2023/05/24 - 2023/05/24
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今回のドイツ訪問では、恒例のミュンスターやハンブルクのほか、これまで考えつかなかった北海の小島のヘルゴラント島行きを旦那に提案され、目から鱗が落ちる思いだったSUR SHANGHAI。
ミュンスターの後で予定していたハーメルン行きはパスして、ハンブルク行きの前にヘルゴラント島へ行ってみます。
ヘルゴラント島は、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン州に属する北海の小島。
ドイツ北西部の海岸線からは70㎞ほど沖合にあります。
ヘルゴラント島へはドイツ本土各地から船が出ているんですが、一番近そうなニーダーザクセン州のクックスハーフェンの港町に前泊し、今日はいよいよヘルゴラント島へ。
ヘルゴラント島については、次のウィキペディアのページでもどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E5%B3%B6
SUR SHANGHAIたちは、CASSEN EILS社という船会社のフェリーでクックスハーフェンからの日帰りお試し旅で行ってみました。
その船会社のサイトは次の通り。https://www.cassen-eils.de/
●注: 船はスピードの速い双胴船(片道1時間15分)とゆっくり走るフェリー(片道2時間半)があり、日によって便数が増減する点に要注意です。
SUR SHANGHAIたちは、行きはフェリー、帰りは双胴船をネット予約して行ったんですが、双胴船の方は当日の朝になってなぜか運行がキャンセルされ、帰りもフェリーになったという出来事がありました。
表紙の画像は、ヘルゴラント島の最大の見どころのランゲ・アンナ(のっぽのアンナ)と言う柱状の奇岩。
5月下旬には、この周辺の崖で営巣してしているシロカツオドリやウミガラスの群れが見られました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ここはまだニーダーザクセン州のクックスハーフェンにあるアルテ・リーベという波止場。
今日はこの街から、CASSEN EILS社のヘルゴラント島行きフェリーに乗り込みます。
その船会社のサイトは次の通り。https://www.cassen-eils.de/
●注: 船はスピードの速い双胴船(片道1時間15分)とゆっくり走るフェリー(片道2時間半)があり、日によって便数が増減する点に要注意です。
画像の建物は上記の船会社のオフィスで、ネット予約した人たちはここで紙のチケットに換えてもらうようになっていました。
ここでちょっとした事件発生。
SUR SHANGHAIとその旦那は、行きはフェリー、帰りは双胴船をネット予約して行ったところ、この日の双胴船は運行がキャンセルされていて帰りもフェリーになってしまったんです。
でも差額は返してもらえたし、結局はヘルゴラント島へは無事に往復出来たのでこれでよし、と気持ちを切り替えました。カッセン エイルズ 船系
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ミュンスターから乗って来たレンタカーは、アルテ・リーベの波止場近くの有料駐車場に停め、いよいよ今日乗るCASSEN EILS社のフェリーが出る岸壁へ。
あれが今から乗るヘルゴラント号だね。
いよいよヘルゴラント島へ行けるんだ~!(^◇^)(^◇^)
ん? 今は干潮なのかな。
ずいぶん吃水が浅い感じだけど、無事に出航できる?カッセン エイルズ 船系
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ヘルゴラント島行きのCASSEN EILS社のヘルゴラント号乗船開始。
ヘルゴラント島はドイツ領なので、ドイツから行く時にはパスポート・チェックはありませんが、SUR SHANGHAIたちはチケット受け取りの際に提示を求められるかもと思い携帯して行って正解。
それに、ヘルゴラント島には免税品店もあるので、お買い物する時にも必要になります。
SUR SHANGHAIたちは日帰りでのお試し訪問なのでバックパック一つの軽装なんですが、他の人たちは泊りがけで行くらしく、スーツケースを事前に預けて乗船する人多し。
そんなにたくさん宿泊施設があるのかな。
今日行ってみて気に入ったら、次の機会は島に泊ってみてもいいかもね。
この後、クックスハーフェンを出発したのは9時半過ぎ。
結論から言うと、ヘルゴラント島に到着したのは、2時間半後の正午でした。カッセン エイルズ 船系
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CASSEN EILS社のヘルゴラント島行きヘルゴラント号の船内案内。
客席は、横にもなれるソファ席、食事や仕事も出来るテーブル付きの席、コーヒーを囲んでおしゃべりも出来るくつろいだ席など多数。
自分の好きな席に自由に座れます。
もちろんデッキ席もあるので、お天気のいい日は外の風に吹かれて海を渡るのもOK。
SUR SHANGHAIたちは、昨日までの疲れが出たので、船内のソファ席で仮眠。
船内の様子は、帰りの便でご紹介します。カッセン エイルズ 船系
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クックスハーフェンからヘルゴラント島へは、CASSEN EILS社のフェリーだと2時間半。
幸い、波も風も穏やかで、ソファでウトウトしているうちにヘルゴラント島が見える距離まで迫っていた。
揺れなくてよかったね。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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CASSEN EILS社のヘルゴラント島行きフェリーのデッキ席に出ていた絵は、コロナ禍の時期の名残。
マスクをして、お互いに1.5mの距離を保ちましょうの意味でしょうね。
アザラシの絵柄になっているのは、ヘルゴラント島では多数のアザラシ類が見られるからなんだそう。
SUR SHANGHAIたちが訪れた5月下旬には、アザラシがやって来る時期ではなかったのか、いる場所が見つけられなかったせいなのか、その姿は見られませんでしたが、その代わりに凄まじい数のシロカツオドリやウミガラスなどの海鳥の営巣風景が見られました。
この旅行記の中盤でご紹介します。カッセン エイルズ 船系
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これはヘルゴラント島の地図。
画像をクリックすると大きく表示されます。
大きな背びれと尾びれを持った魚がジャンプしているような形の島で、面積は1平方キロメートルほどあり、人口は1339人(2020年統計)。
徒歩でも散策感覚で十分回れる大きさです。
ヘルゴラント島の東側には、画像右上に白く示されたデュネ島(DUENE)がありますが、この二つの島は元々は砂州で結ばれた一つの島で、1720年の暴風雨によって砂州が途切れて別々の島になってしまったのだそう。
2011年には再び二つの島を結ぼうという提案もあったそうですが、却下されてしまったそうです。
このデュネ島の面積は700平方メートルほどでも、ドイツ本土とを結ぶ小型飛行機用の飛行場有り。
その飛行機で行き来してみるのもおもしろそう。
話がちょっとそれてしまいましたが、これからCASSEN EILS社のフェリーが到着するのは、尾びれに黄色い☆印を付けた部分。
この旅行記の表紙にも出した島の最大の見どころになっている赤い柱状の奇岩のランゲ・アンナがあるのは、魚の口のあたりに黒い☆を付けた部分。
地図上で赤い線に囲まれた部分は、最高標高が61mの高台。
高台とを行き来する階段通路が数か所にあるほか、有料エレベーターもあり。
背びれの下側の付け根近くに付けたオレンジ色がその乗り場になっているので、高台に行くのも楽々です。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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さて、ヘルゴラント島に到着したのは、クックスハーフェンを出てから2時間半後の正午。
上掲の画像の地図で言うと、黄色い☆印を付けた岸壁に到着しました。
この後は歩きになるから、まずまずの天気でよかったね。
クックスハーフェンへの帰りのフェリーは15時半出発。
島での手持ち時間は3時間半足らずだけど、小さな島だから却って時間が余るかもと思っていたんですが、最後にはもっと見て回りたかったなと後ろ髪を引かれる思いになりました。
次に来る時には、一泊して存分に歩いてみたい!ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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到着した岸壁沿いに、まずは町がある方向へ。
ヘルゴラント島は免税地区になっているため、カフェに混じって免税品店もあるんですよ。
港に近い部分だけではなく、これから行く町の中心部でも見かけました。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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フェリーが着いた岸壁に沿って、ヘルゴラント島の町の中心の方向へ。
その途中にはカラフルな浮きのほか、籠状の漁具が積んである所も。
ヘルゴラント島の名物はロブスターらしいから、これはロブスター漁の仕掛けになるのかな。
間違っていたらお許しを。<(_ _)>ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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イチオシ
ヘルゴラント島の町の入口部分や、高台になった部分が近づいて来た。
このカラフルなお店の町並みは、ドイツって言うより、ノルウェーなんかの北欧の海辺の町並みを連想させるよね。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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あ、ヘルゴラント島にも電動列車がある。
これは島でお宿を取ったお客さんの送迎用かな。
さっき、フェリーから降りた時にも岸壁で見かけたよね。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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カラフルな町並みに続いて、今度は中小規模のホテルや貸し出しアパートが並ぶ町並みになった。
夏には、ヘルゴラント島の人口1339人(2020年統計)よりずっと多い観光客で溢れそう。
この画像ではちょっと見えにくいんですが、画像左手に出ている旗はヘルゴラント島の旗。
上から緑、赤、白の横縞の三色旗になっていて、緑は島の自然、赤は島の赤い崖、白は島の砂浜を表しているんだそう。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島で一番賑やかな商業地区。
商店やお土産屋さん、食事場所、それに免税品店も混じって並んでいます。
ここだけ見ると、ドイツ本土の小さな町とさほど変わりなく見えました。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島住民の住宅街や、島を見て回る遊歩道があるのは高台の上。
階段通路もあるんですが、有料エレベーターが設置されている場所も。
この画像だと、真正面の暗がりにFAHRSTUHL ZUM OBERLANDと書かれた入口がそう。
上の方に出したヘルゴラント島の地図では、オレンジ色の☆を付けた場所になります。
料金は片道1ユーロだったかな。
エレベーターホールに入る手前には…、ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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…第二次世界大戦時代にドイツ軍によって造られた地下トンネルもあるんですよ。
当時のドイツ軍は、ヘルゴラント島に沿岸砲、軍用飛行場、Uボートのための潜水艦待避所を建設して島の軍備を増強していたため、連合軍にとっては脅威となり、イギリス軍によって爆撃されたり占拠されたという歴史もあるんです。
1947年には、イギリス海軍が6800トンもの爆弾を使って島を爆破しようとしたビッグバン作戦が実施され、これから行くヘルゴラント島の高台には、その爆破跡地や、ドイツ軍の施設だったらしき残骸なども残っています。
この地下トンネルは、また岸壁に戻る時に寄ればいいよね、とスルーしたら、持ち時間が足りなくなって見学できずじまい。
これも、ヘルゴラント島へ戻って行きたい理由の一つ。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ちょっと話がそれましたが、これは高台に上った後、エレベーター入口を振り向いた様子。
このエレベーターは24時間動いているわけではなく、2023年5月下旬の運行時間は、月~土曜日は7:00~22:00、日・祝日は8:00~22:00になっていました。
お帰りの際には要注意。
高台の上のエレベーター入口そばには、麓とを行き来する階段通路も。
麓と高台を結ぶエレベーターは一ヶ所だけのようですが、階段通路はいくつかあるようなので、お時間がある方は運動の一環として利用してみるのもあり!ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島の高台の東側は島民の住宅地になっている部分が多いんですが、眺めを楽しみながらカニ料理が楽しめるレストランも。
あ、あとでここで食べて行こう!と思ったら、時間切れで諦めました。
う~ん、やっぱり、次にヘルゴラント島に来る時には泊りがけにしなくっちゃ。 -
ヘルゴラント島の高台は、東側に沿った遊歩道で北上して行ったSUR SHANGHAIとその旦那。
これはその遊歩道から見下ろした東側の景色。
ヘルゴラント島は、波風も穏やかな東側に平地があって、学校らしき建物やスポーツ施設もあれこれ。
人口1339人(2020年統計)の島にしては、設備が整っているなと言う印象。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島の東側の高台からは、上の方でちょっとご紹介したデュネ島(DUENE)の姿も見えました。
ドイツ語でDUENEは砂丘の意味で、その名の通り砂で出来たような島。
面積は700平方メートルで定住者はいないあの島に、ホントにドイツ本土とを結ぶ小型飛行機用の飛行場があるの~?
…と思ったら、あとでセスナっぽい機影が見えました。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島の高台の東側を北上して行ったSUR SHANGHAIとその旦那。
東側は北海からの風が当たりにくく穏やかな環境らしく、遊歩道に沿って家庭用菜園や花壇が並ぶ一画がありました。
島民の皆さんの日々の楽しみにもなっているんでしょうね。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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上記の家庭用菜園には道具入れの小屋も設置されてて、思い思いの飾り付けをしている所も。
このマネキンにはちょっとドッキリ!ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島で使われている言語は、ドイツ語のほか、ドイツの少数言語の一つの北フリジア語のヘルゴラント方言。
話者は2009年時点で500人程度と少ないらしいのですが、標識などを見ると、ドイツ語と並んでそれらしき言語が併記されていました。
画像の上の方に出ている標識に出ているKlippenrandwegと言うのはヘルゴラント島の高台を巡るハイキングコースのことですが、その下にはWai langs Klefとも書かれています。
これが北フリジア語のヘルゴラント方言になるのかな。
間違っていたらお許しを。<(_ _)>
画像の下の方に出ている標識のToilette(トイレ)にもSkinと併記されてました。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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上掲の画像の標識に従って、行ってみたヘルゴラント島高台の西側。
遊歩道自体は整備されていて歩きやすいのはよかったです。
ただ、さっきまでの高台東側と比べると、北海からの風がまともに吹き付ける吹きさらしの場所で…、ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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イチオシ
…切り立つ赤い岩の崖が垂直に北海に落ち込む断崖絶壁が続いていました。
これは、これから行くヘルゴラント島北端方向を見た様子。
赤い崖が大迫力!
崖沿いにはフェンスが張られていますが、このとおり吹きさらしの高台なので、荒天が予想される時はご用心。
同じヘルゴラント島の高台でも、さっきまでの東側の穏やかな眺めとは全然違う!
天候も急変して風が強くなったし、時には雨も混じるほど。
その崖の下をよく見ると、防潮堤や何やら出入口らしきものがあるのは、第二次世界大戦時代の地下通路への開口部?
それに、崖の上や中腹には鳥の姿がたくさん!
この画像で見えるかな。
この後でそれらの鳥についてもご紹介しますが、その前に島の南側を見てみると…、ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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…高台の西側には、赤い岩の絶壁と、島の基部が波で削られないように造られたらしき防潮堤が続いてました。
灯台が立っているあたりが、ヘルゴラント島で一番高い海抜61m地点になるのかも。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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さて、改めて、ヘルゴラント島の北端を目指して歩き始めると、北海を望む赤い崖の上や中腹には多数の鳥が。
それに、崖の上にいる人たちは間近から鳥たちを観察しているみたい。
何の鳥か気になるし、行ってみよう!ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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上掲の画像で何人かが集まっていた場所に行ってみると、遊歩道のフェンスのすぐ外側に多数の鳥が。
これは営巣中のシロカツオドリ。
こんなに近づいても全然逃げようともしません。
2022年の11月に行ったニュージーランドでも大規模なコロニーを見たから、ちょっとデジャブ気分。
画像右奥の二羽は、嘴をつつき合って求愛行動中?ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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イチオシ
2023年5月下旬のヘルゴラント島のシロカツオドリのカップル。
巣作りの最中らしくて、カップルの内の一羽が草を運んで来ては柔らかい寝床の準備中。
よく見ていると、巣作りは夫婦共同作業のようでした。
すごいな~。
卵はもうお腹の下にあるのかな?
元気なヒナが生まれるといいね。(o^―^o)ニコ(o^―^o)ニコヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島は、北海を横断する鳥たちの主要な移動ルートにあたっているため、1991年には鳥類観測所が開設され、野生の鳥の脚や翼に番号付きのタグを付けて鳥の動きを観察しているとのことで、それらしきタグを尾羽に付けているシロカツオドリも見られました。
ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島のシロカツオドリ。
巣作りの材料は、草のほか、破れた漁網や切れたロープなど。
この一羽は、打ち上げられた海藻を使うことにしたみたい。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島高台の西の崖。
風が直接当たらない崖の中腹にも、地層に沿った窪みを巣作りの場所として選んだシロカツオドリの姿が。
卵やヒナが落ちそうでちょっと怖いなあ。
その周りにいる黒い鳥はウミガラス。
それに、ウミネコらしき姿も混じってます。
遊歩道には、それらの鳥についての説明などもパネルになって出ていましたよ。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島西側の崖。
ふと見下ろすと、ここにも地下通路の出入口らしき開口部が半分崩れて残っていました。
これも第二次世界大戦中の遺構?
何か説明が出ているみたいだけど、遠すぎて見えないね。
立入り禁止の標識かも。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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さあ、ヘルゴラント島北端の崖と、元々は崖の一部だったような柱状の岩が見えて来た。
この岩はランゲ・アンナ(のっぽのアンナ)と呼ばれ、高さは47m。
浜辺からまっすぐに立ち上がるその姿が迫力あり。
ヘルゴラント島で一番の見どころでしょうね。
防潮堤が出来ているのは、この岩が波で倒壊するのを防ぐ目的もあるのかも。Lange Anna 自然・景勝地
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イチオシ
ヘルゴラント島北端に立つランゲ・アンナ(のっぽのアンナ)と呼ばれる岩。
崖の下には下りて行けそうも無いけど、もうちょっと近寄って見てみよう。
その道筋の遊歩道脇の岩の上にもシロカツオドリの巣がたくさん。
わ、もろに風が吹きつけるそんな狭い場所にも巣を作るの?Lange Anna 自然・景勝地
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イチオシ
ヘルゴラント島北端の見どころになっているランゲ・アンナ(のっぽのアンナ)と呼ばれる柱状の岩。
晴れていたら、青い海、青い空に赤い岩や崖が映えたでしょうね。
ランゲ・アンナとは向かい合っている崖の方向にも遊歩道が出来ているので、さらに近寄って行ってみます。
ここまで来ると、ランゲ・アンナのてっぺんにも絶壁になった柱部分にもシロカツオドリが営巣中なのが見て取れる。
あんな場所にも巣を作るんだ!Σ( ̄□ ̄|||)Lange Anna 自然・景勝地
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ランゲ・アンナの柱状の岩が、高台の崖の陰に回り込む位置まで来た。
ここでの発見は、このヘルゴラント島の北端の地には、かつては建物があったらしい事。
周辺の北海を監視していた第二次世界大戦中の建物だったのかな。
それとも大戦とは関係の無い灯台か何かだったのかも?
気付いた限りでは説明パネルは見つかりませんでした。
見落としたかな。
そんな遺構が残る崖の上も、今ではシロカツオドリたちの営巣地。
●注: 床や壁の一部も残っているこの建物跡まで行く通路や階段も残っていましたが、立ち入り禁止になっています。Lange Anna 自然・景勝地
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シロカツオドリの群れやヘルゴラント島の北端あたりをじっくり見ていたら、そろそろ港方向へ戻って行った方がよさそうな時間になった。
ヘルゴラント島は1平方キロメートルしかない小さな島だけど、手持ち時間3時間半だと見て回るのは急ぎ足になるね。
…で、今度はヘルゴラント島の高台の西側の遊歩道に沿って南下して行きます。
その途中で見つけた崖には…、ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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…今度はシロカツオドリの姿はあまり無く、ウミガラスやウミネコが大多数。
棲み分けてるのかな。
その崖の中腹の様子をアップでご紹介すると…、ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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イチオシ
…わ~! ウミガラスやウミネコが岩壁にビッシリ貼り付いている!
これだけ数が多いと怖いくらい。((((;゚Д゚))))
ちょっと話は横道に入りますが、ウミネコとカモメの見分け方は、次の『カモメとウミネコの違いは?鳴き声や見分け方を知りたい!』のサイトでどうぞ。
https://www.advan-group.co.jp/times/kamome_umineko/ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島の東側にあるデュネ島が見えるあたりまで高台を南下して来ると、そこには草が茂った野原状のなだらかな土地が。
今は平和なヘルゴラント島ですが、上の方で言ったように、1947年にはイギリス海軍が6800トンもの爆弾を使って島を爆破しようとしたビッグバン作戦が実施された場所がいくつかあります。
この画像右側の土地がえぐれたようになった場所もその一つ。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島の高台西側の遊歩道を南下して来て、北端のランゲ・アンナの方向を振り返ると、もうその姿は赤く続く崖の陰になっていた。
ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島の高台中程にある灯台近くまで戻って来た。
ここまで来ると、高台の住宅地はそのすぐ向こう。
ふと気づくと、崖の中腹にやたら人工的な造りの部分が。
アップで見てみると、やはり人工的に造り上げられた壁面と出入り口のような開口部が。
え? 何でこんな崖の中腹に?
崖の上も見まわすと…、ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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…変な具合に舗装された跡が残っていたり。
ヘルゴラント島にはこんな遺構もたくさん。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島高台の灯台がある所からは、高台を横切って、住宅地を通ってみたSUR SHANGHAIとその旦那。
そこにはずいぶんモダンな造りの聖ニコライ教会と緑に囲まれた墓地もありました。
これは福音ルーテル派の教会で、教会の名は船乗りや商人の守護聖人である聖ニコラスにちなんだもの。
この教会の前身となる教会は17世紀初頭からあったそうですが、聖ニコライと名付けられた教会が出来たのは1685年から1687年にかけてのこと。
その後増築・改築がなされたものの1945年の爆撃でほぼ壊滅。
1959年になってから今見る形で再建されたのだそう。
中も見てみたかったんですが、扉が閉まっていたのは残念。Sankt Nicolai Kirche Helgoland 寺院・教会
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ヘルゴラント島の高台から有料エレベーターで戻って来た下界。
もう手持ち時間が少なくなってきたから、カニ料理のお店も第二次世界大戦中の名残の地下通路ももう寄っていられない。
ちょこちょこっとお土産屋さんや免税品店を覗いただけになって心残り。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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港へ戻る道筋でちょっとお腹が空いたSUR SHANGHAIとその旦那。
運よく見つけたのは、Imbiss Land & Meer Helgolandというお店。
Imbiss(インビス)というのは、気軽に利用できるドイツのファストフード店的なお店の事で、食事の内容はアジア料理からトルコ料理、ギリシア料理などが多い印象。
どこの町でも見かけるので、一度はお試ししてみては。
お持ち帰りだけのお店もあれば、イートインも出来る所もあります。
このお店では、店名通りに山の幸・海の幸をブロートヒェン(掌にちょこんと乗るサイズのパン)に挟んだサンドイッチを出す人気のお店。
久々にビスマルク・サンドイッチ(甘酢漬けのニシンのサンドイッチ)にしてみました。
ちょっと意外な取り合わせですが、これがおいしいんですよ。(o^―^o)ニコ
ほかには、揚げたり焼いたりした魚各種やマヨネーズ和えの海老、ソーセージ類のサンドイッチもありました。
ヘルゴラント島での町歩き途中に寄ってみては?インビス ランド & メーア ヘルゴランド ファーストフード
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ビスマルク・サンドイッチでお腹の虫をなだめた後は、ドイツ本土のクックスハーフェンへ戻るべく、振り出しとなったヘルゴラント島南の港へテクテク。
その途中の別の船着場で見たのは、真っ赤なボディの双胴船。
あれは今日SUR SHANGHAIたちが乗って来たCASSEN EILS社の物ではなさそうだけど、本来なら同じような形の双胴船で帰ったはずなのよね。
どうして運行キャンセルになったのかな。ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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ヘルゴラント島南部の港への途中で見かけたドイツ・ポストの車。
島内の郵便物の集配をしているんだろうな。
お疲れさま!ヘルゴラント島 散歩・街歩き
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最後には急ぎ足になって戻って来たヘルゴラント島南部の船着場。
あ、今朝と同じヘルゴラント号だ。
お昼に着いてからずっとここで待ってたのかな。
間に合ってよかったわ~。ε-(´∀`*)ホッ ε-(´∀`*)ホッカッセン エイルズ 船系
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波止場に着いたと同時に乗船開始。
クックスハーフェンへの帰りのチケットも一緒に今朝出してもらっていたSUR SHANGHAIとその旦那はそのまま乗船。
15時半には出航でした。カッセン エイルズ 船系
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フェリーと聞くと、味気ない座席が通路の左右に並んでいるだけの船内を思い浮かべますが、CASSEN EILS社のヘルゴラント⇔ヘルゴラント島のヘルゴラント号の内部は快適な造り。
こんなソファ席も、コーヒーテーブルがある席も、仕事も食事も出来る席もあって、自分の好きな席に自由に座れます。カッセン エイルズ 船系
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クックスハーフェンへと戻るCASSEN EILS社のフェリー内部には、ヘルゴラント島のランゲ・アンナを海上から撮った写真が飾られていました。
ランゲ・アンナを守るかのように造られた防潮堤は写っていないから古い写真なんだろうけど、いつ頃撮った写真なんだろう。 -
クックスハーフェンへと戻るCASSEN EILS社のフェリー船内には、食事の種類が豊富な食堂もあり。
魚も肉も飲み物もあれこれ揃っていて、好みの異なる数人でも困りません。
さっきヘルゴラント島のインビスで簡単なサンドイッチを食べただけのSUR SHANGHAIとその旦那は、ジャンボ・カリーブルストを一つ頼んでシェアしてみました。
カリーブルストは、焼きソーセージにピリ辛のトマトソースをかけ、さらにカレー粉を振ったもの。
付け合わせにはフレンチフライが付くのがお約束のようになっています。
どこで食べても当たり外れがない軽食。
このフェリー内で食べたカリーブルストも満足満足のお味と量。 -
軽い食事の後は、ほかの乗客たちも気だるい雰囲気になったヘルゴラント号の船内。
同じようにクックスハーフェン方向を目指す貨物船が幻のよう。カッセン エイルズ 船系
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イチオシ
そろそろクックスハーフェンも近くなってきた。
デッキに出た時に見かけたこの男性二人連れと北海の景色が、映画の一場面のようだったな。 -
クックスハーフェンの街並みが近づいて来た。
画像右手に見えるのは、昨日クックスハーフェンの街巡りをした時に行ってみたクーゲルバーケの標識塔。
エルベ川と北海が出会うあたりにあって、北海⇔エルベ川沿いの港に出入りする船の安全を守る役目を負っています。Kugelbake 建造物
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クックスハーフェン港が見えてくると、目に入るのはこの聖ペトリ教会。
存在感のある教会だわ。 -
ヘルゴラント島からクックスハーフェン港に戻って来たCASSEN EILS社のフェリーが到着するのは、多数ある波止場の内、アルテ・リーベと呼ばれるあたり。
朝夕の風情がよく、クックスハーフェンの街歩きで寄ってみるといいですよ。
ここも次回は天気のいい日にじっくり歩いてみたい。 -
ヘルゴラント島からクックスハーフェンに到着したCASSEN EILS社のフェリー。
帰りの所要時間も2時間半で、到着したのは18時過ぎ。
続々と下りて来るお客さんたちの表情はお見せ出来ないのは残念ですが、誰もが満足そうな笑顔でした。カッセン エイルズ 船系
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クックスハーフェンの波止場で休むCASSEN EILS社のフェリー。
今回のヘルゴラント島へは日帰り旅だったけど、次の機会にはお泊り付きで行ってみたい!
その時にはまたよろしくね。(@^^)/~~~(@^^)/~~~カッセン エイルズ 船系
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