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七番札所 十楽寺から六番札所 安楽寺まで、短い道のりだが今回最後のお遍路歩き。<br />安楽寺参拝後はバスで徳島駅前に戻り、日本100名城訪問ということで、徳島城を見学する。<br />その後、徳島空港へ向かい、飛行機の時間まで空港で晩酌。<br /><br />

2024/3 徳島お遍路2日目その3(六番札所&徳島城)

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2024/03/09 - 2024/03/10

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れむ

れむさん

七番札所 十楽寺から六番札所 安楽寺まで、短い道のりだが今回最後のお遍路歩き。
安楽寺参拝後はバスで徳島駅前に戻り、日本100名城訪問ということで、徳島城を見学する。
その後、徳島空港へ向かい、飛行機の時間まで空港で晩酌。

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  • 13:15に七番札所 十楽寺を出発。ここから六番札所 安楽寺まではわずかに1.2kmの平坦な道。それでもこうした短い遍路道の中にも多くの道標や史跡が詰まっており、歩いていて楽しい。

    13:15に七番札所 十楽寺を出発。ここから六番札所 安楽寺まではわずかに1.2kmの平坦な道。それでもこうした短い遍路道の中にも多くの道標や史跡が詰まっており、歩いていて楽しい。

  • 道中、ちょうど遍路道の中間地点くらいに、熊野神社という神社が建つ。境内も広く、由緒がありそうな佇まいである。<br /><br />ネットで調べたところ、南北朝時代頃からこの周辺に熊野権現を祀る社がいくつかあったのを、戦国時代の1560年頃、当時ここを治め後の中富川合戦で戦死する七城兼定が合併させる形でここに神社を建てたのが始まりのようである。

    道中、ちょうど遍路道の中間地点くらいに、熊野神社という神社が建つ。境内も広く、由緒がありそうな佇まいである。

    ネットで調べたところ、南北朝時代頃からこの周辺に熊野権現を祀る社がいくつかあったのを、戦国時代の1560年頃、当時ここを治め後の中富川合戦で戦死する七城兼定が合併させる形でここに神社を建てたのが始まりのようである。

  • 門を潜ってから本殿までは木の廊下が続いており、これまた大変趣がある。誰もおらず、ひっそりと佇んでいる。

    門を潜ってから本殿までは木の廊下が続いており、これまた大変趣がある。誰もおらず、ひっそりと佇んでいる。

  • このあたりも柑橘類の木が多く、たわわに実っている。

    このあたりも柑橘類の木が多く、たわわに実っている。

  • お地蔵様と、道標?<br />歩き遍路だと道がときどきわかりにくくなるので、こうしてみちしるべのように立っているのはありがたいし、歩き旅に楽しみを加えてくれる。

    お地蔵様と、道標?
    歩き遍路だと道がときどきわかりにくくなるので、こうしてみちしるべのように立っているのはありがたいし、歩き旅に楽しみを加えてくれる。

  • 20分ほど歩いて13時半過ぎ、六番札所 安楽寺に到着。仁王門になっているが、中央部分は七番札所の山門と同様、中国的な風情の門構えだ。

    20分ほど歩いて13時半過ぎ、六番札所 安楽寺に到着。仁王門になっているが、中央部分は七番札所の山門と同様、中国的な風情の門構えだ。

  • これまでの仁王像とは雰囲気の違う、非常に迫力を感じさせる仁王像と思って写真に収めた。その場に由来の説明はなどはないのでわからなかったが、後でネットで調べると、現代の仏師である松本明慶氏の作だとのこと。<br /><br />本仁王像に加え、ここ安楽寺には、松本明慶氏が彫った彫像が多く収められているようだ。

    これまでの仁王像とは雰囲気の違う、非常に迫力を感じさせる仁王像と思って写真に収めた。その場に由来の説明はなどはないのでわからなかったが、後でネットで調べると、現代の仏師である松本明慶氏の作だとのこと。

    本仁王像に加え、ここ安楽寺には、松本明慶氏が彫った彫像が多く収められているようだ。

  • 仁王門を抜けると、本堂に向かって庭園が広がり、左手には多宝塔、右手には宿坊が建つ。<br /><br />ここは弘法大師が霊泉を発見し、温泉が病気を治癒することから薬師如来を祀ったことが起こりであるようだ。

    仁王門を抜けると、本堂に向かって庭園が広がり、左手には多宝塔、右手には宿坊が建つ。

    ここは弘法大師が霊泉を発見し、温泉が病気を治癒することから薬師如来を祀ったことが起こりであるようだ。

  • ということで、今でもここでは温泉が湧いており、宿坊に泊まれば温泉に浸かって疲れを癒すことができるようだ。<br /><br />先ほどの七番札所もそうだが、ちょうど一番札所から一日歩いたところに位置することもあり、一日目の遍路を終えて身体を休めるにはちょうどよい、というところでもあるのだろう。やはり人気はあるようで、300人泊まれる宿坊なのだが、空き状況を見たら1ヶ月先くらいまでは満室である。

    ということで、今でもここでは温泉が湧いており、宿坊に泊まれば温泉に浸かって疲れを癒すことができるようだ。

    先ほどの七番札所もそうだが、ちょうど一番札所から一日歩いたところに位置することもあり、一日目の遍路を終えて身体を休めるにはちょうどよい、というところでもあるのだろう。やはり人気はあるようで、300人泊まれる宿坊なのだが、空き状況を見たら1ヶ月先くらいまでは満室である。

  • 大師堂は本堂の脇に建つ。いつもの通り、本堂、大師堂の順にお参りをして、これでこの日5札所目、2日で10札所目の参拝を無事に終えた。

    大師堂は本堂の脇に建つ。いつもの通り、本堂、大師堂の順にお参りをして、これでこの日5札所目、2日で10札所目の参拝を無事に終えた。

  • そして最後に御朱印をいただく。ここでは納経所は本堂の中にあるため、本堂に参拝の後、一旦本堂を出て大師堂にお参りし、その後再度、本堂に戻って御朱印をいただいた。<br /><br />これで一番札所から十番札所まで、10個の御朱印が繋がった。

    そして最後に御朱印をいただく。ここでは納経所は本堂の中にあるため、本堂に参拝の後、一旦本堂を出て大師堂にお参りし、その後再度、本堂に戻って御朱印をいただいた。

    これで一番札所から十番札所まで、10個の御朱印が繋がった。

  • 歩き遍路という意味では、昨日は五番札所までしか歩いていないので、五番~六番の間は歩いていないのだが、5キロの道のりがある。時刻はまだ午後2時前で歩けなくはないのだが、バスの時刻や、帰りの空港までのタイムスケジュールも考えて、五番~六番の歩きはパスし、ここからバスで徳島駅に戻ることとした。<br /><br />五番札所のほうへ1キロばかり遍路道を歩いたあと、鍛冶屋原車庫というバスターミナルを始発として徳島駅行きのバスが出ているため、そこからバスで駅に戻る。

    歩き遍路という意味では、昨日は五番札所までしか歩いていないので、五番~六番の間は歩いていないのだが、5キロの道のりがある。時刻はまだ午後2時前で歩けなくはないのだが、バスの時刻や、帰りの空港までのタイムスケジュールも考えて、五番~六番の歩きはパスし、ここからバスで徳島駅に戻ることとした。

    五番札所のほうへ1キロばかり遍路道を歩いたあと、鍛冶屋原車庫というバスターミナルを始発として徳島駅行きのバスが出ているため、そこからバスで駅に戻る。

  • 15時過ぎに徳島駅に到着。空港行きのバスに乗るまでは2時間ほどの余裕があるので、歩き疲れてはいるが、100名城スタンプも入手すべく、徳島駅の裏手にある徳島城へ向かう。<br /><br />徳島城の100名城スタンプはこちらの徳島城博物館で押すことができる。

    15時過ぎに徳島駅に到着。空港行きのバスに乗るまでは2時間ほどの余裕があるので、歩き疲れてはいるが、100名城スタンプも入手すべく、徳島駅の裏手にある徳島城へ向かう。

    徳島城の100名城スタンプはこちらの徳島城博物館で押すことができる。

  • スタンプだけなら入口で押せたが、ここはきちんと城の歴史まで学ぶモットーなので、入館する。内部は写真撮影禁止だったが、蜂須賀小六(正勝)の子である家政が秀吉の時代に四国攻めの勲功で阿波を賜り徳島城を築いた旨、その後江戸時代の必ずしも豊かではなかった治世などを学べた。

    スタンプだけなら入口で押せたが、ここはきちんと城の歴史まで学ぶモットーなので、入館する。内部は写真撮影禁止だったが、蜂須賀小六(正勝)の子である家政が秀吉の時代に四国攻めの勲功で阿波を賜り徳島城を築いた旨、その後江戸時代の必ずしも豊かではなかった治世などを学べた。

  • 博物館の前には徳島城表御殿庭園が広がり、往時の姿をとどめるように整備されている。<br /><br />入るとまずは広い枯山水庭園で、初代藩主蜂須賀至鎮が踏み割ったとされる、長い石橋が架かる。

    博物館の前には徳島城表御殿庭園が広がり、往時の姿をとどめるように整備されている。

    入るとまずは広い枯山水庭園で、初代藩主蜂須賀至鎮が踏み割ったとされる、長い石橋が架かる。

  • その先は大きな池を中心とした回遊式の庭園が広がる。博物館の建物もうまく溶け込み、滝や築山、東屋なども築かれ、庭園の眺めを楽しみながらのんびりと池の周りを一周する形で散策を楽しむ。

    その先は大きな池を中心とした回遊式の庭園が広がる。博物館の建物もうまく溶け込み、滝や築山、東屋なども築かれ、庭園の眺めを楽しみながらのんびりと池の周りを一周する形で散策を楽しむ。

  • 博物館と庭園を見たが、実際の城跡は目の前にある山の上である。山の上には石段を登らなければならない。歩き疲れているところには少々きついが、せっかくここまで来ているので、山の上の城跡にも頑張って登ってみる。

    博物館と庭園を見たが、実際の城跡は目の前にある山の上である。山の上には石段を登らなければならない。歩き疲れているところには少々きついが、せっかくここまで来ているので、山の上の城跡にも頑張って登ってみる。

  • 中段にあるのが天守閣跡。麓からは2,3分ほど。徳島城自体は明治の廃城令で取り壊されてしまい、今は石垣などが残るのみだが、城が築かれた山は平野に位置しながらも険しく、治政にも防御にも適した城だったのだろうなと想像させる。

    中段にあるのが天守閣跡。麓からは2,3分ほど。徳島城自体は明治の廃城令で取り壊されてしまい、今は石垣などが残るのみだが、城が築かれた山は平野に位置しながらも険しく、治政にも防御にも適した城だったのだろうなと想像させる。

  • 天守閣跡から更に登った頂上にあるのが二の丸跡で、こちらのほうが広々としている。天守閣のほうが下にあるのも珍しいと思うが、こちらの方が広くて日常的に使用するには都合が良かったということが。<br /><br />今は何もなく、ただ芝生が広がっている。

    天守閣跡から更に登った頂上にあるのが二の丸跡で、こちらのほうが広々としている。天守閣のほうが下にあるのも珍しいと思うが、こちらの方が広くて日常的に使用するには都合が良かったということが。

    今は何もなく、ただ芝生が広がっている。

  • 木々が生い茂っているためひらけた眺望は望めないが、木々越しに、瀬戸内海や淡路島を遠望することができた。

    木々が生い茂っているためひらけた眺望は望めないが、木々越しに、瀬戸内海や淡路島を遠望することができた。

  • 廃城令後も取り壊されずに残っていたが太平洋戦争時に空襲で燃えてしまったという鷲の門。1989年に復元されている。<br /><br />駅から歩いて徳島城公園に入ったすぐそばに位置しているのだが、城壁に囲まれて死角になっているため、知らないと気付かずに通り過ぎてしまいそうである。

    廃城令後も取り壊されずに残っていたが太平洋戦争時に空襲で燃えてしまったという鷲の門。1989年に復元されている。

    駅から歩いて徳島城公園に入ったすぐそばに位置しているのだが、城壁に囲まれて死角になっているため、知らないと気付かずに通り過ぎてしまいそうである。

  • 徳島城見学を終えて駅に戻る。まだもう少し時間があり、駅前で軽く食事してからとも思ったが、さすがに歩き疲れたのもあり、ちょうど空港行きの路線バスがあったので、17時発のバスで空港に向かう。40 分ほどで徳島空港に到着。

    徳島城見学を終えて駅に戻る。まだもう少し時間があり、駅前で軽く食事してからとも思ったが、さすがに歩き疲れたのもあり、ちょうど空港行きの路線バスがあったので、17時発のバスで空港に向かう。40 分ほどで徳島空港に到着。

  • 早めに空港に着いたぶん、空港で少し時間があるので最後に空港のレストランでゆったりと過ごす。レストランからは瀬戸内海を広く見渡せ、ちょうど夕暮れ時で美しい。<br />こうした景色を眺めながら、一日歩いた後にビールを飲むのは最高である。

    早めに空港に着いたぶん、空港で少し時間があるので最後に空港のレストランでゆったりと過ごす。レストランからは瀬戸内海を広く見渡せ、ちょうど夕暮れ時で美しい。
    こうした景色を眺めながら、一日歩いた後にビールを飲むのは最高である。

  • こうした状況ではビールはあっという間に飲み干してしまい、二杯目。おつまみセット、それに徳島名物らしい、フィッシュカツを注文。<br /><br />フィッシュカツは魚のすり身にカレー粉をまぶしてフライに揚げたもののようで、あるようで、なかなか無い味だった。ビールにもよく合う。

    こうした状況ではビールはあっという間に飲み干してしまい、二杯目。おつまみセット、それに徳島名物らしい、フィッシュカツを注文。

    フィッシュカツは魚のすり身にカレー粉をまぶしてフライに揚げたもののようで、あるようで、なかなか無い味だった。ビールにもよく合う。

  • レストランでも寿司やうどんなども食べられたが、締めはやはり徳島ラーメンで。空港内にはフードコートもあり、ラーメンやハンバーガー、肉吸いなどが食べられる。ラーメンのハーフサイズを注文。<br /><br />この後、定刻の羽田行きで戻る。二日目の徒歩は、お遍路区間が22km、その他も合わせると28km、歩いた歩数は43211歩だった。<br /><br />今後のお遍路は乱れ打ちで、次回は4月に高知を歩いてみる予定である。

    レストランでも寿司やうどんなども食べられたが、締めはやはり徳島ラーメンで。空港内にはフードコートもあり、ラーメンやハンバーガー、肉吸いなどが食べられる。ラーメンのハーフサイズを注文。

    この後、定刻の羽田行きで戻る。二日目の徒歩は、お遍路区間が22km、その他も合わせると28km、歩いた歩数は43211歩だった。

    今後のお遍路は乱れ打ちで、次回は4月に高知を歩いてみる予定である。

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