2023夏の奈良南部　きっと呼ばれた私たち

2023/07/12 - 2023/07/15

10日前に泊まった紀北町の民宿で教えてもらった、奈良県のパワースポット「玉置神社」。
陸の孤島とも言われる十津川村の山の中にあり、神様に呼ばれないと辿り着けないのだとか。
以前から、行ってみたいと思っていた奈良県南部。
でも計画するたびに日程やアクセスで悩んで、決行できないままでした。

玉置神社のことを聞いた7月、奈良県は月末まで旅行支援を継続中。
たまたま、私も娘も連休が取れる。
もしかして私たち、呼ばれているの？
行くなら今ってこと！？

エリア 十津川温泉(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

最初に、奈良市の御霊神社で恒例の縁結び祈願。
もう数えきれないほど、お願いしている私・・

いやいや、今回は違う場所でパワーがいただけるはず！

御霊神社 寺・神社・教会

天理市の「道の駅　なら歴史芸術文化村」。

文化財修復・展示棟で、修復工房の見学ツアーの予約可。
吉野杉使用の商品や、農産物の販売もしていました。

道の駅 なら歴史芸術文化村 道の駅

天理市での宿泊は、「グランヴィリオホテル奈良　和蔵」。

24号線沿いで駐車場が広く、周辺には飲食店が多数。
フロントから先は、靴を脱いで上がる和のスタイル。

グランヴィリオホテル奈良 ‐和蔵‐ 宿・ホテル

ロビーでは、ホットコーヒーサービス。
ダブルルームのベッドはクイーンサイズで、部屋着は作務衣。

大浴場の温泉は、少しぬるっとしたいいお湯でした。

グランヴィリオホテル奈良 ‐和蔵‐ 宿・ホテル

平日限定無料お夜食サービスの、三輪そうめん。

そうめんのトッピングは3パターンあり、この日は柚子風味の生麩＆甘いお揚げ。
白だしのつゆがおいしい。

グランヴィリオホテル奈良 ‐和蔵‐ 宿・ホテル

2日め。

朝食はビュッフェで、奈良の郷土料理は飛鳥鍋・茶粥・奈良漬。
それに、奈良県産コシヒカリのごはん・わらび餅も。

グランヴィリオホテル奈良 ‐和蔵‐ 宿・ホテル

大和まなのスムージー、おいしくておかわり！

料理は種類が多く、少しずつ取ってきてもテーブルがいっぱい。
揚げたて天ぷらや牛すじ煮なども美味。

グランヴィリオホテル奈良 ‐和蔵‐ 宿・ホテル

明日香村の「道の駅　飛鳥」。

奈良のイチゴ、あすかルビーを使ったソフトクリームやかき氷を販売。
気になるけど、朝食ビュッフェを食べ過ぎてムリ。

道の駅 飛鳥 道の駅

道の駅の敷地内にある、あすか夢販売所。

半白きゅうりや紫長なすなどの、大和野菜がずらり。
初めて見る野菜ばかり。

あすか夢販売所 お土産屋・直売所・特産品

大淀町の「道の駅　吉野路　大淀iセンター」。

物販コーナーの、吉野葛の量がスゴイ！
葛粉には、体を温めて胃腸を整える効果があるそう。

道の駅 吉野路 大淀ｉセンター 道の駅

どんどん山の奥に入っていきます。

五條市の「道の駅　吉野路大塔」は「大塔コスミックパーク星のくに」の中の施設のひとつで、他にはプラネタリウムや温泉・天文台・宿泊所なども。

道の駅 吉野路大塔 道の駅

やっと奈良県の南端、十津川村に入りました！
十津川村は、日本でいちばん大きな村。

最初に訪れた「谷瀬の吊り橋」は、日本最長の生活用鉄線の吊り橋。

谷瀬の吊り橋 名所・史跡

駐車場が有料だったので、橋の下のキャンプ場に入場してから徒歩で行きました。

吊り橋は、長さ297ｍ・高さ54ｍ。
この日に橋を渡っていたのは、ほぼ観光客。

谷瀬の吊り橋 名所・史跡

足元の木がガタガタ言うし、下が遠く見えてコワい～
今は景色の全てが緑だけど、紅葉や雪の季節はきれいでしょうね。

谷瀬の吊り橋 名所・史跡

吊橋からキャンプ場に行く途中にあった、黒木御所跡。

十津川村に逃れて来た、大塔宮護良親王を匿った仮宮殿があったとのこと。
ここまで逃げてくるのも、大変だったでしょうに。

黒木御所跡 名所・史跡

車を停めた、つり橋の里キャンプ場。
入場料は、車が500円・大人は100円。

きれいな十津川での水遊びが楽しかった♪

谷瀬の吊り橋 名所・史跡

1時間ほどキャンプ場で過ごしてから、ドライブ再開。

展望台から見た、風屋ダム。
さっきの十津川は、風屋貯水池に繋がっているのね。

風屋ダム湖 自然・景勝地

幹線道路を外れて、すれ違えるかどうかの山道を走ること40分。
十津川村の景勝地、「笹の滝」になんとか到着。

娘は車で待っているというので、1人で滝に向かうものの・・

笹の滝 自然・景勝地

これって歩けるの？というレベルの、荒れた道。
それに、さっき「クマ注意」の看板があったような・・

ここでクマが出たら、玉置神社に拒否られているってことかも！？

笹の滝 自然・景勝地

5分頑張って山を登れば、滝が見られるはず。
でもクマが怖いから無理無理！と、Uターン。

滝から流れて来たであろう水を眺めて、笹の滝を後にしました。

笹の滝 自然・景勝地

十津川村の真ん中にある、「道の駅　十津川郷」。

1階はヤマザキYショップで、十津川きのこの販売も。
2階の手打ちそば店は、15時に営業終了していました。

道の駅 十津川郷 道の駅

道の駅の敷地内にある、無料の足湯。

十津川温泉郷には、湯泉地温泉・十津川温泉・上湯温泉の3つの温泉があります。
ここは湯泉地温泉で、ほんのりと硫黄の匂いがするお湯。

道の駅 十津川郷 足湯 温泉

十津川村での宿泊は、「温泉民宿　かたやま」。

道の駅から近く、滞在中ずっとウグイスの声が聞こえてました。
駐車場がやや離れていて、荷物を持っての移動が必要。

温泉民宿 かたやま 宿・ホテル

6畳の和室には有料ドリンク入りの冷蔵庫があり、布団敷きはセルフ。
バス・トイレは共同。

部屋着は浴衣で、アメニティはフェイスタオル・歯ブラシのみ。

温泉民宿 かたやま 宿・ホテル

十津川温泉郷の温泉施設は、全て源泉かけ流し。

宿は水で温度を下げていると書いてあったけど、それでもやや熱め。
お湯は道の駅と同じ、湯泉地温泉。

温泉民宿 かたやま 宿・ホテル

夕食は、しし鍋・アマゴの甘露煮・アマゴの唐揚げ・イカとサーモンの刺身など。
説明がないから、「これは何？」とこちらから聞かないとわからない。

料理の味付けが濃くて、水を何杯飲んだやら。

温泉民宿 かたやま 宿・ホテル

3日め。

朝食は、サバみりん焼き・ベーコンソテー・小鉢２つ。
喉が渇くから、おかずは控えめにしておきました。

温泉民宿 かたやま 宿・ホテル

民宿から玉置神社までは、車で約30分。

標高1076.4mの玉置山。
周囲も山ばかり。

玉置山 自然・景勝地

平日の午前なのに、駐車場には多くの車が。

玉置神社は玉置山の9合目にあり、日本最古の神社。
江戸時代から、熊野三山の奥の宮と称されていたそう。

玉置神社 寺・神社・教会

そして、玉置神社は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成になっている大峯奥駈道の一部でもあります。

山の中を歩いて行くと・・

玉置神社 寺・神社・教会

分岐がありました。

歩ける私たちは、階段がある右へ。
長い長い階段を下りるってことは、帰りは同じだけ上がるのね。

玉置神社 寺・神社・教会

「大杉　県内随一の太い杉で周囲が約11ｍ」「県内で一番大きな巨杉」との案内。
よく見たら、この木じゃなくて20ｍ下にある木。

数えきれないほどの杉の木があるから、花粉の季節じゃなくてヨカッタ。

玉置神社 寺・神社・教会

駐車場からここまで15分。
階段の先に、本殿があります。

ここまで来られたということは、私は呼ばれたと思っていい？

玉置神社 寺・神社・教会

無事、参拝を済ませました。
なんだか、すっきりした気分。

そして、三柱神社。

玉置神社 寺・神社・教会

西真王水神も。

この先の細い階段を上がれば玉石社があり、さらに先には山頂が。
山頂に行ってみたい気持ちはあるものの・・

玉置神社 寺・神社・教会

あとどれくらいの体力がいるのか、やや不安。
階段を上がりたくない娘は行かないって言うから、駐車場に戻ります。

神社から少し離れた、玉置山展望台からの眺め。

山を下りて行きます。
途中でサルやシカは見たけど、クマはいなくて一安心。

「清納の滝」に向かって行くと、マップの表示より手前にこんな看板が。

看板から徒歩2分で、滝の入口に到着。

高さはそれほどないものの、水量が多くて音が大きくて迫力満点！
広い滝つぼの水が、きらきら青くてキレイ。

「平谷地区地域交流センター　いこら」で昼食。

館内で曜日替わりの店が営業していて、この日は「喫茶あむあむ」が出店。
パン・弁当・野菜・惣菜などを販売していました。

建物横には足湯と手湯があり、タオルが無料で使えます。

かけ流しの温泉は、十津川温泉のお湯。
熱いお湯が気持ちいい～

十津川沿いに西に進み・・

十津川（村） 名所・史跡

体験してみたかった、野猿に到着。

なのに、なぜか立ち入り禁止！
グーグルマップを見ると、去年までは利用できたみたい。

野猿 乗り物

再び検索して、みつけたのが「昴の郷」にある野猿。
駐車場から、広場・ホテル・足湯を通り抜けた先にありました。

体験は無料・・しかし100％人力！

昴の郷 名所・史跡

左右に乗り場があり、カゴがある右の乗り場からスタート。
娘を乗せてロープをフックから外したら、勢いよく進んで真ん中で停止。

ここから先は、2人で必死にロープを引きます。

昴の郷 名所・史跡

必死に左の端に寄せたら、左はフックがなくて乗り降りできないことが判明！
ひょえ～、また右まで引っ張らなあかんがね。

1か月分の汗をかいてロープを引っ張り、娘を降ろした後は腕の震えが止まらず。

昴の郷 名所・史跡

私よりはるかに重い、肉付きのいい娘を乗せたのが間違いだった・・

ヨレヨレで駐車場に戻ると、日本でいちばん長い路線バス「八木新宮特急バス」が停車していました。

路線バス(奈良交通) 乗り物

天川村に入り、「喫茶みつば」で休憩＆早い夕食。

おむすびは、天川天然アユ味噌・鹿そぼろ・蕗の佃煮。
テラス席で、天ノ川を眺めながらいただきました。

やっと腕の震えが止まったので、ドライブ再開。

道の駅のような施設、「天川村ふれあい直売所　小路の駅　てん」。
ごろごろサイダーを買うつもりが、うっかり忘れちゃった。

天川村ふれあい直売所 小路の駅「てん」 グルメ・レストラン

洞川温泉に到着。
まずは、大峯山の龍泉寺を参拝。

この辺りも、大峯奥駈道の一部。

龍泉寺 寺・神社・教会

標高820ｍにある、洞川温泉。
夕方とはいえ、7月と思えないほど涼しい。

川沿いに建つ旅館を見て、昭和を懐かしく思い出す私。

大峯山洞川温泉 温泉

娘にとっては、昭和レトロ。

明かりが灯り始めた温泉街は、ノスタルジック。

大峯山洞川温泉 温泉

温泉街のあちこちにある、陀羅尼助丸の販売所。

気になったので、陀羅尼助丸550円を地域クーポンで購入。
百草丸のような胃腸薬で、おなかに優しいらしい。

大峯山洞川温泉 温泉

「亀清」で買った鮎の塩焼き550円を食べながら、温泉街をぶらぶら。
小さな焼いもは、おまけ。

日帰り温泉に入りたかったけど、そろそろ宿にチェックインしなきゃ。

亀清 グルメ・レストラン

天川村での宿泊は、「民宿旅館　大谷屋」。

私たちが泊まったのは、別館Ⅱ（平屋の一軒家）。
リフォームした空き家が、宿になっています。

大谷屋 宿・ホテル

庭は草ボウボウだけど、中はきれいで明るい！
広い玄関と縁側がある５DKで、2人ではもてあますほど。

部屋着は浴衣で、タオルは好きなだけ使えて、奥に布団が敷いてあります。

大谷屋 宿・ホテル

キッチンとバスルームは、新しくてピカピカ。

冷蔵庫・食洗器・電子レンジ・ガス台があって、自炊も可。
食器類が自由に使え、お茶菓子の用意もありました。

大谷屋 宿・ホテル

洗面台とトイレは2つずつ。

洗濯機には、洗剤＆柔軟剤完備。
旅の最終日、たまっていた洗濯物を洗って外の物干しに干しました。

大谷屋 宿・ホテル

4日め。

本館へ歩いて行って、ボリュームたっぷりの朝食。
「残ったごはん、おにぎりにして持って行って」と言われ、有難く頂戴しました。

大谷屋 宿・ホテル

宿から車で7分の、「大峯本宮 天河大辨財天社」。
芸能の神とされる弁財天を祀っていて、縁結びのご利益もあるのだとか！

この神社も、神様から呼ばれないと辿り着けないと言われているそう。

天河大弁財天社 寺・神社・教会

ここにも来られたってことは、私たちは両方の神様に呼ばれたのかも。

翌日からの例大祭の準備で、多くの人が動き回っています。
邪魔にならないよう、滞在は短めに。

天河大弁財天社 寺・神社・教会

黒滝村の「道の駅　吉野路　黒滝」。

ニジマスの唐揚げ・鮎の塩焼きなどを、店頭で販売していていい匂い。
店内には、大和野菜やフルーツがいっぱい。

道の駅 吉野路 黒滝 道の駅

敷地内の農家レストラン、よもぎの里。

自家製の串こんにゃく110円、ぶりぶりでめちゃウマい！
夫へのお土産の、草餅110円もおいしかったって。

よもぎの里 グルメ・レストラン

宇陀市の「道の駅　宇陀路大宇陀」。

宇陀市は「日本最初の薬猟の地」だそうで、店内は大和当帰推し。
ぬるぬるする大宇陀温泉の足湯に入ってから、名古屋に帰りました。

道の駅 宇陀路大宇陀 道の駅

毎日100㎞以上の移動をしたのに、疲れを感じることなく無事帰宅。
これも神様のおかげかしら。

なんだか明るい未来が見えてきたのは、気のせい？