2024/03/01 - 2024/03/02
8位(同エリア107件中)
葵さん
この旅行記のスケジュール
2024/03/01
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3月の初めの土曜日、ちょうどひな祭りのタイミングに合わせ、昔ながらの町並みが今も残る茨城県桜川市の「真壁」へ。
毎年2月初旬から3月3日までの間、「真壁のひなまつり」と題し、町中のお店や民家にお雛様が展示されており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された古い町並みと一緒に楽しもうという趣向です。
合わせて、江戸時代から真壁の地で日本酒を造り続けている老舗の酒蔵とともに、個人的定番の「真壁城跡」や「三重塔」が残る「富谷観音(小山寺)」にも足を運び、お雛様とともに和の風が広がるエリアをゆっくりと巡ることができました♪
〔昔ながらの町並み(重要伝統的建造物群保存地区)を歩く(関東甲信越エリア)〕
●海野宿(宿場町/長野県東御市):https://4travel.jp/travelogue/11522707
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー JR特急 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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●ホテル日航つくば
3月に入って最初の金曜日の午後、仕事を早めに切り上げて、都内から「つくばエクスプレス」に乗って終点の「つくば駅」まで移動し、駅から徒歩数分のところにある「ホテル日航つくば」にチェックインします。
☆ホテル日航つくばホームページ☆
https://www.nikko-tsukuba.com/ホテル日航つくば 宿・ホテル
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イチオシ
お、ホテルの階段にはお雛様のひな壇飾りが♪
今日は3月1日なので、もうすぐ3日の桃の節句ですからね~。 -
アサインされたのは7階のダブルルーム。
ホテルの名前のとおり、オークラニッコーホテルズの系列ホテルなので、客室の設備・備品類やサービス等に何ら問題ありません。 -
ホテルに着いたのがだいたい17時30分過ぎくらいで、部屋の窓からは夕暮れ間近のつくば駅前エリアが望めます。
旅の行程上、前泊する必要は無かったのですが、せっかくなのでホテルでゆっくりしたいなぁと思い、ここつくばで1泊することにしました。 -
また外に出るのも億劫なので、ホテル内にある「つくば山水亭別亭」のテイクアウトを利用することとし、「柴弁当」(@2,800円)をチョイス♪
お上品な味と量の三段弁当で、別途仕入れておいたビールとともに美味しくいただき、この日は早めに就寝。。。 -
翌朝、部屋のカーテンを開けると青空が広がって、お天気は良さそう。
朝食付きのプランだったんですが、ついつい部屋でダラダラしてしまい、結局朝食は食べず8時過ぎにチェックアウトしました。
同じく駅前にあるレンタカー店で車をピックし、さっそく今日の目的地へと向かいましょう。 -
●真壁の町並み(高上町駐車場)
「つくば駅」から車でひたすら北上し、ちょうど9時くらいに、今回の旅のメインスポットである「真壁」へと到着しました。
とりあえず、観光スポットが集まるエリアに一番近い「高上町駐車場」(お祭り期間中のみ普通車@500円))に車を止めておきます。 -
ここ「真壁」は、江戸時代からほとんど変わらない町割りに、江戸期から昭和前期にかけての様々な伝統的な建物が残されており、今回、この昔ながらの町並みをゆっくり散策していこうという趣向です。
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そしてなぜこのタイミングにしたのかというと、ちょうどこの3月3日までの間、町中の100軒以上でお雛様が飾られる「真壁のひなまつり」が開催されているからです!
真壁のひなまつり 祭り・イベント
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ということで、こんな昔ながらの建物を横目に見つつ、町並みの中心へと歩いていきます。
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イチオシ
●真壁の町並み(旧真壁郵便局)
しばらく進んだところの交差点沿いに、昭和初期に建てられた「旧真壁郵便局」があり、現在は町並み案内所となっているので、まずはこちらに寄っていくことに。旧真壁郵便局 名所・史跡
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お、今はもう使われていない郵便局のカウンターにも、お雛様の列が。
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カウンターの奥のスペースにも、やっぱり立派なお雛様が♪
合わせてここで、町並みの案内図をいただき、準備万端整いましたので、ここから「真壁」の町並みをぐるっとひと回りしていきましょう。 -
ちなみに郵便局の脇にあった案内図がこちらで、ここ「真壁」は在郷町として、2010年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
真壁の町並み 名所・史跡
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●真壁の町並み(潮田家住宅)
通りに沿って南側へと歩いていくと、「潮田家(うしおだけ)住宅」の立派な蔵がど~んと建ち並んでいるあたりへ。潮田家住宅 名所・史跡
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イチオシ
ここ「潮田家」は屋号を「鶴屋」と称して呉服商を営んでいたそうで、今もその歴史を感じさせる重厚な外観の町屋がひと際目を引きます。
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「潮田家住宅」は十字路に面しており、そばには旧真壁町の道路元標も。
大正期に整備された道路元標は、その町の主要な道路の交差点に設置されたことから、当時はこの場所がメインストリートだったんでしょう。 -
その隣りには肥料商を営んでいた「高久家住宅」がありますが、どこの建物もまだ戸が開いてませんね。。。
ひなまつりの展示を見るには時間が早すぎたようで、これだったらホテルでゆっくり朝食をとってからでもよかったなぁ。 -
町並みにはこんな薬医門も残っているのですが、こちらの明治初期に建てられた「猪瀬家住宅」の門は、その中でも最も大きなものだそうです。
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●真壁伝承館
こんな感じで町並みの中を歩きつつ、ちょっと時間調整を兼ねて、歴史資料館やホールなどがまとまっている「真壁伝承館」へ寄っていくことに。真壁伝承館歴史資料館 美術館・博物館
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歴史資料館(入場無料)では、中世から近現代の真壁地区の歴史を中心に展示がなされており、入口の黒い猪は、鎌倉時代から約400年間にわたりここ真壁を支配した豪族・真壁氏の旗指物の絵柄です。
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その豪族・真壁氏の本拠地である「真壁城跡」に関する展示もあり、ついつい引き寄せられてしまい・・・ここからもそんなに離れてなさそうなので、あとで寄ってみようかな。。。
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●真壁の町並み(村井醸造)
まだ「真壁のひなまつり」のお雛様が十分見れてないので、再び町歩きを再開し、江戸時代にこの地に店を構えたという酒蔵「村井醸造」へ。
☆村井醸造ホームページ☆
https://www.komei.co.jp/index.html村井醸造 名所・史跡
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明治時代に建てられた店舗へと入っていくと、立派なひな壇が飾られてて、こうじゃないとこの時期にわざわざ来た意味ないですよね。
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こちらには酒蔵らしく、お雛様と日本酒のコラボが(笑)
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●真壁の町並み(伊勢屋旅館)
同じ通りには、明治時代にここ真壁で最も知られた料亭で、現在は「伊勢屋旅館」として営業している店舗があり、こちらの方ものぞいてみます。伊勢屋旅館 宿・ホテル
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お、室内にはひな人形を始めところ狭しと飾られてますね~。
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イチオシ
「伊勢屋旅館」のすぐ隣りに、先ほどは戸が閉まっていた「高久家住宅」があるのでついでにお邪魔してみると、部屋の奥までずらっと飾り物が♪
やっぱり10時を過ぎるとお雛様を飾っているお店も開き、だいぶ観光客の方も増えていく感じで、お祭り最終日(3月3日)の前日ということも相まってか、通りはだいぶ賑わってました。 -
●花の井蔵元 西岡本店
先ほど車を止めた「高上町駐車場」の他に、お祭り期間中は古い町並みのエリアから少し離れた「旧真壁小学校」の跡地にも、臨時駐車場(こちらは無料です)が設けられています。
ここに車を止めて、今回もう1か所訪れてみたいと思っていた「花の井蔵元 西岡本店」へと向かいます。
☆花の井蔵元 西岡本店ホームページ☆
http://hananoi.jp/清酒 花の井 蔵元 株式会社 西岡本店 お土産屋・直売所・特産品
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こちらも「真壁のひなまつり」の対象になっているとのことで、敷地の奥にある今は使われていない蔵の中をのぞいてみると、幻想的な空間にお雛様が所狭しと展示されてます♪
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「西岡本店」の創業は江戸時代の1782年にさかのぼり、滋賀県から酒づくりに適したこの地に移り住み、銘酒「花の井」が生まれたそうで、展示内容も酒蔵らしく巨大な瓶とのコラボです。
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イチオシ
その奥には、どんどんどんと圧巻のひな壇の並びが!
こういう華やかにライトアップされた展示もいいですね~。 -
また、ひな人形と一緒に、繊細な細工がなされた「ひょうたんランプ」が置かれていて、ライトアップの魅力を増しています。
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さらに別の蔵には、かわいい猫たちをモチーフにしたチョークアートもあり、「花にゑひ、酒にゑひ、猫にゑふ」っていうセリフも粋ですねぇ。
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もちろんこちらの蔵にも、お雛様がたくさん展示されてます。
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で、お内裏様を横からアップで1枚♪
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最後に酒蔵で造られている日本酒の即売所へ寄り、ひなまつり限定ラベルの純米酒を仕入れておきました。
こんな感じで「真壁のひなまつり」のターンはここまで。 -
●真壁城跡(本丸跡)
あともう少しだけ桜川市のスポットを巡っていくこととし、先ほど訪れた「真壁伝承館」の展示を見て、ついつい城巡りの血が騒いでしまった「真壁城跡」へとやってきました。真壁城跡 名所・史跡
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ここ「真壁城」は平安時代末期から戦国時代にかけての約400年間にわたり、この真壁一帯を治めていた真壁氏の居城です。
現在、本丸跡に体育館があるのでその駐車場に車を止めて、ここから城跡をサクッと歩いてみることに。 -
ここ「真壁城」は、本丸を中心に同心円状に複数の郭が設けられた北関東でも屈指の規模を誇る平城で、「二の丸跡」にはビニールシートがかかったエリアもあり、現在も発掘調査が続いているよう。
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●真壁城跡(中城南西虎口)
そのまま「二の丸跡」を抜け、その外側に設けられた「三の郭(中城)」の南西側に、城の出入口にあたる虎口があり、当時の木橋や土塁などが復元されています。 -
その小高い櫓台からの景色はこんな感じで、堀と土塁で厳重に守りを固めているのが分かりますね~。
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イチオシ
ついでに木橋の上からもう1枚いっときましょう。
お城でイメージする石垣は使われておらず、関東地方でよく見られる土塁と堀を用いたいわゆる”土の城”です。 -
●真壁城跡(中城南東虎口)
そして、「三の郭(中城)」とさらに外側に広がる「外曲輪」との出入口にあたる「中城南東虎口」へ。
このあたりも、土塁などが一部復元されているよう。 -
●真壁城跡(鹿島神社)
かなりの広さとなる「外曲輪」南東端あたりに小さな杜があり、ここに「鹿島神社」が鎮座しています。 -
杜の中にはかなり年季の入った小さなご社殿が。
木が生い茂って見づらいですが、社殿の背後には復元ではないオリジナルの土塁が残されています(かなりマニアックですが・・・)。 -
ではぼちぼち「本丸跡」の駐車場まで戻ることに。
見てのとおりかなり広大な城跡で、発掘調査とともに土塁などの一部復元を含む史跡整備も行われており、散策する分には何ら問題ありませんが、陽を遮るものは何も無いので夏場とかは要注意ですね。 -
●清六家 真壁店
お城巡りも終わりふと時間を確認すると、ぼちぼち11時30分くらいになっており、このあたりで昼食にしようかと。
城跡(体育館)のすぐそばの県道沿いに、茨城県を中心としたチェーンのラーメン屋「清六家」があったので、安直ですがここに決定です。 -
定番の豚骨醤油(味玉)のラーメン(@920円)に、餃子3つ(@240円)をチョイス♪
中太のもちもちした麺と豚骨醤油のスープが絡み合い、安定の美味しさでした。 -
●富谷観音 小山寺
お腹も満足したところで真壁エリアを離れ、市内をさらに北上していき、最後に訪れたのが、富谷山という山の中腹にある天台宗の寺院「小山寺」で、その立地から別名「富谷観音」とも呼ばれています。
山の高台にある公園まで道路が通っており、境内近くの駐車場に車を止めて、西側の出入口からさっそく境内へ入っていきます。小山寺(富谷観音) 寺・神社・教会
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ここ「小山寺」は、奈良時代の735年に聖武天皇の勅願により創建されたと伝わる歴史あるお寺で、境内をしばらく歩いていくと、江戸時代中期に建立されたという立派な「仁王門」がお出迎えです。
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門の両脇を仁王像が固め、天井には鮮やかな花々の装飾が描かれてます。
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門の先には結構急な石段が続いていて、まぁ境内が山の中腹に位置しているのでしょうがないですな。。。
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急な石段を上り切ると、その右側に朱色の「本堂」があり、こちらにご本尊である十一面観世音菩薩が祀られているので、まずはお参りを。
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「本堂」の前あたりは南向きに眺望が開けており、あそこに見える山並みは「筑波山」でしょうかね???
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お堂に施された彫刻を眺めつつ、さらに境内の左奥に見えるアレの方へと行ってみます。
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イチオシ
そこにはすらっと優美な姿で立つ「三重塔」が!
関東以北では大変珍しい室町時代中期にまで建立がさかのぼる塔だそうで、国の重要文化財に指定されています。 -
今回わざわざここ「小山寺」まで足を延ばした1番の目的が、この「三重塔」を見るためだったので、これで満足です♪
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この塔の裏手から最初の出入口へと続く小路があり、このあたりで参拝を終えて駐車場へと戻っていきます。
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ちなみに御朱印ですが、「本堂」と「三重塔」の間にある「百観音堂」の前に書き置きのものが置かれており、志納金(@300円)を箱に入れるシステムでした。
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●石岡駅
今回の旅で訪れたいスポットは全て見て回れたので、あとは帰るだけ。
ただ、スタートした「つくば駅」へ戻るのも芸が無いと思い、どうしたものかと考えたものの、公共交通機関の選択肢が無いんですよね。。。
結局、JR常磐線の「石岡駅」へと出ることにしましたが、このエリアの観光は車がないとつらいなぁと。石岡駅 駅
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ここから常磐線の特急ときわ号に乗り、東京へと帰ることに。
これにて、「真壁のひなまつり」に合わせた観光も無事終了です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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