2024/02/05 - 2024/02/08
58位(同エリア404件中)
mom Kさん
- mom KさんTOP
- 旅行記139冊
- クチコミ41件
- Q&A回答20件
- 122,783アクセス
- フォロワー72人
臺灣を思う時、台東は、いつも頭の隅っこにはあった。昨冬読谷で台東の青年と出会い、夏に大阪で会い、「台東に行く」ことになった。きっかけが必要だった街。何が待っているのだろう。熱心に誘い続けてくれた彼が待っているというだけで、何も知らない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
台東駅の温度計を見る。
wildmanさんが迎えに来てくれていた。初めて降り立つ外国の町でお迎えだなんて、もうこれだけでワクワクの体験です。しかも動画撮影付とは。 -
♂「台東駅は、町まで遠いです。だから、駅の近くのホテルにしないで、町の中にしてください。たくさんありますから。」と、教えてくれていた。ホテルに向かうと思っていたら、観光が始まった。
彼にとって、台東の風光明媚がとりわけご自慢のようで、私が初台東と知っているものだから、市民に大人気という湖の公園に駐車しては、歩き、太平洋を見渡す海岸では、寒風にあおられながら、説明が続く。やっと市内に・・・「ここが、前の駅があったところです。降りますか。」まだまだ続きそうなので、申し訳ないが、はっきり言おう。
「ありがとう。あなたの気持ちは嬉しいです。お母さんは、トラベラーです。ツーリストではありません。観光は、全く必要ありません。」
夜、山から函館のような景色を見るというのは、約束した。ごめんなさい。 -
お正月前のためか、ホテルは空いていた。お部屋をグレードアップは、waildmanさんが教えてくれた。609号室。
-
Traveler Hotel の前は、このお店だった。なんという幸運。車が止まった時叫んだほど、驚いた。以後、4日間、ホテルに出入りする度、店頭に立つので、寡黙な店主に顔を覚えられ、微かな笑顔を受けるようになった。
-
ホテルは、とても良い場所だった。大小いろんな種の店舗が並び、食堂も多い。注文が簡単そうで、人の出入りが多い小さなお店を選んだ。
今回の初めての魯肉飯と、牡蠣湯。運ばれてきた時、100元札を出したら、おつり20元が置かれた。
ご飯は、さすがのお味です。 -
ホテルへの角を曲がらず、そのまま進んだら、すぐにまた帆布バッグのお店。ここは、横ストライプ。先ほどの店は、縦柄のみ。しかもこちらの店主?は、ミドル世代。
-
デザインの異なる小物製品も製造。店内ではかっこいい若者も仕事をしていた。
私は、やはり縦ストライプがいいと思うし、あのお店に一目ぼれ。老店主にじっくり選ばせてもらって、買おう。 -
初めてお店の中へ。
手の取ってみたら、布製ではないので案外持ち重りする。
テント地だから、雨は平気。 -
迷って迷ってこれ。
-
Wさんは、約束時間ピタリにホテル前に停車。助手席に乗るや後ろ座席から挨拶され、驚いた。二人の青年が乗っている。さらにお土産が差し出され、その品物ときたら、完全にノックアウト。元々お土産をもらうのは苦手。台湾旅で、最も困ること。唯一困ることかも知れない。
なのにプレゼントにこれほど感極まるとは。「ありがとう」をしばらく忘れ、泣きそうだった。初めての、顔も見ていない相手に、このような品物を選ぶ君たち何者!?
車中の彼らの第一声は、「台湾をどう思いますか。」
日本語だった。しかもこの質問。Wノックアウトを受けた。 -
ドライブの途中からの煌めきも、レストランの駐車場からの夜景も、素晴らしかった。
-
真ん中で、うつむいて落としたものを拾ってくれているのが、兄。こちらを向いての笑顔の彼は、物静かな弟。臺灣大学生と○○(私は聞き取れなかった)大学生。
二つ目のトピックも、「言語の習得に何が必要か。」これも日本語、英語、ドイツ語、今はフランス語まで手を伸ばしている兄から出された。
お正月休暇で帰省している彼らを私に会わせようと考えたWさんに、心から感謝した。 -
身体はすっかり冷え切ったけれど、心もぽかぽか湯殿の中へ。
この前こんなひとときを過ごしたのは、いつだったかなあと
ゆっくり思い出すのも楽しい。 -
今日は、9時半にお迎え。
それまでが私の自由時間。7時前に街歩き開始。
ミニトマトのトラック売店。品出し中。 -
そう、この「北港」が気になるのです。時どき、いろんな町でこういう出会いをする。
-
この通りで実施されるのですか。ホテルから近い。
-
冬野菜の誇らしげなこと。肉骨茶を作りたい。
-
朝の7時前にお肉屋さん営業中。
-
6時43分 大きなキュウリを見て通過。
-
名産地名だろうか。
-
つやつや黄色のローストチキンが、まるごと円型紙パックで売られている。今まで見かけなかったタイプ。
先ほどのお肉屋さん同様、屋台ではなく、これだけの間口のお店。トウモロコシだけを餌にしているのかなあ。文字から想像する。このあと、何軒も見かけた。 -
昨日Wさんが車から教えてくれた丘の塔を目指して、町はずれの大きな横断歩道を渡ったら、目の前がこれ。さつまいもは、見逃せない。
-
MOSバーガー店。珈琲が飲める。
このサツマイモは、衣をつけてフライにしている。でも潮州鎮のと同じ種と分かる美味しさ。 -
お寺だけで何もないエリアのはずが、朝市が開かれている。
-
どのお店も整ったばかり。
-
バイクヘルメットのお客さんがたくさん買っていく。
真っ直ぐな朝市通りの最後まで進んでみよう。 -
そこは、食べ物野菜市にただ一軒の荒物屋さんだった。竹籠バッグを買った。店主は、向かいの皆さんのたまり場に移って、腰を下ろす。半そでで太っている人。立ってお茶を飲んでいるお父さん、「あんたも寄っていきなよ。」的な声をかけてくれたので、この後、全員笑顔の集合写真を撮らせてもらった。
遠い昔、台北駅のそばにあった市場の中を思い出した。現在とは全然違う街の景色の頃の話。通路の真ん中で店主たちのゆんたく。丁寧な日本語を話し、お茶とヒマワリの種を盛んに勧め、私の相手をしてくれた。書いてくれた彼らの名前はまだ持っている。35年前が突如よみがえった。 -
台東に来て、よかった。Wさんに会えたゲストハウスのTさんに報告しなくっちゃ。
大きな道路沿いの大きな樹の下の露店。
お迎えの時間に遅れてはいけない。塔は、明日に。
ホテルに帰ろう。 -
八百屋さんに長い列。
-
朝市で買った籠にお野菜三種。
昨夜の若者たちの家を通るというので、ぜひ彼らのお母さんを紹介してほしいと、Wさんにお願いしていた。
郊外のその家は、農機具などの大きな会社店舗だった。お母さんは、ちょうどお出かけで、社長であるお父さんを紹介され、私は昨夜の素晴らしいひとときのお礼を伝えた。
手渡した野菜を笑って受け取ってくださった。Wさんは、車の中で、「大根というのは、良い意味なのです。」と教えてくれて、ほっとした。 -
Wさんは、自宅で語学教室を開いている。高校では、スペイン語。そちらは今、お正月休暇中。
今日は、帰省中の弟Mくんのプライベートレッスン。彼が、6歳の時、お母さんに連れられて、このWさんの学校にやってきたという。
昨夜は、兄の手前か、ほとんど話さなかったが、かなり日本語を理解できると分かった。あのとき、話に加わらない弟をきづかうように、兄のDくんは、「弟も6,70%、この会話を理解しています。」と言っていた。 -
Wさんのおうちの周りは、畑に囲まれている。キンカンがちょうど実を付けた塀の向こうには、バナナ畑。
ご両親の家は、戦前は日本人の家屋で、一度、住んでいた人が訪ねてきたらしい。昨夏のWさんの日本旅は、北陸に住むその人を尋ねてだったよう。大阪での再会時、写真を見せてもらったら、今は老人ホームに入られている様子。90歳は過ぎておられるだろうに、Wさんと外出し、一緒に食事をしているので、彼はとても良いことをしてあげられたなあと感心した。 -
レッスン後、三人で市中へ昼食に。何を食べたいのか聞いてくれたので、「チャーハンが食べたいです。」と応えた。
私の一人歩きでは、ゼッタイ見つけられないエリアの食堂に着いた。
私はノーマルだけど、Wさんは、「大阪炒飯」と言ったので、驚いた。運ばれてきたWさんの一皿に笑った。お好み焼きの表面だったから。専門店は、美味しくて楽しい。オーナー夫妻に紹介され、記念写真を取り、大満足でお店をあとにした。 -
これでしたかあ。食べてみたい気はする。
-
夜の街散歩。大きなスーパーマーケットが町の真ん中にあった。
出来立て商品が並ぶ棚に、「地瓜」の文字を見た。
温かさを手に部屋に帰ったら、マリービスケットの間にきんとん状にしたサツマイモを挟み、素揚げしただけのもの。最大限素材を生かしているなあと感心して、食べきった。 -
三日目の朝も早起きせずにはいられない。
お正月を迎える商品で街は溢れていた。 -
サトウキビの荷下ろし。
お寺の下の朝市が今日も開いていたら、うれしい。昨日Wさんにホテルまで送ってもらう途中、写真を現像するお店を教えてもらい、夕方には出来上がっていた。 -
枇杷もパックなどに入っていないのがいいなあ
-
朝市に寄り、皆さんに写真を喜んでもらい、荒物屋店主から笑顔で迎えられ、アンパオ(お年玉)もいただいた。母方の祖父によく似た雰囲気と頭の形。昨日彼個人の写真も撮らせてもらい、名刺をもらったら、この市の理事長と知った。ああ、馬喰だったという祖父の雰囲気に似ているはず。
皆さんにお礼とさよならをして、塔に向かった。 -
お寺に参拝して、裏山に続く道。
-
ここは、Wさんが教えてくれたが、柵の設置で上れなくなっていた。
時間帯が早かったのかもしれない。 -
あちこちから音楽が聴こえると思っていたら、バンの積み台に音響設備が見えた。
社交ダンスを楽しんでいるグループも見た。 -
この寺院は、どこもかも絢爛な細工が施され、門の上は、とりわけ精工な装飾。
-
大通りの商店と商店の間に入ったら、まだ続いている。
進んでみると、この一角が全て市場だった。 -
中が広くなっていた。どの筋もお店。
-
お出汁用ですね。
-
郵便局を通りかかり、切手購入。
必ずフロアに女性がいる。案内であったり、お掃除であったり。 -
美味しそうなお店なのに・・・。午後2時開店。
-
12時を過ぎたばかり。木の造りが愛らしく、外の看板でライスヌードルと分かった。
入ると、小さなカウンターだけが空いていた。 -
狭い店内、若者でいっぱい。
壁のレイアウトもお洒落。 -
自動ドアではなく、ガラスの引き戸も感じがよい。
-
メニューの一番上を選んだ。運ばれて来たときには、このシンプルさに軽い驚き。
一口食べて、驚愕。このお米の力! -
来年の冬は、この町にキマリ。
-
午後は、Wさんの小学生三人の英語の授業に、私も加わらせてもらった。
彼の子供たちへの愛情や授業の工夫、休み時間の工夫もよくわかり、楽しい半日を過ごせた。Wさんに、「私は、観光よりこれが楽しみだったのよ。ありがとう。」を繰り返した。
W「夕食は、何がいいですか。」ワタシ、即答。昼間のライスヌードルのお店を伝えた。 -
そこは、郊外の同じ名の店舗だった。大きくて広く、メニューも多いように見えた。今度は、スープの方を選んだ。やっぱり美味しかった。
Wさんに、一人で歩いたところを報告した。農産物の豊かさと屏東の地味について話し合った。彼の仕事や旅についても話した。台東に戻り、今の仕事を立ち上げた彼の志を私は尊敬する。地元愛に溢れる人に会うのも、私の喜び。 -
前のお店。夜7時を過ぎているのに、ミシンに向かっている。
-
朝7時には、開店。
今朝は、自転車が三台美しく並んでいる。 -
あの大根を素敵な若者たちが食べてくれていると思うだけで、うれしくなった。
-
白菜の山。ここは、どんなお正月料理になるのだろう。明日は、台湾の大晦日。
-
4日目は雨。Wさんが駅まで送ってくれる。早めにホテルに来てもらい、海辺の公園に止めたまま、私達は時計を見ながら、話した。
駅で、Wさんが私にと箱を差し出す。名産品のお土産は着いた日にもらっている。荷物になるからと、固辞すると「これは、特別です。」と言い切る。軽くて、段ボールの筒状になっていた。開けてみて、言葉を失った。台東で二度も泣きそうになるなんて。
「もう早く帰ってください。」と、ここで彼を見送った。 -
私の乗る自強号乗り場ホームの階段入口に案内の人がいた。
ホームに上がっても気になる。もう一度ここに来て、写真を撮らせてもらった。
全ては、台東で初体験。 -
お隣の席は、若い女性。インリンにお正月帰省という。日本語堪能で驚いたら、留学したことや今の仕事のことなど話してくれた。美しい日本語に感心し、話すことが楽しかった。彼女の予約したお弁当が届いた。ベジタリアンだという。いつからですかと尋ねたら、「お母さんのお腹の中からです。」と、自分のお腹を示す。一家全員だそうだ。
-
車内販売ではベジタリアン弁当はなく、私は、これを取り出した。彼女の方に、差し出したら、「ベジタリアンで・・。」と笑った。
私は、高雄で降りる。別れがたい人。ノートに実家の住所を書いてもらった。 -
高雄駅は、すっかり変わっていた。町の通りに出るまでも右往左往。
竜宮城から引き戻された気分になった。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 外さん 2024/03/31 07:59:59
- 帆布バッグ店ら
- mom Kさん、早上好!
「ツーリスト」でなく「トラベラー」
観光客ではなく旅人、感銘です、
自分もそうでありたい気持ちもあり、ただ楽しければいいのだから、という気付きもあり^^
mom Kさんは老師なのですね。
そして帆布バッグにお目が高い( ´艸`)
若者の歓迎、とても羨ましい、自分にはその人脈がない笑、だからこそ、旅行記に感謝です。
夏に台東旅行を計画してます。
「大阪炒飯」と「米麺」を食したい。
ご紹介いただけたら嬉しいです。
- mom Kさん からの返信 2024/04/02 07:52:52
- RE: 帆布バッグ店ら
- 外さん、早安!
私こそ、あのイカスープは嬉しかった。誰も教えてくれなかったのですもの。その土地の人が長く親しんで、通い続けているお店で食事するのが最近旅のメインテーマ。それが、案外むずかしいんですよね。
> 夏に台東旅行を計画してます。
いいですねえ。私もしばらくあのエリアを攻めてみようと思います。
> 「大阪炒飯」と「米麺」を食したい。
「日式大阪焼炒飯」台東の彼に尋ねました。https://g.co/kgs/WgLEBuR
萱軒精緻美食 地図を見たら案外市中でした。次回から一人通えます。
彼の注釈、「安くて美味しいので、台東人はみんな知っている」
「米麺」東南アジアで食べる物とは、全く異なる食感で驚きました。
店名「老東台」町中の小さな店は、正氣店の方だと思います。
古い駅舎の頃に訪れたかったと思いました。
外さんの食との出会いも楽しみに待っています。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
mom Kさんの関連旅行記
台東(台湾) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
64