2023/07/21 - 2023/08/05
6位(同エリア119件中)
ほいみさん
約束の地・ヤシュピュルトに2泊、その中日にバツーラ氷河を更に遡って好展望地のパヤクシートを往復する。
表紙写真は、ヤシュピュルトに出現した虹
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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素晴らしきヤシュピュルトの朝は・・・え~今イチ?
雨は降らなかったから、ポーターは牧草地に寝てる。 -
私はテント泊を最良としてるが、テントが無いまま寝るのはもっと素晴らしい。目を明ければカラコルムと満天の星だろうからね。ただ夜露が凄いので、そういうチャンスはトレッカーには与えられない。
いずれにしても旅行時に限らず、人間は自然から隔離された空間で寝ることを快適としてしまっているのが面白い。 -
下界にあれば、景色に馴染んじゃうペットボトル。
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この日は最終目的地のパヤクシートまで6時間くらいで往復。
パヤクシートの手前で扇状地的な放牧地(草は少ないけど)が広がっていて、もしかしたら、かつてはこの辺りでキャンプが出来たんじゃないかという雰囲気。 -
ヤク達がポーターのひとりに、やけに手なづけられてるでしょ。彼は岩塩を持ってるんだよね。高地での放牧ではどうしても塩不足になるので、塩は人工的に与えなきゃならないんだって。
で、ヤクも本能的にそれを知ってるから、塩を与えてくれるヒトのところに集まって来るんだってさ。まぁ、人間だったら「お金」かな。 -
流し撮り~・・・失敗!
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ここが最終展望地のパヤクシート。
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これが○○山・・・とか
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説明したって、誰も興味が無いだろうから
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写真だけね。
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本当は、どれがどの山だったか忘れちゃったからだけどね。
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この標高7000mの山々が連なってるのが、通称「バツーラ氷壁」だ。
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といって、バツーラ氷壁を聞いたことがある方は少ないかも。
私も5年前は知らなかった。 -
まぁ、一般的には7500m以上の山が連なり
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麓は標高3000-3300m位だから、比高4000m以上の岩と氷の壁が連なってるってこと。
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けっこう凄いことみたいだよ。
動画の方が分かり易い?ので、こちらをどうぞ。
https://youtu.be/SPc66UrB17Y?si=sWj1v30EEl0HBZnC -
ところどころ、緑ががんばっていて興味深い。
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帰る頃には太陽が高くなっていて・・
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あち~・・・
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私のオリンパスを時々ポーターに任せる・・・面白い写真を撮ってね~
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たいてい自分たちの記念写真に終始する。
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3300m付近にこんな広大な河原。
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益々、暑くなって来たぜ~
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と、村外れで、天日干しのチーズを発見・・・購入。
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14時頃にはヤシュピュルトのキャンプに戻って来た。
チーズをつまみにお茶飲んで、昼寝。空気が薄いところで昼寝すると気持ちいいで~・・・ただし高所順応出来てないと高山病の症状が進むから危険。
と、薄暗くなって来た頃、外が騒がしくて目が覚めた。そういえば、夕立の音で目が覚めた瞬間もあった。 -
あ~・・・虹が出てるじゃん!
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すっげ~
こんな絶景の中で虹が出るなんて、一生に何度も無いぜ! -
カメラを持って丘を駆け上がると・・・苦しい、標高3300m。
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学生アルバイトが「一緒に写真撮ろう」
おいおい、一刻を争う事態なんだけど。 -
おお、ヤクも協力してくれてるじゃんか~・・・こんなチャンスはこの先絶対に無いぜ!
ところがヤクはそんなサービス精神的なものでは無いらしく、どんどん家路に付くべく速足で移動中。 -
がんばって追い付いてもレンズを向けてる間に居なくなってしまう。しかも暗いし、走った後なので手振れしやすい。
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この高所でデジイチ持って走るのは1分が限界。
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ヤクは走り去ってしまったが、暗くなり始めて、虹も輝きを失い始めたから諦めが付いた。
それにしても、おやつ食べて一杯やってたら絶対に目が覚めなかった。やっぱ禁酒って素晴らしい! -
夕飯かな・・・今日も酒は無いぜ~
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8月1日、今日は山を下りて、カラコルムハイウェーに近い場所でキャンプの予定。
朝方はちょっと雲があったが・・・ -
出発する頃には快晴!
暑くなるかもね~ -
今日もお願いします。
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今日は、来る途中であの「話と違うじゃん」の夜に泊ったユンズまで歩く。
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さよならヤク?
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暫くは点々とヤクがいた。
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放牧用の石積み小屋。
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中はこんな感じ。
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ここもSA社としては初めてのコースとなる。
案の定、事前の話とは大違いの厳しいコース。 -
大きな石と、滑りやすい下り、石がゴロゴロの氷河横断。
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こんな滑る下り坂もあって、緊張を強いられる。
既に11時半。 -
昼頃には灼熱地獄。
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この日もオリンパスはポーターに預けておいた。器用に自撮りしてるね。
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昼ご飯・・・ちょうど12時。
やばいことに、全員が水が足りなくなって来た。
出発の時、今日は1.5~2リットルを持つ様に言われたので、私は2リットルと非常用のドリンク剤200mlを持ったので、気持ち的には楽だったが、最後は全員が空っぽとなった。 -
氷河を行くから水はいくらでもありそうなものだが、氷河末端の水はどろどろ。細菌はいないにしても、そのままじゃ飲めないぜ~
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この水、飲めるんじゃないの?
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歩いても歩いても、同じような景色が続く。
14時20分、遥か彼方に目的地が見えた・・・赤丸ね。
氷河が運んだ土砂の上を行くから、この距離はめまいがする。 -
いよいよ目的地ユンズ方面が開けた。
赤丸が今日のキャンプ地ユンズ。
黄色線が5日前に「話と違う」降りて来たルート。
青線は明日、下界に下るルート。 -
暑い・水無い・ごろごろ石、強烈な日差し・・・あ~カラコルムの悪いところ集めちまったぜ!
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16時30分、眼下にユンズのキャンプが見えた。
既に太陽は向かいの山陰。
も~・・時間的にもスレスレ。
ここって覚えてる?
最後のパキスタン旅5にも登場。 -
16時40分、感動的な到着!
駆けつけ3杯の水・・・濁っていても気にしない! -
その水を布でろ過?して沸騰?させたものが今日も配給される。砂が沈殿してるよね。
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このキャンプの水場はここ。
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ポーターが水を汲みに行ってるのが見えるかな?
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あの灰色に濁った水が飲料水。
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石積み小屋にお邪魔してみた。
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岩の隙間に寝るポーター
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この山って、二つの山がぶつかって出来たの?的な地層。
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最終日の夕飯のデザート・・・あ~プリンは苦手なんだよな~。
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トイレタイムのキャンプと・・・ す
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星空。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- yamayuri2001さん 2024/03/18 11:26:48
- 感慨にふける・・・
- ほいみさん、こんにちは。
こんな旅行記を読んでしまうと、
ほいみさんが、とても普通の人とは思えなくなってしまいます。
富士山2個分を重ねた山。
想像がつきません。
そして歩いている場所も、
3300mと言えば、
ほとんど富士山頂に近い高さですよね。
私は2000m級のサンタフェで、高山病にやられてしまい、
テキサス州に降りるまで、
一週間とても苦労した思い出があるので、
絶対に無理なんだけれど・・・
動画を見ているだけで、すごい世界だなと思いました。
見入ってしまいました。
そして虹まで見られたなんて、
すごい旅行ですね。
本当にスケールが違います。
人間が生きるって、
こう言う事なんだなって思うけれど、
その人がどの国に生まれたかで、
過酷な場所で生きるのか、
比較的楽な場所で生きるのかが、決まっちゃうんですね。
yamayuri2001
- ほいみさん からの返信 2024/03/18 21:53:46
- RE: 感慨にふける・・・
- yamayuri2001さん、今晩は。
いやいや、会話力・読解力・資金力・図々しさ・スマホ力等など、十分に平均以下だと思ってます。順応力と「とんち力」は割と冴えてるかも。パキスタンの山も「殿様トレッキング」だから行けます。テントや食料を担いでだと、日本の低山さえ歩く気がしません。
パキスタンの山岳部の民は本当に貧しく現金収入がほとんど無いので、私たちがポーターやガイドを雇って「殿様トレッキング」をすることは大いに意義があると思ってます。かつては欧米人もたくさん来ていたのですが「パキスタン、何となく悪いヤツ」のイメージが定着してしまって、今や外国人とは殆ど合うこともありません。これは山のパキスタン人も不幸だし、外国人?があの絶景を見られないことも不幸です。
大国同士のワケの分かんない理屈のために、あんな山奥で神を信じて地道に生きてる人々が更に貧しくなってしまう。本当にyamayuri2001さんが言う通り「国ガチャ」なんですよね。パキスタンも都会ではレクサスやランクルが走り回っています。要は政治も最低…ってこと。
ほいみ
-
- くろねこだりゅんさん 2024/03/14 16:38:34
- 壮大な景色
- この景色の中を歩いちゃうと人間なんか本当にちっぽけだな~
と感じると共に眺めがほぼ同じだから目的地にたどり着けない切なさを感じちゃうかも(笑)
虹 素晴らしいですね
高度があるから空気に不純物が少ないのか色がとてもはっきりしています。
「すっげ~」の写真 感動いたしました。
>暑い・水無い・ごろごろ石、強烈な日差し・・・あ~カラコルムの悪いところ集めちまったぜ!
この角度では鎖もなく下るのはかなり健脚というか山に慣れてないと厳しいですね。
浮き石に足取られそうで怖いですけど歩かないと水にたどり着けない
「昭和根性物語旅」です(^^♪
- ほいみさん からの返信 2024/03/14 22:18:41
- Re: 壮大な景色
- こんばんは。
氷河沿いを行くと、あのデカい山たちの直ぐ近くを歩くことになり、景色は意外と早く変わって行きます。遥か彼方から目指す山が
見えてるのはかえって辛いかな。
ユンズへの下りはマジ辛かったです。次回があったら、登って来た道を素直に戻ることにするそうです。
あの虹は今までで一番鮮やかでした。起きれて良かった。
トレッキングの日記はコメントが少なく、今回は0点かな…と心配してました。貴重なコメントをありがとうございました。
ほいみ@なぜかマレーシア
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