お花見シーズン到来 まずは河津桜！雨引山で「ヤギと桜」

2024/03/09 - 2024/03/09

最近あちこちで聞く「河津桜が見頃です」
既に 本家 静岡県河津町以外に沢山 植えられている公園などもありますもんね。
2020年にも来ている 茨城県の河津桜名所のひとつ「雨引観音」へ再訪です。
今回は 思いがけず沢山の「ヤギ」にも出会い
ヤギと桜を楽しむことができちゃいました。
ついでに ランチに寄った 古民家カフェもなかなか良きでした。

エリア 桜川(茨城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

今回は つくば市新参者の弟に 茨城のすごさ（？）を教えるためにもと。
車でちょっとの所に こんないい所あるよ～と、
案内気分でやってきました。
なにせ 魅力度最下位の茨城県ですからね。いや、最下位でもなんら問題ないですが。
むしろ 混雑しなくて有難い位だと思ってしまう まりも母です。

駐車場まで進む道からも 河津桜が見え キレイに咲いているのが判りました。
無料駐車場は3ヵ所程。手前にある 黒門前の駐車場に停め
まずは駐車場の上の多宝石塔のある展望台へ上がってみます。
早速 天引観音名物？放し飼いの孔雀さんと出会いました。

十三段の石塔と祠のある展望台。
この石塔 びみょ～に曲がっているっぽいのです。
特に一番上は明らかにズレています。
これはあの 3.11の震災で動いてしまったのではないでしょうか？
多分　重機も入らない感じの場所で 直せないのでは？
もしも また 巨大地震が来たら 次は落ちそうです。
石灯篭の類って 基本はくぼみ程度はあっても重ねて積んであるだけで
セメントで固めるとかしてないんですよね。
これもどうなっているのか？

お寺の建物の方を眺めるとこんな景色が。
本坊の建物前の斜面に河津桜が沢山見えます。

駐車場まで戻ると 周りに植えてある河津桜がにぎやかです。
沢山の鳥たちが出たり入ったり。
ヒヨドリとメジロが主です。
メジロ ウグイス色が桜とマッチしています。
（ウグイスはこの色じゃないのになぜウグイス色と言うのか？）

山の方から次々飛んでくるメジロの群れは30羽以上いるようでした。
バードウォッチングしていて メジロの群れは珍しくもありませんけど
30羽以上の大群を見るのは初めてです。
皆せわしなく動き回り　花の蜜を吸っています。

黒門（薬井門）から145段の磴道（とうどう）を登ります。
本堂や多宝塔の前には沢山の参拝客が。
この日は大安でもあり 赤ちゃんを連れたお宮参りのご家族も多かったです。
多宝塔前の桜も満開の様子。

本坊前の展望スペースからの眺めです。
筑波山と遠くの景色が見えます。
車を停めた駐車場と さっき上がった展望台が下に。
参拝客の多い土曜日と言ってもこの程度。
この後 多宝塔裏の仏の山へもあがってみました。
そこは前に旅行記掲載済なので、今回は省略で。

戻って、河津桜が咲く斜面の散策路を歩いて降りる事にします。
青空に映える河津桜です。
境内に500本の河津桜があるそうです。
今日は、お天気は最高ですが、北風が強めで寒いです。

散策路の入り口には門がありました。
ヤギが出ないように必ず閉めて下さいと書かれています。
さっきからめぇぇぇぇ～とヤギの声は聞こえていました。
居ました居ました。ヤギさんが。
あっちにもこっちにも。
この辺り 枯草位しか生えていませんけどなんか食べてますね。

まだそんなに大きくなくて、子ヤギっぽく見えます。
前に来た時は ヤギなんて居ませんでした。
昨年末に4頭産まれたとインスタにありました。
そのうちの1頭でしょうか。

色々な色のヤギさん。白っぽい子や黒い子も。
どの子がかわいい？なんて。
人慣れしているようで 平気で動き回っています。
かわいいですね。

帰宅後調べてみたら 2021年末頃から飼い始め
2022年3月に参拝客前に出すようになったようです。
しかも　この日は全く見かけませんでしたが 羊もいるそうで。

さすがヤギ。けっこうな斜面をものともせずに好きに歩き回っています。
枯れた草を食べているようです。根元に若草が生えてるのかな？
思いがけず ヤギと桜が楽しめちゃいました。

小さめのヤギ 子ヤギなのかと思ったら
昨年の夏ころに何頭も生まれたとのインスタグラムを見ました。
家畜にするシバヤギは小型で生まれて半年もすると繁殖可能だとか。
もう立派な大人ヤギが多数なのか～！
河津桜の斜面の上下に門があり その中に10頭位は居たように思います。

桜の向こうに筑波山も見えます。
一昨日 雪が降って 平地ではすぐに溶けてなくなりましたけど
筑波山や八郷の山は標高300ｍより上には結構積もり
白く見える所は その残雪です。

斜面の桜なのでお花が近くで見える所も良いです。
葉っぱが少し出始めた木も。

4年前に来た時は曇り空でした。やはり桜には青空。
木も大きくなってきたので、見ごたえもアップしましたね。
桜の下の散策路も前より歩きやすくなっているようでした。

今日は ちゃんとカメラを持ってこなかったのです。
前にも旅行記書いてるしなぁ～と。
なのでスマホでの画像と ダンナが持ってきたカメラで撮ってくれた画像のミックスです。
まぁスマホもかなり良く撮れるようになりましたね。
コンデジが無くなる訳ですわ。

良い時期に来られました。
弟もこの眺めを楽しんでくれたようです。
そして何より　自宅から近く楽に来られる。混んでいない。と言うのが
都内との違い。それが何よりだと思っちゃいますねぇ。
河津桜と古刹、孔雀にヤギと色々楽しい天引観音でした。
花の楽しめるお寺ですから また違う季節にも連れて来ましょう。

さて、駐車場から車を出し山を下りかけたら・・・
あれ？ゲートの外 道路脇にもヤギが。
うっかり出ちゃったのかな？そこいらに生えている草などを食べてます。
道路に出ている子もいるし、良いのだろうか？
お寺の敷地がどこまでなのか判りませんが 野良ヤギにならないのか心配になりましたよ。

時間はお昼に近くなり お腹も空いて来ました。
ダンナが古い建物好きな私が喜ぶだろうと
近くに古民家リノベカフェがある、と 見つけてくれました。
奥の駐車スペースに車を停めると色々な木が植えられたお庭が見えました。

一会一期と言う名前。
工務店がリノベーションした築70年程の日本家屋だそう。
「古民家」と言う程古くは無さそうですけど～。
立派な建物であります。
また、入口あたり 高級感があって一瞬怯みました。
予約して来なかったけど いいのかな？？

キレイにリノベーションされて古さはあまり感じない位。
書院の組子細工や囲炉裏もあり
和風建築の良い部分を生かそうというリノベの趣旨は判ります。

手前のお部屋には数組のお客様が居たので 奥のお部屋を勧められました。

靴を脱いでスリッパに履き替え 縁側が見える窓辺のカウンター席に横並びで着席。
お店の方が窓のロールカーテンを開けて下さいました。
日差しがぽかぽか。

窓の外は先ほど見えた庭園部分。
さすが、石の産地 ここにも多宝石塔や石灯籠がありました。
表の道路前にも立派な石段があったり
建物だけでなく周りのお庭がりっぱです。
敷地全体が良い雰囲気です。（植栽のお手入れは大変でしょう）
いつから営業しているのか聞いたら5年程前からだそう。

お店には物販コーナーも併設。
地元の方の手作り品や作家さんの作品、それにアイアンやガラス雑貨もありました。

天井を抜いて　小屋組みが見えるようになっています。
運営が工務店の為 古民家再生とその情報や
地域交流の場の役目もあるお店のようです。

土壁の部分が見えます。
天井裏には発泡ウレタンの断熱材が吹き付けてありますね。
古民家の問題点である断熱性の低さをこうして解消している事例と言う事でしょうか？
ショールーム的役割もありそう。
ただ、ウレタンフォーム丸見えはちょっと美的には残念感が。
又トイレが超ヨーロピアンなゴージャスロココ調でびっくりしました。

ランチは2種類でした。
ハンバーグランチとカレーランチ。
3人ともハンバーグに。
野菜たっぷりでプチデザートとスープもついています。
これで850円。コーヒーなどドリンクを付けると＋150円。
激安ですね。
美味しかったです。

どうも 現在は土日しか営業していないようでした。
良いお店なので、 メニューも物販も充実してもっと盛り上がって欲しいと思いました。
真壁の旧市街地にあった橋本珈琲もやめちゃいましたしねぇ。
古い建物を壊すのではなく リノベーションして生かすのはうれしいですが
継続して営業するのは　地方では難しい面もありますね。

今日は 河津桜、ヤギ、リノベカフェと 短時間で ぎゅうっと楽しめた一日でした。