キュンパスで乗り鉄旅

2024/03/13 - 2024/03/13

キュンパス2回目。
普段乗らない特急などに乗って、日本海側の車窓を満喫しました。
16時間半電車に乗ってただけなので、あまり写真もなく。
覚書として。

エリア 秋田

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

北陸新幹線で上越妙高に行き、そこから特急しらゆきと特急いなほで日本海側を北上。
酒田から羽越本線で秋田に向かい、秋田から秋田新幹線にて帰宅。
全行程、ドアツードアで17時間。
修行かな。

7時52分発、北陸新幹線はくたか553号。
朝ごはんのサンドイッチとビールを売店で購入。
今日は車窓を見る以外することの無い日なので、沢山食べて飲もう。

東京駅 駅

平日なのにひっきりなしに新幹線が出ている。
空港に行くと、普段からこんなに飛行機飛ばしてるのか、と驚くので、みんな結構あちこち遠出してるんだな。
客層を見ても出張の人は少ない。

隣の席のおじさんが食べだしたものが全て臭いの強いもので（手作りの焼き魚、角煮、ビーフジャーキー）辟易する。
指定席って逃げられないし、新幹線はずっと空気の入れ替えもないので辛い。

煙草をやめると臭いに非常に敏感になって生きづらく、それに乗じて私の心の広さも少なからず損なわれるので、そろそろ禁煙もやめ時かもしれぬ。

車内環境は最悪だが、車窓は雪の軽井沢。
やはり長野はいつ来ても美しい。
今すぐ外に飛び出したい。

長野県て恵まれてるよな。
海がない以外に欠点がないもんな。

上越妙高駅に到着。
40分後の特急しらゆき3号に乗ります。
次の新潟駅では乗り継ぎの時間が11分しかないので、今のうちにお昼ご飯を買わねば。

上越妙高駅構内の山崎屋さんで駅弁と日本酒を購入。
すぐ飲めるように小さいプラスチックのカップも10円で売ってくれます。
これは良いお気遣い。
隣のお土産屋さんで食後のデザートのドーナツも手配。

しらゆきの指定席は手配していないので自由席を確保しなければ。
キュンパス民で絶対混むはず。
15分前にはホームに行き、寒風吹きすさぶ中じっと待機。

そんなホームに先にいらっしゃったのは・・・

上越妙高駅 駅

雪月花！！！
中では乗客が記念撮影などしており賑やかそう。
事前に見られてよかった。
これは1人ではちょっと浮く列車なのかもしれない。

顔。

まああまりリゾート特急には興味が無いので、おお！と思うだけなのですが。
そういえば富山のべるもんたは楽しかったな。
あのくらいの距離でいいよなあ。

そんなこんなで並んでいる皆さん、動いてないと凍死する勢いで足踏みなどされてましたが、やっとしらゆき到着。
ちなみに↑の写真は新潟に着いた時に撮影。
自由席確保のため、写真を撮る間はなかったのでした。

さあ、寒い国ではお酒を飲めば温まる、ということで、先程駅弁と一緒に買った日本酒のうちの1本。
鮎正宗 本醸造の1合瓶。
うん、バランスのいい感じで飲みやすい。
新潟だなあ。

なお、もう一本はお持ち帰り用の千代の光酒造の真。
こちらは特別本醸造。

駅弁 山崎屋 グルメ・レストラン

出発してから車窓は、晴れたり曇ったり雨が降ったり雪だったり。
ちょうど日本海を見られるときに晴れを引き当てるとは。
嬉しい。

あと、トンネル手前で野良の猿を発見！
山側斜面に座って海と電車を見てました。
一瞬で通り過ぎちゃったけど可愛かった！

日本海。
場所によっては湘南よりも海岸が汚い（ゴミだらけ）のだが、このように遮蔽物があると綺麗な波だけ見られるので良いですね。
漂着ゴミはこまめに拾うしかないんだろう。
もちろん捨てないのも大事だが、ゴミをその辺に捨てる人のモラルの向上に期待したってガッカリするだけだし。

私もいつか富山に越したら、海岸のゴミ拾いに参加しよう。

さてさて、新潟では酒田行きの特急いなほ5号に乗り換えです。
くちばしが付いてて可愛らしい。
稲穂を啄む雀のようだ。

乗り換え時間は11分。
お手洗と写真撮影だけで精一杯。

新潟駅 駅

いなほの指定席は別途課金済み。
お昼時だし、海側取れなかったり、隣にデカい人が座ったら嫌だなあと思って。
キュンパス時期は混むからね。

お昼は「さけめし」。
と、鮎正宗。

中はこんな感じ。
焼き鮭といくら、奈良漬けとガリ、杏。
シンプルだが、鮭がふわふわで美味しい。
漬物が苦手だった私は、奈良漬けというのをはじめて食べましたが、非常に独特な味。
癖の強い沢庵、という認識で良いのだろうか。

あまり混んでいるようには見えないが、窓側の残席はかなり少なく、自由席も割と混んでいたので、課金しておいてよかった。

この写真、なんで撮ったのだろうと見返したら、白新の電柱の奥に煙を吐く工場の煙突が。
絵のような煙のたなびき方だったので、多分これを撮りたかったのでしょうな。

時間経過とともに曇り空へ。
車窓も新潟平野のど真ん中へと変化。
送電線の鉄塔が凛々しい。

デザートは山崎屋さんの隣の売店「さくら百嘉店」で購入したドーナツ。
こちらの売店はお酒やスイーツなどのお土産以外に、首都圏にいると普段あまり目にしないレルヒさんのグッズなんかもあって楽しい。
もともと髭フェチの私にはレルヒさんの髭はなかなか刺さる。

岩に打ち寄せる波。

まただんだん雲が引いてきた。
私どうして髭が好きなんだろう。

電車を降りて飛び込めないのが残念なほどの清冽そうな波。
すぐそばを国道だか県道だかが走り、波しぶき注意の看板も立っている。

お弁当とデザート食べて飲んでいると、2時間なんてあっという間。
酒田駅に到着です。

酒田駅 駅

改札を出たら雪！
本当に地域によって天気が全然違うのね。

酒田駅では40分ほどの乗り継ぎ時間がありますが、ご覧の通り短時間で時間つぶしできるところは駅の外にはないので、駅構内の売店でご当地スイーツなど見て暇つぶし。

なぜか駅待合室などでPCを開いて作業している人が多い。
調べると3年前にリニューアルした駅舎だそう。
確かに。綺麗。

酒田駅外観、というか駅舎の看板。
降りた方たちみんなこの後秋田までの羽越本線に乗るのかと思いきや、そうでもない様子。

わたくしはこの後、夕陽差し込むJR羽越本線各駅停車にて1時間47分かけて秋田駅へと向かいます。
車両の写真は撮り忘れました。
いつものロングシートであります。

秋田に到着。
駅改札内にもなまはげ。
・・・の下にこまちの模型も。

私、動いてるなまはげって見たことない。
今度見に行こうっと。
ビジュアルは結構好きなのだ。

そういえばホームに停まっていた男鹿線のラッピングも鬼っぽくてかっこよかったな。

なまはげの横にはD51 の模型。

秋田駅 駅

改札を出ると秋田犬の巨大なヌイ。
ちょうどこのころ駅ビルで3000円以上だっけか購入すると大きい秋田犬ぬいぐるみの当たる抽選券を配布していた。
ここまで大きくはないだろうけど、
ちょっと欲しいよね！ね！大きい秋田犬！

さすがに疲れたのか、急にお腹が痛くなって、取り急ぎ改札外のなまはげの首だけの写真を撮影しお手洗いに行く。
乗り継ぎ時間が59分あったので、駅の外に出てみたかったのだが、叶わず。

代わりに駅構内の立ち蕎麦「駅そば　しらかみ庵」にてぎばさ蕎麦をオーダー。
ぎばさとはめかぶのようなねばねば海藻。
こういうの好き。
ほんとはぎばさ＆きりたんぽ蕎麦というのがメニューにあったんだが、出遅れたのか売り切れ。
でもお蕎麦は美味しかった。

さあこれからこまち46号に乗って帰宅しなければ。
時刻はすでに18時過ぎ。
明日も仕事なんだよなあ。
仕方ない。ビール飲んで寝ながら帰ろ。
こんなに長いこと揺られていると、帰ってから寝るまでずっと車内にいるかのように内臓が揺れていて変な感じでした。
でも不思議と心は整うんだよなあ。
営業キロで1481.4キロの旅。

この度もお読み頂きありがとうございました。

駅そば しらかみ庵 グルメ・レストラン