号線は、ダム工事の資材運搬を円滑に行うべく、工事に先駆けて大規模な整備が行われたそうです。168号線沿いに、猿谷ダム、旭ダム、風屋ダム、二津野ダムと、多くのダムがあるのも納得ですね。
更に国道168号線を進むと十津川に架かる風屋大橋を通ります。風屋大橋からは風屋ダムの全貌を臨むことができます(Google Map上では「風屋ダム放水見学場」と記載されています)。
※ダム湖側からみたところ -
ダムの横には「水力発電のしくみ」が解説されています。
国道168号線を更に進むと二津野ダムがあるのですが、この日は時間も遅くなってきたため、その手前にある「野猿(やえん)」に行くことにしました。 -
野猿に行く前に「道の駅・十津川郷」でドリンク+トイレ休憩。
道の駅十津川郷には無料で利用できる足湯もあり、バイカーやサイクリストの方たちも大勢利用していました。そして、最近は街中ではめっきり見ることのなくなったツバメの巣もx
168号線から分岐する425号線に入り、更に龍神十津川線(735号線)を進むと、十津川支流の上湯川に野猿のワイヤーが張られているのが見えます。野猿は十津川村特有のシステムで、両岸から川の上に張られたワイヤーロープに吊り下げられた「やかた」に乗って、自力でロープをたぐり寄せて進む人力ロープウェイです。
但し、上湯川に掛けられた本物の野猿は、現在のところ安全確認中のため当面使用中止となっています。
その代わりと言っては何ですが、十津川温泉「昴の郷・ホテル昴」の敷地内にあるアトラクションの野猿は誰でも無料で使用することができます。昴の郷の野猿は低いところを通る短い距離の「なんちゃって野猿」で、ぱっと見「楽勝」に見えたのですが、実際に乗ってみると、多くの人たちが口コミを寄せている通り、相当に腕の力が試されます。
「やかた」は一人乗りで、真ん中までの下り?は難なく進むのですが、後半が物凄い大変です。反対側から弟がロープを引っ張ってくれたので、それほど時間と労力をかけずに渡れましたが、1人だったら20分以上かかっていたところでした。それでも、対岸にたどり着いた後は腕が上がらないぐらい疲れました~!!
※本物の野猿が使用中止でむしろよかったかも・・・道の駅十津川郷 道の駅
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この日お世話になる宿「神湯荘」にチェックイン。神湯荘さんは「日本秘湯を守る会」の会員宿で、より正確には十津川温泉郷の上湯温泉に源泉があります。
お風呂は、男女それぞれの大浴場(内湯)のほか、美肌の湯、癒しの湯、天の川、水の神の4つの貸切露天風呂と、神湯荘から上湯川沿いに下っていったところにある源泉「河辺の露天風呂(男女各1つずつ)」があります。貸切露天風呂は、札を掛ける場所に札が戻っていれば誰も使用していないという印。札を持っていって露天風呂入口に「入浴中」の面を表にしてかけておくシステム。入浴は15:00から翌日9:00まで一晩中利用できます。
中でも特に良かったのが「水の神」。夜遅くに利用させて頂いたのですが、敷地が広く、少し薄暗くなっていたので、まるで森の中で温泉に入っているよう。お湯も熱過ぎずぬる過ぎず、時間制限もないのでゆっくりと温泉を楽しむことができました。
さて、私たちの宿泊プラン「秘湯スタンプOK【山と海の幸】十津川郷土料理と紀州マグロの最強コラボプラン♪」の夜ごはんですが、
まずは左から、マグロのお刺身と椀物に始まり・・・日本秘湯を守る会会員宿、4つの貸切露天風呂が素晴らしい! by Skunkyさん上湯温泉 神湯荘 宿・ホテル
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土瓶蒸し、季節の揚げ物(この日は川魚と野菜の天ぷらの餡掛け)、そうめん、胡麻豆腐・・・
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川魚のお刺身、万願寺唐辛子と焼き魚、子持ち鮎の塩焼き・・・
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イノシシ肉の温泉しゃぶしゃぶで1人前!
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全体像がこれ。すごいボリュームです!
※何とか完食しましたが、食後はもう動けない状態でした・・・ -
おはようございます!
朝ごはんは普通の量でしたw
※昨日の夜あれだけ食べておいて、朝ごはんもしっかり完食しました。ごちそうさまでした! -
「上湯温泉・河辺の露天風呂」は公衆浴場で、誰でも利用することができます(大人500円、子供300円)。
神湯荘の宿泊客の利用は無料、お宿の方にお願いすると宿泊客の印の腕輪を頂けます。タオルも宿のタオルを持って行って使用でき、使用後はそのまま置いていくことができます。(後で回収するそうです)
※広い駐車場も隣接しており、トイレもあります上湯温泉 温泉
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「河辺の露天風呂」の名前の通り、上湯温泉の横には清流上湯川が流れ、特に男湯はほぼ川沿いに浴槽があるため、道路から見えちゃうそうです。
※女湯はちゃんと見えないようになっているのでご安心を -
イチオシ
上湯温泉で朝風呂を頂いた後は、国道735号から分岐するトンネルの向こうにある「昴の郷・ホテル昴」さんの広い駐車場に車を駐めさせて頂き、果無集落(はてなししゅうらく)へハイキング。
昴の郷の駐車場は(当時は)無料で、私たちの他にもトレッキングに向かう方たちも車を駐めていらっしゃいました。
トンネルを出たすぐのところにある、上湯川にかかる吊り橋「柳本橋」を渡り、小辺路へと向かう山道を上っていきます。 -
柳本橋を渡ると民家があり、その横を通って少し登ると「小辺路」の入口に出ます。小辺路は、2004年にユネスコの文化世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、「熊野古道」を構成する6つの参詣道のひとつです。
※この日は天気も良くてハイキング日和!熊野参詣道小辺路 名所・史跡
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結構な上りが続きますが、山道は整備されていて楽しんで登ることができました。
※・・・この辺りまでは・・・ -
上っていくにつれて、どんどん山道へと変貌していき、朝露で濡れている岩は滑りやすく、この辺りになると両手を使って四つん這い状態に・・・
※普段運動不足のおばさんには結構きつい! -
遂に「果無集落」の入口にたどり着きました!
※せっかく朝風呂に入ったのに、すっかり汗まみれですw -
標高400m、世界遺産「熊野古道小辺路」の途上にあり、果無山脈を見渡すことのできる果無集落は、別名「天空の郷」とも呼ばれています。
果無集落には5世帯の民家があり、実際に住民の方が暮らしていらっしゃいます。礼節を守って行動しましょう。
※手入れが行き届いてます -
草履や笠、番傘など、昔の日本の趣を醸し出すディスプレイがされています。住民の方々の心遣いが表れていますね。
外壁には焼杉が使用されています。奈良県は国産材のブランド「吉野杉(よしのすぎ)」の産地で、日本三大人工美林のひとつだそう。もしかしたらこちらも吉野杉が使われているのかも?
※日本三大人工美林:奈良県・吉野杉、静岡県・天竜杉、三重県・尾鷲檜 -
民家の中には観光客向けに縁側を開放して下さっているお宅があり、縁側に腰を下ろして休憩させて頂けるようになっています。
山道を登ってきて息も絶え絶えになっているおばさんにはありがたい限りw
※現代では珍しい濡れ縁 -
ちょうど住民の方がいらっしゃり、いろいろとお話しを伺うことができました。
この水場のお花は、少しでも観光客の皆さんの目を楽しませられればと、毎日活け代えていらっしゃるそうです。
※こんなところにも心遣いが -
集落の真ん中を通る小辺路と、そこから望むことのできる果無山脈。
※お天気に恵まれました。本当に気持ちいい! -
イチオシ
世界遺産の石碑
この日、果無集落で時間を過ごした僅かな間に、トレッキングを楽しむイギリスから来た若い女性旅行者2人組(これから高野山まで行くのだとか)と、香港から来た中年のご夫婦に会いました。
世界遺産に登録されたことで、大勢の外国人旅行者が訪れるようになったそうです。 -
集落にはバス停「世界遺産石碑前」があります。
十津川村が運営する村営バス果無線、運行されているのは月曜日のみ、下りは「十津川温泉」を8:30と12:00に出る2本、上りは「奥果無」を8:52と12:22に出る2本のみ。
※これだけ本数が少ないとむしろ乗ってみたくなります! -
こちらにも世界遺産をアッピールする看板が・・・
※どうか、世界遺産まんじゅうは販売しないで下さいね -
果無集落からの戻りは、山道の岩の部分がすごく滑りやすかったのに恐れをなし、自動車道を下っていくことにしました。集落からすぐのところに公衆トイレと無料駐車場(3台のみ駐車可)がありました。
途中で集落の住民の方や集落でたまたま会った旅行者の方が車で通りかかり、「乗せてあげようか?」とご親切に声をかけて下さいました。余りに気持ちが良かったのでそのまま歩いていきましたが、本当に優しい方々ばかりで感激です。
舗装された道も、自動車は殆ど通らないし、川の音が聞こえ、緑も鮮やかで歩いていて気持ちいい場所です -
道路が大きくヘアピンカーブを描いた頂点に「めん滝」という名前の滝があり、道路から滝の近くまで入っていくことができました。水量も結構多い奇麗な滝です。
午後遅くない時間に家に帰ろう(弟は翌日仕事)ということで、168号線をもう少し進めば行ける二津野ダム訪問は次回に回して、レンタカーを返却すべく王子駅へ向かいます。途中、またしても頓珍漢さんで、名物とあった「五目タンメン」を頂きました。こちらもとても美味しかったのですが、スタミナ焼きラーメンの美味しさは格別でした! 奈良五條に行かれる際には是非々々頓珍漢さんで美味しい食事を楽しんでくださいね。
※弟と2人だけで旅行をしたのは初めてでしたが、楽しい旅となりました。また、マイナーな趣味の旅に行こうね!
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