JRパス利用おばさん一人旅 vol.2 ③岩手・秋田 ～IGRいわて銀河鉄道・乳頭温泉“大釜温泉”～

2022/12/24 - 2022/12/25

　2022年12月の一時帰国での国内一人旅、「JRパス利用おばさん一人旅 vol.2 ②函館 ～青函トンネル・道南いさりび鉄道～」の続きです。

　旅行3日目の12月23日は、初の青函トンネルを通っての北海道上陸、道南いさりび鉄道乗車、夜ご飯に半身揚げをビールで楽しみ、函館朝市で海鮮を頂きました。

　旅行4日目の12月24日、ボッチクリスマスイブ一人旅を続行しますw　この日の予定は、新函館北斗駅から二戸駅へ、IGRいわて銀河鉄道に乗車し、鉄印をゲット。盛岡駅から秋田新幹線こまち号で田沢湖駅へ向かい、ローカル路線バスで乳頭温泉郷「大釜温泉」で雪見露天風呂を楽しむ、というもの。

※夕暮れの大釜温泉。暖色系の光が温かい。

エリア 田沢湖・乳頭温泉郷(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

　2022年12月24日、JR函館駅9:00発北斗5号で一旦JR新函館北斗駅に戻り、9:35発はやぶさ18号で二戸駅へと向かいます。

※二戸駅に向かったのは「IGRいわて銀河鉄道」に乗車するため。

二戸駅 駅

　IGRいわて銀河鉄道の二戸駅。

　IGRいわて銀河鉄道は、2002年12月の東北新幹線盛岡～八戸間開業に伴い、JR東日本から経営分離された東北本線の盛岡～目時間を引き継ぎ、第三セクターとして開業しました。　

　二戸駅11:49発盛岡行きの列車が入線してきました。

　IGRいわて銀河鉄道のイメージキャラクターは「ぎんがくん」と「きらりちゃん」。

※ぎんがくんは半分雪で隠れてしまってますが

　車体のラッピングは「チャグチャグ馬コ」

　車両側面のラッピングは左右で異なるデザインを採用、片面は「チャグチャグ馬コ」、もう片面は「銀河鉄道」をイメージした星空にIGRのイメージキャラクターが描かれています。

　座席は、ロングシートとクロスシートが組み合わさったタイプ。

※座席下から噴き出す暖房の温風が熱いぐらいでした

　車窓には岩手山が。

※残念ながら山頂部分は雲に覆われています

岩手山 自然・景勝地

　IGRいわて銀河鉄道の鉄印を購入できるのは、盛岡駅の一つ手前の青山駅のみ。

　青山駅には12:53着。現在の時刻表を見ると、次の盛岡行き13:13発で上手く乗り継げるようですが、当時時刻表を確認したところ1時間近くの待ち時間があったので、鉄印をゲットした後は、県営体育館前のバス停まで歩き、路線バスで盛岡駅に向かいました。

※盛岡駅には駅の外に到着

盛岡駅 駅

　お昼は、盛岡と言えばの冷麺。

　盛岡駅にある、大同苑・盛岡フェザン店さんで冷麺を頂きました。麺は噛みきれないほどの弾力の強さでした～。

※冷麺の定番、梨・・・ではなくリンゴが入ってました

大同苑 盛岡フェザン店 グルメ・レストラン

　はやぶさ号とこまち号の切り離しを見てから、JR盛岡駅14:35発秋田行きこまち23号でJR田沢湖駅を目指します。

　田沢湖駅からは、15:35発の羽後交通路線バス乳頭蟹場温泉行きで「乳頭温泉」へ。

　初めて乳頭温泉に行ったのは2019年6月の新緑の季節。以来、冬の乳頭温泉に是非行きたいと思って計画を練ってきました。予約が取れない温泉宿「鶴の湯」さんは、やはり満室で予約できず。そして、もう一件行ってみたかった「大釜温泉」さんに予約することができました！

※前年2021年12月に行った酸ヶ湯温泉さん以来、冬の東北が大好きになりましたx

田沢湖駅 駅

　バスはどんどん山の中へと入っていきます。

※乗車時間は、田沢湖駅から乳頭温泉まで50分ほど

　大釜温泉に到着しました！

　大釜温泉は、現在の場所にあった温泉旅館が1977年に焼失、校舎の建て替えで取り壊される予定だった由利本荘市の子吉小学校の資材を使って温泉旅館を再建したそうです。

※木造小学校校舎の古い木造りの宿が秘湯にマッチ

大釜温泉 (乳頭温泉郷) 温泉

　夕闇迫る大釜温泉。美しい。

　入り口はしっかり雪かきされています。

　この日の宿泊プランは「【当館人気】気軽に乳頭温泉♪リーズナブルプライス★1泊2食プラン」で、和室6畳1人一部屋利用で10,400円(税別)。

　お部屋は全部で16室。私が泊まったお部屋は、秘湯の雰囲気を味わうことができる和室6畳バス・トイレ無しでしたが、トイレのあるお部屋もあるようです。

　夜ご飯は大広間で頂きます。

※地産地消の食材を使ったシンプルな食事に秘湯感が漂います。

　焼き物は魚の干物。

　内湯

　乳頭温泉郷では宿泊客限定で「湯めぐり帳(1,800円)」を販売、組合加入7軒(鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村)の入浴が可能です。湯めぐり帳があれば乗車できるシャトルバス「湯めぐり号」が7つの宿を循環しています。連泊や早い時間に到着した時に是非利用したいサービスですね。

※他にお客さんがいないことを確認して急いで一枚

　こちらは併設されている露天風呂。

　内湯・露天ともに男女別、24時間入浴可能です。

※ついに！憧れの雪見露天を実現x

　湯上がりのビールは、昨夜食べ切れなかったざんぎと半身揚げをおつまみにサッポロクラッシック。

　お部屋に冷蔵庫はないので、窓の外の雪でビールを冷やしておきました。

※雪国ならではx　

　おはようございます！

　朝の景色を撮りに行ったところ、既に雪かき作業の真っ最中でした。

※やはり東北では重機免許が必須！

　朝食もシンプル！　朝風呂の後にはこんな素朴な朝ごはんが合うんですよね～。

　朝は本当に静か。こんなに雪が積もっているのに全く寒くありません。

※冬の東北の雪景色。本当に美しい！

　2022年12月25日、メリークリスマス！

　乳頭蟹場温泉9:55発のバスでJR田沢湖駅へ。11:08発こまち18号でJR仙台駅へ向かいます。

※冬の乳頭温泉郷、本当に良かったです！(翌2023年12月に長年の夢だった冬の鶴の湯さんに遂に宿泊しましたx）

　お気に入りのおつまみ「いぶりがっこチーズ」！　すっかりこれにハマってます。

　「JRパス利用おばさん一人旅 vol.2 ④山形 ～仙山線・銀山温泉“瀧見館”～」に続きます。