2024/02/14 - 2024/02/14
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amstrobryさん
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2月から3月にかけて、JR東日本が「旅せよ平日!JR東日本たびキュン 早割パス」という企画乗車券を発売した。
これは2月14日から3月14日までの平日限定でJR東日本管内のJR線及び一部会社線の特急自由席に1日乗り放題で10000円という破格の内容。
・14日前までの購入
・指定席は2回まで利用可
といった制限はあるものの東京から往復すれば30000円を超える青森も10000円という魅力に引かれ、さっそく利用することに。
目的地は宮城県鳴子温泉と石巻をそれぞれ半日ずつ観光するプランを立てた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自転車 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
JR東日本が贈る破格の企画乗車券、通称キュンパス。かなりの反響があり、早朝のはやぶさ号は連日満席だった。
利用初日となる今回は宮城県の鳴子温泉と比較的近場の旅行のため東京駅7時16分発のはやぶさ101号に乗車。仙台まで速達便で以後、終点盛岡まで各駅に停車する目的地によっては便利な列車を選択。仙台の一つ先、古川駅を目指す。東京駅 駅
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新幹線は古川9時3分着。
古川駅で陸羽東線に乗り換え9時20分発。乗り換え時間を利用し、お土産を購入した。
キュンパス提示で5%引き。旅行需要だけではなく消費も刺激する絶妙な切符だと思う。古川駅 駅
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2両編成の列車は日中時間帯ということもあり空いてはいるものの、キュンパス利用者も複数見られ、地方路線の需要喚起に役立っているようだった(売り上げは立たないかもしれないが)。
ということで最初の目的地は鳴子温泉駅の一つ先、中山平温泉駅で下車。10時17分着。中山平温泉駅 駅
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山形県の県境にほど近い場所ということもありある程度の雪を覚悟していたものの、写真の通りほとんど雪は見られず。今年は(この時点では)暖冬気味でほとんど雪は降らなかったようだ。
※この旅行記を作成している3月は平年以下の気温と荒れた天気が多く、いずれも異常気象といった感じだ。 -
雪のない快適な道を歩くこと10分。中山平温泉しんとろの湯に到着。日帰り入浴を楽しむ。
こちらの湯、とにかくとろとろ感がすごい。泉質は含硫黄ナトリウム炭酸水素塩塩化物泉低張性アルカリ性高温泉でPhは9.4。肌にクリームを塗っているような感じで、これほどまでのとろみは初めてかも。ほんのりと硫黄臭が感じられた。入浴料は440円。鍵付きロッカーは有料。内湯のみのかけ流しで温度は42度くらい。塩素臭はなし。しんとろの湯 温泉
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さて、中山平温泉での滞在時間は40分。いつも通りあわただしいスケジュール。
ひと駅もどり鳴子温泉駅を目指す。10時57分発。 -
11時5分、鳴子温泉駅に到着した。
午前中のメインは温泉。鳴子温泉でも2つの日帰り入浴を味わう。鳴子温泉駅 駅
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駅周辺はホテルや旅館のある温泉街を形成。規模はあまり大きくはないもののいかにも温泉街といった街並みを形成していた。また、こけしも有名なようで、歩道の柵にもこけしが施されていて、観光ムードが高まる。
鳴子温泉 温泉
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さて、最初の日帰り入浴施設は駅から徒歩3分くらいのところにある早稲田桟敷湯。昭和23年、早稲田大学の学生がボーリング実習で掘り当てた温泉だとか。
黄色い建物が特徴。入り口はわかりづらいが、2つの建物の間の細い通路を進むとくぐり戸があり、階段を下りていくと受付のカウンターがある。550円。
味わいのある温泉で2つの浴槽に木の樋をつたって湯が注がれている。一つは熱めで45度くらい。もう一つは42度くらいの温度。泉質は含硫黄ナトリウム塩化物泉でPhは6.6。透明な湯でわずかながら硫黄臭がした。かけ流し。鍵付きロッカーは無料。早稲田桟敷湯 温泉
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次は滝の湯。駅から徒歩5分くらい(早稲田桟敷湯も同様)。200円と安い。
内湯は2つで滝のように水量よく注がれる温泉が印象的だった。こちらはにごり湯。泉質は酸性泉でPhは2.8。熱めの湯は46度、ぬるめが42度くらいの湯加減だった。硫黄と鉄の混じったようなにおいが特徴的。ロッカーの利用は受付に相談するようだ。滝の湯 温泉
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中山平温泉をふくめ3つの個性ある温泉を満喫することができた。
滞在時間はわずか1時間だったので、軽く温泉街を散策し次の目的地へ。
時間があれば足を延ばしてこけし館などを訪れてみたかった。 -
さて、午後は石巻を観光するため、鳴子温泉から陸羽東線、石巻線を乗り継ぐ。
鳴子温泉12時10分発小牛田13時16分着。小牛田駅で石巻線に乗り換え。こちらは東北本線とあわせて3路線が乗り入れる拠点的な駅だ。小牛田駅 駅
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鳴子温泉駅から約2時間かけ14時14分に石巻駅到着。同じ県内とはいえ、約70キロの距離。
乗り換え時間20分で気動車での移動を考えると早いほうか。
仙石線と石巻線が乗り入れる駅で2つの線はやや離れている。特徴的な雰囲気の駅舎だと感じた。
まずは駅前でレンタサイクルを入手。石巻駅 駅
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市内の観光は駅から離れたところにあるので自転車は便利。まずは石巻城跡に。
小高い丘の上に立地しており、日和山公園が隣接。平安時代末期から室町時代にかけて重要な役割を果たしていたようだ。石巻城跡 名所・史跡
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高台からは海岸の風景を眺められた。このあと海岸の近くまで訪れる。
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次に訪れたのは石巻南浜津波復興祈念公園。東日本大震災の復興事業により整備された公園である。
石巻南浜津波復興祈念公園 公園・植物園
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訪れた印象としてはまずずいぶんときれいに整地されており、復興は着実に進んでいるのだなと感じた。しかしこの公園のあった場所、かつては多くの住宅などが立ち並んでいたようで、あまりの風景の変わりように衝撃を受けた。
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公園内にはみやぎ東日本大震災津波伝承館があり映像資料などにより東日本大震災の津波被害を後世に伝えていく役割を果たしていた。
震災から13年、当時の記憶を決して忘れてはならない。また、世代が移り変わっても、こういった映像資料を残すことで減災を進めていってほしいと感じる。みやぎ東日本大震災津波伝承館 美術館・博物館
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南浜地区は東日本大震災でも甚大な被害が発生してしまった地区の一つのようだ。
奥に小学校の震災遺構が保全されているが、海岸からかなり奥に位置しているのに校舎3階の窓ガラスまで割れてしまっているところに津波被害の大きさを感じる。
当初、こういった施設の保全には肯定的ではなかったが、被害の悲惨さを伝えるためにも必要なことだと感じる。地域の当事者の意見を聞きながら保全か撤去かの調整が重要だと感じた。 -
次の訪れたのは石ノ森萬画館。宮城県出身の漫画家、石ノ森章太郎氏の記念館である。氏は石巻を第二のふるさととしていたことからこの地に立地している。
石ノ森萬画館 美術館・博物館
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世代的には少し上になるのであまりなじみのない作品が多いが、歴代の仮面ライダー展示など、石ノ森作品の世界観を味わえる施設だと感じた。写真も制限されていないところが多かった。体験型のアトラクションも複数あるのが特徴。
石ノ森作品のオリジナルアニメ上映もあり、幼少期のテイストのアニメの作りで、どこか懐かしさを感じるものだった。 -
石ノ森作品で町おこしが図られており、キャラクター像が設置され、町の雰囲気を盛り上げていた。
石巻マンガロード 名所・史跡
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さて、キュンパスを利用した旅行日程をこなすことができた。
仙石線を利用して仙台駅に向かう。 -
いつもそうだが、あわただしい日程で行程をこなしていったので、食を楽しむという旅行があまりできていない。
いずれはゆったりとしたプランで観光に食にと楽しめる旅行も計画してみたいと感じる。仙台駅 (JR) 駅
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帰りは仙台19時54分発はやぶさ44号で東京まで。東京21時23分着。1万円という破格の値段で気軽に日帰り旅行が楽しめた。
期間中、平日休みが取れれば、気軽な旅行を楽しんでみたい。
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