JRパス利用おばさん一人旅 vol.2 ④山形 ～仙山線・銀山温泉“瀧見館”～

2022/12/25 - 2022/12/26

　2022年12月の一時帰国での国内一人旅、「JRパス利用おばさん一人旅 vol.2 ③岩手・秋田 ～IGRいわて銀河鉄道・乳頭温泉“大釜温泉”～」の続きです。

　旅行4日目の12月24日は、IGRいわて銀河鉄道に乗車し鉄印をゲット、乳頭温泉郷「大釜温泉」で雪見露天風呂を楽しみました。


　旅行５日目の12月25日、メリークリスマス！　一人旅最後となるこの日の予定は、田沢湖駅から秋田新幹線こまち号で仙台駅へ向かい、仙山線で山形駅へ。山形駅からは山形新幹線つばさ号で大石田駅へ向かい、お宿のシャトルバスで銀山温泉「滝と蕎麦の宿 瀧見館」さんに宿泊、銀山温泉温泉街の街並みとまたまた雪見露天を楽しむ、というもの。

※写真は瀧見館さんの露天風呂で朝風呂。こんなに美しい雪景色が楽しめるとは！！（人がいないことを確認して大急ぎの一枚）

エリア 銀山温泉(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

　2022年12月25日、メリークリスマス！　引き続きボッチクリスマス一人旅を継続しますw

　乳頭蟹場温泉9:55発のバスでJR田沢湖駅へ。11:08発こまち18号でJR仙台駅へ向かいます。

　田沢湖駅ホームに展示されているのは、「たざわ湖・龍神まつり」で登場する辰子龍・八郎太郎龍の頭部。龍神まつりは、秋田県の3つの湖、十和田湖、八郎潟、田沢湖にまつわる龍神伝説「三湖伝説」に因んだお祭りです。

　【辰子姫と八郎太郎の伝説】
　田沢湖が田沢潟と呼ばれていた頃、院内という場所に大変美しい娘、辰子が住んでいました。辰子はその美しさと若さを永久に保ちたいと願い、大蔵観音に百日百夜の願掛けをしました。満願の夜に「北に湧く泉の水を飲めば願いがかなう」とのお告げを受け、深い森の奥にあった泉の水を飲むと、辰子はますます喉が渇き、ついには腹ばいになって泉が枯れるほど水を飲み続けました。気がつくと辰子は大きな龍になり、田沢潟の主となって湖底深くに沈んでいきました。
　
　一方、同じく龍となり、十和田湖を南祖坊に追われて八郎潟の主となった八郎太郎の元に鴨が渡ってきて、辰子姫が会いたがっていることを伝えます。人間に化けて田沢湖を訪ね、辰子姫と会って恋に落ちた八郎太郎は、春から秋は八郎潟で暮らし、冬になると田沢湖で辰子姫と暮らすようになりました。2人が暮らす田沢湖は冬でも凍らず、一方、冬の間、主のいない八郎潟は凍りついて人が渡れるようになったということです。
（三湖物語より）

田沢湖駅 駅

　仙台駅には12:29着、そこから13:01発の仙山線快速山形行きに乗り換えます。　　

仙台駅 (JR) 駅

　仙台駅中央改札口、新幹線乗り換え口付近に「サイボーグ009の戦士たち」がラッピングされたコインロッカーがありました。右上部分には、「漫画の国・いしのまきへ！」のメッセージも。

　石ノ巻章太郎氏のSFマンガ「サイボーグ009」のアニメは、1968年、1979年、2001年に放送されました。子供の頃、サイボーグ009のアニメが大好きでした。見ていたのは、きっと1968年放送のものですね～(遠い目)。

　仙山線は8番線から発車です。

　仙山線が入線してきました。

※山形駅までは約80分の道のり

　クリスマスケーキならぬクリスマス「喜久福のずんだ」。仙台駅2Fにある喜久水庵で購入しました！

※五条先生お勧め

　冬の仙山線も美しい車窓が広がります。

　JR山形駅には14:17着、そこから14:44発つばさ137号新庄行きに乗車、大石田駅を目指します。

　写真左に写っているのは駅員さん。入線してくるつばさ号に頭を下げて一礼されていました。

※こういう日本のいいところ、ずっと残って欲しいですね

山形駅 駅

　15:15、大石田駅に到着。

大石田駅 駅

　今夜お世話になる宿「滝と蕎麦の宿 瀧見館」さんのお迎えのシャトルバスは、大石田駅から13:40と15:45の2本。

※結構雪が積もってますね

　お部屋は1人一部屋使用。料金は、自分史上で過去最高額の一泊2食付き37,000円(税込)！

※泊まってみたかった銀山温泉のシンボルとも言えるお宿「能登屋旅館」さんでは一人宿泊は受け付けていらっしゃいませんでした。

滝と蕎麦の宿 瀧見舘 宿・ホテル

　お部屋からの眺めがこれ！　文句無しですx

　夕食前に銀山温泉の温泉街を散策しました。

　瀧見館さんは温泉街から少し登った高い立地ですが、温泉街へと降りていく道にはお湯を流して常に除雪されていて、10分ほどで問題なく温泉街に到着しました。
　私はワークマンで買った防寒・防水・防滑りのブーツを履いていたのでお借りしませんでしたが、お宿では宿泊者用に雪道用のブーツが用意されているので、普通の靴で行っても問題ナシです。

　最上川支流の銀山川の両岸には、大正浪漫を感じられるレトロな街並みが続きます。銀山温泉の温泉街は、1983年に放送されたNHK連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことで、一躍脚光を浴び、日本全国に知られるようになったそうです。

※街灯はガス燈のデザインと色を残しています

銀山温泉 温泉

　川沿いにある「和楽足湯」は共同足湯。 無料で誰でも利用できます。雪が降っていても足湯を楽しむ人々がたくさんいました。

※歩いていると、聞こえてくるのは日本語以外が多かったです

　銀山温泉のシンボル的存在「能登屋旅館」さん。

※日本秘湯を守る会会員宿。「千と千尋の神隠し」の舞台となったとされる温泉宿の一つです

能登屋旅館 宿・ホテル

　今夜のお食事。食前酒と香の物を一品に数えれば、全11品のコース料理です。

※いただきます！

　まずは前菜

　肉料理は「山形牛焼きしゃぶ」

※「識別番号1613771080」というメモ付き

　お造り3点盛り合わせ

　大トロのお刺身。まるで霜降り肉のよう！

　焼物、煮物と続き、締めはご飯ではなくお蕎麦。

　瀧見館さんの前身は一軒のそば処。自家製手打ち蕎麦は、別邸瀧見館1Fのそば処「瀧見亭」で頂くことができます。

　おはようございます！

　昨夜は更に雪が降り積もりました。朝風呂で雪見露天を堪能し、少し明るくなってきたところで、人気のない雪の銀山温泉温泉街を歩きたくて瀧見館さんのある高台から下っていきます。

　早朝でも下りの道はお湯を流して除雪してあるので問題なく下りて行けました。

※雪に霞む景色が本当に美しい・・・やはり冬の東北は最高です！

　眼下に見えるのが銀山温泉の温泉街。

　銀山川の上流には滝があり、夏場は橋を渡って近くへ行くことができるそう。

※写真真ん中に写っているのが橋です

　雪が降り積もった銀山温泉温泉街。

※夜とはまた異なる風情があります

　朝の能登屋旅館さん。

　創業明治25年(1892年）、木造三階建てのお宿は登録有形文化財です。

※歴史ある立派な建物です

　美しく盛り付けられた朝食。

※いただきます！

　銀山温泉の温泉宿を検索した時、一人旅を受け入れていらっしゃるのが瀧見館さんだけだったので宿泊を決めました。自分史上最高額の宿泊料金だったので、その時は「しかたないか～」ぐらいの気持ちだったのですが、実際宿泊してみて、瀧見館さんを選んだのは大正解でした。瀧見館さんは温泉街よりも高い場所にあるおかげで、特に露天風呂からの眺めが本当に素晴らしかったです。設備はモダンで綺麗、接客も食事も一流で、とても満足度の高い一泊となりました。

　お世話になりました。ありがとうございました。

　9:50分発の送迎シャトルバスで大石田駅に到着。大石田駅11:31発のつばさ140号で大宮駅へ。

　大宮駅14:29発のあさま615号で長野駅へ向かいます。（グリーン車はインバウンドの外国人旅行者で満席でした。恐らくJRパス利用ですね・・・)

　長野駅で友人と合流し、おばさん女子旅を継続します！

「おばさん女子旅 vol.2 親友と行く冬の長野・金沢 ～長野電鉄・渋温泉”金具屋”・金沢21世紀美術館～」に続きます。